「英語教材」のおすすめ商品の比較一覧表
教員採用試験(英語)対策に役立つ英語教材おすすめ5選 私立高校英語教師が厳選!
石ヶ谷さんに選んでもらったおすすめ教材を紹介します。現在のご自身のレベルと照らし合わせながら、参考になりそうな一冊を探してみてください。

江川泰一郎『英文法解説』(金子書房)

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安藤貞雄『現代英文法講義』(開拓社)

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Randolph Quirk『A Student's Grammar of the English Language』(Pearson Japan Sidney Greenbaum)

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「英文法」は英語で理解するほうが楽な場合も
洋書としてはこちらがおすすめ。この本を読むことで、英語での英文法の説明の仕方なども身につけることができ、さらに「英語で理解する」ほうが学習者としても、指導者としても楽なケースが多いです。
語彙も同じです。日本語の辞書で定義を確認するより英英辞典のほうが本質をとらえやすいことがよくあると思います。それと一緒の感覚です。英文も優しく読み易い、日本語では見えてこない部分が見えてくる1冊です。
今回紹介したのは簡易版ですので、ぜひ『A Comprehensive Grammar of the English Language』にも手を出してみてください。

伊藤和夫『英文解釈教室(新装版)』(研究社出版)

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三原健一/高見健一『日英対照 英語学の基礎』(くろしお出版)

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私立高校英語教師に聞いた選び方 教員採用試験(英語)のために役立つ英語教材
現役の私立高校英語教師・石ヶ谷洸大(K)さんに、英語の教員採用試験に合格するために役立つ英語教材の選び方のポイントを教えてもらいました。ポイントは下記の3つ。
【1】まずは精読ができる教材から
【2】指導のために英文法を知識として拡充させる
【3】英語学の視野を広める教材
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】まずは精読ができる教材から始めましょう
私立高校英語教師
精読は英語学習において大切であり、読み方がわからない状態でやみくもに読んでも学習効果は期待できません。
精読をすることによって、英語力は鍛えられ、「語の使われ方」や「文構造」を学ぶことができます。そして精読を重ねることで、「直読直解」ができる域に達します。
また、精読の仕方を生徒に教えるにはまずは教員自らが精読ができなくてはなりませんし、精読をすることで自分自身の英語力も伸びるのです。
【2】指導のために英文法を知識として拡充させましょう
私立高校英語教師
英語教育に対してさまざまな考え方をもつ英語の先生がいらっしゃるし、教え方は生徒の実態で変えることが必要なので、正解はないと思います。
「こうすれば生徒は英語を理解する」なんていう正解もありません。目の前の生徒に必要な情報をその生徒のレベルに合わせて説明できるかが大事です。
説明をする際には英文法の幅広い知識が必要となるため、その知識の拡充が期待できる教材がおすすめです。
【3】英語学の視野を広める教材を選びましょう
私立高校英語教師
教員を目指している人や現場で教鞭をとられている先生方のなかには、英語学を学んだことがある方もいるのではないでしょうか。
生徒の興味や関心を引くためには、英語に関するさまざまな知識が必要です。
たとえば、日英の言語比較などは生徒の関心を引きやすいでしょう。また意味論、統語論、音声学、認知言語学などの話も、生徒に興味をもたせるうえで効果的です。英語学の知見を広げられる教材を選んでみましょう。
資格試験では測れない真の英語力を身につけましょう 私立高校英語教師からのアドバイス
私立高校英語教師
教員採用試験の専門試験をTOEIC800〜900点前後(基準は都道府県・私立学校で異なるためあくまでも参考)で免除になるケースがあります。そこで、TOEICで英語を学んだ人もいることでしょう。
一般的に、TOEICのスコアが高いと英語ができると誤解してしまうケースが多いので引き合いに出しましたが、点数が取れることと指導技術は別ものです。
さらに大学受験指導、教科指導はTOEICだけでは太刀打ちできません。TOEICなどの資格試験では問われない英語の知識が必要になるからです。難関大学の英文は、語彙を除いて英検1級より難しいものばかりです。
英文法は英語学習において必要不可欠なものだと思っています。ぜひ、今回紹介をした本で英語の底力を伸ばしてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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英語学習開始時、「副詞」と「形容詞」の区別がつかないレベルだったが日々勉強を続け、数ヶ月でTOEIC900点を突破。 その後、英検1級に合格。 TOEIC LR で、それぞれL495点・R495点を達成。現在は私立高校英語教師。