DIY用集塵機の選び方
それでは、DIY用集塵機の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】乾式専用か、乾湿両用か
【2】電動工具と連動するか
【3】容量・収納スペースなど
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】乾式専用か、乾湿両用か、チェック
「集塵機は業務用掃除機」と説明するとイメージしやすいかもしれませんが、厳密には違うものです。集塵機には、乾いたもののみを吸い取る乾式専用と、液体や、湿った木くずなども吸い取ることができる乾湿両用の、大きく分けて2種類があります。
たとえば、丸ノコで木材を切断すると、木くずがたくさん出ますよね。そんな木くずを掃除機で吸い取ると、すぐにフィルターがつまってしまいますが、集塵機であれば、つまらせずに吸うことが可能。
つまり、集塵機とは家庭で出るホコリなどとは違う、粉塵を吸い取る掃除機ということになります。屋外で使用する場合は、湿った木材の木くずなども集塵できるよう、乾湿両用を選んでおくと便利です。
【2】電動工具と連動するかチェック
集塵機のなかには、電動工具に直接つないで、電動工具から出る木くずや粉塵をダイレクトに吸い取ることができるものもあります。丸ノコ、サンダーを使うとこまかい粉塵が出るので、直接つないで集塵すると、粉塵が舞うことが少なく、作業終了時の掃除がラクになります。とくに室内での作業では粉塵が室内に舞いやすいので、電動工具に集塵機を取りつけると作業もしやすいです。
電動工具と連結できる集塵機を掃除機のように使いたい場合は、ヘッドを別途購入する必要があります。
【3】容量・収納スペースなどをチェック
集塵機の大きさは、コンパクトなものから大きなものまでさまざま。集塵できる容量が多いに越したことはありませんが、集塵機は大きくてかさばるアイテムのひとつです。出しっぱなしにするわけにはいかないので、収納するときのことも考えなくてはなりません。
自宅で購入して使用する場合、収納庫やしまいたい場所を確保し、そのスペースにあった大きさも考える必要があります。
DIY用集塵機おすすめ5選
上で紹介したDIY用集塵機の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。それぞれのスペックを見比べてみると、自分に必要な商品を見つけてみてください。
強力なのに静音なのが魅力
この集塵機の魅力は強い吸引力が持続すること。木くずなどを吸っている途中に吸いこみが弱まってしまうことがありません。乾湿両用で、木くずはもちろん、水分を含んだ木くずでもぐんぐん吸いこんでくれます。
電動工具と直接連結できるため、とても効率よく室内をきれいにできるでしょう。この商品があれば、室内でのDIY作業もはかどりますね。
強力な吸引力があるのに静かなのもおすすめポイントです。室内で使用する場合は、静かに使える商品がうれしいですね。
サイズ | - |
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重さ | 7.1kg |
吸込仕事量 | 350W |
タイプ | 乾湿両用 |
集塵量 | 8L |
付属品 | ホース、ノズルアッセンブリ、ポリ袋セット品(10枚)、アクセサリバッグ |
サイズ | - |
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重さ | 7.1kg |
吸込仕事量 | 350W |
タイプ | 乾湿両用 |
集塵量 | 8L |
付属品 | ホース、ノズルアッセンブリ、ポリ袋セット品(10枚)、アクセサリバッグ |
一般的なポリ袋を使えるので便利
乾湿両用の集塵機。最大のおすすめポイントは専用の吸塵袋ではなく、一般のポリ袋がタンクに取りつけ可能なところです。そのまま捨てることができますし、消耗品を毎回購入しなければいけないという手間も省けます。
さらに、この集塵機はブロワー(風圧を利用して掃除をする機械)として使用することも可能。ブロワーとしての機能を使って、落ち葉などを一カ所に集めることができるので、お庭の掃除などに活用したいと考えている方にもおすすめです。
サイズ | 360×290×440mm |
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重さ | 6.0kg |
吸込仕事量 | - |
タイプ | 乾湿両用 |
集塵量 | 10L(一般ゴミ)、8L(液体) |
付属品 | メインフィルター、液体用フィルター、ポリ袋、床用ノズルセット、すき間ノズルなど |
サイズ | 360×290×440mm |
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重さ | 6.0kg |
吸込仕事量 | - |
タイプ | 乾湿両用 |
集塵量 | 10L(一般ゴミ)、8L(液体) |
付属品 | メインフィルター、液体用フィルター、ポリ袋、床用ノズルセット、すき間ノズルなど |
DIYしながら木くず、粉塵の掃除もできる!
電動工具に取りつけて使用することを目的とした集塵機。DIYで、電動工具や丸ノコ、サンダーなどを使う機会が多い方におすすめしたい商品です。丸ノコなどで木材をカットすると、木くずが多く出ます。
カットをするたびに毎回掃除をするという効率の悪い作業が、こちらの集塵機で一気に解決します。製作しながら掃除もできるすぐれものです。なお、使用する電動工具によっては、接続用アダプターなどが別途必要な場合がありますので、購入時には確認が必要。
室内で木材をカットすることが多い方にはこちらをおすすめします。
サイズ | 268×180×228mm |
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重さ | 2.4kg |
吸込仕事量 | 強:33、弱:10 |
タイプ | 乾式専用 |
集塵量 | 6.6L |
付属品 | ホース、フロントカフス22・38、ダストバッグコンプリート、ホルダ(6個) |
サイズ | 268×180×228mm |
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重さ | 2.4kg |
吸込仕事量 | 強:33、弱:10 |
タイプ | 乾式専用 |
集塵量 | 6.6L |
付属品 | ホース、フロントカフス22・38、ダストバッグコンプリート、ホルダ(6個) |
多機能で小型軽量な乾湿両用集塵機
粉塵と液体の両方を吸い取ることができる乾湿両用集塵機。リョービの集塵機のなかでも吸引力が高いほうで、こまかいチリも吸い取ってくれます。小型で軽量、そしてリーズナブルなのに、液体も吸い取れてしまうというコストパフォーマンスの高い商品。
雨水を含んだゴミや砂などの掃除でも活躍してくれるでしょう。多機能で手が届きやすい価格の集塵機を購入したいと考えている方におすすめです。
サイズ | 345×350×505mm |
---|---|
重さ | 7.0kg |
吸込仕事量 | 280W |
タイプ | 乾湿両用 |
集塵量 | 乾燥 21L、液体 18L |
付属品 | ホース、乾式用カートリッジフィルタ(本体取付)、フィルタロック(本体取付)、湿式用スポンジフィルタ、ホース接続ハンドルなど |
サイズ | 345×350×505mm |
---|---|
重さ | 7.0kg |
吸込仕事量 | 280W |
タイプ | 乾湿両用 |
集塵量 | 乾燥 21L、液体 18L |
付属品 | ホース、乾式用カートリッジフィルタ(本体取付)、フィルタロック(本体取付)、湿式用スポンジフィルタ、ホース接続ハンドルなど |
大容量なので連続した作業にも対応可能
集塵容量が15リットルと、大容量の集塵機です。連続した作業で出る粉塵を15リットルも吸引できるので、途中で作業を止めて集塵機から粉塵を捨てる作業が必要ありません。長い作業でも止めずにできるのでうれしいですね。
さらに、電動工具との連結もできるので、工具から排出される木くずをそのままダイレクトに吸引してくれて、作業場も散らかりません。マキタ電動工具専用のアダプタも付属しているため、マキタの電動工具を使用する際にも便利です。
サイズ | 334×366×400mm |
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重さ | 7.9kg |
吸込仕事量 | 300W |
タイプ | 乾湿両用 |
集塵量 | 15L |
付属品 | ホース(一般清掃用)、ストレートパイプ、ベンドパイプ、パイプホルダ(1個)、床用吸口(1個)、すき間用吸口(1個)など |
サイズ | 334×366×400mm |
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重さ | 7.9kg |
吸込仕事量 | 300W |
タイプ | 乾湿両用 |
集塵量 | 15L |
付属品 | ホース(一般清掃用)、ストレートパイプ、ベンドパイプ、パイプホルダ(1個)、床用吸口(1個)、すき間用吸口(1個)など |
おすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | サイズ | 重さ | 吸込仕事量 | タイプ | 集塵量 | 付属品 |
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Makita(マキタ)『集じん機(乾湿両用) 8L(VC0820)』 |
※各社通販サイトの 2024年10月06日時点 での税込価格 |
強力なのに静音なのが魅力 | - | 7.1kg | 350W | 乾湿両用 | 8L | ホース、ノズルアッセンブリ、ポリ袋セット品(10枚)、アクセサリバッグ | |
BOSCH(ボッシュ)『マルチクリーナー(GAS10)』 |
※各社通販サイトの 2024年10月06日時点 での税込価格 |
一般的なポリ袋を使えるので便利 | 360×290×440mm | 6.0kg | - | 乾湿両用 | 10L(一般ゴミ)、8L(液体) | メインフィルター、液体用フィルター、ポリ袋、床用ノズルセット、すき間ノズルなど | |
Makita(マキタ)『小型集じん機 450(P)』 |
※各社通販サイトの 2024年10月06日時点 での税込価格 |
DIYしながら木くず、粉塵の掃除もできる! | 268×180×228mm | 2.4kg | 強:33、弱:10 | 乾式専用 | 6.6L | ホース、フロントカフス22・38、ダストバッグコンプリート、ホルダ(6個) | |
RYOBI(リョービ)『集じん機(VC-1250)』 |
※各社通販サイトの 2024年10月06日時点 での税込価格 |
多機能で小型軽量な乾湿両用集塵機 | 345×350×505mm | 7.0kg | 280W | 乾湿両用 | 乾燥 21L、液体 18L | ホース、乾式用カートリッジフィルタ(本体取付)、フィルタロック(本体取付)、湿式用スポンジフィルタ、ホース接続ハンドルなど | |
HiKOKI(ハイコーキ)『電動工具用集じん機(RP150YB)』 |
※各社通販サイトの 2024年10月06日時点 での税込価格 |
大容量なので連続した作業にも対応可能 | 334×366×400mm | 7.9kg | 300W | 乾湿両用 | 15L | ホース(一般清掃用)、ストレートパイプ、ベンドパイプ、パイプホルダ(1個)、床用吸口(1個)、すき間用吸口(1個)など |
各通販サイトのランキングを見る DIY用集塵機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのDIY用集塵機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
DIY用集塵機に関連する記事のご紹介 【関連記事】
湿った木材の集塵には注意が必要
一般的な掃除機はホコリなどの掃除の際に使用するものですが、DIY用集塵機は木くずなどの集塵の掃除がメインになってきます。
集塵機には乾式や乾湿両用などのタイプがありますので、湿った木材などの木くずの集塵には注意が必要。この場合は木くずは湿っていますので、乾湿両用の集塵機が望ましいです。屋外での利用を考えている場合も、乾湿両用の集塵機を検討するといいと思います。
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