タブレットとは
タブレットとはスマートフォンより大きく、パソコンよりは小さい板状のデバイスのことを一般的に指します。
デザインや見た目だけなら、ほぼスマートフォンと変わらないですが、画面のサイズが大きいので見やすく、スペック面でもスマートフォンより優れているので作業が快適になります。タブレット対応のキーボードを使用すればパソコンに近い作業環境になります。
最近では、タブレットに専用のペンシルを使うことでイラストやメモを残すこともできます。幅広い用途で、タブレットを使うことができます。
■タブレットの種類
タブレットの種類を「iPad」「Androidタブレット」「タブレットPC」「ペンタブレットPC」の4種類に分けて紹介します。それぞれの製品で用途に合わせて使い方も異なります。あなたが求める種類を選びましょう。
▼iPad
iPadは、Appleが提供している【iOS】を搭載しているタブレットになります。普段からiPhoneを使っている人ならAppleIDですぐに同期が可能です。
Appleの製品の性能はかなり高く世界中で愛用者も多く、シンプルなデザインが万人受けします。iOSのアップデートなどでペンシルやキーボードにも対応しているので使い勝手も抜群です。
▼Androidタブレット
Androidタブレットは、Googleの【Android OS】を搭載するタブレットになります。Google社が発売していることもあり、Googleアカウントと同期することができます。
Androidタブレットは、数多くのメーカーから製品が販売されているので、ラインナップが豊富です。iPadにはSDカードが使えないですが、AndroidタブレットにはSDカードを挿入することができます。
▼タブレットPC
タブレットPCは、タブレットにキーボードが付属されているタイプで、使用するシーン次第でキーボードを外してタブレットとして使うこともできます。
通常のPCよりも、コンパクトで軽量なので持ち運びも容易になります。USBを挿入するハブが搭載されているタイプだと便利です。
▼ペンタブレットPC
ペンタブレットは、マウス代わりにペン先で画面を操作することや専用のペンシルでちょっとしたメモやイラストを書き込むことができるタブレットになります。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトを使うデザイナー職には必需品となるはずです。機器によっては、対応のペンシルのみしか使えないこともあるので事前確認が必要です。
各通販サイトのランキングを見る タブレットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのタブレットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
タブレットの選び方
それでは、タブレットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】画面のサイズ
【2】搭載OS
【3】通信機能
【4】性能の高さ
【5】機能
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】画面のサイズをチェック
▼7~9インチ
文庫本程度の大きさなので、片手で持つことができます。電子書籍で読書したり、ピンチアウトすればホームページの文字を読むことも十分可能です。
しかし、動画視聴やゲームをする場合は、やや迫力不足です。また、コンパクトサイズなので外出する時でも鞄に忍ばせることもできます。
▼10インチ
一番、標準的な画面の大きさです。読書、ウェブブラウジング、動画視聴など、ほとんどの用途に向いています。種類も豊富なので好みのメーカーやデザインから選びやすいです。
どのサイズを購入しようか悩んでいる人はこちらのサイズを購入しておけば間違いないでしょう。
▼11インチ以上
大きい画面サイズなので、文字の細かいホームページや雑誌もどんどん読めますし、動画視聴も快適。液晶ペンタブレットとして、タッチペンでイラストを描く用途にも向いています。
しかし、この大きさを持ち運ぶなら、薄いノートPCにしてしまう方が便利な場合もあります。自分の使用用途に合わせて購入すると良いでしょう。
大きさと持ち運びやすさを求める方は8インチを
タブレットの画面サイズは10インチ、8インチ、7インチなどさまざまです。なかにはi『Pad Pro』シリーズのように、11インチや12.9インチといった大画面モデルをラインアップするシリーズもあります。
とにかくコンパクトで持ち運びやすいモデルが欲しい人は7インチ。映画やドラマなどの動画、漫画や雑誌などのコンテンツを楽しみたい人は10インチ以上のモデルを選ぶのがおすすめです。画面の大きさと持ち運びやすさのバランスを求める人は8インチクラスがベストでしょう。
【2】搭載OSをチェック
購入する前に自分が欲しい搭載OSのモデルを決めることをおすすめします。
タブレットは「IOS」「Android」「Window」と3つのOSに大きくわけられます。
自分が使いたい機能やアプリが搭載されているもの、または馴染みがあって使いやすいものを選ぶなど様々です。どのモデルのものが購入したいか先に考えるとよいでしょう。
▼iOS
iPhoneと同じアップル社の「iOS」を採用したタブレットです。いわゆる「iPad」シリーズがこれにあたります。直感的なインターフェイスとデザインセンスの良さで人気です。
サイズやシリーズによっていくつかの種類がありますが、基本的にすべて同じ感覚で使えるので用途や好みで選べばよいです。世界中にファンが多い製品でもあります。
▼Android
多くのスマートフォンに使われているGoogle社の「Android」をOSに採用したタブレットです。
スマートフォンでなれている人には使いやすいでしょう。アプリもGoogle Playでダウンロードできるので入手も楽です。インターフェイスも分かりやすいので、タブレット初心者にもおすすめです。
▼Windows
多くのPCが採用しているMicrosoft社の「Windows」シリーズをOSにしているタブレットです。パソコンを普段から使用している人には一番使いやすいと思います。
また、アプリも同じものが使えますから、パソコンと連携させながら使いたい人にぴったりです。
【3】通信機能をチェック
▼SIMフリー(LTE)タイプ
端末にSIMカードを挿入することで、携帯電話のように回線を介してネットワーク接続できるタイプです。通話エリア内ならどんな場所でも外部と繋がることができますが、通信料金がかかります。
ネットワークを頻繁に使い、なおかつ外出が多い人に向いています。
▼Wi-Fiタイプ
無線LANエリアの範囲でネットワークに接続するタイプです。カフェやホテルなどでは無料でネットワークが使えるところもあるため、都市部では十分な活動範囲が得られます。
拠点が決まっている人や、都市部での利用が多い人ならこれでも不自由はあまり感じないと思います。
【4】性能の高さをチェック
購入する前に使用用途からあなたが求める性能を予め確認しておきましょう。購入してからスペックが足りなかったなんてことがないようにここも抑えておきたいポイントです。
▼【CPU】で選ぶ
高性能なCPUになるほど、アプリの起動や複雑な計算をする操作がスムーズになります。CPUの性能はコア数と動作周波数を見ることで確認することが可能です。
両者とも数値の高いものが有利となるので、予算があるのであれば、なるべく高性能なものを選ぶとよいでしょう。
▼【メモリ】で選ぶ
メモリは、データを一時的に保存しておく場所になります。メモリに保存したデータ等を利用して様々な処理を行います。ストレージとの違いは、電源を切るとデータも消えてしまうことです。
一時的な保存になりますが、メモリの容量の違いで作業の快適さも大きく変わってきます。OSによって、メモリの容量もどのくらいので足りるかという違いもあるので、確認しておきましょう。
▼【ストレージ容量】で選ぶ
ストレージが多いほど、タブレット本体にたくさんのデータを保存できます。タブレットに搭載されているカメラをよく使う人や、音楽データや動画データをたくさん入れておきたいひとは容量が大きいものがおすすめです。
ただし、最近ではクラウドストレージを使う人が増えているので、そうしたデータをクラウドに保存するようにすれば、タブレット本体の容量は少なくても問題はありません。
動画を楽しみたい場合は最低でも32GB必要
各タブレットが搭載するストレージ容量はまちまちです。低価格モデルであれば8GBや16GBといった小容量ストレージタイプがあります。しかし、動画コンテンツなどを楽しみたい場合は最低でも32GBは欲しいところです。
microSDカードスロットを搭載するモデルであれば、ストレージを追加することが可能です。しかし、Google Playの一部アプリはmicroSDカードへのインストールや移動ができないため、注意が必要です。
▼【解像度】で選ぶ
ディスプレイの解像度は高いほど眼に優しくなります。ひとつの目安はフルHDといわれる1920×1080になります。このクラスであれば高精細動画の視聴も楽しめますし、ゲームやビジネスでもキレイな画面で操作できます。
7~9インチはフルHD以下の製品もありますが、10インチクラスより上の製品ではなるべくフルHD以上のものを選ぶとよいです。
【5】機能をチェック
タブレット製品には様々な機能が搭載されています。実際の使用シーンをイメージしながらあなたが欲しい機能を選びましょう。
▼【防水防塵】で選ぶ
防水仕様なら水回りでも使うことができるため、キッチンでレシピや動画を見ながら料理をすることもできます。
ちなみにIPコードと呼ばれる記号や番号で防水のレベルをチェックできます。たとえば「IPX6」は強い噴流水に対応(耐水形)、「IPX7」は一定条件での水没に対応(防浸形)、「IPX8」は継続的な水没に対応(水中形)です。
▼【ブルーライトカット機能】で選ぶ
長時間タブレットをみていると、【ブルーライト】という光を知らず知らずのうちに浴びています。短い時間なら問題はありませんが、長い時間ブルーライトを浴びてしまうと目が疲れやすくなったり、体に良くない影響をもたらしてしまいます。
ブルーライトカット機能があると、そのブルーライトを軽減してくれるのです。デスクワークでブルーライトカット眼鏡をかけるようにタブレットの画面にも加工が施されていると便利です。
▼【キッズモード】で選ぶ
インターネットでのトラブルから子どもを守るため、機能制限ができるキッズモード、ペアレントコントロール機能などを搭載したタイプもあります。
親子で安心・安全に使うためにも機能制限(キッズモード)があると便利なので子供のことを考えられた機能でもあります。
タブレットおすすめ11選
大容量メモリを搭載した国内ブランドのタブレット
大容量の本体ストレージに、アプリケーションだけでなく動画や音楽たっぷり保存し、高音質で再生できるのが魅力。4個のドルビー対応スピーカーを内蔵し、メモリ容量6GB、ストレージ容量128GBなどAndroid端末としては贅沢なスペックです。
国内ブランドを冠したAndroidタブレットがほぼ姿を消したなかでは、貴重な存在とも言えます。Androidのハイスペックタブレットをお探しの方はぜひ検討してみてくださいね。
3歳児から対応するキッズ用タブレット
15分単位での利用時間設定や、ペアレントコントロールで離れていてもロックができたりするので、安心してお子さまにタブレットを渡すことができます。
万が一壊してしまっても安心。2年間の保証もついています。3歳から12歳向けの教育用アプリや絵本・図鑑・学習マンガなどの電子書籍などが使用でき、遊びながら学べる一台です。
指の動きがスムーズになる静電容量タッチパネル対応
フロント、リアともに200万画素の高精細な写真を撮れるタブレットです。
指の動きがスムーズになる静電容量タッチパネルで、マルチタッチにも対応しています。
無線LAN対応なので、ワイヤレスで操作できるのもポイントです。ほかにも1280x800ピクセルの高解像度液晶も搭載しています。
性能とコスパを両立! キッズモードも搭載
コスパで選ぶならこのAndroidタブレット。高性能なプロセッサによりレスポンスが良好。しかも高精細な10.1インチ液晶、HUAWEI独自の音響技術とデュアルスピーカーを採用した音質で、臨場感のある映画や動画が楽しめます。
キッズモードも搭載しており、子どもが使うアプリや利用時間を制限できるので、お子さまにも安心して渡すことができますよ。
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最後に|エキスパートのアドバイス
総合的にバランスがよいのは8インチ前後
タブレットの魅力は大画面ディスプレイで映像などのコンテンツを楽しむことです。しかし、スマートフォンと違い、きちんと使いこなせるのか、本当に必要なのか心配という人も多いのではないでしょうか。画面が大きすぎると持ち運びが不便、逆に小さいとスマートフォンで十分……ということにも。
総合的にバランスがよいのは8インチ前後のモデルです。迷ったらその辺りを狙うのがおすすめです。
画面サイズのほかにも、おもな用途を決めたうえで、ストレージ容量やWi-Fi以外の通信機器の有無にも注意して選んでください。口コミである程度の評価があれば、少し古くてもしっかり使えるはず。購入の際には、口コミ情報もチェックしましょう。
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一般財団法人 家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout オーディオプレーヤー、スピーカーなどのガイドを務める。 日経BP社『日経ネットナビ』『日経ネットブレーン』『デジタルARENA』『日経トレンディネット』などを経てフリーに。 デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。 KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの構成などにも携わっている。