「マーガリン」のおすすめ商品の比較一覧表
マーガリンとは? バターとの違いは?
バターとマーガリンはよく似ているので間違えられることが多いですが、原料や成分、風味も異なります。乳及び乳製品の成分規格等に関する省令でバターは乳脂肪分80.0%以上、日本農林規格でマーガリンは油脂含有率80.0%以上と定められています。
バターの脂肪は牛乳の脂肪分だけを使用していますが、マーガリンは植物性の脂肪分から作られている違いがあります。原料によって固さや味の違った製品が作られます。
マーガリンの選び方 原料にも着目! クッキーなどお菓子作りにも!
お菓子・パン・ジャム研究家に取材のもと、マーガリンの選び方を紹介します。
形状タイプで選ぶ
マーガリンには、四角く切りわけてあるブロックタイプや、プラスチック容器に入っているもの、チューブや袋に入っているもの、小分けタイプやシート状など、さまざまな包装の商品が存在しています。
マーガリンにはさまざまなタイプの商品があるため、自分にとって使い勝手のいいものを選びましょう。
「チューブタイプ」なら手間なくすぐに使える!
チューブタイプは、コンパクトサイズなので、冷蔵庫の中でも場所を取らず収納にも困りません。
料理の途中でも片手で取り出して使うことができ、絞り出すだけで手軽に使えることも特徴です。使い勝手を重視するならチューブタイプを選びましょう。
「プラスチック容器」なら酸化しにくい
マーガリンは、プラスチック容器に詰められているタイプが一般的で、毎日利用する場合も酸化しにくいのがメリットです。ほかに、アルミペーパーで包装された商品もありますが、開封後はバターケースなどに移して保存するほうがいいでしょう。
また、冷蔵庫にバター・マーガリン用スペースが設けられているなら、スペースに適した製品を選ぶと収納しやすくて使い勝手がいいです
「小分けタイプ」は複数人で使いたいときに便利
家族で一緒に使う場合や大人数でマーガリンを使うなら、1回分に小分けされたタイプやポーションに入ったタイプが衛生的で便利です。
小分けされているタイプは酸化しにくいため、いつもフレッシュな状態で使えるのがうれしいポイント。また、マーガリンの使いすぎが気になる場合も、1回分ずつ分けられたものを活用しましょう。
お菓子作りに使うかどうかで選ぶ
大容量タイプや塩分不使用タイプ、またシートタイプなど、お菓子作りに便利なさまざまな包装の商品があります。作りたいものから逆算して選んでみましょう。
お菓子作りには「大容量の塩分不使用タイプ」
お菓子の材料にマーガリンを使いたい場合は、たっぷり使える大容量タイプがぴったりです。食塩不使用であれば、パン作りなど幅広いレシピに活用できて便利。
商品パッケージに「無塩」や「ケーキ用マーガリン」と記載されているため、事前にチェックしてください。また、少量ずつお菓子を作る場合は、小さめのサイズを利用するといいでしょう。
デニッシュ作りには手軽な「シートタイプ」
デニッシュパンやクロワッサン作りにマーガリンを使うと、サクサクっとした食感が出るほか、バターよりコストが抑えられるのがメリットです。
パンの生地を作るときは、シート状になったマーガリンを利用すると、より手早く作業できて便利でしょう。冷凍保存できる商品もあるため、パン作りが好きな方はチェックしてください。
原材料をチェックして選ぶ
マーガリンはバターの代用品として19世紀に生まれ、冷蔵庫から取り出してすぐに使える便利さと、値段の安さが人気の理由です。
現在売られているマーガリンの原料はおもに植物油脂で、大豆油、菜種(なたね)油、コーン油、パーム油、ヤシ油、べに花油、ひまわり油などが使用されています。
それらの油脂に牛乳や豆乳を加えて風味づけされて作られているので、健康志向な方やカロリーが気になる方は、選ぶときに原材料をチェックするといいでしょう。
また、マーガリンには有塩、無塩があり、有塩はおもにパンにそのまま塗って食べる人向けで、塩分不使用はお菓子やパン作りをされる人向けです。
よりバター風味を強く感じたい人には、バター入りの「コンパウンドマーガリン」がおすすめ。マーガリンのよさとバターのよさの両方をあわせ持っていて、使いやすいことから人気があります。
健康面を考慮して選ぶ
マーガリンは糖質やカロリーを多く含んでいるものがあります。ご自身の健康に気を配りつつ、おいしく食べられるマーガリンを見つけてくださいね。
トランス脂肪酸の含有量が少ないもの
トランス脂肪酸とは、脂質を構成する成分の一種で、植物油からマーガリンやショートニングをつくる際などに生成されるもののほか、天然由来のものも存在しています。
海外では、トランス脂肪酸の過剰摂取により、心筋梗塞などの冠動脈疾患にかかる可能性が高くなるという研究成果があります。WHO(世界保健機関)の基準としては、トランス脂肪酸の摂取を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えるようにと提示されています。※厚生労働省ホームページより。
べに花油で作られたマーガリンはトランス脂肪酸の含有量が比較的少なく、美容と健康を気にされる方におすすめ。毎朝食べるマーガリンですから、トランス脂肪酸の少ないものを選びたいですよね。
トランス脂肪酸に関する詳しい情報はこちらから
カロリーハーフやコレステロールゼロも
最近では、カロリーハーフの商品やコレステロールゼロの商品など、オリーブオイルで作られた美味しいマーガリンも多く販売されています。
乳製品の摂取を控えている方やダイエットをされている方におすすめなのは、豆乳で作られたマーガリンです。
マーガリンの人気メーカー・ブランド3選 明治や小岩井も!
小岩井乳業 人気メーカー・ブランド1
安心・安全と美味しさを求め続けてきた小岩井マーガリンは、美味しさを追求し、アップデートを繰り返すことでお客様に親しまれています。
年々愛用者が増えている小岩井のマーガリンは、小岩井の強みでもある発酵技術を生かして本物のバターのような風味を提供しています
明治 人気メーカー・ブランド2
明治のマーガリンは、トランス脂肪酸の低減に取り組んでおり、健康面に配慮したことで生活者に寄り添ったマーガリンを販売しています。
トランス脂肪酸の原因となる「部分水素添加油脂を使わない」商品づくりが特徴。家庭用のマーガリンとして食事に料理に安心して使うことができます。
雪印メグミルク 人気メーカー・ブランド3
雪印メグミルクがバターの製造を始めたのは1925年。長い歴史を誇る雪印メグミルクのマーガリンは、バターのような風味や口どけでずっと変わらぬ美味しさを提供しています。
マーガリンの種類が豊富なのが強み。カロリーハーフやコレステロールゼロの他にもミルキーとの期間限定のコラボ商品など幅広いラインナップがあります。
マーガリンのおすすめ14選 低カロリーも! ヘルシーで美味しい!
ここからは、お菓子・パン・ジャム研究家の飯田順子さんと編集部が選ぶおすすめのマーガリンを紹介していきます。
meiji『明治チューブでバター1/3 160g』


















出典:Amazon
ボーソー油脂『A-1ソフトマーガリン 225g』

出典:Yahoo!ショッピング
小岩井 マーガリン『ヘルシー芳醇仕立て』




出典:楽天市場
明治『コーンソフト』






出典:楽天市場
明治『オフスタイル べに花』




出典:楽天市場
月島食品工業『パン屋さんのおいしいマーガリン』

出典:Amazon
丸和油脂『ホテルマーガリン』








出典:Amazon

創健社『べに花ハイプラスマーガリン』

出典:Amazon
べに花油を使用。こだわりのつまったマーガリン
こちらのマーガリンはオレイン酸を含むべに花油を使用し、マーガリンに含まれる脂肪酸のなかでオレイン酸が占める割合は63%となっています。
トランス脂肪酸の含有量が抑えられていることに加え、香料・酸化防止剤・着色料は不使用。塩はまろやかな風味のメキシコ産粗塩を使用したという、さまざまなこだわりのつまった商品です。
また、自家製造の発酵(はっこう)乳が従来品より50%増量されたことにより、コクと風味がプラスされ、よりクリーミーでまろやかな仕上がりに。あっさりした風味でクセがないので、さまざまなお料理に使用できます。
素材とおいしさの両方にこだわったマーガリンをお探しの方におすすめです。

創健社『発酵豆乳入りマーガリン』














出典:Amazon
リボンオーガニック『有機のマーガリン』

出典:Amazon
雪印メグミルク『ネオソフト』

出典:Amazon
FBクリエイト『マリンフード ガーリックマーガリン』

出典:Amazon
Jオイルミルズ『マーガリン ジェネータ 無塩』




出典:楽天市場
QP『はちみつ&マーガリン』














出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする マーガリンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのマーガリンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
マーガリンの正しい保存方法 賢く保存しよう!
美味しいマーガリンも保存方法を間違えてしまうと、味が劣化してしまいます。マーガリンは未開封、開封関係なく必ず冷蔵庫で保存しましょう。常温保存は、カビの原因にもなります。
開封するとシートが付属されていますが、味の劣化にも繋がるので気にならないのであればシートはそのままマーガリンに密着させて保存することをおすすめします。
バターナイフなどを入れっぱなしにしている家庭もありますが、パンのくずからカビの原因にもなるので、毎回新しいものに取り替えるようにしてくださいね。
飽きずに楽しめるアレンジテイストもおすすめ
ひとくちにマーガリンといっても、さまざまな種類が発売されています。バター配合のマーガリンなら豊かな風味が楽しめるほか、ガーリックがブレンドされたものなら、いつもと違った味わいでメニューのバリエーションが広がるでしょう。
また、ディスペンパックは、マーガリンとジャムをあわせて食べられることや、絞るだけで手軽に利用できる点が魅力です。
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原料にこだわったマーガリンを見つけて マーガリン=危険ではない!
お菓子・パン・ジャム研究家
マーガリンのなかには、トランス脂肪酸の含有量が抑えられたものや、低カロリーのもの、コレステロールや添加物なしの商品などもあります。
このように健康志向のニーズにこたえたもののほかには、大容量でリーズナブルなもの、素材にこだわったもの、乳製品のアレルギーがある方でも食べられる乳製品フリーのものまで、今やさまざまなマーガリンが作られています。
そのほかにも、チョコレート味、イチゴ味、ガーリック風味など一味違ったマーガリンもありますので、ご自分の用途や好みに合わせて選んでみるのも楽しいですよ。
ぜひ、軽くて口溶けのいいマーガリンの特徴をいかし、パンと一緒に味わったり、毎日のお料理やお菓子作りに使ってみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
結婚後かねてから大好きだったお菓子・パンの研究をスタート。 専門書を片手にお菓子を作り続け、パティシエの講習会にも参加し、独自のレシピを開発。1998年よりお菓子・パン・料理教室を主宰。 スィーツファンを集めて都内の有名パティスリー巡りやフランスへのスィーツツアーを定期的に開催する一方で、毎年フランスで研修を重ね、リッツエスコフィエやベルエコンセイユで本格的に学ぶ。 現地のパティシエやマダムからの取材をもとにプロのテクニックと家庭菓子への造詣を深める。著書多数。