ドアガードの選び方 隙間対策や傷防止に
自動車生活ジャーナリストの加藤久美子さんに、ドアガードを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。ドアガードにはさまざまなタイプが存在します。取りつけたいところにしっかりと取りつけて効果を発揮するために、確認するべきところをしっかりと押さえましょう。
目立たず広範囲に使うならフィルム(テープ)タイプ
ドアの縁だけでなく窓周辺などの広い範囲に貼れて、貼ったあとに空気が抜ける構造なので初心者にも使いやすいドアガードフィルム。耐久性、耐候性、耐水性にも優れています。一度貼ったものを外して付け替えることも可能です。
自動車生活ジャーナリスト
なるべく目立たないようにしたい場合は、透明のフィルムタイプがおすすめ。通常タイプやモールタイプではない、薄くて強度のあるフィルムタイプなら、柔軟性もあり曲面にもフィットします。
透明度の高いものを選べば、ついていることはほとんどわかりません。フィルムがかたい場合は、ドライヤーなどで温めて、やわらかくしながら使うとフィット感がアップします。広範囲に使いたい場合もおすすめです。
ドアのまわり全体をガードしたい人はモールタイプ
自動車生活ジャーナリスト
ドアガードの通常タイプはおよそ3~6cmの長さで、ドアのもっとも出っ張っているところ(ぶつけやすい場所)に貼るか、挟みこんで使います。ピンポイントで手軽に使えるのはいいですが、広範囲に使うには向いていません。
そこで、なるべくドアまわり全体に使いたい場合はモールタイプを選びましょう。ボディカラーに合わせて色をチョイスして、きれいに貼れるとドレスアップ効果もあります。
ボディにテープの貼り跡を残したくない場合は
角やフチにピンポイントで貼って傷からドアを守るドアガード。クリア素材なのであまり目立つことなく貼ることができるのもポイント。付け方もかんたんで、素材の柔らかさから細かな調整もできる。
自動車生活ジャーナリスト
ボディに両面テープなどの粘着成分を残したくない場合は、ドアにはさみこんで装着するタイプを試してみるといいでしょう。ただし、はさみこむタイプにはドアの厚みなど、取りつけるにはシビアな制限があります。
サイズが合っていないと走行中に脱落することもあり、気づいたら全部なくなっていたということも。確実に取りつけるなら、やはり両面テープなどで固定するほうが安心です。貼り跡(のり)は専用の薬剤できれいに落とせます。
初心者でもかんたんに貼りつけられるか
自動車生活ジャーナリスト
ドアガードの取りつけ自体は、それほど難しいものではありません。ただし、ドアの形状がカーブしていたり、ドアエッジに標準以上の厚みがある場合は、美しく仕上げるのは少し難しいことも。はじめての場合は、両面テープつきの通常タイプがおすすめです。
貼るときは、しっかりとワックスなどの油脂分を落としてから貼りましょう。また、ハンドクリームなどを塗った手で接着面を触ると粘着力が弱くなるので、石鹸でしっかりと手を洗ってから、保湿クリームなどを塗らずに貼りつけてください。
ドアガードおすすめ9選 初心者でも安心、貼り後が残らないなど
上で紹介したドアガードの選び方のポイントをふまえて、自動車生活ジャーナリストの加藤久美子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。
直接貼りつけるシールタイプやモールタイプ、挟みこんでドアをカバーする装着タイプなど、ドアを守る効果や取りつけやすさなど、はじめてドアガードを取りつける人でも扱いやすいアイテムを集めています。

ハッピークロイツ『カーラッピング ブラッシュド フィルム』




















出典:Amazon
タイプ | フィルムタイプ |
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素材 | ポリ塩化ビニル(PVC) |
カラー | ブラッシュドメタリックスチール、ブラッシュドメタリックチタニウム |
サイズ | 30×153cm、60×153cm |
個数 | 1枚 |
施工がしやすいので初心者にもおすすめ
こちらのプロテクションフィルムは、車の外装に使うために専用開発されたドアガードで、耐久性・耐候性・耐水性にすぐれています。貼り直すことも考慮して、粘着力は必要最低限となっていますが、24時間経過すると粘着力が最高の状態になる特殊なのりを使用しています。
少し広めの範囲に施工する場合は、エアが抜ける特殊な構造になっているので初心者にもおすすめです。寒い時期はかたくなりやすいので、エッジ部分や曲がった部分に貼るときは、ドライヤーで温めて貼るとスムーズに。色やデザインの違い、サイズも多様なので、車のカラーや使う範囲に合わせて選びたい方にもおすすめです。

星光産業『ドアガード CL(EW-131)』










出典:Amazon
タイプ | はさみこみタイプ |
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素材 | - |
カラー | クリア |
サイズ | 89×15×8mm |
個数 | 4個1セット |
内側に貼るのでボディに貼り跡が残らない
ぶつけやすい場所に、ピンポイントで貼るオーソドックスなドアガードです。L字型に曲がる形状なのでドア下のエッジ部分(角)に貼りやすく、エッジ部分はもちろん、伸ばしたままで側面にも使えます。弾性が高く、衝撃を吸収しやすい素材でできているので、軽くぶつけたくらいではキズが付きづらいです。
また、クリア素材なのであまり目立つことなく、施工はドア内側に両面テープでかんたんに貼りつけられます。貼るときはしっかりと油分やほこりなどを落としてきれいにしてから貼ると、粘着力がまったく違ってきますよ。なお、ドアエッジにはめこんで使うタイプは、ドアの厚みなどに条件があるので注意しましょう。

マジカルカーボン『ボンドアプロテクター ドアガード』
















出典:Amazon
タイプ | テープタイプ |
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素材 | PVC |
カラー | - |
サイズ | 95×9×7mm |
個数 | 4枚1セット |

clear sky『車ドアエッジモール ドアガード プロテクターモール』














出典:Amazon
タイプ | テープタイプ |
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素材 | ゴム |
カラー | - |
サイズ | 5cm×3m |
個数 | 1巻 |
テープ不要でしっかり装着できる
断面がU字型のクリップタイプのプロテクターモールです。とてもやわらかく自在に曲がる素材なので、ドライヤーで温めるなどの手間なく使いたい方におすすめです。
接着剤は不要で、ドアのふちにはさみこんで使うので初心者でも扱いやすいでしょう。自動車のドアで安全に使うため、防水性や耐高温性、耐摩耗性にすぐれた製品です。なお、使えるドアの厚みは1.0~2.5mmに限られています。
こちらの製品は全長5mですが、車の大きさ(ドアのサイズ)によって必要な量が変わってきます。すべてのドアのふちに取りつける場合は、事前にざっくりと必要な量を計算してから購入しましょう。

MIFO『車用ドアガード 車ドアエッジプロテクター』






出典:楽天市場
タイプ | テープタイプ |
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素材 | PVC |
カラー | ブラック |
サイズ | 長さ約8m、約5.5×2mm |
個数 | 1巻 |
長さが8mあり、Lサイズのセダンでも余裕で使える
取りつけ方は、ドアにはさみこんでセットし、さらに商品付属の両面テープで貼りつけます。テープは片側(ドア内側)にだけついているので、はがしたときも貼り跡が目立ちません。モールをドアにはめこみながらテープをはがせるので、ゆっくりと自分のペースで、取りつけ状態を確認しながら施工したい方におすすめです。
ドアのキズつき防止はもちろん、エアロパーツなどの外つけパーツのすき間を埋めるのにも使えます。見た目も引き締まり、風切音の防止にも役立ちます。1セットで8mもあるので、ドアとリアゲートやトランクリッドのふちなど、気になるところに貼っておくといいでしょう。

HASEPRO(ハセ・プロ)『マジカルカーボン ドアプロテクター』




出典:楽天市場
タイプ | シールタイプ |
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素材 | - |
カラー | 全5色(ブラック、レッド、ブルー、シルバー、ガンメタ) |
サイズ | 15cm |
個数 | 2個1セット |
クリエイト『ドアモール【X326】クローム(6m巻)』










出典:Amazon
タイプ | モールタイプ(U字型) |
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素材 | 塩ビ |
カラー | クローム |
サイズ | 幅:9mm、全長:6m |
個数 | 1巻 |
QJPhang『サイドドアガード』


















出典:Amazon
タイプ | シールタイプ |
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素材 | - |
カラー | ブラック |
サイズ | 大:100×85×30mm、小:75×60×20mm |
個数 | 大:2個、小:2個 |
星光産業『ドアガード スリムプロテクタープラス3(EW-57)』










出典:Amazon
タイプ | はさみこみタイプ |
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素材 | 軟質アクリル樹脂 |
カラー | クリア |
サイズ | 大:150×11×15mm 小:85×11×15mm |
個数 | 大:2個、小:2個 |
「ドアガード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ドアガードの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのドアガードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ドアガードを貼りつける際には下地処理をしっかり
自動車生活ジャーナリスト
ドアガードは、両面テープなどが不要のはさみこむタイプ、テープで固定するタイプ、併用するタイプがあります。はさみこむタイプは走行中の振動や風圧、土や砂ぼこりがすき間に入りこむなどして、脱落することも多いのでテープを使ったほうがしっかりと固定できます。
テープで貼りつけるときは、事前に下地処理が必要です。アルコールなどで、貼りつける部分のワックスやコーティング成分をしっかり落としておくと、粘着力も大幅にアップします。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:やきさんま、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/18 コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
下関市出身 大学在学中に車に目覚め、大学時代は神奈川県内のトヨタディーラーで納車引き取りのアルバイトを経験。大学卒業後、日刊自動車新聞社に編集記者として入社。 1989年FIA 公認のクロスカントリーラリー「オーストラリアン・サファリ」に出場。 1995年会社を辞めてフリーランスの道へ。 1999-2000日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。 2000年に第一子出産後、妊婦のシートベルト着用を推進する会を立ち上げ、チャイルドシートと共に胎児と赤ちゃんの命を守る啓発活動を展開している。 月刊誌『MONOQLO』(晋遊舎)、All About、citrus、オートックワン、乗りものニュース、くるまのニュース、JAFMATEなどに自動車生活関連(運転マナー、車の税金、維持費、メンテナンス、カスタム、海外車事情など)の記事を年間300本以上寄稿している。 また、(一財)日本交通安全教育普及協会公認チャイルドシート指導員としてチャイルドシートの正しい装着や子連れドライブの楽しみ方と危険回避に関する講演、啓発活動なども積極的に行っている。