トマトジュースは体にうれしい栄養素が豊富! リコピンやGABAなどに注目
トマトジュースは、自然由来の栄養素リコピンを豊富に含むトマトを原料として作られています。リコピンには、体内の血中HDL(善玉)コレステロールを増やす作用があることが報告されました。また、リコピンと同じくトマトに含まれるGABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることも報告されています。
また、トマトジュースは生のトマトの約3.8倍もリコピンの吸収率がアップされると言われています。おいしいだけでなく体にもうれしいトマトジュースは、機能性表示食品として発売されているものもあります。
トマトジュースを飲むメリットを知って、1日1杯の習慣をぜひはじめてみましょう。
トマトジュースの選び方
栄養価の高いトマトの栄養がぎゅっと詰まった「トマトジュース」。頻繁にトマトジュースを飲み続けたいという方は、飲みやすくておいしいトマトジュースを選びたいですよね。
そこでこの記事では、おいしいトマトジュースを選ぶときのポイントをご紹介します。減塩・無塩など、健康を意識している人にも役立つ、トマトジュースの選び方を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイントは下記。
【1】果汁の比率や飲みやすさで選ぶ
【2】含まれている成分で選ぶ
【3】有塩・無塩・減塩で選ぶ
【4】香料の添加の有無で選ぶ
【5】ギフトで贈るなら、産地や容量もチェック
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】果汁の比率や飲みやすさで選ぶ
トマトジュースは、トマト100%タイプとトマト果汁飲料タイプがあります。栄養成分や飲みやすさ、重視したいポイントでタイプを選びましょう。
「濃縮還元タイプ」or「ストレートタイプ」
トマトの果汁100%のトマトジュースは、トマトや食塩以外のものを使用していないタイプです。ストレートタイプと濃縮還元タイプがあります。(濃縮還元の詳しい説明は記事の後半をご覧ください)
トマトの栄養やうま味がたっぷりと詰まっていて、粘度がドロドロしているのが特徴。のどごしもドロっとしているので、好みがわかれるところです。
健康を重視して飲みたい方は、トマトの果汁100%のトマトジュースがおすすめです。
甘くて飲みやすい「果汁タイプ」
トマトジュースに、ほかの野菜や果物の搾汁を加えて飲みやすくしたのが果汁タイプです。果汁タイプは、使われてる果汁比率に注目して選んでみましょう。
果実と野菜の搾汁を混ぜ合わせた「果実・野菜ミックスジュース」や、2種類以上の果実搾汁や濃縮果汁を還元して混ぜ合わせた「果実ミックスジュース」などもあります。
果実搾汁が加わることで、トマトそのものの風味が減ります。そのため、トマト特有の風味が苦手な人でも飲みやすいですよ。果汁比率50%以上のものは初心者向けです。
砂糖やはちみつなどを加えた「果汁入り飲料」のトマトジュースもあります。
【2】含まれている成分で選ぶ
一般的に、商品パッケージには原材料や栄養成分表が書かれています。特に注目したいリコピンやGABAについて説明していきます。
「リコピン」の量をチェックしてみる
リコピンという成分は、カロテノイドと呼ばれる色素のひとつです。トマトの赤い色素に含まれており、抗酸化の力が高いといわれています。
トマトジュースに含まれているリコピンの量は、10mg以下の商品もありますし、35mg以上の商品もあるため、各メーカーや各商品によって大きく異なります。
健康志向の人は、とくにリコピンの量をしっかりとチェックしておくとよいでしょう。
「GABA」は血圧が気になる方に
GABAは、リコピンと同様に素材由来の自然成分でアミノ酸の一種で血管の収縮を抑える作用があると言われています。
そのような作用を期待したい方は、「機能性表示食品」の商品を選んでみましょう。
【3】トマトジュースは有塩・無塩・減塩で選ぶ
トマトジュースを毎日飲むことで、美容や健康維持への効果を期待できます。しかし、トマトジュースには塩分が含まれている商品もあり、塩分を気にされる方は、「有塩・無塩」どちらを飲むか確認しておくことが大切です。
「有塩トマトジュース」は塩味があり、初心者でも飲みやすくなっています。健康志向や塩分を気にされている方は「無塩トマトジュース」がいいでしょう。
最近は減塩志向の傾向を受けて、各メーカーも「減塩トマトジュース」を製造しています。飲み比べをして選んでみるのもおすすめです。
【4】香料の添加の有無で選ぶ
トマトジュースには「香料」が使われています。食品や飲料の添加物となる香料は、製造段階で失われた香りを再現する場合と、食欲増進を狙った添加が一般的です。化学的に作られた「合成香料」と植物や動物を原料とした「天然香料」があります。
トマトには特有のにおいがありますが、香料が添加されている商品は香料によりにおいが緩和されて飲みやすくなっています。
しかし、合成香料については懸念される声も多く、成分表示にも天然か合成かの表記はなく、「香料」とだけ記載されています。そのため、添加物が気になる方は「香料無添加」の商品を選びましょう。
【5】ギフトで贈るなら、産地や容量もチェック
ふだん飲むトマトジュース以外に、贈り物にもふさわしい高級なトマトジュースも出回っています。通販サイトでは高級なトマトジュースをお取り寄せできるのが魅力ですね。
トマトの栽培方法や産地、製法にこだわりがある商品、高級感があるデザインの容器、贈る相手のライフスタイルに合わせた容量(飲みきりサイズや家族用の大容量など)をチェックしてみてください。
トマトジュースおすすめ23選
ここからは、トマトジュースを25商品ご紹介していきます。トマトジュースといっても、豊富な種類がありますので、トマトジュースの選び方を参考に、自身のライフスタイルに合った商品を見つけましょう。


有機JAS認証!国産有機トマトを100%使用
北海道で有機栽培されたトマトのみを使用した有機JAS認証のトマトジュースです。ストレート果汁100%なので、トマト本来の味を楽しむことができます。
また、香料、保存料や着色料などは一切使用しておらず、食塩無添加なところも魅力的です。塩分を気にする方も安心して飲むことができる1本。フレッシュに飲みたい方、健康志向の方にもおすすめです。




有機JAS認定! 食塩無添加のトマトジュース
こちらの商品は、ほかの商品と比べて割高な印象を受けますが、有機JAS認証の信頼度の高いトマトジュースです。オーガニック食品店での取り扱いが多く、健康志向の人に人気があります。
完熟した海外産オーガニックトマトを100%使用。ペースト状にして日本でジュースに仕上げています。保存料や着色料、食塩が添加されていません。体に負担をかけないだけではなく、さわやかですっきりとしたのど越しのジュースは、ていねいに作られているとわかるからこそ、価格にも納得できます。
少しでも健康を意識したものを取り入れたいとお望みなら『オーガニックトマトジュース 食塩無添加』がおすすめです。
フルーツジュースのような飲みやすさ
さらっと飲みやすいトマト果汁飲料です。トマトの味わいもしっかりと残しつつ、レモン果汁のアクセントですっきりと飲みやすく仕上げています。海洋深層水由来のミネラルを配合しているので、手軽においしく塩分補給が可能です。
毎日の栄養補給はもちろん、汗をよくかく野外イベントや行楽時の飲料として活用したいですね。
熱中症対策にも! すっきり飲めるトマト果汁飲料
スポーツ後や熱中症対策としても飲めるトマト果汁飲料です。すっきりしつつ、しっかりと甘いのでトマトジュース初心者やお子さんもトマト特有の印象が少なく飲みやすいでしょう。
リコピンなどトマトジュースの栄養素も豊富。自動販売機限定の商品なので、スーパーでは買えませんが、ネットショップで購入可能です。
果汁100%の濃厚なトマトジュース
北海道の大自然の中で育った完熟トマトを朝に収穫し、トマトジュースに。原材料には真っ赤なトマトと食塩のみが使用され、水は一滴も加えられていません。塩分も0.3%以下と控えめ。濃厚で、栄養がたっぷり詰まっています。
中身の濃いトマトジュースなので、そのまま飲んでいただくだけでなく、お料理にもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。
「トマトジュース」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする トマトジュースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのトマトジュースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
トマトジュースの効果的な飲み方・使い方 飲み過ぎはかえってよくない?
記事の冒頭では、トマトジュースに含まれるリコピンの効能効果をご紹介しました。美味しく効果的にトマトジュースを飲む&食べるポイントをご紹介します。
【朝、飲む】
リコピンを摂取する時間も重要です。いつ飲むとリコピンの吸収率がいいのか、実は朝といわれています。時間を意識して飲むのもポイントでしょう。い
【加熱調理して食べる】
リコピンは加熱により吸収率が高まるそうです。トマトソースをはじめ、スープやなどにトマトジュースを使って、加熱調理して食べるのがおすすめです。
【油と一緒に調理して食べる】
リコピンは油に溶けやすい性質。油と一緒に調理して食べることが体内への吸収率アップの鍵!
トマトジュースのおいしい活用法 スープやパスタレシピに大活躍
トマトは生で食べるよりも、オリーブオイル油と一緒に食べる方がリコピンの吸収率がアップして効果的だといわれています。また、リコピンが油に溶けやすい性質があるとされているため、炒め物にも適していますよ。
リコピンの吸収率を効果的にアップさせたいなら、トマトを使ったイタリア料理がよいでしょう。たとえば、ミネストローネやトマトスープ、トマトリゾットが作りやすいですね。また、カレーやハヤシライスに入れるのもおすすめ!
トマトジュースを使ったレシピ本もあります!下記、おすすめの本になりますので、 ぜひ参考にしてみてください。
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自分好みのおいしいトマトジュースを見つけよう! 飲み過ぎには注意して、おいしく健康的に!
栄養士、スポーツ栄養学講師の玉利紗綾香さんへの取材をもとに、トマトジュースの選び方のほか、上級者から初心者までおいしく飲める商品を紹介しました。いかがでしたか?
トマトジュースには特有の風味や食感があるので、苦手な方もいると思います。しかし、製法や原材料によって飲みやすくなっているものもあります。トマトジュースには、免疫力をあげる栄養素としての効果が期待されていますので、飲みやすいものを見つけて、美容や健康維持のために上手に摂取してくださいね。
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栄養士免許取得後、食品会社に勤務。プライベートブランド商品の開発過程に携わる。 その後、料理研究家のもとで修行後、栄養士、料理家として独立。 現在は、自身のスポーツ経験、栄養士の知識を活かし、 スポーツ専門学校でスポーツ栄養学の講師や、CM、書籍、雑誌、料理教室等を開き、多方面で活動中。