ミルクパンの選び方 パンの研究家に聞きました
お菓子・パン・ジャム研究家の飯田順子さんに、ミルクパンを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
ミルクパンの種類で選ぶ 食事パン or クリーム or デニッシュ
お菓子・パン・ジャム研究家
ミルクパンへのミルクの入れ方には、パン生地に練り込む食事パンタイプ、焼きあがったパンのなかにはさむクリームタイプ、ペースト状の薄いシートにしてパン生地に折り込むデニッシュタイプがあります。こうした違いからミルクパンを選ぶといいでしょう。
たとえば、有名な「かにぱん」のようなミルクパンは生地自体にミルクが練り込んであり、朝食やおやつに食べやすく、日持ちもするので持ち運びにも便利。
一方、街のパン屋などで人気なのが、コッペパンやフランスパンに練乳風味のミルククリームがサンドされているタイプ。コッペパンはショートニングと練乳の組み合わせが一般的で、やわらかく食べやすいです。フランスパンにはバターと練乳の組み合わせが多く、本格的な味わいが楽しめます。
三立製菓 『ミニかにぱん』
子どもにも大人気の「かにぱん」。一度は食べたことがある人が多いのではないでしょうか。こちらはミニサイズなので軽食にもぴったり。
>> Amazonで詳細を見るパンの生地で選ぶ かため or やわらかめ
お菓子・パン・ジャム研究家
ミルクパンにはキャンプや登山、災害時用などに適した長く保存できるパンもあります。かためにできているものが多くふだんの食事には不向きですが、ミルク入りのパンは栄養補給に役立つので、緊急用として備蓄(びちく)しておくといいでしょう。
また、幼児向けのミルクパンも食パンなどに比べると少しかためですが、4~5日ほど日持ちするのでストックしておくと便利。反対に、コンビニなどで売られているミルクパンはふわふわのやわらかい生地にクリームがサンドされていたり、イチゴ味や抹茶味など季節ごとに楽しめる商品も。
こうした生地の特徴からミルクパンを選ぶのもおすすめです。
食べる人にあわせて選ぶ
お菓子・パン・ジャム研究家
食べる対象がお子さまなら小さいサイズのものにするなど、食べる人に合わせて選ぶのもいいでしょう。
家族の食事用にお探しなら、冷凍パンのセットがおすすめ。自宅にいながらにして焼き立てをいつでも食べられるのは格別です。
また、ハード系が好みの方はバゲットタイプ、食パンタイプのミルクパンがお好みならデニッシュにミルクシートを練り込んだものをおすすめします。
トミーズ『ハイミルク食パン』
ミルクシートと生クリームが練り込まれたデニッシュ食パン。一度食べたらやみつきになる味わいです。
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うえで紹介したミルクパンの選び方のポイントをふまえて、お菓子・パン・ジャム研究家の飯田順子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。どれも食べてみたくなるミルクパンばかりです! ぜひチェックしてみましょう。

カネ増製菓『95g低脂肪乳ミルクパン』










出典:Amazon
内容量 | 95g×10袋 |
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賞味期限 | 製造日より180日 |

三立製菓『ミニかにぱん』

出典:Amazon
内容量 | 1個(90g) |
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賞味期限 | 製造日より45日 |

トミーズ『ハイミルク食パン』

出典:Amazon
内容量 | 1.5斤 |
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賞味期限 | 製造日を含め4日 |
ミルクシートを練り込んだ極上パン
神戸発祥のパンブランド「トミーズ」。こちらはその人気商品のひとつで、北海道産のミルクバターを使ったミルクシートと生クリームが練り込まれたデニッシュ食パン。一度食べたらやみつきになる味わいで、やさしいミルクの甘味とバターのコクが大人にもお子さまにも人気です。
当日焼きあがったパンをその日のうちに発送。製造日から4日間と賞味期限はやや短めなので、食べきれない場合はラップをして冷凍するといいでしょう。
そのままでもいいですが、トーストするとサクサク感が増してまた違ったおいしさに。いつもと違う朝食を楽しみたい人にぴったりです。スティック状にして小さいお子さまに食べさせてあげるのもおすすめです。

ブーランジェリー グールマン『ミルクフランス』

出典:楽天市場
内容量 | 1個(90g) |
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賞味期限 | 製造日より3日 |

スタイルブレッド Pan&(パンド)『ミルク/ミルクパン』
内容量 | 2個 |
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賞味期限 | 製造日より120日間(冷凍した状態で) |
「ミルクパン」のおすすめ商品の比較一覧表
ほっこりするおいしさ。好みのミルクパンを探そう! パンの研究家からのメッセージ
お菓子・パン・ジャム研究家
ミルクパンには、子どものころから食べている懐かしい味わいのものから、素材や食感にこだわった進化系までさまざまあります。時代を問わず、お子さまから大人まで幅広い世代に人気があり、今やコンビニでもたくさんの商品が並ぶほど。
パンの種類やミルクの使い方などで味わいはだいぶ違ってきますので、迷ったら自分の好みで選ぶようにしてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/01/10 一部コンテンツと価格を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 桑野美帆子)
※2020/04/17 タイトル変更のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 水貝英斗)
結婚後かねてから大好きだったお菓子・パンの研究をスタート。 専門書を片手にお菓子を作り続け、パティシエの講習会にも参加し、独自のレシピを開発。1998年よりお菓子・パン・料理教室を主宰。 スィーツファンを集めて都内の有名パティスリー巡りやフランスへのスィーツツアーを定期的に開催する一方で、毎年フランスで研修を重ね、リッツエスコフィエやベルエコンセイユで本格的に学ぶ。 現地のパティシエやマダムからの取材をもとにプロのテクニックと家庭菓子への造詣を深める。著書多数。