水槽用ライトの必要性
水槽で熱帯魚などを飼育する際、ライトは必要ないと考える方も多いでしょう。しかし、実は水槽ライトは下記の3つの点において、とても重要なアイテムなんです。
(1)生物の生活習慣に関わる
魚などの生物にも生活習慣があります。例えば、魚は昼行性で、明るい時に活動し、暗い時は動きません。そのため、ライトがないと薄暗い水槽になり、生活習慣が乱れて病気にかかりやすくなる危険もあります。
(2)魚の視力に関わる
魚はサメのように嗅覚が鋭くありません。そのため、エサを視覚で認識し、食べます。水槽内が暗いと、「エサをあげたのに食べない」といったことが起こりかねません。
(3)水質や水槽の見栄えに関わる
通常、水中の水草やコケなどは光で育ちますが、日光とライトで成長が大きく変わります。日光の場合、光量が安定せず、水草やコケが育ちすぎたり、劣化することもあります。逆にライトの場合、安定した光量を供給できるため、ほどよく育ち、水質も悪くなりにくく、見栄えもいいです。
上記のように、魚の健康や水槽内の水質や見栄えなどの要員があるため、水槽で魚を飼おうと考えている方は、ぜひライトを購入してください。
まずは光の基本知識を理解しよう
光は、鑑賞しやすくする以外にも、生きものの生育に関わる役割があります。それぞれの用途に合ったライトを選べるよう、光に関係する数値を理解しましょう。
●色温度を示す「ケルビン(K)」
ケルビン(K)は、光の色を示す値です。水槽の透明度の印象に関わる数値で、生きものの育成に影響する数字ではないとされています。
水槽の照明には、透明度が増す7,000ケルビン以上が一般的になっており、魚や水草が美しく見えやすいです。また、7,000ケルビン以下ならやや黄みがかった色合いに、13,000ケルビン以上なら青みがかってみえます。
●光の波長「ナノメートル(nm)」
ナノメートル(nm)は、電磁波の波の長さをあらわす単位です。波長によって光の色合いが異なりますが、この波長が生きものの光合成に深く影響するため、適切な数値のものを選んでください。
たとえば、水草の場合は、350~450nmもしくは600~700nm、サンゴなら、430~510nmか640~680nmで、光合成が行なえます。
●光束をあらわす「ルーメン(lm)」
ルーメン(lm)は、光源であるライトから照射される、光量を示しており、数値が大きいほど、より明るくなります。ただ、ルーメンの値が高いものでも、ライトが照らす範囲が狭ければ、水槽内で明るい場所と暗い場所がでるため、注意して選んでください。
照射範囲が狭いライトは、サンゴなどのピンスポットとして使うと、影の部分とのメリハリが出るので、水槽全体を照らすライトとはまた違った雰囲気が楽しめます。
●光量と関係する照度「ルクス(lx)」
ルクス(lx)は、ライトで照らされた場所に、光がどのくらいの量あたっているかを表しています。数値が大きいものほど、明るくみえるのが特徴です。
ルクスの値を測定するには、光源から何センチ離れているか、水槽に水が入っているかなど、こまかく条件を設定することになるため、複雑になります。そのため、単純にライトから出る光の量を示す「ルーメン」が用いられることが多いです。
●演色性を表す「Ra(アールエー)」
「Ra(アールエー)」は演色性を表しており、100に近い数値ほど見え方が自然光の下で見たときの色に近いものとなります。
この3つの数字は目立つように書かれていることが多く、照明を選ぶ際の目安になります。
水槽用ライトの選び方
それでは、水槽用ライトの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
・使用目的
・ライトの種類
・設置方法
・ライトの構造やデザイン
・特別な機能
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【Step.1】使用目的を確認
膨大な数の照明から必要なものを選ぶには、使用目的を明確にすることが大切です。大きく分けて、「水草を育てるため」と「水や魚をクリアに見せるため」の2つについて解説いたします。
●水草を育てたい方
水草を育てたい方には水草が成長するのに必要な光量(ルーメン値)や赤系の波長が強化されたものがよいでしょう。
●水や魚をクリアに見せたい方
水をクリアに見せたい方は、K(ケルビン)の値が高い照明を選ぶのがポイント。青みがかった光が水の黄ばみを消してくれるため、透明感を演出できます。金魚をキレイに見せたい方はピンクの光が入った照明を使うと金魚の赤みが強調されて、より鮮やかに見せることができるでしょう。
グラスアクアリウムなど、小さな容器で水草を育てる際はスポットライトが使いやすくておすすめです。
【Step.2】ライトの種類を確認
ライトの種類によっても、波長や光量が変化します。飼育する生きものにあったタイプを選びましょう。
●電気代を抑えられる「LED」
LEDライトは、電気代が抑えられることや、寿命が長いこと、水が温まりにくいのがメリットです。LED素子の種類が多く、さまざまな色の組み合わせができるため好みの明かりを選びやすいのも人気の一因。また、重量が軽めの商品が多く、扱いやすいのもうれしいポイントです。
水草に不向きとされていましたが、近年では水草の育成にも適した光を出すLEDが登場し、主流になりつつあります。ただし、用途別に作られているため、観賞魚用やとくに表記のない商品は水草育成には向きません。用途によって、適したLEDを選びましょう。
●定番の「蛍光灯」
蛍光灯は、水槽用ライトとして長年利用されてきた照明で、商品数が多く、コスパもいいのが魅力です。赤色の波長がカバーされているものが多く、水草育成に適しています。主に3種類あるので、チェックしましょう。
▼グロースターター式
水槽用として一般的なタイプで、「FL」から始まる品番がついています。
▼インバーター式
消費電力が抑えられるのがメリットで、蛍光灯のなかでもとくに水草育成に向いています。「FHF」がつく品番を探しましょう。
▼ラビットスタート式
スイッチを入れるとすぐにライトがつくのが特徴で、品番は「FLR」からはじまります。
照明機器によって、対応する蛍光灯のタイプが異なるため、事前に確認してください。
●ベテラン向けの「メタルハライドランプ」
メタルハライドランプは、野球場や車のハイビームに使われるほどの光量があります。ほかのタイプよりも水槽の下までしっかりと強い光が届き、水草の育成にも使用できる強さです。真下に光が強く落ちるため、大型水槽で背の低い水草を飼育するときも、しっかり光が届きます。
また、吊り下げタイプの商品が基本のため、水槽を掃除するときに照明を取りはずす手間がかからず、メンテナンスしやすいのが魅力。ただし、ランニングコストがかかるほか、熱を抑えるためにクーラー対策を行なう場合もあり、ベテラン向きのライトでしょう。
【Step.3】ライトの設置方法を確認
水槽用ライトには、水槽の上にそのまま載せるものから、自立するタイプ、水槽に挟むクリップタイプ、吊り下げるタイプなどがあります。
水槽の近くに設置するほど、より水槽内を明るく照らせる一方、メンテナンス時にはライトを取りはずさなければならないなどのデメリットも。明るさとメンテナンスの両方を考慮したうえで、使い勝手のいいものをみつけましょう。
【Step.4】ライトの構造やデザインも確認
水槽のうえにそのままおくタイプの場合は、水槽を掃除するときに別の場所に移動させることもあるため、できるだけ軽い商品を選ぶほうが、扱いやすいです。
また、水槽内のレイアウトを美しく整えても、照明を設置することで全体の雰囲気が損なわれてしまう場合もあります。明るさや使い勝手だけでなく、デザイン面が好みに合うかどうかも確認してください。
【Step.5】特別な機能を確認
リモコンで好みの光に変えられるものや、24時間の太陽光の変化を再現できるもの、タイマー内蔵で照明のON/OFFを自動切換えしてくれるものなど、照明本体が特別な機能をもった商品も出てきました。
これらの機能は水草の成長や魚の生活リズム、人の暮らしのリズムに合わせやすい親切な設計となっており、よりいっそうアクアリウムが楽しくなるでしょう。光の変化で産卵しやすくなる魚がいたりして、探求心がそそられます。
水槽用ライトおすすめ12選|LED
上記で紹介した水槽ライトの選び方のポイントをふまえて、水辺の動植物専門ショップ「sensuous」代表・早坂 誠さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。
まずは、LEDのライトです。ぜひ参考にしてください。

小型水槽にぴったりの高コスパライト
8000ケルビン、936ルーメンのLEDです。この価格でこのパフォーマンスにはおどろきます。同じ価格帯のほかの照明に比べるとルーメン値が高く、丈夫な水草であれば育成できます。
光の種類は白い光のみで、ほかの色に変えられるような切り替えはありません。赤や青の光がほしいという方はご注意ください。コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
同じシリーズのライトアップ150は置き型LEDとしては最小サイズの15cmと、今までありそうでなかったサイズ。超小型水槽用の照明をお探しの方はこちらもチェックしてみてください。

リモコンで光の色合いを自在に操れる
7000ケルビン、1800ルーメン、Ra(演色性)93.2。Raの値がこの数値まで達していることは評価できます。自然の色合いを確認したいときに力を発揮することでしょう。
付属のリモコンでR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)と2種類の白い光をそれぞれ10段階に切り替えられます。その組み合わせは10万とおりにもなるので、自分好みの色合いを作り出すことが楽しみのひとつになります。
この1台で水草用や海水用、または水をクリアに見せたい、金魚をキレイに見せたいといったさまざまな要望にこたえられるため、個別に○○用ライトなどと選んで買う必要がなくなります。現在のLED照明ではハイクラスのひとつ。質のよい1本を選ぶとしたらこちらがおすすめです。

水草の育成に最適なスタンドライト
Ra(演色性)90、3.2W。グラスアクアリウムに適したスタンドライト。高さが13cmから30cmの間で調節可能で、背の低いグラスから背の高いグラスまで広く活用できます。この照明の一番の特徴は一般的なスタンドライトにあまり見られない、Ra90という高い演色性をもつ光。
3段階の明るさ調節や、透明板と散光板の2種類のレンズで光の当たり方を変える機能など、陸上植物でも水草でもしっかり育成できるさまざまな工夫を取り入れた一品です。グラスアクアリウムで使用する場合は、透明板で明るく照らすことがポイント。暗い部屋で一点輝くグラスを眺めると疲れも癒されます。水草の育成を重視する方におすすめです。

太陽光を再現した高品質の水槽ライト
9000ケルビン、Ra(演色性)95、大光量を備え、とくにRa95という非常に高い演色性をもった照明です。メーカーの「ボルクス」はもともとサンゴのために波長の異なるタイプの照明をいくつも製作しており、アクアリウムのための照明でここまでこだわる会社もなかなかのものです。
そのため水草が必要としている波長というものも充分に分析して採用しており、フルスペクトルと言われるように太陽光の波長とほぼ変わりないものとなっています。また、E26の電球ソケットにつけられるなかでは高水準の明るさです。ただし、60cm以上の水槽で使う場合は2灯以上を必要とします。
安価ではありませんが、より高品質のものをお探しの方はこちらがおすすめです。

コスパも品質も優れたLEDライト
1350ルーメン、Ra(演色性)92、9000ケルビン。安価なLED照明のなかでは演色性、ルーメン値ともに高い数値です。9000ケルビンの光は少し青みのある白色光で水をクリアに見せる効果があります。また、IPX7という防水性能が表示されており、水のなかに落としてしまうといった事故にも対策が施されていて安心。
タイマーに接続ができないので時間を決めて自動点灯などはできませんが、いつも手動でON/OFFの切り替えをする方には問題ありません。性能がよいものがいいが、なるべく低コストで抑えたい方や防水性能がほしいという方におすすめです。

タイマー内蔵で水槽管理がしやすい
1900ルーメン、Ra(演色性)94、8400ケルビン。タイマー内蔵。赤青の光と白の光のON/OFFをそれぞれタイマーセットできる機能がついているめずらしい照明です。光量と演色性の数値が高く、明るく鮮やかに水槽を照らしてくれます。
また、水深1mの水に30分沈んでも復活できる防水性があり、欠点を探すほうが難しい商品かもしれません。しいて言えばつり下げ式にはできないことくらい。機能性重視でお探しの方はこちらの照明がおすすめです。

水の透明度を演出してアクアリウムをより美しく
12000ケルビン、Ra(演色性)81、1250ルーメン。名前のとおり、水がとてもクリアに見える、青みの強い光が特徴的な照明です。青みの強い光はエサや流木から出る若干の黄ばみを相殺してくれる効果があり、水の透明感が強くなります。また、PGというのはplants growの略で水草育成のための波長も強化されています。
全灯と赤青だけの切り替えスイッチがあり、状況によって使い分けが可能です。光量はやや少ないので、水草の育成目的よりは水の透明感を求める方におすすめの照明です。

長く使える丈夫な水槽ライト
6500ケルビン、1724ルーメン。同クラスでは高い光量と6500ケルビンの光で水草をしっかり成長させたいとお考えの方におすすめの照明です。
黄色が強い印象がありますが、水草の成長に必要な400nm~500nmと600nm~660nmの波長を重視しており、ほかのメーカーとの差別化に成功してます。
こちらの商品は長時間使用していても故障がほとんどなく、故障の原因となりやすいアダプター部分だけの販売もあり、プロもよく使う照明です。

太陽光に合わせて光を24時間自動調節
24時間の自動調光機能により、朝焼けから深夜にいたるまでの太陽の光を再現してくれます。置き型LEDの中ではかなり特殊な機能をもった照明です。
一般的な照明ではスイッチのON/OFFでいきなり全灯がつき、急に真っ暗になるため魚に多少のストレスがかかる可能性があります。一方こちらの照明は徐々に明るくなって、ゆっくりと暗くなっていくため魚たちへのストレスも軽減されるでしょう。
もともとはサンゴ飼育のための照明に多い機能ですが、一般的な観賞魚用の照明として出てきたのはこれがはじめてです。自然界の魚たちが朝方と夕方に活発になるように、水槽のなかでも魚の生活にメリハリが出てくるでしょう。全灯時の光量は高く、水草の育成にも使えます。魚たちの健康に配慮した照明をお求めの方におすすめです。
3色のLEDをそれぞれ調節できる独立スイッチ搭載
白と赤、青の3色のLEDをそれぞれ調節できる独立スイッチを搭載。自然な水の透明感を演出する「ウォーターホワイト」と水草の緑を引き立てる「ディープレッド」、魚の色が映える「アクアブルー」があり、さらに3色を混合することも可能です。
高輝度SMD LEDを採用、120度の照射角度で水槽を隅々まで明るく照らします。スライド式のライトリフトが付属しており、ライト幅より狭い30cmから35cmまでの水槽で使えます。
水槽内を殺菌して魚の病気とアオコを抑制できる
UV-C9W殺菌灯で紫外線を水槽内に照射し、魚のウイルス感染と魚病の発生を抑えられるUVライトです。淡水と海水ともに使え、60cmまでの水槽に対応しています。また、アオコを抑えて水を透明に保つ効果もあり、この場合は60cm以上の水槽でも対応可能。
水を吸い込むパワーヘッドと殺菌灯は分解でき、洗浄も楽々です。殺菌灯は使い捨てで、交換時期はLEDで確認できます。殺菌効果は徐々に落ちてくるので、おおよそ半年間使用で交換しましょう。
小型のテラリウムやボトルアクア向けの水槽ライト
テラリウムやボトルアクアなど、小型の水槽に適したLEDライトです。ライト部は4.5×2cmとコンパクトながら、130ルーメンの十分な明るさが魅力。魚と水草とを活き活きと、鮮やかに見せてくれます。インテリアになじむホワイトボディで枠付き、フレームレス水槽、円柱状水槽に対応可能。
別売りのグラスベースを使えば、球状の水槽にも付けられます。フレキシブルアームでライトの角度調整が自在で、オンオフはスイッチで切り替えできます。
水槽用ライトおすすめ2選|蛍光灯
続いては、LEDライトを使用した商品です。こちらもぜひ参考にしてください。
シンプルデザインで光量も強いライト
アームスタンドがセットになったシンプルタイプのライト。
ライトの根本部分を設置した後、上部からライトが吊り下げられる形状となっています。先端部はアーム状になっており、簡単に向きを変えることができます。
1800lmの明るい光で、水槽全体を照らし、また、安定感もあります。コンパクトに収まりつつ、水槽のサイズに関わらず設置できるため、利便性の高い商品です。
スリムで綺麗な明かりを照らすライト
一番の特徴はサイズ感。ライト内に小型のPL菅を設置することで、サイズをコンパクトに抑えつつ、光量を担保しています。さらに壁面への設置タイプであるため、水槽をスタイリッシュに魅せることができます。
ライトが明るい反面、透明なカバーを設置しているため、水はねが起きても、水がライトにかかる可能性は最小限に抑えています。コンパクト、且つ、おしゃれに水槽を魅せたい方におすすめです。
水槽用ライトおすすめ2選|メタルハライド
最後は、メタルハライドのライトです。こちらもぜひ参考にしてください。

最大20000ケルビンの高光量で水槽を鮮やかに彩
高光量のメタルハライドランプです。強い光が水槽の底までしっかりと届くため、下をはう水草も育成できます。また、水面が波打つたびに波の影が浮かび、水の揺らぎを楽しめます。上からつるすこのタイプはインテリアとして格好いいだけでなく、水草の手入れや水換えなどの作業の邪魔になりません。
水面から流木が飛びでるような迫力のあるレイアウトをつくるのにも向いています。電球は8000ケルビン、10000ケルビン、20000ケルビンの3タイプ。8000ケルビンは水草を育てやすく緑がキレイに見える光です。10000ケルビンは青白い光で水に透明感がでます。20000ケルビンは海水を再現するような青さが特徴です。水槽まわりの外観やレイアウトづくりにこだわる方におすすめです。
吊り下げて明かりを照らす、おしゃれなライト
吊り下げて明かりを照らすタイプのライト。上部から光を放射するため、水槽は明るく、そしておしゃれに魅せることができます。また、アルミを使用したボディは、海水に強いため、海水魚の飼育もできるなど、アクアリウムの幅が広がります。
光により熱がこもった場合は、両サイドから放熱するフィン加工がされており、故障の可能性も低く、ライトの寿命も守ります。おしゃれで高機能な、使い勝手のいいライトです。
「水槽用ライト」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 水槽ライトの売れ筋をチェック
Amazonでの水槽ライトの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
水槽用ライトの疑問:コケや放熱について
【 コケが増えすぎる場合は? 】
まれに新しい明るい照明に替えたらコケがたくさん生えてきたというお話や、アルミ部分に触れたら照明が熱くて水温が上がってしまうなどといったお話を聞くことがあります。実際の商品レビューなどにもよく書かれていますが、正しい知識を理解することで解決できるケースが多数です。
コケが出すぎるという方は点灯時間を8時間以内にしてみましょう。これだけで劇的にコケが減ることも少なくありません。
【 放熱させるうまい方法は? 】
照明は長くつければよいわけではなく、高光量のものを短い時間点灯することがポイント。また、LEDは基盤の熱を逃がすために表面のアルミ部分から上へ放熱させます。
触ったときにLED本体は熱く感じますが、光源からは熱がでないため照明の影響で水温が上昇する可能性は低いことも覚えておくとよいでしょう。
水槽用ライトと一般的なライトスタンドとの違いは?
基本的に、水槽用ライトとデスク用ライトは同じものです。水槽用であっても、ほとんどの照明は一般と同じ規格を使用しています。
しかし、水槽用ライトに関しては、水草育成に適したものや熱帯魚などの色調を綺麗にみせるものなどいろいろあり、また水槽に設置しやすいような工夫がされている商品がほとんど。水回りでの使用が前提で設計されているので、普通のデスクライトと同じとはいえ、水槽に設置する想定で購入する場合は専用のものにした方が良いでしょう。
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水槽やアクアリウムをおしゃれで機能的に
本記事では、水槽ライトについて、そもそもの光についての基礎知識やライトの必要性、種類や選び方、そしてタイプごとのおすすめ商品についてご紹介いたしました。
ライトを選ぶ際は、まず使用目的を確認、そして、ライトの種類をどれにするか決め、設置方法・構造・デザインなどを確認することで、水槽やアクアリウムをおしゃれで機能的にすることができます。
水槽ライトは一見すると必要ないと考えがちですが、実はライトの明かりによって水槽を綺麗に見せるだけでなく、水草の成長、魚の体内リズムにも関係してきます。そのため、ぜひ本記事を参考に、満足のいく水槽ライトを選んでくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。