カメラマングローブの選び方 指を出せる本数、耐寒性・耐水性、着脱のしやすさ
フォトグラファーの瀬川陣市さんに、カメラマングローブを選ぶときのポイントを3つ教えていただきました。
指先を出せる指の本数で選ぶ ツーフィンガーか、スリーフィンガーか、ミトンタイプか
フォトグラファー、フォトララ写真未来研究所代表
多くのカメラマングローブは、指先が出せる仕組みになっています。これはグローブをはめながら撮影を続ける際に、カメラのシャッターボタンなどを操作しやすいように配慮されているためです。
グローブによって、親指と人差し指の2本を出せるタイプ(ツーフィンガー)と、中指もあわせて3本出せるタイプ(スリーフィンガー)があります。また、指出し部分をカバーで覆うミトンタイプもあります。
選ぶときに、指先を何本出せるグローブが使いやすいかを基準のひとつにするといいでしょう。
耐寒 or 耐水のどちらを重視するかで選ぶ フリースやメッシュ、ナイロン系素材ほか
フォトグラファー、フォトララ写真未来研究所代表
そもそもカメラマングローブを使用するのは、寒さや雨などの水気に対する対策が必要な状況で撮影する場合であることが多いです。耐寒用と耐水用ではグローブの材質も異なりますので、どちらの状況で使用したいのかを考えて、グローブの材質を選ぶとよいでしょう。
耐水用には表面がナイロン系の素材が使われているものが多いです。耐寒用も、雪や雨などでぬれることが予想されるのであれば、耐水効果も兼ねたものを選ぶといいでしょう。
着脱しやすいタイプを選ぶ 線状ファスナーや面ファスナー付きが便利
フォトグラファー、フォトララ写真未来研究所代表
カメラマングローブのなかには、一度手にはめると脱ぎにくいものもあります。撮影中にグローブを脱ぐことが多い方は、着脱がしやすい形状のものを選ぶとよいでしょう。
着脱しやすいグローブには、線状ファスナーや面ファスナーのような開閉しやすい留め具がついているものがあります。できれば実際に手にはめて試してみて、自分にあうものを選ぶことをおすすめします。
カメラマングローブおすすめ5選 水濡れに強いものから立体裁断のものまで
上記で紹介した選び方のポイントをふまえ、フォトグラファーの瀬川陣市さんがおすすめするカメラマングローブ、編集部が選んだ商品をご紹介します。

ハクバ『GW-PRO RED フォトグローブプロ』














出典:Amazon
出せる指の本数 | 2本 |
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材質 | ポリエステル、ポリウレタン |
ファスナー | - |
機能 | 立体裁断で手の形に近く違和感を感じにくい |

エツミ『カメラマングローブII』












出典:Amazon
出せる指の本数 | 3本 |
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材質 | ポリエステル、ポリウレタン |
ファスナー | あり(面ファスナー) |
機能 | 手の甲がメッシュ素材のため、通気性がよくむれにくい |

マーティン『マルチシューティングクラブ』
















出典:Amazon
出せる指の本数 | 10本 |
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材質 | ポリエステル、ウレタン |
ファスナー | - |
機能 | 耐寒 |
ケンコー・トキナー『Grip Hot Shot III Mサイズ』










出典:Amazon
出せる指の本数 | 2本 |
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材質 | ポリエステル97%、ポリウレタン3% |
ファスナー | なし |
機能 | タッチパネル対応素材 |
Bism(ビーイズム)『水中カメラマングローブ(ACG2500 )』




出典:楽天市場
出せる指の本数 | 2本 |
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材質 | 手の甲:1.5mmネオプレーン、右手のひら:クラリーノ、左手:グリップストップ |
ファスナー | なし |
機能 | ベルクロベルト |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カメラマングローブの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのカメラマングローブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【最後に】エキスパートのアドバイス
フォトグラファー、フォトララ写真未来研究所代表
第一に操作性を考えよう!
カメラマングローブには、手を保護することにくわえてカメラの操作性が求められます。グローブを手にはめたまま指先だけを出せるつくりになっているので、操作性を考えて選ぶのが第一でしょう。
その次に、撮影する場所や気候にあわせた材質のものを選ぶこと。撮影の助けになってスムーズに撮影が進められる仕様になっていることが大切です。自分の撮影スタイルに合わせて選択するのがポイントです。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/01/20 リンク修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
米国ウィスコンシン州立大学などで写真を学び、帰国後に独立。 1995年からプロカメラマンとして人物、ウェディング、料理、建築、海外取材など広い分野の撮影をする傍ら、写真講座やメディア出演、執筆などを通じて撮影テクニックやフォトライフの楽しみ方を伝えている。 さらに動画撮影、ドローン撮影にも着手。画像や動画を未来につなげる活動を提案している。2018年には、長崎県五島市アンバサダーに就任。 写真と映像で行う地域貢献や海外に向けた日本文化の映像発信にも積極的に取り組んでいる。