裁縫箱の選び方
まずはじめに裁縫箱の選び方について詳しく解説していきます。自分好みの使い勝手に合わせてポイントを見ていきましょう。ポイントは以下の2つです。
【1】サイズ
【2】機能性
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】収納したいものでサイズを選ぶ 使う頻度も考慮して
裁縫道具の種類や使う頻度、裁縫のレベルも人それぞれで、必要もない大きな裁縫箱を購入する必要はありません。まずはどんな用途で裁縫をするのかを考えて、裁縫箱のサイズを決めましょう。
必要最低限のものだけを入れるなら「小箱タイプ」
裁縫はふだんあまりしない方や、縫い糸や針などの必要最低限の裁縫グッズがあればよい場合は、コンパクトサイズの裁縫箱を選びましょう。
大きい裁縫箱をすでに持っているという場合も、コンパクトサイズの裁縫箱を用意しておくと便利です。中身をよく使う裁縫グッズのみにすると、持ち運びが便利な外出先用の裁縫箱として活用できます。ボタンが外れそう、紐が取れた、などのときに使えます。
小物を整理するなら「チェストタイプ」
糸や指ぬき、手芸用品など小物類を多く持っている方は、チェスト型の裁縫箱が便利です。裁縫グッズごとに収納できる引き出しが付いています。中身が迷子になりにくく、使いたいときにすぐに取り出せて便利です。入れるものや自分の使い方にあわせて、整頓もできます。
チェスト型は上段がフリースペースになっているもの、引き出しに仕切りがあるものなどもあります。木製素材でかわいいデザインのものもあります。
収納に広いスペースが必要なら「バスケットタイプ」
バスケット型は、フリースペースが広く取られているのが特徴です。はぎれやキルト芯など、大きめサイズのアイテムをまとめて収納できます。フリースペースが広ければ、制作中の作品も入れられます。
縫い針ケースや糸などの小物類も一緒に収納したいのなら、小物入れが付属しているものが向いています。上段が小物入れ、下段がフリースペースとして使える二段構造のものもあります。
【2】機能性で選ぶ
どんなシーンでやシチュエーションで使用するのかを考慮しながら、機能性も重視して選んでみましょう。
持ち運びに便利な「ポーチタイプ」
コンパクトに裁縫グッズをまとめられるのが、ポーチタイプです。ハンドルがついているため持ち運びがしやすくなっています。外出先でも使える裁縫箱や、手芸教室などの習いごと用の裁縫箱を探しているときにもぴったりです。
ポーチタイプは布やナイロンなどでできて軽量のもの、仕切りがあって裁縫用品が入れやすいものなどがあります。おしゃれなデザインのものもあります。
長時間作業するなら「立体的になるタイプ」
立体的になる裁縫箱は、中身が見渡せるため使いたい裁縫用品をすぐに取り出せるのが魅力です。長時間作業したいときや、裁縫の作業効率を上げたいときに向いています。
立体的になる裁縫箱は、北欧の伝統的な形状を採用したものなど、開き方もさまざまあります。より使いやすいものを選ぶために、開き方もチェックしておきましょう。
■携帯できる裁縫セットもあります!詳しくは下の記事をチェックしてみてくださいね~!
裁縫箱のおすすめ6選|コンパクトサイズ
うえで紹介した裁縫箱の選び方をふまえて、ここからはおすすめ商品を紹介していきます。

裁縫箱のおすすめ3選|大容量タイプ
いろいろな採用用具をまとめてしまえる、大容量タイプの裁縫箱のおすすめ商品を紹介します。

倉敷意匠『ならのソーイングボックス』
北欧の伝統的な形状で仕切りが使いやすい裁縫箱
北欧の伝統的な形状のお針箱をモチーフにした裁縫箱。日本産の「ならの木」が使用されています。
上段の小さな2箱・下段の大きな1箱に分かれていて、それが1つにまとまったかたちです。上段のものを使うときはそれぞれの蓋を開けて、下段のものを使うときは上段の箱を左右にスライドさせて開きます。それぞれの箱だけ開けられるのはもちろん、全て開けば、中身を全部見渡すことができます。
小さな上段の2箱は仕切りが一部取り外し可能なので、収納する小物をきちんと収められます。開けた上段の蓋に、作業中のつけ替えボタンやひもなどをちょい置きできるのも、ものをなくさずスムーズに作業ができてグッドです。
裁縫箱のおすすめ2選|シンプルデザイン
いろいろなシーンで使えてインテリアにもなじむ、シンプルデザインの裁縫箱のおすすめ商品を紹介します。
スチール製で持ち手がついたシンプルな裁縫箱
裁縫箱は、「裁縫箱」と名前のついたものだけが適しているとは限りません。裁縫道具をどう使うのか、いつ使うのか、なにを収めるのかなど、人それぞれライフスタイルに合ったものを選ぶのが一番。
この「無印良品」の『スチール工具箱』は、すっきりとしたシンプルなデザインなので、インテリアを選びません。また持ち手がついているので持ち運びにも適しています。ボタンつけだけではなく、もう少し本格的な針仕事をする人には、裁ちばさみもきちんと収まるこの大きさがおすすめです。100円グッズや無印良品のデスク内整理トレイなどを自分好みにカスタマイズして、自分だけの裁縫箱にしてみましょう。
裁縫箱のおすすめ2選|小学生向き
「裁縫箱」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 裁縫箱の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの裁縫箱の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
「裁縫道具と裁縫箱」について聞いてみました!
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家
裁縫箱選びのポイントで「収めたい持ち物のなかで一番大きなもののサイズを把握する」ということもとても大事です。
「かわいい」や「おしゃれ」だけで選んでしまうと、実際に手芸用品や裁縫道具を収納するときに「あれ? 入らない!」ということや「無理やりななめに収める」という失敗につながってしまいます。収納したい裁縫道具を一度全部まとめて出してみて、収納するものの量を把握し、大きいものは実際にサイズを測っておくことをおすすめします。
100均グッズで裁縫箱を手作りしてみよう♪ インテリアにもなる北欧風
どこの家庭にもある裁縫道具を収納するには使い勝手のいい裁縫箱が必需品。しかし、使い勝手がよく、見た目がおしゃれなものを探そうとすると、意外とコストがかかってしまって断念してしまう人もなかにはいるのではないでしょうか。そこでここでは、手ごろな100均アイテムを活用してインテリアにもなるおしゃれでかわいい裁縫箱の作り方を紹介します♪
手作りにこだわりたい人はチェックしてみてくださいね!
手作りの裁縫道具入れを作るアイディアには、お菓子の缶や空き缶などの廃材を代用するものがあります。作りたいけれども難しそう、という人のために、かんたんにかわいい裁縫セットが作れる方法を紹介します。100均ショップ「セリア」の「インテリアウッドコレクションケース」ふたつを代わりに使用します。ケースのうちひとつの蝶番と金具をはずし、2段重ねにするだけで木箱型の裁縫入れの完成です。
なかにイラストを描いたはがきを入れたり、木材を使って仕切りを作ったりもできます。
そのほかおすすめの手芸用品もチェック!
裁縫箱を選んで手芸や裁縫を楽しもう
雑貨アーティストの上島佳代子さんへの取材をもとに、裁縫箱の選び方とおすすめ商品を紹介しました。裁縫箱は商品によってサイズや中身の収納方法、機能などが異なります。まずは裁縫をおこなう頻度や、実際に入れる中身に合ったものを選びましょう。
入れた裁縫用品が取り出しやすいもの、仕分けて収納できるものを選ぶと、裁縫道具も整頓できます。北欧風のおしゃれなものや、かわいいデザインのものもあります。使い勝手がよくお気に入りの裁縫箱を選んで、手芸や裁縫をもっと楽しみましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家・コピーライター。そして時にカメラマンやスタイリスト、ライターとして、広告や雑誌、テレビやWebなど様々なメディアのニーズに応えるクリエイター。世界のリネンを巡る旅をライフワークに、リネンの歴史や現在のリネン産業についても造詣を深める。NHK『美の壷』のテーマ「麻」に出演。雑貨アーティストとして企業との商品開発や保育士・幼稚園教諭のための雑誌にも携わり、小学生の雑貨教室、母親のための雑貨教室、リネンの教室など、雑貨を通して暮らしを楽しむ活動も行っている。またワイヤーワークや木工、ソーイングなど様々な素材の作品をメディアやワークショップを通して発表するなど、多岐に渡って活動中。『アトリエ ペルメル』主宰。