パターマットでの練習がスコアアップの近道 初心者でも自宅や室内で上達
ゴルフ初心者や中級者がスコアアップを目指すなら、パターの練習がおすすめです。
仮に1ラウンド18ホールを回った際、すべてのホールで「3パット」と仮定してみましょう。このすべてのホールで1パットずつ減らすことができたらどうですか? 18打も減らすことができスコアアップはいうまでもありません。
とくに、初心者は3~4パットが当たり前、中級者になればいかに2パットですませるかなど、パターの1打はスコアメイクに大きく左右します。
そんなパターだからこそ、打ちっぱなしに行かなくても自宅や室内で練習できるパターマットがおすすめなのです。
パターマットの選び方 傾斜の有無、部屋のサイズ、芝の長さ、各機能をみる
パターマットの選び方について、ポイントをおさえながら紹介します。ポイントは以下の4つです。
【1】傾斜の有無
【2】マットの長さ
【3】芝の種類
【4】便利な機能
上記のポイントをおさえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】傾斜の有無で選ぶ 打つ強さと距離感をつかむ
パターマットには大きく分けて、傾斜があるものとないものの2つに分けることができます。それぞれの特徴を理解し選びましょう。
傾斜あり:ショートぐせをなおしたい方におすすめ
傾斜があるパターマットでの練習は、ショートしないようにいつもより強めに打つイメージがつきます。パッティングは、カップオーバーするぐらいの強さで打つのが一般的ですので、「実際のラウンドでもよくショートしてしまう」という方にはおすすめです。
傾斜なし:距離感をつかみたい初心者におすすめ
傾斜がない平なパターマットでの練習は、実際の距離感で打つことができます。正しいタッチが身につきますから、初心者や距離感がつかみづらいと感じている人はこちらのほうがおすすめです。
【2】マットの長さで選ぶ 2.4m~3mあればじゅうぶん
最大でも3mあればじゅうぶん
パターマットにはさまざまな長さがあります。とはいえ、自宅で使うのが前提ですから、おのずと基準は部屋のサイズに合わせる必要が出てきます。
パッティングで一番もったいないのがいわゆる「ワンピン」の距離を外すことです。ピンは8フィートのものが多いですから、約2.4mの距離を外さないように練習するのがコツといえます。
つまり、最大でも3mもあれば、自宅に置きやすいですし、じゅうぶん練習にもなります。
【3】芝の種類で選ぶ 長い芝と短い芝の違い
短い芝と長い芝でそれぞれの特徴を紹介します。自分の目的にあわせて選びましょう。
短い芝の場合:タッチがつかみやすく実践向き


短い芝の場合は、当然ボールが早く転がります。ゴルフ場にもよりますが、人工芝のような深いグリーンはほとんどないので、初心者には短い芝のパターマットをおすすめします。タッチもつかみやすく練習に向いているでしょう。
また、日本のゴルフコースに多く採用されているベント芝を再現したものや、順目や逆目などの種類が分かれているものもあるので、しっかり確認するようにしましょう。
長い芝の場合:悪天候を想定した練習におすすめ
長い芝の場合は、当然ボールの転がりは遅くなります。このパターマットで練習をして、いざラウンドにでたらショートしてしまった、というのは本末転倒ですから芝の長さには十分注意しましょう。
しかし、ゴルフは外でやるスポーツ。前日、当日に雨が降り、グリーンが重くなることはよくあります。こういったシチュエーションを想定し、芝の長いパターマットで練習するというのもひとつです。
また、この長短をあわせた2wayタイプのものあるので、迷ったらこういったパターマットを選ぶのもおすすめです。
【4】便利な機能で選ぶ ガイドライン付き、静音設計、オートリターン機能付きなど
パターマットにはさまざまな機能や工夫が施されています。それに応じてコストなども変わってくるので、自分が何を目的に練習したいのか明確にしておきましょう。
ガイドラインがついていればボールの転がり方もわかる
パターマットにはファイドラインが施されているものもよくあります。初心者はそもそもボールをまっすぐ打つことができないケースがよくあります。ボールの転がり方だけでなく、アドレスやテークバック、インパクトやフォローの確認にも役だつでしょう。
静音ならアパートやマンションでも安心


アパートやマンションといった集合住宅の場合、隣や下の階への音は非常に気になりますよね。静音性にすぐれたパターマットも多くありますので、音が気になる方にはおすすめです。
自動でボールが戻ってくれば練習効率もアップ
コストだけを重視するのが悪いわけではありませんが、意外と重宝するのが自動でボールが戻ってくるオートリターン機能です。数十~数百球も打つわけですから、いったりきたりするだけでも大変ですよね。家で練習する場合、ボールの数も限られるわけですから、オートリターン機能がついているのもはおすすめです。
パターマットのおすすめ17選 マンションや省スペースでも使えるオートリターンタイプも
ここまでに紹介したパターマットの選び方のポイントをふまえて、ゴルフクラブのクラフトマンの羽鳥具幸さんが選んだおすすめ商品と編集部が厳選した商品を紹介します。
ベントグリーンの標準スピードを徹底再現
パターマット工房PRO-GOLFSHOPが日本国内で開発した、本芝を再現したパターマットです。日本のゴルフ場に多いベント芝を徹底的に再現し、標準的なボールスピードを実現。実グリーンさながらの練習ができ、ゴルフ初心者から上級者までおすすめできるパターマットです。傾斜パッドなどの付属品もうれしいポイントです。
グリーンの起伏を自由に再現! フックやスライスに
傾斜角度(アンジュレーション)を自由に調整できるので、ストレートラインはもちろん、フックやスライスラインの練習にも対応してくれます。ストレートタイプじゃもの足りない、実践に近い練習ができるパターマットをお探しの方にぜひおすすめしたい商品です。ボールホルダーやクラブホルダーもついているので、好きな時にすぐ練習できるのもうれしいですね。

やる気にさせてくれるデザインのパターマット
シンプルながらゲーム感覚で楽しめるパターマット。ホールカップも付属していますが、カップなしでも距離感、パッティングのストローク感が鍛えられます。
サイズ的によくいわれる「2mの距離感」をつかむのにも最適。コンパクトに収納できますが、しわがつきにくく、裏面は滑りにくい作りになっているのでホールカップを外して敷いたままインテリアとしても楽しめます。
ゴルフ前日、不安になる方におすすめ
2種類のカップが付いたパターマットです。そのため幅広い練習が可能になっています。高度なパッティング能力を付けたい方や集中力をつけたい方ににぴったりですよ。「一夜漬け」というキャッチコピーが付くように、ゴルフの前日の練習に最適のパターマットと言えるでしょう。折りジワが付きにくいなど収納の際に嬉しいポイントもあります。
名門コースをイメージした高速グリーン
12ftの順目方向に打つと、ボールが高速ラインを流れていく感覚をしっかりとつかむことができます。難易度は高くとも、スリリングかつ心地の良い体験をすることができ、逆目方向でも10ftあるため、高速グリーンのスピードのバリエーションが味わえます。本番さながらの名門コースのグリーンで練習したい方におすすめです。
高速グリーン攻略に徹した上級者向け
パターマット工房のなかでも最高速の日本製パターマットです。競技志向の強い上級ゴルファーからも高い評価を得ており、特許取得の「距離感マスターカップ」は「30センチ程度オーバーする打ち方」を身につけることができます。実際のコースで自身のわずかなタッチの違いを、自宅で冷静に習得することができます。

工夫次第で練習を楽しく!
以前からある傾斜を利用したオートリターンタイプのカップで、一般的な人工芝タイプのものと違った特殊フォーミング素材を使ったパターマットです。このマット素材によってスムーズな打ち出しと転がりが再現されています。
ラインやゲートマークが多様で初心者にもやさしく作られているのもポイントです。ホールが大小あるので練習パターンも増やせそうです。人工芝タイプによくある繊維の抜けの心配がなく、手入れがしやすいのもありがたいです。
藤田寛之プロ共同開発のショートパットマット
「1.5mのパットは必ず沈められる」という信念にもどづいて、藤田プロと共同開発されのがこの「Fujita Mat1.5」です。実際のグリーンカップより小さい43mmの小径ホールで、ストロークの精度を向上させることができます。また、センターラインが設置されているので、目線がカップをとらえるクセを自然と身につけることができます。

繰り返し打つ練習ができるアイテム
電動オートリターン式なので1つのボールで練習できる製品です。この機能を上手く使うとアドレスを変えずにすむので、テンポよくスムーズなストローク感覚が身につけられます。
マットの幅がやや狭いので集中力が必要ですが、ストロークガイドを利用すれば正確性の向上にも役立ちます。カップ付近の傾斜が従来のものよりゆるやかなので実践的な距離感が得られるのも特長です。
初心者から上級者まで本格練習仕様
3つのホールごとにカーブと適度な傾斜があり、それぞれ異なる条件での練習ができる仕様になっています。さらに、傾斜パット付きなので自分の練習したいラインにも対応。ボールの滑りもなめらかで、実践練習に向いたパターマットです。初心者から上級者まで満足のいく練習ができるでしょう。

設置スペースに余裕がある人におすすめ!
迫力のあるデザインと立体感あふれる作りが印象的なパッティンググリーンです。
全天候型なのでベランダや庭など屋外での設置も可能。高衝撃ポリマー成型をベースにした組み立て式になりますが、セッティングや撤収はかんたんなので移動もラクです。
2つのカップとピンの形状も本番さながらの雰囲気でやる気にさせてくれます。付属の傾斜パッドでアンジュレーションも作れるため複雑なライン練習もできますよ。
腕のふり幅を記憶したい方におすすめ
パターマットとセットでアドレス確認器具が付いてきます。こちらはプロゴルファーも使用するミラー型になっており本格的な練習が可能です。自分の体とボールの位置関係をしっかりと体にしみ込ませたい方におすすめです。パターマットは巻いて収納できるので使わない時は場所をとりません。初心者から上級者まで使える練習セットとなっています。
ひたすら練習したい方にぴったりの自動返球機能
Eliklivのパターマットは自動返球機能が付いているので、効率良く練習を行うことができます。ボールをいちいち取りに行くのが面倒と思っている方にはぴったりです。また、ガイドラインが付いているので、自分の課題や打ち方のクセも発見しやすいですよ。上級者もしっかり練習できる仕様になっているので長く使えるでしょう。
4つのスピードから選んで練習
イデアのパターマットは、ボールを打った跡がマットに残るので、どれくらい軌道がずれていたのかを目で見ることができます。また、マットを使う方向によってボールの転がる速さを変えることも可能。全部で4種類のスピードで練習できるので上達も早くなります。どんな場面でも対応できる力を付けたい方におすすめですよ。
1枚で2種類の芝を経験できる2wayタイプ
Hewflitの本格芝生パターマットは、縦で半分に分かれていて2種類の芝で練習することができます。実際のゴルフ場のような自然な転がりを再現しているので実践力が付きます。リターン機能も付いているなど機能性にも優れています。1種類のパッティングでは満足できない方におすすめですよ。長さ約3メートルですが、収納したらほとんど場所をとりません。
より本格的な芝で練習したい方におすすめ
ホビの本格芝生パターマットは、名前の通り他と比べてグリーン芝の再現度が高いのが特徴です。ガイドラインやリターン機能は無く、極めてシンプルですがリアルな芝を求めている方にはぴったりと言えるでしょう。日本製と、安心安全の品質なのも嬉しいポイント。振動を吸収してくれるので、マンションなどでも音を気にせず練習できます。
最大30m!?のロングパット対応リターンマット
普通のパターマットでは実現できない最大30mのパッティング練習が可能(*)。やさしく自動返球してくれるので反復練習にも最適です。また、ステンレスマークを通過すると音が鳴り、目でボールを追うクセをなくす効果があります。さらに、確実に入れたい1.5m、2mには、フェイスや打ちだし角度を確認できるラインが記載されているので、ショートパットも徹底して練習することができます。
*30mパッティングの力で打てるという意味
「パターマット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パターマットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのパターマットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
パターマットの効果的な練習方法 ボールにマーカーを引く、正しいスイング軌道を身につける
パターマットの使い方は人それぞれかもしれませんが、ただやみくもに練習しても決してうまくなりません。
そこでおすすめなのが、ボールにマーカーを引くことです。打ち出したボールが直線上に転がれば、ボールにたいしてパットが真っすぐあたっている証拠です。逆に、揺れるようなら真っすぐ打ち出すことができていないということです。
また、実際に打つボールの後ろに、テイクバック時にパターが通るスペースを確保しつつ、その上下にボールを置く(上から見た際にボールが三角形に配置)のもおすすめです。上下のボールにあたらないようにスイングすることで、正しいスイング軌道も身につけることができます。
クラフトマンからのアドバイス 折りジワなど品質には注意
パターマットは折りたたんで収納できるとはいえ、都度出し入れするのは面倒なものです。マットの品質が悪いと収納時に折りたたんだ折りジワなどができやすくなります。なるべくそのようなことがないように品質の高いものを選ぶのがポイントです。
設置したままでもいいように過度に大きすぎないものを選ぶのもコツといえます。どうしても収納する場合は収納スペースも事前に考慮しておくとよいです。
日常でどのように使うかを考えてコスト重視でいくか、品質重視でいくか決めましょう。
パターマットに関するQ&A
パターマットは屋外でも利用できますか?

屋外利用可のものは利用できます。ただ、直射日光や水漏れのない場所で利用することをおすすめします。また、ホコリや汚れも付着しやすいため、こまめなお手入れが必要でしょう。
パターマットのおすすめの保管方法を教えてください。

パターマットを収納・保管する際に注意したいのが、たたんだ時にできるシワや巻き癖です。そのため、裏面のラバー部分を内側に、表面の繊維面を外側にしてゆるく巻くようにしましょう。また、横にしておくのではなく縦にしたまま保管する方がコンディションをよく保つことができます。
パターマットのお手入れ方法は?

市販のじゅうたんやカーペットに利用する粘着質のコロコロをおすすめします。また、掃除機で軽く吸い取るのもよいでしょう。水洗いなどは繊維やラバー部をいためる原因にもなりますので控えた方がよいでしょう。
ゴルフ練習におすすめのアイテム 【関連記事】
パターマットでスコアアップを目指そう
これまで、パターマットの選び方とおすすめの商品を紹介してきました。
ドライバーによるティーショットの1打も、パターによるパッティングの1打も同じ1打です。打ちっぱなしでは練習できないパッティングだからこそ、自宅で徹底的に練習したいですよね。
ぜひ、あなたにぴったりの1台を見つけて、スコアアップにつなげてみてください。
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