お取り寄せトマトの選び方
お取り寄せトマトといっても、いろいろな商品があってどれにしようか迷ってしまいます。まずは、選び方をチェックしていきましょう。あわせて、管理栄養士の渡辺愛理さんのアドバイスもご紹介していますので、自分にぴったりなお取り寄せトマト選びのご参考にしてみてください。
おいしいトマトの種類をチェック
全国で栽培されているトマトには、「桃太郎」や「りんか409」などたくさんの種類があることをご存知ですか? 大玉トマトやミディトマト、ミニトマト、フルーツトマトなど、栽培方法によって味の違いもさまざまです。ここでは、2品種をピックアップしてご紹介します。
糖度が高いフルーツトマト「アメーラ」
フルーツトマトは、その名の通りフルーツのような甘さが魅力。「アメーラ」は、独自の栽培方法で作られたトマトのブランドで、名前の由来は「甘いでしょ」という静岡の方言です。
水を与える量をギリギリまで少なくすることで、甘味と酸味、うま味がぎゅっと濃縮されたトマトが育ちます。一般的なトマトの糖度は5度前後ですが、「アメーラ」は夏〜冬で糖度7.5度以上、冬〜夏は糖度8度以上が基準です。
濃厚でさわやか「ファーストトマト」
昭和10年代に愛知県で誕生した「ファーストトマト」は、尖った先端が特徴的な大玉トマトです。皮が薄く、ヘタに向かって放射状にシマ模様が入っているのが特徴。種のまわりのゼリーが少ないので、果肉においしさが詰まっています。
丸かじりでも食べやすく、さわやかな味が口いっぱいに広がったあとに強い甘さが追いかけてきます。酸味と甘味のバランスが取れた味わいです。
農園や産地ごとの品質もチェック
上質なトマトをお取り寄せしたい場合は、農園の商品から選んでみましょう。全国各地のトマト農園では、それぞれの農業スタイルでトマト作りをしています。環境や栽培方法にこだわった農園のトマトをお取り寄せできるのが魅力です。
環境や栄養に配慮して作られたトマト
環境面が気になる場合は、化学農薬や化学肥料を使わずに有機栽培したトマトを選びましょう。農園によっては、土作りからていねいに栽培されている様子を公開しているので、公式ページをチェックしてみてください。
また、栄養にもこだわっていて、一般的なトマトよりも「リコピン」が数倍多いトマトを作っている農園もあります。農園ごとのこだわりも確認してみましょう。
全国のブランドトマトは高級感あり
お取り寄せトマトには数多くのブランド品があるのも魅力です。甘くておいしい「フルーツトマト」を、独自の栽培方法によってさらに高糖度にしたブランドトマトが販売されています。
ほかにも、塩作りに適した土地で作られているのがミネラル豊富な「塩トマト」です。塩と聞くとしょっぱいイメージかもしれませんが、海に近い場所で栽培することで水分が吸収されにくく甘い味になるのが特徴です。糖度が一般的なトマトの2倍ほどの「塩トマト」もあります。
小さくてかわいいミニトマトも
手軽でおいしいミニトマトもお取り寄せに対応しています。小さいのにジューシーで、丸い見た目もかわいらしいのがポイント。
ミニトマトはまるでフルーツトマトのような味わいで、糖度8以上というものも少なくありません。品種も豊富で、それぞれに味わいが異なります。
食べやすい「千果」は赤くて鮮やかなミニトマトの代表的品種です。「アイコ」は、高糖度でイチゴ並みの甘さ。リコピンやうまみ成分が多く含まれています。
トマトジュースやトマトソースにするなら
お取り寄せトマトを自宅用にするなら、ワケあり商品も選択肢に入れてみましょう。大きさや見た目が出荷の規格外となったトマトをお買い得価格で販売している農園があり、お取り寄せにも対応しています。
規格外のトマトはキズや変形が見られるものの、正規品とほとんど同じ糖度のものが多くお値打ちです。そのままでもおいしく食べられますが、気になる場合はカットしてトマトソースに使ったり、ミキサーでトマトジュースにしたりするといいでしょう。
調理用に使いたいから正規品にこだわらないという方は、ぜひチェックしてみてください。
カラーがかわいいトマトは贈りものにしても喜ばれる!
お取り寄せトマトは、ホームパーティーのおみやげや贈答品にもぴったり。ブランド品もあるので、トマト好きな友人への贈りものにチョイスしてみましょう。
トマトというと真っ赤な色をイメージするかもしれませんが、ほかにもいくつかのカラーがあります。甘味が強い「黄色」や、βカロテンが豊富な「オレンジ」、酸味がさわやかな「緑」、ブドウのような口溶けの「紫」などさまざまです。
かわいくてカラフルなトマトを化粧箱に詰め合わせたものは贈答品にぴったり。どれも鮮やかな色味なので、開けた瞬間に目を奪われます。
トマトの旬がいつか知っておこう
トマトには7〜11月に収穫する「夏秋トマト」と、10〜6月に収穫する「冬春トマト」があります。「夏秋トマト」は、さわやかな酸味が魅力。トマトに含まれている「リコピン」の量が多いものが出回る時期は8月です。
「冬春トマト」は、うま味がぎっしり。日照時間が短くて気温も低い時期に栽培するため、じっくりていねいに成熟させています。
小さくても甘みぎっしり! 管理栄養士がアドバイス
大きいほうが小さいトマトよりも甘みがあると思われがちですが、小さくてもじゅうぶんに甘みはあります。甘いトマトといえば、フルーツトマトが有名ですが、それを上回る甘さのトマトもあります。定番のサラダやパスタ、混ぜご飯や炒め物にも重宝するトマト。ミニトマトならスープやカルパッチョ風にしてもおいしいです。自分の好みのトマトを見つけたいものです。
お取り寄せトマトのおすすめ6選 アメーラなど人気の品種も
ここからは、管理栄養士の渡辺愛理さんと編集部で選んだ、おすすめのお取り寄せトマトをご紹介していきます。

甘さがほしい方にも、酸味がほしい方にもどちらの方にもおすすめなものです。
まるでフルーツのような甘さのトマト!
高糖度トマトの「アメーラ」は、きれいな空気と水で栽培されています。とくに春は糖度が高い時期。先端から出ている放射状の線(スターマーク)がはっきりと見えるのが、おいしい合図です。
酸味が苦手な方は、真っ赤に熟した状態になるまで待ってから食べてください。熟す前の状態は、青っぽい感じやさわやかな甘酸っぱさを楽しめます。
野原農園『減農薬・無化学肥料・ファーストトマト(特別栽培)2kg』
環境に配慮して作られたファーストトマト!
栃木県栃木市の「のはら農園」では、ファーストトマトの栽培をしています。農地にも化学肥料や除草剤は使われていません。化学肥料を一切使わずに、農薬を7割減らしているのが、この農園のこだわりです。
蜂をビニールハウスに放って自然な受粉をおこなうことで、多くの種子ができます。そのように手間ひまかけて育てられた「レディファースト」は甘い果肉が詰まったトマトです。
糖度10度の甘くておいしい塩トマト!
こちらは、熊本県の八代にある指定エリアだけで作られている希少価値の高いトマトです。塩の地層がある海岸部沿いで作られ、ミネラル成分をたっぷり吸収しながら育ちます。
ギリギリまで水分を少なくして栽培するので、果肉がぎゅっと詰まっていて皮がかたいのが特徴。ひと玉ごとに糖度測定をしていて、糖度10度を上回るトマトだけが「ロイヤルセレブ」として出荷されます。
2種類の味が楽しめる
こちらの商品は、「アイコ」と「ラブリーさくら」の詰め合わせです。一般的なミニトマトは丸い形をしていますが、アイコは少し長めの卵型をしているのが特徴。甘味が強いので、小さなお子さんでも食べやすい味わいです。
ラブリーさくらはファーム輝の主力品種。糖度が高くて、甘みと酸味がバランスよく感じられるのが特徴です。2種類の味の違いを楽しんでください。
見た目は規格外でも味はおいしいお買い得商品
こちらは、大玉トマトのワケあり商品。お届け時期に合わせて、トマトの名産地から旬のものをチョイスしています。外皮にスレや変色がある、色にムラがあるといった規格外品ですが、果肉の味は正規品と変わりません。
日本人に親しまれている「桃太郎トマト」や、「麗夏」「麗月」などの王様トマトブランド商品などが届きます。
色とりどりのミニトマトがいっぱい!
九州各地の契約農家さんが心を込めて、ていねいに栽培したミニトマトをギフトボックスにした商品です。赤、黄色、オレンジ、緑など、カラフルなミニトマトがぎっしり。どれも濃厚でとても甘いのが魅力です。
ひと粒ごとに個性があり、トマト好きな方への贈りものにぴったり。ブラックの化粧箱がミニトマトのきれいな色合いを引き立てます。
「お取り寄せトマト」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お取り寄せトマトの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのお取り寄せトマトの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
お取り寄せトマトをおいしく保存する方法
トマトは、緑色のヘタがピンと張っていて、皮にはツヤがありずっしりと重みがあるとおいしく味わえるサインです。お取り寄せトマトのおいしさを長持ちさせるためには、保存方法にご注意ください。
トマトは熟し具合によって保存方法が異なるのがポイント。まだ青い部分が残っているトマトは、15~25℃が貯蔵適温なので室温保存で熟すのがベスト。完熟トマトは、ポリ袋やパックに入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
トマトのゼリーやジュースのお取り寄せも! 【関連記事】
お取り寄せトマトはおいしそうで魅力的なものの、量が多くて食べきれるか不安になる場合も。ひとり暮らしやご夫婦だけだともったいない気がしてしまいますよね。そんな場合は、おいしいトマトを使ったジュースやゼリーのお取り寄せはいかがでしょうか。
生食のトマトと異なり、加工されているので日持ちが長いのがメリット。トマトのうまみやコクを引き出したゼリーや、糖度が高いトマトをたっぷり使ったジュースなどさまざまな商品があるのでぜひチェックしてみてください。
お取り寄せトマトの味わいを堪能しよう!
とにかく甘いトマトが食べたい、環境に配慮したトマトを家族に食べさせたい、高級なトマトを贈りたいなど、さまざまな希望を叶えてくれるお取り寄せトマト。スーパーマーケットにはならんでいないような、農園で販売されているトマトもお取り寄せ可能なのがうれしいですね。
お取り寄せトマトにはたくさんの種類があります。この記事でご紹介した選び方や、管理栄養士の渡辺愛理さんが教えてくれたアドバイスをご参考に、ぜひおいしいトマトを探してみてください。
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大学卒業後、病院・介護老人保険施設での勤務を経て、フリーランス管理栄養士となる。 自身が冷え性に長年悩んできた経験から、冷え性に悩む方への食事カウンセリングや料理教室講師をメインに、その他レシピ開発やコラム執筆、栄養士さん向けWebライター講座を行っている。