カメラマングローブの選び方 指を出せる本数、耐寒性・耐水性、着脱のしやすさ
それでは、カメラマングローブの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】指先を出せる指の本数で選ぶ
【2】耐寒 or 耐水のどちらを重視するかで選ぶ
【3】着脱しやすいタイプを選ぶ
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】指先を出せる指の本数で選ぶ ツーフィンガーか、スリーフィンガーか、ミトンタイプか
多くのカメラマングローブは、指先が出せる仕組みになっています。これはグローブをはめながら撮影を続ける際に、カメラのシャッターボタンなどを操作しやすいように配慮されているためです。
グローブによって、親指と人差し指の2本を出せるタイプ(ツーフィンガー)と、中指もあわせて3本出せるタイプ(スリーフィンガー)があります。また、指出し部分をカバーで覆うミトンタイプもあります。
選ぶときに、指先を何本出せるグローブが使いやすいかを基準のひとつにするといいでしょう。
【2】耐寒 or 耐水のどちらを重視するかで選ぶ フリースやメッシュ、ナイロン系素材ほか
そもそもカメラマングローブを使用するのは、寒さや雨などの水気に対する対策が必要な状況で撮影する場合であることが多いです。耐寒用と耐水用ではグローブの材質も異なりますので、どちらの状況で使用したいのかを考えて、グローブの材質を選ぶとよいでしょう。
耐水用には表面がナイロン系の素材が使われているものが多いです。耐寒用も、雪や雨などでぬれることが予想されるのであれば、耐水効果も兼ねたものを選ぶといいでしょう。
【3】着脱しやすいタイプを選ぶ 線状ファスナーや面ファスナー付きが便利
カメラマングローブのなかには、一度手にはめると脱ぎにくいものもあります。撮影中にグローブを脱ぐことが多い方は、着脱がしやすい形状のものを選ぶとよいでしょう。
着脱しやすいグローブには、線状ファスナーや面ファスナーのような開閉しやすい留め具がついているものがあります。できれば実際に手にはめて試してみて、自分にあうものを選ぶことをおすすめします。
カメラマングローブおすすめ5選 水濡れに強いものから立体裁断のものまで
上記で紹介した選び方のポイントをふまえ、フォトグラファーの瀬川陣市さんがおすすめするカメラマングローブ、編集部が選んだ商品をご紹介します。
ダイバーのためのカメラマングローブ
水中での写真を楽しむためのダイバー専用カメラマングローブをご紹介。右手の手のひらは水の中でも硬くなりにくいクラリーノ素材を採用することで、操作性を維持できるようになっています。
冷たい海や水の中でグローブをせずに我慢していた人にぜひ試してもらいたい商品です。

立体裁断で手の形にぴったりフィット
日本のカメラ用品メーカー、ハクバ製のカメラマングローブ。親指と人差し指の2本が出せるタイプです。グローブ自体が立体裁断フォルムで、手をにぎったときの形に近い形状になっています。
手にはめたときに違和感がないグローブを求めるユーザーにおすすめです。材質はポリエステル、ポリウレタン製です。
手のひらの面には大きなすべり止めがついているので、カメラもしっかり握れます。グローブをしたままでタッチパネルの操作が可能です。
手のひら全面ラバー&タッチパネル操作可能
カメラレンズの保護フィルターでおなじみのケンコー・トキナーのカメラマングローブ。ツーフィンガータイプで、カバーをしたままスマホ操作ができるタッチパネル対応の素材を親指と人さし指に採用しています。
ミトンを装備していて防寒対策もバッチリ。移動時などの指の寒さ対策をしたい方におすすめです。手のひら全体がラバー素材となっているため、安定感のある撮影が可能です。

柔らかくてあったかい裏起毛グローブ
高い防寒機能を備えた裏起毛に加え、手首にぴったりとフィットする長い襟のおかげでしっかりと体温を保つことが可能。親指と人差し指が出せるので細かい作業も簡単にできます。
防寒手袋としても使用できるようなおしゃれなデザイン。普段使いはもちろんプレゼントにもおすすめです。

オールシーズンで使える指ぬき3本タイプ
日本のカメラ用品メーカー、エツミ製のカメラマングローブ。親指、人差し指、中指の3本が出せるタイプです。3本の指でカメラをじかに触って操作したいユーザーに向いているグローブといえるでしょう。
また面ファスナーで手首を固定できるので、雪などがグローブのなかに入ることを阻止することができます。手の甲は通気性のよいメッシュ生地を採用していて、オールシーズン使えるタイプです。
「カメラマングローブ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カメラマングローブの売れ筋をチェック
Amazonでのカメラマングローブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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【最後に】エキスパートのアドバイス
第一に操作性を考えよう!
カメラマングローブには、手を保護することにくわえてカメラの操作性が求められます。グローブを手にはめたまま指先だけを出せるつくりになっているので、操作性を考えて選ぶのが第一でしょう。
その次に、撮影する場所や気候にあわせた材質のものを選ぶこと。撮影の助けになってスムーズに撮影が進められる仕様になっていることが大切です。自分の撮影スタイルに合わせて選択するのがポイントです。
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米国ウィスコンシン州立大学などで写真を学び、帰国後に独立。 1995年からプロカメラマンとして人物、ウェディング、料理、建築、海外取材など広い分野の撮影をする傍ら、写真講座やメディア出演、執筆などを通じて撮影テクニックやフォトライフの楽しみ方を伝えている。 さらに動画撮影、ドローン撮影にも着手。画像や動画を未来につなげる活動を提案している。2018年には、長崎県五島市アンバサダーに就任。 写真と映像で行う地域貢献や海外に向けた日本文化の映像発信にも積極的に取り組んでいる。