商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | タイプ | 内容量 | ビタミンD配合 | リン配合 |
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ビバリア『レップカル カルシウム ビタミンD3入(微粒)(RO-201)』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
昆虫食、肉食の爬虫類向けのカルシウムパウダー | パウダー | 93.5g | ○ | × | |
チャーム『カルシウムパウダー キャロットプラス』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
6種の野菜パウダーラインナップで嗜好性をアップ | パウダー | 50g | × | × | |
スドー『カルシウムパウダー』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
きめの細かいパウダーで与えやすい | パウダー | 80g | × | × | |
ジェックス『カルシウム+ビタミンD3』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
不足しがちな栄養素を同時に摂取 | パウダー | 40g | 〇 | × | |
ポゴナ・クラブ『爬虫類牧場パウ プレミアム ゴールドカルシウム』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
国産牡蠣殻を原料とした顆粒タイプ | 顆粒 | 132g | × | × | |
ビバリア『レップカル カルシウム ビタミンD3入(粗目)(RO-101)』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
エサにカルシウム臭がつきにくい粗めのパウダー | パウダー | 156g | ○ | × | |
月夜野ファーム『マルベリーCa(k311)』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
3種のカルシウムを配合した桑の葉風味のサプリ | パウダー | 250g、120g、詰替用:200g | - | - |
爬虫類にカルシウムが大切な理由とは? エキゾチックアニマルの専門医が解説
室内飼育の爬虫類はカルシウムが不足しがちになり、さまざまな病気になります。最も有名なのが「くる病」と呼ばれる病気です。骨が曲がったり、うすくなったりして、骨折が起きやすくなります。
昆虫を食べるフトアゴヒゲトカゲやヒョウモントカゲモドキなどは、エサとなる昆虫にカルシウムがあまり多く含まれていないことから、「くる病」にかかりやすい傾向にあります。また、産卵期の爬虫類は、卵をつくるためにカルシウムが不足することがあります。そのため普段のエサにカルシウムのサプリメントを添加することで、栄養を補ってあげたいですね。
与えるカルシウムの種類を吟味することも大切ですが、昼行性の爬虫類であれば、日光浴をおこなうことも大切です。紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが生成されます。
リクガメやイグアナは成長が早いので、とくに幼体のうちは、カルシウムを十分に摂取して日光浴をすることが大切です。
爬虫類用カルシウムの選び方 エキゾチックアニマルの専門医に聞く
エキゾチックアニマルの専門医である霍野晋吉さんに、爬虫類用カルシウムの選び方について聞きました。爬虫類に与えるカルシウムの購入を迷っている方や、選ぶときのポイントが分からない方は、エキスパートの視点をチェックしてみてください。
ポイントは下記の5つ。
【1】製品に含まれるカルシウムの種類にも注意しよう
【2】飼育中の生体が好む形状のサプリメントを与えよう
【3】色やにおいが気になりにくいものを選ぼう
【4】ビタミンD入りカルシウムは与える量に注意
【5】リンとカルシウムの摂取量のバランスに気をつけよう
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】製品に含まれるカルシウムの種類にも注意しよう 炭酸カルシウム、クエン酸カルシウム、乳酸カルシウム
爬虫類用カルシウムのサプリメントは、炭酸カルシウム、クエン酸カルシウム、乳酸カルシウムの3種類に分けられていますが、一般的には、カキ殻の成分の炭酸カルシウムが使われています。
カルシウムの吸収率がもっとも高いのは乳酸カルシウムですが、高価なためペット用にはあまり使用されていません。
価格と含まれている栄養素との兼ね合いをみて、商品を選ぶといいでしょう。
【2】飼育中の生体が好む形状のサプリメントを与えよう 「ダスティング」とは?
カルシウムのサプリメントには、粉状のパウダータイプと液体のリキッドタイプがあります。爬虫類のエサに、カルシウムのサプリメントを添加する方法が一般的です。
市販されている爬虫類用カルシウムで多いのは、パウダータイプです。エサとして与える野菜、コオロギやミルワーム、マウスなどにまぶして与える「ダスティング」という方法がメインです。
一方、リキッドタイプだと、エサにかける以外に飲み水に入れて与えることもできますので、飼っている爬虫類の好みでタイプを選んであげてください。
【3】色やにおいが気になりにくいものを選ぼう 人参や桑の葉などが配合されたものを! 色も重要
一般的なカルシウム剤のような白さがなく、桑の葉の香りでカルシウム剤特有の鉱物臭が気にならないため、見た目やにおいに敏感な爬虫類にはぴったりの商品です。
飼っている爬虫類によっては、カルシウム剤をまぶしたことでエサを食べなくなることもあります。その場合、カルシウム剤の見た目もしくはにおいが原因になっている可能性があります。
爬虫類は色の識別にたけており、カルシウム剤の色を警戒してエサを食べなくなることがあります。また、一般的なカルシウム剤には独特の鉱物臭さがあり、そのにおいをきらって食べないことも考えられます。
そんなときは、通常の白いものではなく、人参や桑の葉などが配合され、赤や緑などの色がついたカルシウム剤を選んで与えてみてください。多くは嗜好性(しこうせい)が上がり、においも好みであれば、食べ渋りが減るかもしれません。
【4】ビタミンD入りカルシウムは与える量に注意 夜行性の爬虫類はビタミンD少なめでOK
カルシウムの吸収を助ける栄養素にビタミンDがあります。そのため、ビタミンDが配合されたカルシウム剤が理想的と思われがちですが、ビタミンDを過剰に摂取すると、爬虫類の体にとってよくありません。体の各組織にカルシウムの沈着を起こしたり、腎臓にダメージを与えたりすることがあります。
過剰症を避けるためにも、ビタミンD入りのカルシウム剤を与える際は、与える量に注意が必要です。
また、日光を必要としない夜行性の爬虫類の場合、ビタミンDはさほど必要ないため、ビタミンD抜きのカルシウム剤を選ぶとよいでしょう。
【5】リンとカルシウムの摂取量のバランスに気をつけよう リンが少ないものを
リンはカルシウムと同様に、骨を作るための重要な栄養素。カルシウムを体内に吸収するためには、リンとのバランスが大切です。爬虫類の多くのエサにおいては、リンは不足していません。
そのため、爬虫類用のカルシウム剤はリンが少ない、もしくは配合されていないものが理想。エサとカルシウム剤をあわせて与えたときに、結果的にリンが多くなると、カルシウムの吸収が阻害されてしまいますので注意しましょう。
爬虫類用カルシウムおすすめ7選 ビタミンD・リン配合の有無もチェック!
上で紹介した爬虫類用カルシウムの選び方のポイントをふまえて、エキゾチックアニマルの専門医である霍野晋吉さんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介します。
製品それぞれの特徴とともに、使い方のコツも解説していただきました。大切なペットの健康のために、ぜひエキスパートが厳選した商品を活かしてみてくださいね。
昆虫食、肉食の爬虫類向けのカルシウムパウダー
ビタミンD配合のカルシウム剤のパウダー。リンを含まないカキ殻由来の炭酸カルシウムを使用しています。人工添加物を使用していないため、安心して使えます。
既にご紹介した粗目タイプのものと比べると、色もにおいもつきやすいですが、微粒なぶん昆虫やピンクマウスなどのエサにまぶしやすくなっています。昆虫食・肉食の爬虫類を飼っている方向きの商品です。
ビタミンDが入っていないカルシウム剤も販売されておりますので、使い分けてみてください。
タイプ | パウダー |
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内容量 | 93.5g |
ビタミンD配合 | ○ |
リン配合 | × |
タイプ | パウダー |
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内容量 | 93.5g |
ビタミンD配合 | ○ |
リン配合 | × |
6種の野菜パウダーラインナップで嗜好性をアップ
パウダー状のカルシウム剤で、特有のカルシウムの鉱物臭を減らすためにニンジン粉末を配合。そのためエサにふりかけても、多くの爬虫類は問題なく口にしてくれます。
ニンジンは、カロチンをはじめとするビタミンが豊富。過剰摂取に注意したいリンやビタミンDは含んでいませんので、安心して使えます。
キャロットプラスのほかにも、パンプキンプラスやほうれん草プラスなど、6種類のシリーズがありますので、白いカルシウム剤が嫌いな爬虫類を飼っている方にぜひ使ってみてほしい商品です。
タイプ | パウダー |
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内容量 | 50g |
ビタミンD配合 | × |
リン配合 | × |
タイプ | パウダー |
---|---|
内容量 | 50g |
ビタミンD配合 | × |
リン配合 | × |
きめの細かいパウダーで与えやすい
リンやビタミンといった他の成分をプラスしていない、炭酸カルシウム99%のカルシウムパウダーです。爬虫類全般に与えることができ、他の栄養素を過剰に与える心配もなし。
昆虫や野菜などにまぶして与えるのがおすすめです。
タイプ | パウダー |
---|---|
内容量 | 80g |
ビタミンD配合 | × |
リン配合 | × |
タイプ | パウダー |
---|---|
内容量 | 80g |
ビタミンD配合 | × |
リン配合 | × |
不足しがちな栄養素を同時に摂取
カルシウム吸収をサポートするビタミンD3を配合した栄養補助食品です。リンを含まないため、安心して与えられます。パウダータイプのため餌に振りかけやすいです。専用のスプーンが付属しているので、1回の量を調整しやすいのが嬉しいですね。
室内飼育の爬虫類に適したサプリメントです。
タイプ | パウダー |
---|---|
内容量 | 40g |
ビタミンD配合 | 〇 |
リン配合 | × |
タイプ | パウダー |
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内容量 | 40g |
ビタミンD配合 | 〇 |
リン配合 | × |
国産牡蠣殻を原料とした顆粒タイプ
国産の牡蠣殻を主原料とした顆粒タイプの炭酸カルシウム。過剰症の危険があるリンやビタミンDを含まないため、安心して与えられます。
昼行性爬虫類や両生類のカルシウム補給のほか、アルカリ水質を好む水棲微生物、魚類の飼育水の水質調整にもお使いいただけます。
タイプ | 顆粒 |
---|---|
内容量 | 132g |
ビタミンD配合 | × |
リン配合 | × |
タイプ | 顆粒 |
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内容量 | 132g |
ビタミンD配合 | × |
リン配合 | × |
エサにカルシウム臭がつきにくい粗めのパウダー
ビタミンD配合のカルシウム剤のパウダー。カルシウムの粒が大きくて粗いのが特徴です。
こまかい微粒のカルシウム剤をエサに振りかけると、表面が白くなりにおいもつきます。そうなると、なかなか爬虫類がエサを食べてくれない可能性があります。その点、この粗粒はエサの表面に点々とくっつくだけなので、色が気になりにくくあまりにおいがつきません。
野菜のほか、昆虫やマウスにまぶす際は、カルシウム剤がしっかりと表面につくように、濡らしてからまぶすといいでしょう。カルシウム剤の白色を避ける爬虫類を飼っている方におすすめです。
タイプ | パウダー |
---|---|
内容量 | 156g |
ビタミンD配合 | ○ |
リン配合 | × |
タイプ | パウダー |
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内容量 | 156g |
ビタミンD配合 | ○ |
リン配合 | × |
3種のカルシウムを配合した桑の葉風味のサプリ
パウダータイプのカルシウム剤。炭酸カルシウムだけでは吸収率が悪いということで、なんと3種類のカルシウムを配合し、吸収率アップを実現しています。
マルベリーの葉の香りで、カルシウムの鉱物臭が打ち消されている点が魅力的。マルベリーとは、すなわち桑のことで、封を開けるとお茶のような香りがします。とくにリクガメは桑の葉が大好きなので、ふりかけられたエサをバクバクと食べてくれることでしょう。
ビタミン、クロレラ、食物繊維まで配合され、栄養のことをしっかりと考えて作られています。内容量は120gと250gの2つがあり、詰め替え用もあるのでお求めやすい商品です。
タイプ | パウダー |
---|---|
内容量 | 250g、120g、詰替用:200g |
ビタミンD配合 | - |
リン配合 | - |
タイプ | パウダー |
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内容量 | 250g、120g、詰替用:200g |
ビタミンD配合 | - |
リン配合 | - |
「爬虫類用カルシウム」のおすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | タイプ | 内容量 | ビタミンD配合 | リン配合 |
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ビバリア『レップカル カルシウム ビタミンD3入(微粒)(RO-201)』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
昆虫食、肉食の爬虫類向けのカルシウムパウダー | パウダー | 93.5g | ○ | × | |
チャーム『カルシウムパウダー キャロットプラス』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
6種の野菜パウダーラインナップで嗜好性をアップ | パウダー | 50g | × | × | |
スドー『カルシウムパウダー』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
きめの細かいパウダーで与えやすい | パウダー | 80g | × | × | |
ジェックス『カルシウム+ビタミンD3』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
不足しがちな栄養素を同時に摂取 | パウダー | 40g | 〇 | × | |
ポゴナ・クラブ『爬虫類牧場パウ プレミアム ゴールドカルシウム』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
国産牡蠣殻を原料とした顆粒タイプ | 顆粒 | 132g | × | × | |
ビバリア『レップカル カルシウム ビタミンD3入(粗目)(RO-101)』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
エサにカルシウム臭がつきにくい粗めのパウダー | パウダー | 156g | ○ | × | |
月夜野ファーム『マルベリーCa(k311)』 |
※各社通販サイトの 2024年08月24日時点 での税込価格 |
3種のカルシウムを配合した桑の葉風味のサプリ | パウダー | 250g、120g、詰替用:200g | - | - |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 爬虫類用カルシウムの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での爬虫類用カルシウムの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
爬虫類用カルシウムに関するそのほかのおすすめ 【関連記事】
ペットにあわせて選んであげよう エキゾチックアニマルの専門医からのアドバイス
爬虫類は、エサや紫外線不足が原因でカルシウム不足になり、「くる病」にかかりやすい生物です。
しかし、与えるカルシウムのサプリメントを色やにおいなどのせいで口にしなかったら、せっかくの栄養素を取りこませることができません。
カルシウム剤はさまざまなメーカーから発売されていますが、よく中身を吟味して、飼っている爬虫類の口にあうカルシウムを探してあげてください。
◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。