PCスピーカーの魅力とは
PCスピーカーを使用するメリットは、パソコンで音楽、映画、ゲームなどに臨場感をさらにプラスして楽しむことができることです。PC内蔵のスピーカーだけでは物足りないと感じている人の不満を解消してくれます。
ライブハウスや映画館に行きにくいご時世のなかで、自宅でも臨場感のあるサウンドを楽しみたいと思っている人もたくさんいるはず。そんなあなたにぜひお使いいただきたいのがPCスピーカーです。
PCスピーカーにも様々な種類があるので、どれを選んだら良いのか迷うことも。この記事では選ぶ際のポイントを中心に紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
PCスピーカーの選び方
PCスピーカーを選ぶ際のポイントをご紹介します。自分にぴったりのPCスピーカーを選ぶために、ぜひ参考にしてください。
chのタイプの違いを知ろう
スピーカーには2.0、2.1、5.1などのch(チャンネル)があり、数が大きいほどスピーカーの本数も多いです。それぞれのchで使用用途に違いもあるので、ご確認ください。
オーソドックスな【2.0ch】
2.0chは、基本的に2つのフロントスピーカーをディスプレイして使う製品です。コンパクトサイズで価格帯も低めなので気軽に購入することができます。
パソコンからの音質では少し物足りないと感じる人向けで、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。左右に2つ設置するタイプが多いですが、1つにまとめたスリムタイプも登場しています。
重低音を求めるなら【2.1ch】
2.1chは、【サブウーファー】という機能が搭載されているので、重低音のより深いサウンドを感じながら音楽を聴けます。
2.1chは、左右のスピーカーとサブウーファーのスピーカーからなる3点の組み合わせになります。2.0chタイプと同様で価格帯はお手頃な製品が多いです。低音が効いて、まるでライブ会場にいるような気分を味わえます。
360度からサウンドが響く【5.1ch】
5.1chは、PCのフロントやサイド用のスピーカーを5本、重低音用1本の計6本を配置して使うスピーカーで、ホームシアターなどに向いています。
合計6台を前後に配置することで、360度から臨場感のある最高級のあるサウンドが楽しめます。
接続端子も確認しよう!
PCスピーカーの接続には、アナログ接続、USB接続、Bluetooth接続があります。設置場所や使用頻度などからタイプを選ぶと良いかもしれません。とくにノートPCと組み合わせるUSBスピーカーを考えている人は、接続方法も確認しましょう。
コストを抑えるなら【アナログ接続】
アナログ接続では、ヘッドホン端子が多用されており、つなぎ方がかんたんで対応機器も多いです。初期費用があまりかからないので、とりあえず使いたい!という人におすすめ。
デメリットとしては、ノイズが入ることや端子が違うと接続ができないことです。しかし、変換器を使用することで問題なく使うことができます。
ノイズがない【USB接続】
USB端子は、音質のよさが魅力です。音質低下になるノイズがないことも特徴で、接続機器に左右されることなく、安定した音質が期待できます。
USB接続のUSBバスパワーで電源もとるタイプなら、スピーカーも一緒に持ち運んで使うことができ、使わないときの取り外しもかんたんで扱いやすいでしょう。
コードレスですっきり【Bluetooth接続】
Bluetooth接続は、アナログ端子やUSB端子と違ってケーブルがないので、配線を気にせず、パソコンまわりをスッキリできます。
携帯に便利なサイズもあり、スマートフォンなどにも活用が可能です。複数のデバイスを登録することができるので、接続機器を変更したい時も柔軟に対応してくれます。
電源の種類もチェック! ACアダプター・USB接続
電源の種類にも、大きくわけてACアダプターとUSB接続があります。設置場所によって電源を供給できないこともあるので、注意が必要です。
安定感のある【ACアダプター】
家庭のコンセントの電力を供給して使用するのが、【ACアダプター】タイプになります。ACアダプターの特徴としては、安定感があることです。
一方で、コンセントのある場所でないと設置ができないので実際に使うシーンをイメージして選ぶことが大切です。電力に制限がないので、大音量で聴くこともできます。
外出先でも【USB接続】
外出先でも電力の供給に関係なく使用できるのが、【USB接続】タイプになります。PCのUSBボードから電力を持ってくるのでコンセントがない場所でも使用できます。
ACアダプターに比べて安定した電力はないですが、PCのバッテリーさえあればどこでも使うことができるのは強みです。価格帯もピンキリなので、使用用途から選んでみましょう。
PCスピーカーに求める機能を見分けましょう どんな用途?置き場所もチェック
音楽やネット動画、ゲームなどさまざまな用途で使えるPCだけに、PCスピーカー選びのタイプも決まってきます。
オーソドックスにふだんの音楽リスニングやネット動画のサウンド、ちょっとしたゲームプレイ用途なら、PCの横に設置できる2ch(ステレオ)タイプはコストパフォーマンスにすぐれた製品が多くおすすめです。
ほとんどの製品は画面の横に置くので、机の上の設置場所を確保しておきましょう。
画面横のスペース確保がむずかしい場合には、一部モニターの下に置くバー型、PCモニターを固定するクリップ型の製品もあります。
ゲームや映画用には2.1chタイプもおすすめ サブウーファー付属のPCスピーカーで臨場感UP
PCでゲームをプレイしたり、映画を試聴する人はPCスピーカーにも迫力の重低音再生を求める人も多いでしょう。
そんな人にはステレオのスピーカーに加えて、専用のサブウーファーの付属する2.1chタイプがおすすめ。専用のサブウーファーの低音は空気を震わせるほどで、ゲームや映画の臨場感を高めてくれます。
ただし、マンションなどの集合住宅に暮らしている方、家族と一緒に暮らしている方は、重低音が出すぎて周囲の迷惑にならないか注意が必要です。
ボリュームの操作性やヘッドホン端子も確認 意外とPCスピーカーの使い勝手に影響大
PCスピーカーで意外と使い勝手の影響が大きいのが、音量操作のしやすさ。もちろんPCの画面からでも音量操作はできますが、ボリュームが手を伸ばしやすい位置にあり、瞬時に音量調整できるかはあらかじめ確認しておきましょう。
また一部のPCスピーカーには、スピーカーから音を出すだけでなく、ヘッドホン端子を搭載している製品もあります。
PC本体を机の下に置いているような場合に、PCスピーカーにヘッドホン端子があると便利なので、ヘッドホン端子のあり・なしも確認しておきましょう。
どれくらいの音量が出るのかチェック!
スピーカーの音の大きさはワット数(W)で表示されます。出力4.4Wと記されていれば4.4Wまで音量調節ができます。
6W(3W+3W)と表示されているときは、右、左それぞれのスピーカーから3Wまで、全体で6Wまで音が出ます。
自宅の部屋でスピーカーを使う場合は、10Wほどが適当です。リビングなど広い部屋なら15Wほどまで出力可能なスピーカーを選んでみてください。
設置場所に合わせたスピーカーのサイズをチェック
スピーカーはchによって数と大きさが変わります。2.0chはスピーカーが2本、小型で卓上や棚の上など限られたスぺースにも置きやすい製品が多いです。
2.1chは、2.0にサブウーファーが追加されますが、個人の部屋に設置できる大きさです。
5.1chは、サブウーファーを含めると、機器が6体あります。また、サイズの大きい商品も多くスピーカーを置く角度も決まっているので、充分な広さが必要です。
リーズナブルな機種でも音質をチェックしよう AV評論家からのアドバイス
オーディオ&ビジュアルライター/AV評論家
PCスピーカーは、リーズナブルな機種では1,000円ほどからネット通販や家電量販店で多く販売されています。しかし、あまり音質にこだわらないからとよく考えずに機種を選ぶと、予想以上に音質がもの足りないのはよくある話。
たとえ1,000~2,000円ほどで売られているPCスピーカーでも、メーカーや機種によって音質差はあります。
ネット通販サイトの口コミを参考にしたり、できれば家電量販店の店頭で実際に音を聴いたりして、同価格帯の高音質な機種を探してみましょう。
おすすめ商品の比較一覧表
おすすめ7選|2.0ch
コンパクトな2.0chのPCスピーカーを7選ご紹介します。PCの横に置くベーシックなデザインのほかに、モニターの下に置けるタイプ、クリップで固定できる商品などもあります。ぜひ商品選びに役立ててください。

クリエイティブメディア『Creative Pebble』














出典:Amazon
手軽で高音質なPCスピーカー決定版
デスクトップやノートPCの横に設置するのにピッタリな小型のPC用スピーカー。
小さなスピーカーですが見た目以上に音がクリアで低音も出るので、通常の音楽リスニングやYouTube動画ではじゅうぶんすぎるほど。
上向きのスピーカーユニットなのでちょうど耳に向いていて、音がダイレクトに届くところも使いやすいでしょう。
接続方法は、3.5ミリのステレオミニ端子とUSBバスパワーを併用して2本のケーブルで接続しますが、ノートPCと組み合わせて持ち歩きも可能。
リーズナブルな価格で購入できて価格以上に高音質。PCスピーカーを探している人に、お試しで最初におすすめしたい機種です。

JBL『Pebbles』


















出典:Amazon
高音質を求める人向けのPCスピーカー
少し大きめのサイズでも、高音質のPCスピーカーを求めている人に向けたモデル。それが米国のスピーカーブランドJBLが発売する「Pebbles」です。
USB DAC内蔵でUSBケーブル1本で接続でき、JBLが独自開発したデジタルアンプと50mmのフルレンジドライバー、そしてバスレフポートの搭載で情報量志向のサウンドとパワーある重低音を聴かせてくれます。
丸みを帯びた独特のデザインなのでモニターの下には置きにくいモデルですが、価格以上の高音質。PCスピーカーで動画を観る・音楽を聴く人におすすめです。なお、サイズは大きめですが持ち運びも可能です。

TaoTronics『PCスピーカー TT-SK018』






出典:楽天市場

SANWA SUPPLY(サンワサプライ)『USB電源サウンドバースピーカー MM-SPL11UBK』














出典:Amazon
ELECOM(エレコム)『MS-P08UWH』














出典:Amazon
BOSE(ボーズ)『Companion® 2 Series III multimedia speaker system』
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出典:Amazon
バッファロー(BUFFALO)『PC用スピーカー USB電源コンパクトサイズ BSSP105UBK』










出典:Amazon
おすすめ6選|2.1ch
重低音にこだわる方に使っていただきたい、2.1chスピーカーを8点紹介します。サブウーファーを内蔵したスピーカーや複数入力可能な製品などさまざまなタイプを選出していますので、ぜひ参考にしてください。

クリエイティブメディア『Inspire T3300』(ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア Windows版 推奨)

出典:Yahoo!ショッピング
logicool(ロジクール)『スピーカーシステム Z313』














出典:Amazon
SONY(ソニー)『サウンドバー HT-S200F』
















出典:Amazon
logicool(ロジクール)『スピーカーシステム Z533』

出典:楽天市場
サンワダイレクト『2.1chマルチメディアスピーカー』


















出典:Amazon
EDIFER『2.1chアクティブスピーカー M1360』












出典:Amazon
おすすめ4選|5.1ch
立体的な音響を楽しみたい方に試していただきたい、5.1chのPCスピーカーを4点紹介します。小型サイズながら中低音が強化されたスピーカー、幅広いレンジの高音質再生が可能なものなど、どれも魅力ある製品です。どうぞご覧ください。
クリエイティブメディア『Inspire T6300』

出典:Yahoo!ショッピング
YAMAHA(ヤマハ)『スピーカーパッケージ NS-PA41』
















出典:Amazon
YAMAHA(ヤマハ)『スピーカーパッケージ NS-P41』














出典:Amazon
Razer(レイザー)『LEVIATHAN ONE SOUND BAR TO RULE THEM ALL RZ05-01260100-R3A1』




















出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする PCスピーカーの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのPCスピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
PCスピーカーのおすすめに関するQ&A
W(ワット)数と音質は関係ありますか?

W(ワット)数はスピーカーで出せる音の大きさ(総合出力)を表しており、音質とは関係ありません。
PCスピーカーと一般的なオーディオスピーカーとの違いは何ですか?

違いはアンプを内蔵しているかどうかです。オーディオスピーカーをPCに接続して使う場合は、別途アンプが必要になります。
PCスピーカーに関連する記事のご紹介
まとめ
サラウンドとサラウンド効果、chとchのタイプについて説明します。あなたはPCスピーカーをどこで使いたいですか? どこまで音質にこだわりたいですか?
求めるサラウンドを実現するためのPCスピーカー選びに、ぜひ役立ててください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
オーディオ&ビジュアル専門誌『AV REVIEW』『プレミアムヘッドホンガイドマガジン』や、モノ雑誌『家電批評』『MONOQLO』『GoodsPress』『MonoMax』『DIME』『日経トレンディ』等、Webでは『Phileweb』『日経トレンディネット』『価格.comマガジン』『@DIME』『&GP』等の媒体で、レビュー、解説で活躍する1979年生まれの若手評論家。 日々、新製品発表会や欧米のIT・家電関連イベントを取材しデジタル家電のトレンドにも精通。 高価なハイエンドの機器だけでなく、格安・コスパ志向、ライフスタイル志向の製品までもカバー。 AV家電製品の取材歴が長い事もあり、製品はスペックで判断するだけでなく、実機に触れてクオリティをチェックした上でのレコメンドを心がけている。2009年より音元出版主催のオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員。