キッズバイクの選び方
元公立小学校教師で子どもの教育専門家の鈴木邦明さんに取材をして、キッズバイクの選び方のポイントを教えていただきました。
サイズや重さをよくチェックすることが大切です。ぜひキッズバイク選びの参考にしてください。
対象年齢・身長をチェック
ほとんどのキッズバイクが2歳~2歳半から乗りはじめることを想定して作られています。
また、身長も重要なポイントです。キックバイクは地面をけって進むので、子どもの足が地面に着くサイズを選ばなければいけません。
乗りたいキッズバイクの対象年齢に達していても、子どもの身長が小さい場合は考慮してサイズを選びましょう。
帝京平成大学 現代ライフ学部 児童学科 講師(元公立小学校教師)
キッズバイクは、自分の足で地面をけりながら前に進んでいく乗り物です。なので、足が地面に届くということがとても大切です。
サドルの調整ができるタイプを選んであげると、比較的長く使うことができます。
もし調整ができないタイプを選ぶ場合は、お子さんの体(特に脚の長さ)にあっているかをしっかり確認しましょう。
ブレーキの有無で選ぶ
キッズバイクは足で本体を止められるので、ブレーキが付いているタイプと付いていないタイプがあります。
ブレーキなしタイプはハンドルが握りやすく小さい子どもでもあつかいやすいのがメリットです。
ブレーキありタイプは自転車と構造が似ているため、キッズバイクから自転車への移行がスムーズになるメリットがあります。
帝京平成大学 現代ライフ学部 児童学科 講師(元公立小学校教師)
キッズバイクは自分の足で勢いをつけて進みます。ふだんはそれほどスピードは出ないのですが、時に思いと関係なくスピードが出てしまうことがあります。
そういったときすぐに止まれるように、外で使うキッズバイクにはブレーキつきのものを選ぶと安心でしょう。
本体の重さもチェック
キッズバイクによっては、持ち運びに便利なバッグなどが付属しているものもあります。
また、本体が軽いと走り出しがスムーズ、転んでもすぐに起こせるなど動作面でもいろいろなメリットがあります。
帝京平成大学 現代ライフ学部 児童学科 講師(元公立小学校教師)
キッズバイクは使われている素材、パーツの有無などによってその重さに違いがあります。
アルミが使われているものは比較的軽いので、子どもにも扱いやすくておすすめです。
重量があまりなければ、子どもが自分で準備や片づけなどをすることもできます。また出かける際の持ち運びもラクになりますね。
あると便利なスタンドにも注目!
スタンドには、据え置き型やキッズバイクに付属しているリアキック型などがあります。取り扱いしやすいスタンドのタイプかもチェックしておきましょう。
帝京平成大学 現代ライフ学部 児童学科 講師(元公立小学校教師)
通常の自転車同様、スタンドがあったほうが扱いがラクになります。
スタンドがないと止めておく際、地面に倒しておくか、かべなどに立てかけておく必要がでてきます。
ただ走り出す際にスタンドを上げる作業が、子どもには少し難しいかもしれません。
スタンドを立てたままで走るとその部分が地面とぶつかり、転倒してしまうようなこともありますので注意が必要です。
ペダルの有無で選ぶ
キッズバイクには、ペダルを付けられるタイプの商品もあります。ペダルを付けると自転車として乗れるようになるので、子どもの成長に合わせて長く使いたいときに向いています。
ただし、キッズバイクは乗る子どもの身長に合わせたサイズを選ぶのが重要です。
子どもが成長して身長が大きくなれば、キッズバイクや自転車も子どもに適したサイズに合わせなければいけません。
あくまでバイクも消耗品であるのを踏まえて、そのときに乗る子どもの身長や年齢に合わせてペダルの有無を選びましょう。
タイヤが安定しているタイプを選ぶ
帝京平成大学 現代ライフ学部 児童学科 講師(元公立小学校教師)
キッズバイクは、自転車に乗る前の段階として位置づけられることが多いです。この段階で、こういった乗りものが嫌いになってしまってはあまりよくありません。
お子さんが転ぶことなどに不安を抱いている場合は、安定感のあるキッズバイクがおすすめです。
前輪や後輪がそれぞれ2輪になっているものや、車輪が太めになっているものなどがあります。
安心して使えるバイクを選ぶ! 子ども教育の専門家からのアドバイス
帝京平成大学 現代ライフ学部 児童学科 講師(元公立小学校教師)
キッズバイクを使うのは、自転車操作の少し前の段階であることが多いです。
この段階で、楽しみながらさまざまな動きを体験することができれば、その後自転車の練習をする際、スムーズに取り組めるようになるでしょう。そのためには、安心して使えるものを選んであげることが大切です。
子どもは時に大人が予想もしないようなことをするものです。子どもが関わる用具はしっかりとした安全への対策がされているものを選びたいですね。
また、キッズバイクで遊ぶ際は、できるだけ大人の方が近くにいる状態で、ヘルメットやプロテクターをつけましょう。
キッズバイクおすすめ10選
上で紹介したキッズバイクの選び方のポイントをふまえて、元公立小学校教師で子どもの教育研究家の鈴木邦明さんと編集部で選んだおすすめの商品をご紹介します。
お子さんが楽しんで使えるキッズバイクを見つけてみましょう。

サーチライト『SPARKY』


















出典:Amazon
サイズ | 長さ:約85cm、幅:約37cm |
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重量 | 約4.5kg |
材質 | ハイテンスチール |
サドルの高さ | 約30〜40cm |
ブレーキ | ハンドブレーキ(後輪のみ) |
スタンド | ◯ |
カラー | 赤、青、ピンク、緑、白、黄 |

Ides(アイデス)『D-Bike KIX V』










出典:Amazon
サイズ | 長さ:87cm、幅:40cm、高さ:52cm |
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重量 | 4kg |
材質 | - |
サドルの高さ | 最低地上高30cm |
ブレーキ | ハンドブレーキ(後輪のみ) |
スタンド | ◯ |
カラー | 赤、黒、青、ピンク |

ラングス『バランスバイク アルミボディ』










出典:Amazon
サイズ | 長さ:85cm、幅:40cm、高さ:60cm |
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重量 | 約1.7kg |
材質 | アルミニウム |
サドルの高さ | 約30〜36cm |
ブレーキ | なし |
スタンド | × |
カラー | レッド、ブルー |

アガツマ『PINOCCHIO(ピノチオ) アンパンマン わんぱくライダー』












出典:Amazon
サイズ | 長さ:54cm、幅:25cm、高さ:38cm |
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重量 | - |
材質 | プラスチック |
サドルの高さ | - |
ブレーキ | × |
スタンド | × |
カラー | - |
NESTO(ネスト)『FAST KID』






出典:楽天市場
サイズ | - |
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重量 | 3.7㎏ |
材質 | アルミニウム |
サドルの高さ | - |
ブレーキ | × |
スタンド | × |
カラー | ホワイト、ダークブルー、マットブラック、レッド |
enkeeo『ペダルなし自転車(1004)』

出典:Amazon
サイズ | 67 x 27.2 x 16 cm |
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重量 | 4.5kg(ブレーキ有り) |
材質 | ー |
サドルの高さ | 13.8〜16.5インチ |
ブレーキ | 選択可能 |
スタンド | 有(据置) |
カラー | ー |
Arcoba『キックバイク』


















出典:Amazon
サイズ | 860ミリメートル |
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重量 | 3.5kg |
材質 | ー |
サドルの高さ | 13.0〜15.7インチ |
ブレーキ | 有 |
スタンド | 別売り |
カラー | ホワイト、ピンク、ブルー |
サイクルロード『12インチ キックバイク ピエグリーチェ』






出典:楽天市場
サイズ | 42×89×47-55cm |
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重量 | 4.1kg |
材質 | フレーム素材 スチール |
サドルの高さ | 29cm - 41.5cm |
ブレーキ | 有 |
スタンド | ー |
カラー | マットホワイト、マットピンクなど9色 |
Ampus『ストライダー スポーツモデル』
















出典:Amazon
サイズ | ー |
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重量 | 2.5kg |
材質 | フレーム:アルミニウム製 タイヤ:EVA |
サドルの高さ | ー |
ブレーキ | ー |
スタンド | ー |
カラー | ー |
Ampus『ストライダー 14x(522899)』
















出典:Amazon
サイズ | 90 x 47 x 65 cm |
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重量 | 5.5kg(ペダル無し) |
材質 | フレーム : スチール製 |
サドルの高さ | 38cm ~ 55cm |
ブレーキ | 有 |
スタンド | ー |
カラー | ー |
「キッズバイク」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする キッズバイクの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのキッズバイクの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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神奈川県、埼玉県の公立小学校に22年勤めた後、短大、大学での教員養成、保育者養成に移り、現在に至る。 現在は、大学での講義を中心に、保護者向けに子育て・教育、教員向けに授業方法・学級経営などのテーマで執筆、講演などに幅広く活躍中。