タブレットとは
タブレットとはスマートフォンより大きく、パソコンよりは小さい板状のデバイスのことを一般的に差します。
デザインや見た目だけなら、ほぼスマートフォンと変わらないですが、画面のサイズが大きいので見やすく、スペック面でもスマートフォンより優れているので作業が快適になります。タブレット対応のキーボードを使用すればパソコンに近い作業環境になります。
最近では、タブレットに専用のペンシルを使うことでイラストやメモを残すこともできます。幅広い用途で、タブレットを使うことができます。
タブレットの種類
タブレットの種類を「iPad」「Androidタブレット」「タブレットPC」「ペンタブレットPC」の4種類に分けて紹介します。それぞれの製品で用途に合わせて使い方も異なります。あなたが求める種類を選びましょう。
iPad
iPadは、Appleが提供している【iOS】を搭載しているタブレットになります。普段からiPhoneを使っている人ならAppleIDですぐに同期が可能です。
Appleの製品の性能はかなり高く世界中で愛用者も多く、シンプルなデザインが万人受けします。iOSのアップデートなどでペンシルやキーボードにも対応しているので使い勝手も抜群です。
Androidタブレット
Androidタブレットは、Googleの【Android OS】を搭載するタブレットになります。Google社が発売していることもあり、Googleアカウントと同期することができます。
Androidタブレットは、数多くのメーカーから製品が販売されているので、ラインナップが豊富です。iPadにはSDカードが使えないですが、AndroidタブレットにはSDカードを挿入することができます。
タブレットPC
タブレットPCは、タブレットにキーボードが付属されているタイプで、使用するシーン次第でキーボードを外してタブレットとして使うこともできます。
通常のPCよりも、コンパクトで軽量なので持ち運びも容易になります。USBを挿入するハブが搭載されているタイプだと便利です。
ペンタブレットPC
ペンタブレットは、マウス代わりにペン先で画面を操作することや専用のペンシルでちょっとしたメモやイラストを書き込むことができるタブレットになります。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトを使うデザイナー職には必需品となるはずです。機器によっては、対応のペンシルのみしか使えないこともあるので事前確認が必要です。
タブレットの選び方
それでは、タブレットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】画面のサイズで選ぶ
【2】搭載OSを選ぶ
【3】通信機能で選ぶ
【4】性能の高さで選ぶ
【5】機能で選ぶ
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】画面のサイズで選ぶ
▼7~9インチ
文庫本程度の大きさなので、片手で持つことができます。電子書籍で読書したり、ピンチアウトすればホームページの文字を読むことも十分可能です。
しかし、動画視聴やゲームをする場合は、やや迫力不足です。また、コンパクトサイズなので外出する時でも鞄に忍ばせることもできます。
▼10インチ
一番、標準的な画面の大きさです。読書、ウェブブラウジング、動画視聴など、ほとんどの用途に向いています。種類も豊富なので好みのメーカーやデザインから選びやすいです。
どのサイズを購入しようか悩んでいる人はこちらのサイズを購入しておけば間違いないでしょう。
▼11インチ以上
大きい画面サイズなので、文字の細かいホームページや雑誌もどんどん読めますし、動画視聴も快適。液晶ペンタブレットとして、タッチペンでイラストを描く用途にも向いています。
しかし、この大きさを持ち運ぶなら、薄いノートPCにしてしまう方が便利な場合もあります。自分の使用用途に合わせて購入すると良いでしょう。
IT・家電ジャーナリスト
大きさと持ち運びやすさを求める方は8インチを
タブレットの画面サイズは10インチ、8インチ、7インチなどさまざまです。なかにはi『Pad Pro』シリーズのように、11インチや12.9インチといった大画面モデルをラインアップするシリーズもあります。
とにかくコンパクトで持ち運びやすいモデルが欲しい人は7インチ。映画やドラマなどの動画、漫画や雑誌などのコンテンツを楽しみたい人は10インチ以上のモデルを選ぶのがおすすめです。画面の大きさと持ち運びやすさのバランスを求める人は8インチクラスがベストでしょう。
【2】搭載OSを選ぶ
購入する前に自分が欲しい搭載OSのモデルを決めることをおすすめします。
タブレットは「IOS」「Android」「Window」と3つのOSに大きくわけられます。
自分が使いたい機能やアプリが搭載されているもの、または馴染みがあって使いやすいものを選ぶなど様々です。どのモデルのものが購入したいか先に考えるとよいでしょう。
▼iOS
iPhoneと同じアップル社の「iOS」を採用したタブレットです。いわゆる「iPad」シリーズがこれにあたります。直感的なインターフェイスとデザインセンスの良さで人気です。
サイズやシリーズによっていくつかの種類がありますが、基本的にすべて同じ感覚で使えるので用途や好みで選べばよいです。世界中にファンが多い製品でもあります。
▼Android
多くのスマートフォンに使われているGoogle社の「Android」をOSに採用したタブレットです。
スマートフォンでなれている人には使いやすいでしょう。アプリもGoogle Playでダウンロードできるので入手も楽です。インターフェイスも分かりやすいので、タブレット初心者にもおすすめです。
▼Windows
多くのPCが採用しているMicrosoft社の「Windows」シリーズをOSにしているタブレットです。パソコンを普段から使用している人には一番使いやすいと思います。
また、アプリも同じものが使えますから、パソコンと連携させながら使いたい人にぴったりです。
【3】通信機能で選ぶ
▼SIMフリー(LTE)タイプ
端末にSIMカードを挿入することで、携帯電話のように回線を介してネットワーク接続できるタイプです。通話エリア内ならどんな場所でも外部と繋がることができますが、通信料金がかかります。
ネットワークを頻繁に使い、なおかつ外出が多い人に向いています。
▼Wi-Fiタイプ
無線LANエリアの範囲でネットワークに接続するタイプです。カフェやホテルなどでは無料でネットワークが使えるところもあるため、都市部では十分な活動範囲が得られます。
拠点が決まっている人や、都市部での利用が多い人ならこれでも不自由はあまり感じないと思います。
【4】性能の高さで選ぶ
購入する前に使用用途からあなたが求める性能を予め確認しておきましょう。購入してからスペックが足りなかったなんてことがないようにここも抑えておきたいポイントです。
▼【CPU】で選ぶ
高性能なCPUになるほど、アプリの起動や複雑な計算をする操作がスムーズになります。CPUの性能はコア数と動作周波数を見ることで確認することが可能です。
両者とも数値の高いものが有利となるので、予算があるのであれば、なるべく高性能なものを選ぶとよいでしょう。
▼【メモリ】で選ぶ
メモリは、データを一時的に保存しておく場所になります。メモリに保存したデータ等を利用して様々な処理を行います。ストレージとの違いは、電源を切るとデータも消えてしまうことです。
一時的な保存になりますが、メモリの容量の違いで作業の快適さも大きく変わってきます。OSによって、メモリの容量もどのくらいので足りるかという違いもあるので、確認しておきましょう。
▼【ストレージ容量】で選ぶ
ストレージが多いほど、タブレット本体にたくさんのデータを保存できます。タブレットに搭載されているカメラをよく使う人や、音楽データや動画データをたくさん入れておきたいひとは容量が大きいものがおすすめです。
ただし、最近ではクラウドストレージを使う人が増えているので、そうしたデータをクラウドに保存するようにすれば、タブレット本体の容量は少なくても問題はありません。
IT・家電ジャーナリスト
動画を楽しみたい場合は最低でも32GB必要
各タブレットが搭載するストレージ容量はまちまちです。低価格モデルであれば8GBや16GBといった小容量ストレージタイプがあります。しかし、動画コンテンツなどを楽しみたい場合は最低でも32GBは欲しいところです。
microSDカードスロットを搭載するモデルであれば、ストレージを追加することが可能です。しかし、Google Playの一部アプリはmicroSDカードへのインストールや移動ができないため、注意が必要です。
▼【解像度】で選ぶ
ディスプレイの解像度は高いほど眼に優しくなります。ひとつの目安はフルHDといわれる1920×1080になります。このクラスであれば高精細動画の視聴も楽しめますし、ゲームやビジネスでもキレイな画面で操作できます。
7~9インチはフルHD以下の製品もありますが、10インチクラスより上の製品ではなるべくフルHD以上のものを選ぶとよいです。
【5】機能で選ぶ
タブレット製品には様々な機能が搭載されています。実際の使用シーンをイメージしながらあなたが欲しい機能を選びましょう。
▼【防水防塵】で選ぶ
防水仕様なら水回りでも使うことができるため、キッチンでレシピや動画を見ながら料理をすることもできます。
ちなみにIPコードと呼ばれる記号や番号で防水のレベルをチェックできます。たとえば「IPX6」は強い噴流水に対応(耐水形)、「IPX7」は一定条件での水没に対応(防浸形)、「IPX8」は継続的な水没に対応(水中形)です。
▼【ブルーライトカット機能】で選ぶ
長時間タブレットをみていると、【ブルーライト】という光を知らずのうちに浴びています。短い時間なら問題はありませんが、長い時間ブルーライトを浴びてしまうと目が疲れやすくなったり、体に良くない影響をもたらしてしまいます。
ブルーライトカット機能があると、そのブルーライトを軽減してくれるのです。デスクワークでブルーライトカット眼鏡をかけるようにタブレットの画面にも加工が施されていると便利です。
▼【キッズモード】で選ぶ
インターネットでのトラブルから子どもを守るため、機能制限ができるキッズモード、ペアレントコントロール機能などを搭載したタイプもあります。
親子で安心・安全に使うためにも機能制限(キッズモード)があると便利なので子供のことを考えらたほしい機能でもあります。
迷ったら口コミ高評価の低価格モデルを買う選択も! 最後に家電ジャーナリストからのアドバイス
IT・家電ジャーナリスト
総合的にバランスがよいのは8インチ前後
タブレットの魅力は大画面ディスプレイで映像などのコンテンツを楽しむことです。しかし、スマートフォンと違い、きちんと使いこなせるのか、本当に必要なのか心配という人も多いのではないでしょうか。画面が大きすぎると持ち運びが不便、逆に小さいとスマートフォンで十分……ということにも。
総合的にバランスがよいのは8インチ前後のモデルです。迷ったらその辺りを狙うのがおすすめです。
画面サイズのほかにも、おもな用途を決めたうえで、ストレージ容量やWi-Fi以外の通信機器の有無にも注意して選んでください。口コミである程度の評価があれば、少し古くてもしっかり使えるはず。購入の際には、口コミ情報もチェックしましょう。
タブレットおすすめ21選

HUAWEI(ファーウェイ)『MediaPad M5 8.4 LTEモデル(SHT-AL09)』

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Apple(アップル)『Apple iPad(第7世代)』
















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Lenovo(レノボ)『Smart Tab P10 with Amazon Alexa』












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スマートディスプレイとしても使えるタブレット
10.1インチディスプレイ搭載のAndroidタブレットと、音声アシスタント「Amazon Alexa」にも対応するステレオスピーカー内蔵の「スマートドック」をセットにした製品。ドックに設置しておくと、声をかけるだけで音楽や映像を再生したり、ニュースや天気予報を表示してくれる「スマートディスプレイ」として使えるのが魅力です。
「照明をつけて」「エアコンをつけて」など、Alexa対応のスマート家電を声だけでコントロールすることも可能。スマートスピーカーにも興味のある人や、タブレットにプラスアルファの機能を求める人にはかなりおすすめの高コスパモデルです。

Amazon(アマゾン)『Fire HD 8』
















出典:Amazon
圧倒的なコスパの高さが魅力のエントリーモデル
Amazon独自のFire OSを搭載するタブレットです。
AndroidタブレットやiPadシリーズに比べると対応するアプリは多くありませんが、ブラウザーで情報検索したり、NetflixやHulu、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスを楽しんだり、Radikoでラジオを聴いたりと、さまざまな楽しみ方ができます。
Amazonプライム会員独自のサービス提供もあり、「会員ならではのサービスを最大限活用したい」という人には最適のモデルです。また、タブレットを一度試してみたいという人にはお求めやすい価格という点からもおすすめです。
Amazon(アマゾン)『Fire HD 10 キッズモデル』
















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Apple(アップル)『iPad mini (第6世代)』












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Lenovo『Tab E8 WiFiモデル』












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恵安『KI8-BK』






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NEC(エヌイーシー)『LAVIE T1195/BAS( PC-T1195BAS)』












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HUAWEI(ファーウェイ)『MediaPad T5』














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Apple(アップル)『iPad Air(第4世代)』


















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Jumper『EZpad 7』
















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Lenovo『Tab E10』












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TECLAST『P10HD』














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Apple(アップル)『iPad Pro 11インチ(第3世代)』












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CHUWI『UBook Pro 2-in-1 12インチタブレットPC』


















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Jumper『Ezpad 6 Pro 11.6インチ2-in-1タブレット』












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Microsoft(マイクロソフト)『Surface Pro 8 13インチ』








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HP『Chromebook x360 14』














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ASUS『Chromebook Flip C302CA』






















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Samsung(サムスン)『18.4インチAndroidタブレット「Galaxy View」』
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「タブレット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする タブレットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのタブレットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
タブレットについて6つのポイントをおさらい
1)用途を決めてから画面サイズを選ぶ
2)外出先で使いたい場合は、7インチぐらいの軽くて持ち運びがしやすいタイプがよい
3)動画や漫画などを楽しみたい場合は、10インチ以上でステレオスピーカーを内蔵したものがよい
4)Wi-Fi以外の通信機能の有無も確認する
5)搭載OSは『iPad』シリーズである必要がなければ、『Android』がよい
6)購入時は口コミ情報もチェックする
スマートフォンの大画面化で押され気味のタブレットですが、ネットのコンテンツを見るならタブレットが便利。1台あるとネットライフが格段に豊かになりますよ。
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一般財団法人 家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout オーディオプレーヤー、スピーカーなどのガイドを務める。 日経BP社『日経ネットナビ』『日経ネットブレーン』『デジタルARENA』『日経トレンディネット』などを経てフリーに。 デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。 KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの構成などにも携わっている。