アイスペールとは? おしゃれなデザインも豊富!
アイスペールとは、割った氷を入れておく容器のことで、アイスバスケットとも呼ばれます。テーブルの上にいつでも使えるよう氷をストックしておくことができるので、飲食の場ではとても重宝するアイテムです。
保冷性を備えたステンレス製のもの、雰囲気のあるガラス製や木製のものなど、素材やデザインもたくさんの種類から選べるので、よく利用するシーンに合わせてコーディネートできるとよいでしょう。
アイスペールの選び方 材質や保冷機能、大きさやデザインなどに注目!
飲食店で見かけることの多いアイテムですが、自宅やアウトドアでも使えるアイスペール。ここからはアイスペールの選び方を紹介します。ポイントは下記6点!
【1】容量で選ぶ
【2】材質から選ぶ
【3】保冷機能から選ぶ
【4】大きさやデザインから選ぶ
【5】蓋付きならアウトドアシーンでも活躍
【6】ほかの用途に注目して選ぶ
生活コラムニストのももせいづみさんにもアドバイス頂いているのでぜひ、参考にしてみてください。
【1】容量で選ぶ 使用目的に合わせて
アイスペールは、人数や使用目的によって容量を考えましょう。
アイスペールの標準の大きさは1500mlほどです。このサイズは数人で使用するときにちょうどよいサイズです。ひとりで飲むときは1000mlほどのコンパクトなサイズのものが役立ちます。
大きめの2000ml以上のサイズなら、大人数でも使用でき、ワインボトルをそのまま冷やすなどの使い方もできます。アウトドアで使う際にもこの大きめサイズは重宝します。
【2】材質から選ぶ ステンレス、プラスチック、木製なども
アイスペールの材質は、ステンレス製やプラスチック製、銅製や木製、陶器製やガラス製などさまざまなのでチェックしてみましょう。
保冷力が優れている「金属製」
アイスペールの素材で最も主流なのが金属製。保冷力の高さを重視する方におすすめです。
そのなかでもステンレス製がスタンダードで、保冷力の高さとともに、頑丈で軽いという特性があります。サビにも強いので、扱いやすいというのも人気の理由です。
デザイン性を求める方には、銅製のものもおすすめです。保冷力の高さに加え、高級感を演出できます。ただし、銅製のものは変色して黒くなりやすいので、お手入れをこまめにする必要があります。
軽量で気軽に使える「プラスチック製」
使いやすさや持ち運びやすさを重視する方は、プラスチック製がおすすめです。
プラスチック製は落としても割れる心配がなく、丈夫で長持ちするという特徴があります。軽量で持ち運びしやすいのもポイントです。
金属製よりも保冷力が低いですが、二重構造にしてあるものなど氷が溶けにくく工夫された商品もあります。
デザイン性重視の方におすすめ「ガラス製」「陶器製」「木製」
デザイン性にこだわりたい方は、「ガラス製」や「陶器製」「木製」のものもおすすめです。金属製に比べて保冷力は低くなりますが、お洒落な演出を手助けしてくれるアイテムです。
ガラス製はなかに積まれた氷が透けて見え、とても美しく上品な印象を与えてくれます。割れやすいので落とさないよう注意が必要ですが、キズがつきにくく、お手入れがしやすいというメリットもあります。
陶器製や木製は結露がつきにくいという特徴もあります。落ち着いた雰囲気や和の雰囲気を出したいというときにもおすすめです。
【3】保冷機能から選ぶ 蓋つきタイプでアウトドアにも!
生活コラムニスト
魔法瓶(まほうびん)のような真空遮熱(しゃねつ)構造を持つアイスペールは保冷効果が高く、氷が長持ちします。フタつきタイプならさらに氷が溶けにくくなり、ホコリを被る心配もなく衛生的です。また、銅は高い保冷性を持ち抗菌性も高いのでアイスペールに向いています。変色しやすいためお手入れには少々手間がかかるものの、時間が経つほど味が出る素材でもあります。
銅やガラス、陶器製のアイスペールは見た目がスタイリッシュで涼やかですが、氷による結露(けつろ)が出ることもしばしば。結露を避けたい場合は魔法瓶構造になっているものを選ぶとよいでしょう。
【4】大きさやデザインから選ぶ 専用トング付きがおすすめ
生活コラムニスト
ひとりやカップルで晩酌を楽しむなら小ぶりなアイスペールでも十分です。しかし、パーティーで使う場合は多少大きめのサイズを選ぶほうが実用的です。一度に入れる氷の量に合わせて、最適なサイズを選びましょう。アイスペールを使うときはトングが不可欠なので、手持ちのものがない場合はトングがセットになっている商品がおすすめです。
また、おそろいの水差しが用意されている商品もあります。シリーズでそろえるとテーブルに統一感が出ておしゃれ度がアップするでしょう。
【5】蓋付きならアウトドアシーンでも活躍 保冷力UP
氷を長時間保存したい場合には蓋付きタイプがおすすめ。蓋があることで保冷力が上がり、氷が溶けにくくなります。また、持ち運びにも便利なのでアウトドアシーンでも活躍します。
【6】ほかの用途に注目して選ぶ 代用品としても活躍
生活コラムニスト
アイスペールのなかには、シャンパンやワインクーラーとして併用できるものもあります。アイスペールは意外に場所を取るアイテムなので、いろいろな用途に使えるものを選ぶのも賢い方法です。保冷効果が高い真空遮熱構造のアイスペールは、保温の目的でも使えます。熱燗(あつかん)にした「とっくり」を冷めないように保温しておけるのは、日本酒が好きな人にとっては大きな魅力でしょう。
蓋つきのアイスペールなら、卵とお湯を入れてゆで卵を作ることもできます。アイスペールを選ぶときは、ほかの用途に使えるかどうかについても考えてみましょう。
アイスペールのおすすめメーカー
アイスペールのおすすめメーカーをご紹介します。商品選びに迷ったら、メーカーで絞ってみるのもおすすめです。
ピーコック魔法瓶工業
業界初の回転式ポットを開発したことでも知られるピーコック魔法瓶。真空断熱の技術を活かした製品開発により、電気ポットや電気調理器、ステンレスボトル、マグボトルなどさまざまな製品を発売してきました。
2012年より上海にも販売会社を設立し、世界へ向けてマーケットが広がりつつあります。SDGsの達成に向け、マイボトルの普及など社会活動にも力を注いでいます。
サーモス
魔法瓶のパイオニアとして知られるサーモス。保温・保冷の性能もよく、あたたかいものはあたたかく、冷たいものは冷たく、飲みやすい温度をキープしてくれます。
高い技術と品質管理によりサーモスクオリティを守りながら、「サーモスマジック」をコンセプトに便利さと環境保護を両立させたオンリーワンの商品開発をし続けています。
タイガー
2023年で設立100年を迎える生活用品メーカーであるタイガー。粘り強い研究とモノづくりにより、当時ぜいたく品だった魔法瓶を一般家庭に広げていきました。
歴史的にもヒットした製品がいくつかあり、耐久性と機能性が特徴的なタイガーブランドは、現在は世界約60カ国に販売網を広げ世界中に愛されるメーカーとなっています。
【蓋付き】アイスペールおすすめ7選 サーモスやオクソー、ピーコックなど
これまでみてきたアイスペール選びのポイントをふまえながら、生活コラムニスト・ももせ いづみさんと編集部が選んだ機能性やインテリア性に優れたアイスペールを【蓋付き】【蓋なし】また、【目的別】【素材別】【番外編】に分けて紹介していきます!
まずは便利な蓋付きタイプから見ていきましょう!





【蓋なし】アイスペールおすすめ7選
続いて蓋なしタイプのおすすめ商品を紹介します!




【目的別】アイスペールおすすめ4選 ワインクーラーやフラワーポットなどにも使える
使用する場面により重視する点が変わってきますので、外観、値段、容量など利点の違う商品を見てみましょう。
stelton(ステルトン)『ヤコブセン デザイン AJアイスバケット』
ヤコブセンのデザインによる精錬されたアイスペール
1960年にデンマークでステンレス製品メーカーとして生まれたsteltonのアイスペール。この商品は、デンマークの有名なデザイナーであるヤコブセンによるデザイン「シリンダ・ライン」シリーズで、ステンレスが精密な二重構造になっているため、氷が溶けにくい高い保湿性を誇ります。
持ち手部分を倒すことですっきりとしたデザインになるため、収納もしやすく機能性に富んだアイテムです。
アルネヤコブセンの洗礼されたデザインが際立つこの商品はモダンデザインを愛する人に長く支持される一品。高級なアイスペールですが、デザインにこだわる人には一度手に取っていただきたい商品と言えます。

【素材別】アイスペールおすすめ3選 クリスタルガラスや陶器など
素材による差には、どんなものがあるのでしょうか。素材別にも見てみましょう。
【番外編】アイスペールセットおすすめ2選! セットで統一感を
アイスペールとウォーターポットとアイストングをセットで揃えると、統一感が出てオシャレさがアップします。また、別で揃える手間が省けるというのもうれしいポイントです。
見た目の色やフォルムはもちろん、ステンレスなどの材質も統一させることで、テーブルコーディネートや使用するシーンに迷うことがなくなりますね。
高品質の日本製アイストングも紹介! ノンストレスで氷がつかめる
アイスペールとセットで持っておくと、便利な品もご紹介いたします。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アイスペールの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのアイスペールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
製氷皿とアイスボールメーカーも合わせてチェックしてみよう! 氷作りに欠かせない
アイスペールでステキなバータイムを!
飲食店でよく目にするアイスペールですが、自宅で飲み物を飲む際に、ひとりや少人数だと、冷蔵庫から直接氷をグラスに入れてもさほど手間はかかりません。「あえてアイスペールを用意するまでもない」と思う人もいるでしょう。
しかし、アイスペールに氷を入れたり、おしゃれなグラスや水差しを選んだりするのもバータイムを充実させる大切な要素のひとつです。お気に入りのアイスペールがテーブルにあるだけで、いつものお酒がよりいっそうおいしく感じられるはずですので実用性とデザインの両方を考えながら、自分に合ったアイスペールを選んでみてください!
きっと、雰囲気だけでなくゆっくりと晩酌を楽しむことができるでしょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。 日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。 新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。