ゴルフスイング練習器具の選び方
ゴルフスイング練習器具は実際、どのように選ぶのがよいのでしょうか。スイングフォームやタイミング、ボールとの距離感など、まずは自分の問題点を知る必要があります。なおしたい内容に合わせて、自分に合ったゴルフスイング練習器具を選んでみましょう。この記事では、ゴルフスイング練習器具の選び方をご紹介。ポイントは下記5点。
【1】目的に合わせて器具を選ぶ
【2】ガイドタイプをチェック
【3】おもりがついているものを選ぶ
【4】練習場所もポイント
【5】ボールに当てる練習はショット用を選ぶ
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】練習の目的に合わせて器具を選ぶ
自分にあるスイングの問題点はなんでしょうか。スイングにはたくさんのポイントがあります。クラブをまっすぐ振ることができないことやボールがブレる、うまくスイングスピードが乗せられないなどが考えられます。
これからご紹介する問題点をこまかくみながら、自分がなおしたい内容に合ったゴルフスイング練習器具を見つけてみましょう。
【2】スイングの軌道が気になるときは「ガイドタイプ」
スイングの軌道が気になっている人はガイドタイプを使ってみましょう。クラブを振りかぶりすぎたり、振り上げる位置が低いなどフォームを矯正するときに役立ちます。手首の角度を決めてくれる練習器具は、クラブを振り上げる位置をしっかりと覚えることができます。
ボールに当てるまでのヘッドスピードが遅いと思っている人は音が鳴る製品を使ってみましょう。思いどおりのヘッドスピードが出ていると音が鳴るので飛距離に変化をもたらすでしょう。
スイングのタイミングは「しなる」器具を使う
しなる機能があるゴルフスイング練習器具はスイングのリズムを感じやすいです。ゴルフクラブで飛距離を出したいときは、シャフトのしなりを利用することがポイントになります。
振るスピードだけでは、しなりはうまく生まれません。そんなときにはしなる器具でスイングのリズムやタイミングを感じることで、思いどおりのスイングが手に入れられるでしょう。
グリップの握りは手形がついている器具がGOOD
ゴルフクラブを握ることはスイングする基本中の基本です。握る力や形でもスイングに影響があります。そんなグリップのフォームをなおしたい人は、握る手の位置を覚えられる型がついている練習器具を選んでみましょう。
フォームを覚えるのは、はじめが肝心です。初心者はなかなかきちんとしたフォームを知ることはできません。クセがついてしまう前に手形付きの練習器具を取り入れてみましょう。
【3】おもりがついていることで体幹を鍛えられる
スイングはよくなったのに飛距離が伸びないと思っていませんか。そんなときは体幹のバランスが影響しているかもしれません。ゴルフスイング練習器具には重量を変えることができる製品があります。器具で体幹を鍛えてみましょう。
重くなるとスイングに使う力が変わります。重量のある器具で練習を続けると、実際にクラブをスイングするときにラクに振れるようになります。
【4】練習場所も選ぶ内容に含める
ゴルフスイングを練習するには練習場所も考慮しましょう。庭や広いベランダがあれば長尺の器具を使って練習できますが、室内でしか練習できない場合には、短い器具を選択してみましょう。
室内で使える練習器具のなかでも、デジタル技術を利用した製品には、センサーを利用したスイング解析機能が使えます。画面などに映し出して見えるので、スイングの理論的な考え方を知りたい人は使ってみましょう。
【5】ボールに当てる練習はショット用を選ぼう
ボールにクラブをうまく当てられないことからスイングフォームが崩れてしまう人は、ボールを打って練習できるショット用の製品を使ってみましょう。アーム式ボールなどに実際に当てるため、当たる感覚も体で覚えられます。
ボールの高さ位置を調整できて、自分に合ったボール位置を知ることができるのでゴルフティーの選定などにも役立ちます。
ゴルフスイング練習器具【スイング用】おすすめ10選
いままで見てきたゴルフスイング練習器具の選び方を参考にしながら、ここからは、スイングに注目したゴルフスイング練習器具12選をご紹介します。
ガイドタイプやしなりに特徴がある製品などいろいろな練習器具があるので、自分のなおしたい内容に合っている製品を選んで試してみてください。
室内でも練習ができるショートタイプ
スイング練習を室内で気軽にできる練習器具です。全長が650mmのショートタイプなので、室内で天候も気にせずスイング練習ができるのがうれしいポイントです。グリップと先におもりがついており、ゴルフクラブに近いしなりでスイングする感覚を体で覚えられます。
しなり具合はハードとソフトが選べます。体幹も鍛えられるので、スイング時の体の回転ができるようになります。
自分のなおしたい部分を感じやすい練習器具
器具先端の球体が印象的な製品です。クラブの先端が回ってしまうローテーションを視覚的に確認しやすく作られています。ローテーションはスイングのブレにつながるので、この製品を使うと正しく振れていないことを感じやすいです。
練習器具でブレの違和感がなくなれば正しいスイングを体が覚えたサインです。練習するごとに実感がわいてくるでしょう。5色のカラーラインナップでお気に入りの色を選べます。
手首をしっかりと固定してスイングを変える
ガイドタイプで手首に使用してスイングフォームを練習する器具です。手首をフラットに固定して練習するだけで腕や顔、腰の位置などが正しい位置でスイングすることができます。
はじめは50~60%のヘッドスピードでスイングフォームを意識しながら練習します。徐々にフルスイングへと変化させていくと思いどおりのスイングフォームになっているでしょう。
長さや重さがレベルでいろいろ選べる製品
クラブのしなりを確認できるゴルフスイング練習器具です。いつもゴルフ場でするスイングのスピードではなく、ゆっくりと製品を振ることでクラブのトップがどこにあるかを把握しながらスイングのフォームを確認できます。
室内で練習できる短いタイプからクラブに近い長さのタイプ、そして重さもそれぞれ違うので、練習の熟練度によって器具を変えることが可能です。
思いどおりのヘッドスピードのときには音が鳴る
音という形で思いどおりのスイングに導いてくれる製品です。インパクトゾーンとフォロースルーゾーンで適切なヘッドスピードに達すると「カチッ」とわかりやすい音が出る機能が付与されています。体の感覚だけでなく、ポイントを教えてくれます。
全長が690mmと短い長さを採用しているので室内でも練習が気軽にできます。キャディバッグにも入れやすいので、ラウンドが始まる前のウォーミングアップのときに使うのもいいでしょう。
先端にアイアンがついた実践向き練習器具
さまざまな工夫がされているスイング用練習器具です。特徴として器具先端に実際のアイアンがついています。ボールを打つことも可能なので、スイングの練習をしてからすぐボールを使って試し打ちができます。
カーボンシャフトを採用しながらもやわらかく仕上げられており、スイングするときのシャフトのしなりやヘッドの軌道も確認できるように設計されています。
基礎から応用までスイングの練習ができる
軽量でよくしなる素材をシャフトに採用した製品です。通常のゴルフスイング練習器具はヘッドがなく、実際にゴルフクラブとボールがミートする位置は見えにくいです。そこでヘッド先をイメージしやすい先端形状を取り入れています。
練習解説用のDVDもセットになっているため、練習するポイントがわかりやすくなっています。
2本のスティックで目的ごとに使い分け可能
MサイズとSサイズの2種類のスティックが用意された練習器具です。長さが違う2本なのでクラブの長さに見立ててさまざまなスイング練習が可能です。重さも違うため、スイングスピードや軌道の確認で使い分けができます。
2本を一緒に使うとシャフト部分に記載されているボール1個分の目盛りによって、ボールと体の位置やスタンスの位置を確認できるでしょう。
ボールのすり抜けでヘッド位置を確認できる
おもしろい形状をしたヘッドを採用している製品です。スイングしたときにダウンブローができているとボールをすり抜けるヘッドが取り付けられています。スイングがきちんとしているとボールは動きません。
実際のボールを使いながら練習ができるので、自分のクラブヘッドがどのあたりでボールにミートするかを感覚的に知ることができます。
デジタル機能を利用してフォームを解析する
ゴルフシミュレーターである「ファイゴルフ」とスイングトレーナーなどがセットになった製品です。機器に接続し、画面を映して実際のトーナメントのコースを回りながら練習が楽しめます。
スイングトレーナーにセンサーを取り付けることでスイングの軌道やスピードを計測し、データ化できます。図示やグラフなどであなたのスイングの練習ポイントを教えてくれます。
ゴルフスイング練習器具【ショット用】おすすめ5選 芝が長いなど実践的な設計をした製品も
続いては、ショット用ゴルフスイング練習器具5選を紹介します。ボールを実際に打つことでクラブの軌道やインパクトまでのスピード感などを覚えられるでしょう。
芝が長いなど実践的な設計をした製品もラインナップしています。スイングだけでなく、ラフやバンカーなどのシチュエーションを練習したいと考えている人は参考にしてみてください。
実践的なショット練習ができる専用芝を使った製品
アプローチ専用で実践的な打ち方を身につけられる練習器具です。ゴルフ場ではラフエリアがあり、そこからのショットは実際ゴルフ場でラウンドしないとなかなか体験できません。しかし、この製品は専用に開発した芝を取り入れてラフ練習を可能にしました。
2wayでフェアウェイに対応したマットもあるので自分の練習内容にあわせて使い分けできます。
ボールの高さを8段階に調整できるガイド付き製品
3つのガイドでインパクト時の軌道が確認しやすい製品です。具体的にはテイクバックガイド、ガイドライン、フォロースルーガイドによって自分のスイング軌道を確認できます。
アーム式ボールの高さは8段階に変更が可能で、こまかい設定をすることであらゆるシチュエーションのスイングを練習できます。ひも付きボールもあるので弾道確認も可能です。
シンプルな構造で室内でも練習できる製品
アーム式ボールと本体からなるショット用練習器具です。アーム式ボールのアーム部分には波打ったような形状が採用されていて、打ったときにアームがバタつかないように設計されています。
ボールの高さは0mm、7mm、18mm、37mmと4段階に調整ができるのでシチュエーション別練習もしやすいでしょう。コンパクトでシンプルな構造なので室内でも練習できます。
実際にボールを打ってデジタル解析する製品
海外にある15のコースを画面に映し出して練習できるシミュレーションゴルフ製品です。本体からパソコンへUSBをつないでソフトを起動するだけで使うことができます。風やラフの深さなども設定可能です。
付属のボールや実際のゴルフボールを打ってプレイでき、本体についている16個のセンサーがショットのデータを収集して解析をおこなうスイング分析が可能です。
「ゴルフスイング練習器具」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ゴルフスイング練習器具の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのゴルフスイング練習器具の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スイングの次はクラブを変えてみる
スイング練習器具を取り入れて練習したけれど飛距離が伸びない、アプローチがうまくいかないといったことがあるかもしれません。そんなときはゴルフクラブを見なおしてみましょう。
せっかく正しいスイングフォームを手に入れても、クラブが自分に合っていなければゴルフのレベルが上がらないこともあります。専門店などで店員さんのアドバイスを聞きながら探してみてください。
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スポーツライターからのアドバイス
ゴルフライター
ゴルフクラブを振るより修正しやすい練習器具
ゴルフクラブをひたすらスイングするよりも、スイングを修正するために着眼点を置いて開発された練習器具は、スイングの修正がしやすいのがポイントです。
さまざまなタイプがありますが、思いどおりのトップの形を作るものや、スイングのしなりを効率よく感じられるタイプなどもあります。ツアーに参加する方もスイング練習器具の愛用者が多く、アマチュアでもスイング力をあげるために、ぜひ取り入れていただきたいと思います。
自分に合った練習器具で思い通りのスイングを手に入れよう
今回はゴルフスイング練習機器をスポーツライターtoyaさんと編集部で選び方と、17選をご紹介しました。練習器具といってもさまざま、悩みに合わせてたくさんの製品があることを知っていただけたと思います。初心者向けのものから上級者でも使える練習器具まで、あなたがなおしたいクセや問題を解決してくれる商品をみつけてみてください。
練習をきちんとすれば思いどおりのスイングフォームやスピードを手に入れられます。その近道として練習器具をうまく利用しながらトレーニングに励んでみてはいかがでしょうか。
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小学生から地元のスポーツ少年団で野球を始め、中学校ではシニアリーグに所属してジャイアンツカップ出場。高校生になり軟式野球部に所属して全国大会優勝という経歴がある。俊足巧打の外野手で核弾頭タイプ。 現在は30歳を過ぎてから始めたゴルフにハマり、ゴルフライターとしてデビューしはや5年。ついに自身のラジオ番組まで持つようになった。 趣味はゴルフに釣り、カメラマンとして撮影を行ったり、コスメコンシェルジュとしてモデルへのメイクも手掛ける。