ルーズリーフとは? メリットを紹介 いろいろな使い方ができる
ルーズリーフとは、穴が開いているノート用紙のことで、バインダーに綴じて見返したり、いらない部分は抜いたりすることができます。中学生や高校生の受験勉強や、大学生の授業、社会人になっても会議のメモ用などで幅広く使えます。持ち運びに便利で、あとから追記したいときや内容の順番を入れ替えたいときにも簡単に整理が可能。
罫線も、横書きだけでなく白紙の無地や方眼などもあるので、自分に合ったルーズリーフを見つけることができます。ルーズリーフバインダーにもおしゃれなデザインや機能的なものなどさまざまな種類があるので、使いやすいものを選んでくださいね。
ルーズリーフの選び方 書きやすいルーズリーフを探そう
ここからは、ルーズリーフの選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】サイズ
【2】罫線の種類
【3】罫線の幅
【4】紙質
【5】穴の大きさや、開き方
【6】忙しい受験生に! スケジュール管理ができるタイプも
これらを抑えることで、より自分に合った商品を選べますよ。一つずつ解説していきます。
【1】使い道にあわせてサイズを選ぶ
ルーズリーフのサイズは、B5サイズやA4サイズが主流。ほかに、A5サイズもあります。
学校の授業には「B5」がおすすめ
もっとも一般的なサイズが「B5サイズ」です。小学校や中学校の授業で使われる教科書サイズは、ほとんどがB5なので、ルーズリーフも同じサイズが使いやすいですよ。
スタンダードなノートと同じサイズなので、学生の間だけでなく社会人になっても違和感なく使えます。
大きめの「A4」はプリントと同じサイズ
授業中に配られるプリントや、会社で一般的に使用されている書類のサイズは「A4」である場合がほとんどです。A4サイズのルーズリーフを選べば、ノートとプリントをファイルにきれいにまとめることができます。また、ほかのサイズよりも大きめなので、1ページにたくさんの内容を書き込めることも魅力です。
コンパクトな「A5」は持ち運びに便利
B5サイズから一回り小さいサイズが「A5」。手帳や家計簿でもよくつかわれる大きさです。コンパクトなサイズ感で、かばんの中でもかさばらずに持ち運びに便利。授業中の板書には小さいですが、日常生活や仕事でのメモ帳など、勉強以外の用途におすすめです。
【2】罫線の種類で選ぶ
ルーズリーフで採用されている罫線は、オーソドックスな横罫のほか、方眼や無地などもあります。
文字を書くなら「横罫」
横罫は、下線に沿って書けるため乱雑になりにくく、見やすく記録できます。学生の板書や社会人のメモ書きなど、文字を書くのに適していて、豊富なデザインのなかから好みのものを選べるというメリットがあります。
表や図が描きやすい「方眼」
マス目がガイドとなるので、表や図形を描きやすい方眼タイプ。ほかにもスケジュール管理やアイデアの整理、また家計簿にも使えるので、学生だけでなく社会人にも広く選ばれています。
自由なレイアウトで書ける「無地」
文字・絵・図・表を書いたり、切り抜きを貼ったり、自由なレイアウトで記録できます。柔軟な発想を書きとめてアイデアをまとめるのに、無地のルーズリーフを活用してみてはいかがでしょう。
ノートをキレイにまとめるなら「ドット入り」
横罫の罫線にドットが入ったタイプは、文字の大きさをそろえたり、文字の書き始めの位置を揃えたりできるのでノートをキレイにまとめることができます。ドットが付いているものの、主張は強くないのでノートが読みにくくなるという心配もありません。
見出しなどもつけやすく、後から見返したい暗記ものの勉強などにも便利。図やグラフも美しく書くことができ、テスト勉強や受験勉強に使いたい学生から人気があります。
【3】罫線幅の違いもチェック
罫線の幅は、一般的に知名度のある「A罫」と「B罫」のほかに、「C罫」や「U罫」があります。ここで罫線幅の違いと用途を確認しておきましょう。
7mm幅の「A罫」は、文字を大きく書ける
A罫は7ミリの行間で、広めなのが特徴。字を大きく書けるのはもちろん、隙間に細かい文字を書き入れることができます。ついつい文字が大きくなってしまう人や、あとから追記したい人にはA罫をおすすめします。
定番は6mm幅でバランスのいい「B罫」
B罫は、6ミリとA罫よりも少し狭い幅になっています。一般的なノートの罫線の幅はB罫に近いので、とりあえずB罫を選択すれば違和感はないはずです。
細い5mm幅の「C罫」は表やグラフ向け
罫線幅が5mmと非常に狭いタイプのC罫。方眼罫のルーズリーフに採用されることが多いです。数学の授業で図形や表を記したり、ビジネスマンが設計図を描いたりする際に便利ですよ。
ゆとりのある8mm幅の「U罫」
罫線の幅は8mmでゆったりしたスペースがあるので、小学校高学年でも書きやすいはずです。また、文字の上下にゆとりができるので、見返すときにも見やすいのも特徴。
1枚の紙に書ける文字数が、ほかの罫線幅に比べて少なくなってしまうので、文字量を詰め込みたいという方はほかのタイプをご検討ください。
【4】紙質で選ぶ
ルーズリーフには、「上質紙」が使われているものがほとんどです。ペン先が引っかかることなく、なめらかな書き心地が特徴。多くの商品で原料に化学パルプを100%使用しています。
また、書き心地は落ちるものの、コストを抑えられる「中質紙」もあります。素早くすらすらと文字を書く必要がなければ、中質紙でも十分使いやすいはずですよ。
【5】穴の大きさや穴の開き方にも注意
ルーズリーフを使うなら、書きやすさだけでなく収納のしやすさにも注目したいところ。バインダーに収納するなら、穴の大きさや開き方をチェックしておきましょう。
たとえばA4サイズのルーズリーフであれば30穴が一般的ですが、中には2穴タイプも。それぞれ対応するバインダーが異なります。なかには30穴タイプでも2穴にも対応できるよう、2カ所だけ大きめの穴が開いているルーズリーフもあり、どちらにも対応できて便利です。
【6】忙しい受験生に! スケジュール管理ができるタイプも
ルーズリーフのなかには、学生に人気の「スタディープランナータイプ」もあります。スケジュール帳のように、1日タイプやウィークリータイプがあり、フォーマットに沿って「どんな教科のどんな内容を勉強するか」「実際に勉強した内容」「タイムスケジュール」「振り返り」などが記載できます。
予定を立てて勉強することで、効率的に学習をすすめることができますよ。また、自分がどれくらい頑張ったかが記録できるので、日々のモチベーションアップにもつながります。
ルーズリーフおすすめ かわいい絵柄付きも!
ここからは、おすすめのルーズリーフをご紹介します。値段が安い、コスパのいい商品を中心にセレクトしていますよ。
こちらからすぐチェック!
▼おすすめ7選|文字をまっすぐ書ける「横罫」
▼おすすめ2選|図や表を書きやすい「方眼罫」
▼おすすめ3選|自由なレイアウトで構成できる「無地」
▼おすすめ2選|ノートをキレイにまとめやすい「ドット」
▼おすすめ2選|その他
▼おすすめ7選|文字をまっすぐ書ける「横罫」
まずは、文字を書くのに適している横罫タイプをご紹介していきます。アイテムによって罫線の幅が異なるので注意して選びましょう!
書きやすさを追求した罫線タイプ
「さらさら」の紙質を求めるのなら、大学ノートで定番のKOKUYOのルーズリーフがおすすめです。
ボールペンでの筆記時にはその「さらさら」感を味わいにくいかもしれませんが、シャーペンでの筆記時にはその紙質の違いをはっきり感じられるはずです。ロングセラー商品なので、今後手に入らなくなってしまう可能性も低く、安心して長く付き合えます。
きれいなノート作りのために工夫されたルーズリーフ
文章作成時の「記入しやすさ」と記入した文章の「読みやすさ」にこだわったルーズリーフです。行間・段落・図表を作りやすく、後から読みやすいノートを作れます。
ページを3分割・4分割もしやすく、さまざまな用途に使えるルーズリーフです。ビジネスマンのメモ帳や学生の板書用のルーズリーフとして活用できます。
200枚入りの大容量で学生の強い味方
上質紙なので書きやすく、インクの乾きも早いルーズリーフです。
シンプルなデザインながら、縦に線を引くのに便利な上下の目印や、上部には番号や日付を記入できる欄もあり、普段使いにはじゅうぶんのクオリティー。200枚入りなので購入する頻度が下がり、手間が省けるメリットもあります。毎日大量消費する学生のみなさんにおすすめです。
余白に補足をメモ書きしやすい
普段罫線入りを使っているものの、イラストを書き入れたり、後からメモを追記したりすることが多いという方におすすめのルーズリーフです。
右端についている余白スペースを活用することができるという、罫線入りと無地のいいところを組み合わせた商品です。授業の板書内容を罫線のスペース、先生が口頭で説明した内容を余白スペースに書き込むという使い方もできます。
無印良品『植林木ペーパー裏うつりしにくいルーズリーフ』
シンプルでおしゃれかつエコなルーズリーフ
無印良品のルーズリーフは、シンプルでおしゃれ。ショッピングセンターや駅ビルの無印良品で手に入れやすく、急に用紙を切らしたときでもすぐに購入できるので安心です。通販でも購入可能です。
余分な装飾がないのでシールを貼るなどしてカスタマイズしやすく、自分好みのルーズリーフに仕上げられます。使いやすく裏うつりしにくいので、最初のルーズリーフとしても紹介できる商品です。
8mm幅のU罫で、ゆとりをもって書ける
ゆったりと書ける8mm幅のU罫を採用したルーズリーフです。インクがにじみにくく、裏に写りにくいコクヨのオリジナル素材を採用しており、さらさらとなめらかに書くことができます。
穴は26個で、一般的なルーズリーフにまとめることができます。
やさしい色合いのパステルカラーのシリーズ
周りの人とちょっと違うルーズリーフを使いたい人向けの、パステルカラーのルーズリーフです。カラーがついている以外はとてもシンプル。派手過ぎない色合いはとてもスタイリッシュです。
ピンク・イエロー・グリーン・ブルー・パープルの5色セットなので、飽きることなく楽しめます。
▼おすすめ2選|図や表を書きやすい「方眼罫」
表や図形などを書きやすいマス目状の罫線が引いてあるタイプ。理系科目の授業で重宝するはずです。
高級感あるデザインと紙質で書きやすく破れにくい
ルーズリーフの中では高級な部類ですが、そのぶん書き味と耐久性に優れています。方眼は鉛筆やシャーペン、消せるタイプのボールペンで、消しながら書くことが多いはずです。
したがって、ある程度厚みがないと紙が破れがちです。こちらの商品は厚みがあるので、破れてしまう心配も少ないです。洋書の表紙のようで、高級感のあるアイテムを探している人に向いています。
万年筆との相性抜群の最高級筆記用紙を使用
筆記用紙としては最高級の品質のルーズリーフ。万年筆での書き心地にこだわっています。手書きの紙で人とやり取りをする方でもきれいに書きやすく、ビジネスマンにも便利な商品です。
こちらは方眼タイプですが、同じ品質の紙を使った罫線タイプや方眼のA5タイプもあります。
▼おすすめ3選|自由なレイアウトで構成できる「無地」
文字や図、グラフ、イラスト、プリントの貼り付けなど、自由なレイアウトでノートを作りやすい無地タイプです。
印刷にもおすすめの無地タイプ
無地のルーズリーフであれば、こちらの商品をおすすめします。書き味はKOKUYOの「さらさら」タイプと「しっかり」タイプのちょうど中間くらいの感覚です。
美術系学生やエンジニアに好まれる無地ですが、私はこの無地のルーズリーフをプリンターの印刷用紙に使っています。印刷したものをルーズリーフバインダーに挟むと枚数が多くても管理しやすいからです。
絵を描くのに使いやすい!無地のさらさらタイプ
こちらの商品は、キャンパスのルーズリーフのなかでもペンで絵を描くときに使いやすいルーズリーフとなっています。さらさら書ける紙質なのでひっかかりを感じにくく、さらっと仕上げられます。
メモしたいときや、授業などで素早く板書したいときに便利ですね。印刷もきれいにできるので、書く用・描く用・印刷用の用途でストレスなく使うことができます。
美大生やデザイン関係の仕事の人向けに
画用紙でできたルーズリーフです。外出先でも手軽にデッサンができ、薄い無地のルーズリーフに比べて書き心地が良好です。
万人向けのルーズリーフではないですが、美大生・美術専門学校生・デザイン関係の仕事に就いている人には使い勝手がいいアイテムです。
▼おすすめ2選|ノートをキレイにまとめやすい「ドット」
文字の大きさをそろえたり、文字の書き始めの位置を揃えたりできるので、ノートをキレイにまとめられますよ。メモリが付いているので表やグラフなども書きやすいです!
大人が使いやすいように開発
文章や図表をきれいに記録するのに便利なルーズリーフです。表紙は落ち着いたデザイン・マット加工で大人が使うのにぴったり。
ドットつきの罫線なので、ドットを目印に文章を揃えやすいよう工夫されています。文章だけでなくフローチャートなどの図表もきれいに描ける、ビジネスでも使いやすいルーズリーフといえるでしょう。
ノートをきれいにまとめたい人に!
コクヨの定番、キャンパスルーズリーフの「さらさら書ける」シリーズ、ドット入り罫線です。罫線にドットが入っていることにより、縦書きでも横書きでも文字が揃えやすく、ノートを美しくまとめることができます。ドットを目印に、図表やグラフもきれいに書けますよ。
さらさらとなめらかに書ける紙質なので、すばやくノートを取りたい人にもおすすめです。
▼おすすめ2選|その他
ここでは専門的な用途で使われるルーズリーフをご紹介します。勉強のスケジュール管理ができるルーズリーフは、学生ならチェックしてみてください!
ルーズリーフタイプの帳簿用に
こちらは専門的な用途のルーズリーフ。経費明細帳専用の三色刷りタイプで、手書きで帳簿をつけられます。
会社の経理部門の人や、フリーランス・自営業など、手書きで帳簿をつけている人向けです。どこにでも売っているわけではありませんが、大きな文房具店やネットショップでなら入手可能です。
スケジュールを立てて効率的に勉強できる!
1日の勉強の予定を見える化できる、スタディープランナータイプのルーズリーフです。24時間のスケジュールをガントチャートで表現できます。
内容ごとの出来具合や、1日の振り返りも記載すれば、見返したときに成長を実感できるかも! デイリータイプ以外にも、ウィークリータイプや2週間タイプ、シンプルなリストタイプなど種類豊富に展開しているので、使いやすいものを選んでみてくださいね。
「ルーズリーフ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ルーズリーフの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのルーズリーフの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ほかの文具もチェック 関連記事
使いやすいようにレイアウトしよう エキスパートからのアドバイス
ノートと違って、自由に組み合わせることができるのがルーズリーフのメリットです。どれにしようか決めかねるのなら、複数の種類のルーズリーフを合わせてバインダーに挟んでおくことをおすすめします。
使い勝手を試し、用途に合わせて使用。使う頻度によって挟んでおく枚数の増減を調整することで、自分仕様のルーズリーフバインダーとなります。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
早稲田アカデミー、駿台、河合塾Wings等で指導歴25年、指導生徒3,000人以上。 大学入学と同時に栄光ゼミナールや明光義塾で講師のアルバイトを始める。 新卒入社の早稲田アカデミーでは入社初年度に生徒授業満足度全講師中1位を取り、社長から表彰される。 駿台ではシンガポール校講師を経て、社歴80年初の20代校長として香港校校長を務め、過去最高の合格実績を出す。 河合塾Wingsでは入社後11年間、生徒の授業満足度全講師中1位、講師研修や保護者セミナーなども運営。 また、編集プロダクション運営、All Aboutの教育・受験ガイド、教育・受験情報webメディアのコンテンツ執筆・編集、全国の中学校・高校でのセミナー講演、書籍執筆などに携わる。 書籍出版10冊(KADOKAWA、PHP研究所他)は全て重版更新中、累計14万部突破。 テレビ・新聞・雑誌などのメディア出演、掲載多数。 「にしむら先生 受験指導専門家」としてYouTube配信中。