桑茶の選び方 焙煎・形状・産地
料理研究家・松本葉子さんに、桑茶を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
焙煎あり/なしで選ぶ
桑茶には、桑の葉を乾燥させただけの緑色のものと、ほうじ茶のように茶色くなるまで焙煎(ばいせん)したものがあります。
乾燥のみのものは、葉の香りが生きたさわやかな味わいですが、人によっては青臭く感じることもあります。一方、焙煎されているタイプは香ばしく飲みやすいのですが、桑の葉の個性を強く感じることはできません。
どちらを選ぶかは色や味の好みということになりますが、用途に応じて適したものを選ぶと効果的です。たとえば、冷茶用なら乾燥のみの桑茶を、食事と一緒に飲む場合は焙煎したものを選ぶというように使い分けてもいいでしょう。
茶のタイプ(形状)で選ぶ
桑茶は、茶葉だけでなくパウダータイプの商品も多いので、使い方に合わせてタイプを選んでみましょう。
やかんで煮出して作るときや急須でいれるときには茶葉を使います。定量ずつ紙パックに封入したものなら抽出後の処理も簡単です。ちなみに、桑茶葉は緑茶やほうじ茶と混ぜて使うこともできますよ。
また、水やミルクに溶かして飲んだり、パンやお菓子を作るときに加えたりするなら、パウダータイプの桑茶が便利です。桑の葉をまるごと粉砕してあるパウダーなら、抽出液ではなく桑葉そのものを摂取できるメリットもあります。
桑の葉の産地や生産者で選ぶ
桑は北海道から沖縄まで日本各地で栽培されています。しかし、桑畑の場所によって、土壌や日照時間などの生育環境や栽培方法がさまざまで、沖縄県の「シマグワ」のように品種が異なることもあります。そのため、桑茶の味わいや含まれる成分にも産地による微妙な違いがあるのです。
桑茶を選ぶときには、できれば加工地ではなく桑の生産地や生産者がわかる商品を選び、それぞれの生産地に思いをはせながら味わってみるのもおすすめです。数種の産地の桑茶を飲み比べするのも楽しいですよ。
桑茶おすすめ10選 料理研究家・松本葉子さんに聞く
うえで紹介した桑茶の選び方のポイントをふまえて、料理研究家・松本葉子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

桜江町桑茶生産組合『有機 桑茶(マルベリーハーブのお茶 バラ)』
内容量 | 100g |
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タイプ | 茶葉 |
産地 | 島根県江津市桜江町 |
焙煎の有無 | なし |

西森園 さぬきマルベリーティー『桑茶ティーバッグ』

出典:Amazon
内容量 | 2g×10・18・30P |
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タイプ | ティーバッグ |
産地 | 香川県さぬき市 |
焙煎の有無 | なし |

更木ふるさと興社『更木桑茶 顆粒スティック』








出典:Amazon
内容量 | 1g×30P |
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タイプ | 顆粒 |
産地 | 岩手県 |
焙煎の有無 | なし |

浦添市シルバー人材センター『浦添てだ桑茶(焙煎茶タイプ)』

出典:楽天市場
内容量 | 2g×12P |
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タイプ | ティーバッグ |
産地 | 沖縄県 |
焙煎の有無 | あり |

桑郷(くわのさと)『ハンさんのおいしいくわ茶』

出典:Amazon
内容量 | 1.5g×10包 |
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タイプ | 粉末 |
産地 | 山梨県市川三郷町 |
焙煎の有無 | なし |
がばい農園『国産 桑の葉茶』














出典:Amazon
内容量 | 3g×40P |
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タイプ | ティーバッグ |
産地 | 徳島県・長野県 |
焙煎の有無 | 有 |
LOHAStyle『有機生桑茶』












出典:Amazon
内容量 | 90g |
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タイプ | 粉末 |
産地 | 島根県桜江町 |
焙煎の有無 | 無 |
山本漢方製薬『桑の葉茶100% 』














出典:Amazon
内容量 | 3g×20P |
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タイプ | ティーバッグ |
産地 | - |
焙煎の有無 | - |
ヴィーナース メディカルハーブLabo『国産桑の葉茶』
















出典:Amazon
内容量 | 2g×60P |
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タイプ | ティーバッグ |
産地 | 徳島県 |
焙煎の有無 | 有(浅焙煎) |
ヘルシーカンパニー『オーガニック 京都府産 桑の葉パウダー100g』






出典:Amazon
内容量 | 100g |
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タイプ | 粉末 |
産地 | 京都府 |
焙煎の有無 | 無 |
「桑茶」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 桑茶の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの桑茶の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
いろいろ試して好みの味をみつけよう 料理研究家からのアドバイス
料理研究家&食専門ライター
桑茶は、製造法によっていれたときの色が緑色系のものと茶色系のものに分かれます。また、生産地による味の違いもあるので、いくつか試して好みのタイプをみつけるとよいでしょう。
桑茶の味が気に入って、いろんなシチュエーションで飲みたいという方は、それぞれに合わせて選んでみてください。携帯用には顆粒やティーバッグタイプ、食事と一緒に楽しむなら香ばしい焙煎タイプ、くつろぎタイムの一杯や冷茶で味わうときには日本茶製法で作った緑茶タイプ、というように使い分けるのもおすすめです。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/11/26 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 福本航大)
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。