子供用自転車のデビューは何歳からがベスト?
子供自転車デビューはいつからが正解なのか…。 早すぎてもうまく漕ぐことができずケガをしたらどうしよう、と不安に思うママ・パパも多いはず! 今は、ストライダーなどのキックバイクが普及したことから、子供の自転車デビューが低年齢化してきていて、早い子であれば4~5歳からデビューしているそう。
昔はさほど選択肢がなかった子供用自転車のサイズも、今や12インチから18インチ以上と充実しています。とはいえ、子供の成長には個性があるものなので、何歳だから自転車デビューするということではなく、子供の気持ちや身体的な発達に寄り添いながら自転車デビューができることが一番ではないでしょうか。
子供用自転車の選び方 体の成長に合ったものを
子供の体のサイズに合うサイズ、BAA・JISマークまたはEN規格の安全基準などで比較するのが子供用自転車を選ぶポイントになるので、ご紹介していきます。
子供の体に合うサイズを選ぶ 16インチ・18インチ・20インチ・22インチなど
子供用自転車選びで前提となるのが、子供が正しく運転できるサイズのものを選ぶことです。子供用自転車の正しいサイズでの選び方について解説します。
大きめではなく、使用する子供の身長に合わせる

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長く乗れるものを重視して大きめサイズを購入しがちですが、子供用自転車は実際に乗る子供の身長に合ったものが適切なサイズになります。子供がまたがってつま先がつくものを選ぶのがポイント。
身長に合ったインチの目安は上記の表になります。
実際の適正身長は車種によっても異なってくるため、購入を検討している商品の適正身長を確認して選びましょう。
つま先立ちができるサイズが安心
身長に合ったインチの目安をご紹介しましたが、ちょうどいいサイズの自転車を選ぶには、サドルに座らせた状態で、つま先立ちができるか、も重要になります。
安全面を考慮すると、足の裏全体がつく自転車を購入したくなりますが、身体の成長とともにサドルで位置を調整しても窮屈な印象になります。特に男の子は、小学校低学年~高学年にかけてぐんと身長が伸びる時期が来るので、覚えておきましょう。
安全面で選ぶ 規格・ブレーキ・反射板など
サイズについて理解したら、次は自転車の安全面について理解する必要があります。
BAA・JISマークまたはEN規格などの安全基準を合格しているもの
自転車協会が定めた安全基準に合格した自転車につけられるマークが、BAAマークです。子供が使う自転車だからこそ、きちんとしたものを選びたい人も多いでしょう。
BAAマークのほか、製品の安全基準を満たしているJISマークやEN規格のついている子供用自転車が、選ぶひとつの目安になります。各マークの有無についてもチェックしてみましょう。
明るい色だと夜間でも車が見つけやすい
本体に搭載されている機能ではありませんが、自転車は日中の明るい時間だけでなく、薄暗くなってくる夕方にも乗る場合があります。そのため、白や黄色などの明るい色を選ぶのがベターです。
特に男の子だと、黒や紺などの暗い色がかっこいいと思うかもしれませんが、暗くなる時間帯、光を反射しないため、車からは見つけにくく思わぬ事故につながる可能性があります。
こういった色はもっと成長してからいくらでも乗れるので、まずは明るく光を反射しやすい色を選びましょう。
また、大前提の話ですが、反射鏡がきちんと取り付けられているかも確認が必要になります。
ブレーキを無理なくにぎれるかも重要
子供がまたがって地面につま先がつくかどうかと同時に、ブレーキを無理なくにぎれる大きさかどうかもチェックしておきましょう。とくに年齢の低い子供の場合、ブレーキまで手が届かなかったり、ブレーキが硬すぎてにぎりこめなかったりすることがあります。
子供の体型や成長に合わせて、サドルの位置を調節できるので、子供が安定して操作でき、ブレーキをにぎれるものを選びましょう。
初めては補助機能があると安心
すでに足けりバイクなどで遊んでいる子供の場合、ペダル式の自転車への移行はスムーズです。一方今まで足けりバイクを使っていないなど、自転車でバランスを取ることに慣れていない子供の場合は、補助機能のあるものを選ぶと練習に便利です。
補助輪があらかじめついているものや、保護者が後ろから支えられる補助棒がついているものなども選択肢に入れてみましょう。
スタンドやカバーなどもあると便利
自転車によっては、さまざまな機能がついている商品があります。スタンド付きなら自転車を停めたいときにすぐ駐輪でき、自立してくれるのでお家での保管もラクですよね。子供の力でも簡単に立てられるようなスタンドがおすすめです。
他にも、お家で自転車を保管する場合には、自転車用のカバーがあるとさらに便利です。野ざらしの状態だと、どうしても錆が出てきたり、汚れやすいからです。自転車を長くきれいに使うためには、自転車カバーは必須アイテム。一緒に購入も検討してみてくださいね。
子供が好きな色を選ぶ
親的にはサイズや安全性、補助機能が充実しているかが子供用自転車を選ぶ重要なポイントになり、これだと思う子供用自転車があったとしても、乗る本人が気に入る(愛着が持てる)色の自転車がなければ、徒労に終わってしまいます。
なので、サイズや安全性は重視しつつ、気に入る色があるかどうかにも注目して子供と一緒に探しましょう。なお、カタログと実物では色が異なる場合がるので、実店舗で色を確認してからの購入が無難です。
子供車は質よりなにより、サイズ感! 自転車整備士がアドバイス
子供用自転車は、乗れる期間が短いため、大人の自転車ほど「ここの部品の質がよい」ということはありません。購入時のお子様の身長や脚の長さ、習熟度レベルに合わせてサイズを選ぶのがポイントです。
補助輪つきであれば、足の接地しない少し大きめの方が乗れるようになるのが早いです。ブレーキレバーの握りも、手の小さい子用に調節できる親切なモデルも選びやすいです。
子供用自転車おすすめ12選 インチ・推奨身長・サドルの高さ・補助機能・安全基準マークをチェック!
選び方を踏まえて、子供用自転車のおすすめ13商品を選びました。ブリヂストンなどいろいろなメーカーから、14インチから24インチまで幅広いサイズを厳選しています。はじめての子供用自転車から買い替えまでぜひ参考にしてください。
フレームやホイールまでポップなデザイン
自社工場でオリジナル自転車を製造する21テクノロジー製の女の子向け自転車です。ホイールやフレームと、こまかいところまでお花などのモチーフがほどこされた、ポップなデザインが特徴。
購入しやすいマウンテンバイクタイプ
ブロックパターンタイヤを採用した、マウンテンバイクタイプの子供用自転車です。成長に合わせて調整できるサドルや前後に泥や石はねを防止するフェンダー、反射板や鍵など機能も充実。体重量も約14kgと軽量のため子供にも取り扱いやすいです。
折りたたみもできる充実した機能が魅力
クールな見た目がかっこいい、ジュニアマウンテンバイク。シマノ製のグリップシフトで、6段階のギア調節が可能。ダイナモライトやマッドガードなど、装備も充実しています。また、折りたたみもできるのが魅力です。
ワクワクする工夫がたくさんのクロスバイク
20インチから24インチ展開で、小学校以降の子供用自転車の選択肢になる自転車。クロスバイク風のデザイン、6段変速ギアと男の子好みの機能が豊富。小さいけれど、大人車に負けないかっこよさを追求したデザイン。
自転車デビューにぴったりの補助機能が充実
外しやすい補助輪が付属していて、練習から実際に乗れるようになるまでもスムーズ。リアキャリアも大人がつかみやすい形状のため、補助もしやすくなっています。
ファッショナブルで長く乗れる
小学校低学年から高学年まで安定して乗れる、ジュニア向けの自転車です。BMXクルーザーからインスパイアされたクールなデザインが特徴。27cmの身長変化に対応できるロングユースモデルで、ペダルを取りつける位置も成長に応じて2段階調節できます。
がっしりした不動のデザイン
太目で安定感のあるタイヤや、どっしりとしたフレームなど、独特のデザインが特徴のジープの自転車。荷物を入れるフロントバスケットやサドル部分にも、ジープオリジナルのデザインがほどこされています。
サドルとハンドルがグーンと伸びる!
小学校1年生から6年生ごろまで長く乗れる仕様の子供用自転車。小学校1年生から足がぴったりとついて安定して乗れ、サドルとハンドル部分を成長に合わせて大きく調整できます。背筋がのびて背筋も良好、操作しやすいノースロードフラットハンドルを採用しています。
細部のパーツまでこだわった仕様
ディズニープリンセスをモチーフにした子供向け自転車です。フレーム部分のイラストのほか、ブレーキワイヤーにビーズ、スポーク部分にもアクセサリー、ハート形のペダルなど、こまかいところまでかわいいデザインがほどこされています。
2歳から6歳まで長く乗れる
後ろで支えながら操作できる、かじとり棒がついた子供用自転車です。足けり自転車をふくめて、はじめて自転車に乗る子供もいきなり乗れる、がコンセプト。2歳ごろから6歳ごろまで乗れるロングユース仕様で、3サイズ展開です。
デザインと操作性を兼ねたおしゃれな自転車
ブリヂストンから発売されている、女の子向けのおしゃれな自転車です。くるくる回すと音が鳴るベルに、木製のバスケット、選べる4つのカラーと、乗っていて楽しくなるデザインが豊富にほどこされています。
足けりバイクからの卒業に
こちらは足けりバイクからの卒業や、自転車デビューにぴったりのモデル。足がつきやすく、軽くて扱いやすい低床アルミフレーム、ペダルや補助輪をかんたんに着脱できるシステムなど、足けりから自転車へのスムーズな移行にぴったりの機能が豊富です。
「子供自転車」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 子供自転車の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの子供自転車の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
子供用自転車の気になる疑問にお答え!

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子供用自転車のおすすめのブランドは?
子供の成長に合ったサイズ展開や商品ラインアップが豊富なブリヂストンや、タイヤも太めで安定感があるジープ、キャラクター自転車のラインアップが豊富なディズニーなど、お子さんの好みやママ・パパが重視したい機能性によっておすすめのブランドは変わってきます。購入前は、人気のブランドの公式サイトにてスペックなどを確認しても良いかもしれません。
子供用自転車のヘルメット着用は何歳までが義務?
道路交通法では13歳未満の子供は自転車に乗るときはヘルメット着用が義務とされています。保護者は子供を自転車に乗せる場合、それが前座席でも後ろ座席でも関係なく、ヘルメットを着用するよう促すべきと法律で定められています。
入荷予定日や在庫状況をチェックしておこう
春休みや夏休み、入学前など、子供用の自転車を買おうとする人が増える時期があります。
子供用自転車でほしいモデルやメーカーのものが見つかっても、在庫がない場合も。在庫の有無とともに、いつ入荷するかもチェックしておきましょう。子供用自転車がほしいなら、早めに購入を検討するのがよいです。
周囲に危険がないか見守りつつ練習しよう
子供用自転車は子供の身長と無理なく運転できるサイズのものを選ぶと、転倒しにくくなるだけでなく上達も早くなります。
また、子供が自転車に乗れるようになる年齢には個人差があります。大切なのは、子供本人が自転車に乗りたいという気持ちです。周りで同い年の子供が自転車に乗れるようになっても、プレッシャーをかけずに見守ってあげましょう。
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大手スーパーに4年、ホームセンターに5年勤務した経験を活かし、販売していた商品の特徴や使い方などをご紹介。 現在は独立して自転車店を経営している。 大学のイベントで点検会を開催したり、自転車整備士を目指す方々に向けた研修で講師を務めたりしているため、自転車関連の知識が豊富。 特に年齢別、タイプ別、用途別での自転車の選び方などの紹介に定評がある。