英語精読参考書のおすすめ19選 基礎から大学入試に特化したもの、反復学習できるものも
受験指導専門家の西村 創さんがおすすめする参考書、編集部が選んだ参考書を紹介します。

段階的に力がつく参考書
精読の定番とも言える参考書です。英文の構造、文法、語法などをひとつひとつ丁寧に解説しています。受験生のみならず、 社会人になってからのやり直し学習にもおすすめです。また、一般的な参考書よりも書籍のサイズが小さく、持ち運びやすいのも嬉しいポイントです。
本のタイトルに「基礎」とついていますが、収録されている英文は難易度が高めであり、偏差値60以上の国公立大学の二次試験にも対応できるレベルです。単語や文法などの基礎をひと通り学び終えた人におすすめの参考書です。

ひとクラス上の英文解釈ができる
本のタイトルとおり、精読の極意が10の軸としてまとめられています。この参考書を通じて、今まで行っていた普通の英文読解から、英文精読へとステップアップすることができます。
収録されている英文は全て過去の大学入試に出題されたことのある問題なので、実践的な英語に触れながら精読の学習を進めることができます。こちらも、単語や文法などの基礎をある程度学び終えた人向けの参考書です。

本格的に英語を読む訓練ができる
本教材の特徴は、ひとつの英文に対しての解説の多さにあります。読めているつもりでも、じつは理解できていない部分を洗い出すことができます。英文に対しての設問も、英文を本質的に理解できていないと解答できないものばかりなので、中途半端な理解はすぐにあぶり出されてしまいます。
英語は決して苦手ではないけど、これまで漠然と英文を読んできたと感じている人におすすめの参考書です。

英文読解の基本ルールから学べる
教科書レベルの比較的簡単で短い英文を用いて、精読の基礎を解説している参考書です。英語が苦手な人や、精読初心者の人にもおすすめの一冊です。
読み手のレベルを選ばない参考書ではありますが、演習問題の数はさほど多くありません。この参考書で学習した後に、別の問題集で演習量をこなすというのがおすすめの学習方法です。

100のテクニックで集中的に学習
こちらも初心者でも読みやすい精読の参考書です。基礎的な文法を復習しつつ、読解に必要な100のテクニックを学ぶことができます。ある程度精読を学んだ人でも、これまで見落としていた新たな気づきがある一冊です。
音声CDも付属するため、音読トレーニングと組み合わせることでより効率良く学習を進めることができます。
大学受験生に最適の参考書
これから入試の長文を学習しようとする受験生や、ある程度勉強してきた人がポイントの整理をするときに便利な参考書です。内容は問題編と解答解説編に分かれているので、より効果的な読解方法が身につきます。
問題編では多くの頻出長文を素材にしているので、受験に出やすい重要構文を学習できます。構造の複雑な長文を読みこなすのをコンセプトにしているため、わかりやすくて理解しやすいという特徴がある参考書といえます。解答解説編では和訳だけでなく、重要構文、文法事項、熟語などを詳しく解説。目で見てわかるように図解してあります。
何度も学習できる反復型長文問題集
この参考書は500語程度の長文を中心に構成されており、読解力や頻出の設問に対する解答力を基礎から鍛えることができます。
また音読練習に必要な「英文読み上げCD」と別冊の「トレーニングブック」が付属するので、1度だけでなく反復して長文問題に取り組めます。設問は2部構成になっており、解答力と読解力を強化しやすいのが特徴。全問の解答にその根拠をていねいに解説しているため、構文の理解がしやすくなっています。
基礎からセンターレベルまで鍛えられる
300話程度の長文を中心に構成されており、音読練習に必要な「英文読み上げCD」と入試頻出単語リストを掲載した別冊「トレーニングブック」が付いている参考書。
基礎からセンターレベルの長文まで鍛えることができます。入試の良問15題の長文を何度も繰り返して読むことで実力が身につきます。解答力と読解力を同時にアップできる2部構成の設問で、全問につき解答の根拠を丁寧に説明してあります。演習と復習をくりかえすことによって、確かな実力が身につく参考書です。
本番直前の仕上げにはこれ!
英文の精読力を高めて入試を突破するには最適の参考書です。300から500語の入試問題を25題厳選しており、中堅私大から国公立の2次試験までの対策ができます。
前半は私立大向け、後半は国公立大向けの出題になっているので、目的別に学習ができます。文章は本番の試験に対応できる良質な内容で、仕上げに役立つ一冊となっています。
読解の総合力が身につきます
レベルに合わせて無理なく実力をつけられる参考書です。問題演習は厳選された英文が用いられており、センター試験の基礎レベルから難関国公立・私立の大学入試に対応できます。
600から1,000語程度の良質な英文が15本収録されており、しっかりと実力が身につきます。また全体の論旨がわかりやすいように図解がついているので、論理的な展開をつかむ力を養えます。国公立や私立の難関大を突破するために必要な読解総合力が身につく参考書です。
実践的な長文読解力が身につきます
英語の精読参考書の決定版といわれる参考書です。入試によく出る問題を掲載しているので、本番の試験でも実力を発揮できます。
解説はていねいでツボを押さえたわかりやすい内容になっています。初めは簡単な英文で誰でも取り組みやすく、次第に難易度が高くなっていくので、着実に実力をつけたい人向きです。解説が充実しているので独学用にも適しています。
ほとんどの大学入試に使える
私大から国公立大に至るまでのほとんどの大学の読解問題に対応できる参考書です。出題頻度の高い400語から600語程度の標準的な文章をはじめ、やや難しいレベルの英文まで15題で構成されています。
問題の選び方も、内容一致、空所補充といった客観式問題から下線部和訳問題、内容説明問題など多彩な内容の設問を取り上げています。長文が苦手な初心者にとっては学習しやすく、後半はレベルの高い問題を配置しており、徐々に読解力が身につきます。30分の制限時間で解くようになっているので、実践的な学習ができます。
基礎から英文読解が学べる
基礎から英文読解を学べる参考書です。内容は講師と生徒による講義形式になっており、入門の段階で学んでおくべき基礎的問題を厳選しています。着実に英語力がつくようにていねいで詳しい解説が特徴で、誰でもスムーズに英文読解にトライできます。頻出の語彙や語法・文法などを含んだ良質の英文を採用しているので、安心して学習に取り組めます。
出題傾向は徐々にレベルを上げていく完全スモールステップアップ方式になっています。難しい英文も読みこなしたい人のための一冊。基礎から英文読解を勉強したい人にも、ご紹介したい参考書です。
情報を読み解く力がつく
英文読解には情報分析が役立ちますが、この参考書はミクロとマクロという2つの視点から英語の情報分析力が身につくようにできています。最近の予備校で盛んに教えている情報構造に立脚した英語の読み方が、この参考書で学ぶことができます。
独自の視点により、英文内容の把握の仕方や情報を整理しながら読み解く力が養えます。難関校の受験生向けの参考書ですが、より英語の読解力を身につけたい社会人でも十分に対応する内容となっています。
英語をセンテンスレベルで理解するための一冊
意味のわかる単語をつぎはぎして強引に意味を読み取っていく「断片つぎはぎ読み」から脱却し、センテンスがもつ正しい意味を汲み取れるようになるための一冊です。
基礎の文法から学んでいくので、英文の構造を理解するだけでなく、自分でも自由に組み立てられるようになります。また、センテンスごとの構造による意味をイメージする習慣が身につくので、英文を理解するスピードと精度が上がっていきます。例文も多彩なテーマで、興味深く読み進められます。
10の原則で読解力がアップするハイレベルテキスト
10の原則を使って実践的な読解方法を身につけ、さまざまな英文に応用できるようにする一冊です。実際に長文を読むときの考え方のコツを詳しく解説しているので、文章構成から正しい読み方を導き出せるようになります。
掲載している長文は、英検準一級から一級の問題を中心に、良問を厳選しているので、質の高い問題に触れられます。複雑な文の構造や、間違えやすい表現についてもわかりやすく説明されているので、受験だけでなく、ネイティブ向けの書籍などを読めるレベルを目指せます。
秀英予備校講師が徹底解説する英文読解
秀英予備校で大人気の講師が贈る、英文読解の特別紙上講座です。全51テーマで基礎からわかりやすく説明されています。複雑な構造も丁寧に解説してあるので、つまずくことなく理解が深まります。
暗記や詰め込みで無理やり解答を導き出すのではなく、徹底的に解説して理解するという点に重きが置かれているので、類似の問題でもしっかり解ける応用力が身に付きます。難関大学の入試問題を数多く採用しており、ハイレベルな良問に触れられる点もおすすめです。
長文読解の悩みを解消する55のオキテ
単語の意味を暗記しただけでは理解できない文と文とのつながりや文脈把握についてなど、長文読解問題を解く際に重要な視点や考え方についてこと細かに解説されている本です。読解における基本でありながらも重要なポイントがオキテとして掲載されているので、オキテを理解して読解に臨めば英文がスラスラ読めるようになるほどの実力が身に付きます。
筆者は河合塾の人気講師で、生徒の心をつかむ興味深い解説をしてくれるので、読み進めていても面白いでしょう。
130題の厳選問題で読解力をブラッシュアップ
膨大な量の有名大学入試問題を精査して、重要なポイントを抽出した筆者オリジナルの演習プリントの中から、特に高評価だった英文130題を厳選した読解攻略本です。これまでなんとなく訳していた箇所をなくすため、正答を導くキラーフレーズや読解問題を解くカギとなる項目をわかりやすくまとめてあります。
英語リーディングの重要ポイントを短期間で効率よく学ぶ、総仕上げにぴったりの一冊です。難解な文法構造もひと目でわかる図解つきです。
「英語精読参考書」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 精読用英語参考書の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの精読用英語参考書の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
英語精読参考書の選び方 教育・受験指導専門家に聞いた
教育・受験指導専門家の西村 創さんに話をうかがい、英語の参考書を選ぶときのポイントをまとめました。
解説にボリュームがあり、かつ丁寧であること 精読と速読ではポイントが違う
精読とは、ひとつひとつの英文を隅々まで理解しながら読むことを意味しています。独学でこのノウハウやテクニックを学ぶのはなかなか難しいため、参考書の解説に頼るのが効率的な勉強法となります。
一文を複数に分割するプロセスや、和訳のポイントを丁寧にわかりやすく解説している参考書が優れた精読の参考書といえます。解説がどれくらい充実しているかが選択のポイントです。
単語・熟語の解説が充実していること TOEICにも役立つ
精読の参考書を読む目的は、あくまで精読のノウハウやテクニックを身につけること。わからない単語や熟語が出てくるたび辞書で調べていては、なかなか先に進むことができません。難解な単語・熟語が参考書内でしっかり解説されていれば、精読を身につけることだけに集中することができます。
なお、単語・熟語を覚える勉強は、別の専用教材でも並行して進めるようにしましょう。
実践的な英文が収録されていること 過去問や入試レベルのものなど
大学入試用の参考書の場合、精読の題材として収録されている英文は、可能であれば過去の大学入試で出題されたものなどが望ましいです。最終的には入試本番で出題される文章を読み解けるようになるのがゴールであるため、練習の段階で入試で出題されるレベルの英文に触れておくのが効率的です。
精読の入門として簡単な英文を用いるのはよいですが、その場合は別途入試レベルの英文でも精読を実践するようにしましょう。
どんな例文や解説が最適か 文章の構造と主語・動詞・目的語の使い方を把握
精読の基礎を着実に固めるためには、質の良い例文をたくさん読む必要があります。掲載されている例文は、文章の構造を理解しやすく、主語・動詞・目的語の使い方が正確に把握できるものが適しています。同様に解説も、この2点について豊富に掲載されていることがポイントとなります。
テーマ性のある例文が掲載されていること ニュースや作家の随筆
ニュースや作家の随筆などはひとつのテーマに沿って文章が構成されているので、英文の構造を把握しやすくなります。そのテーマに興味があれば、精読を続けるためのモチベーションを維持しやすいのです。参考書を選ぶ際に、掲載されている例文のテーマに自分が興味を持てるのかどうかを、考えてみるといいでしょう。
音読CDが付いていること 耳からも学習
精読は繰り返すことによって内容や英文の構造が頭に入って定着するものです。参考書によっては、収録した英文が音読されているCDが付いているものがあります。音読CDを利用すれば耳からも学習することができ、より精読の効果を上げることができます。
そのほかの英語参考書関連の記事はこちら 【関連記事】
難関大学の入試問題にも応用できる 教育・受験指導専門家からのアドバイス
精読は決してかんたんに身につけられるテクニックではありませんが、一度身につけてしまえば難関大学の入試問題にも応用できるテクニックです。長文読解で点数を稼ぎたいなら、早いうちに身につけておいて損はないテクニックといえます。
ここでは入試で即戦力になる精読のテクニックやノウハウを収録した参考書を厳選して紹介しています。教材選びの参考にしていただけたら幸いです。
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