Lightningケーブルとは?
Lightningケーブルとは、Apple製品の充電時に必要なケーブルのこと。ケーブルの先にはLightning端子がついています。この端子はApple独自の規格で、基本的にはApple製品の接続にのみ使用されます。
iPhoneやiPadの充電以外に、PCと繋いでデータの転送を行うことも可能。iPhone7以降のデバイスではイヤホンジャックが廃止になっていますが、音楽を聴く際のイヤホン接続にもLightning端子が採用されています。
基本的にApple製品にしかLightningは採用されていませんが、傘下であるBeats(ビーツ)の製品の一部ではLightningが採用されています。
Lightningケーブルの選び方
それでは、Lightningケーブルの基本的な選び方を見ていきましょう。
ポイントは下記。
【1】「Apple純正品」か「MFi認証職製品」を選ぶ
【2】断線しにくい高い耐久性のものを選ぶ
【3】出力値・充電速度も確認
【4】転送速度をチェックして選ぶ
【5】ケーブルの長さを確認
【6】保証期間の長さを確認
【7】充電器・パソコン接続側の端子の形状を確認
上記のポイントを押さえることで、自分の使用環境や目的にあった商品を見つけることができます。
それでは、一つずつ詳しくみていきましょう。
【1】「Apple純正品」か「MFi認証職製品」を選ぶ
Lightningケーブルは「Apple純正品」「MFi認証職製品」「MFi非認証製品」の3つに分類されます。安全・安心に使うなら「Apple純正品」か「MFi認証職製品」のどちらかを選びましょう。
▼Apple製品との互換性や保証に優れた「Apple純正品」
「純正品」はApple製品に付属していることが多いです。当然のことながら、Apple製品と高い親和性があるので、データ転送時や充電時に端末へ悪い影響を与える恐れがなく安心。また、保証期間内であれば、修理や交換の対応もしてくれるのも魅力的なポイントです。
ちなみに、通販サイトやフリマサイトで「Apple純正品」と謳っているLightningケーブルの中には類似品が混じっていることがあります。とくに激安の商品は類似品である可能性が高いので、購入は慎重に行いましょう!
▼Apple社の認定を受けた「MFi認証職製品」
Apple純正品以外の製品は「MFi認証職製品」か「MFi非認証職製品」に分類されます。
「MFi認証職製品」は純正品ではないものの、Apple社からiPhoneやiPadで不都合なく動作させることができると認定を受けている製品。純正品同様、端末に悪い影響を与えることなく使用できます。
MFi認証職製品はラインナップが豊富で、純正品よりも安く購入できるので、外出時のサブ充電器などにおすすめです。
▼価格は安いができれば避けたい「MFi非認証職製品」
「MFi非認証職製品」はApple社から認定を受けていないLightningケーブル。価格がかなり安く、品質もそれなりのものがほとんどです。
通販サイトのクチコミでも「数回使っただけで壊れた」「端末に悪影響を与えた」「端末のアップデートに伴って使えなくなった」など、マイナス面が目立ちます。MFi非認証職製品には手を出さない方が無難でしょう。
「MFi認証」はしっかりと確認しましょう
「MFi認証」とは、LightningケーブルをはじめとしたApple製品対応アクセサリーのうち、Appleの正式な認証を受けた製品につけられるものです。
MFi認証を取得した製品は価格が高い傾向がありますが、認証なしの製品よりも動作不良などのリスクが低く、安心して使うことができます。
認証取得済みの製品の場合、販売ページや製品パッケージに記載されているので、購入時には忘れずにチェックしましょう。
【2】断線しにくい高い耐久性のものを選ぶ
Lightningケーブルの故障原因で一番多いのが「断線」です。配線を包む保護被覆が破損すると、高電圧による感電や発火の恐れがあるので気をつけてください。配線がむき出しになったままの状態で使用するのはやめましょう。
断線によるトラブルを避けるため、選ぶときは耐久性にも着目を。平らなタイプや極細ケーブルは断線しやすいものが多いので要注意。また、コネクタ部分が補強されているケーブルを選ぶのもポイントです。
【3】出力値・充電速度も確認
Lightningケーブルを 主に充電に使用する場合は「充電速度」のチェックも忘れずに!「出力値(アンペア数)」が大きいものほど多くの電流を流すことができ、充電時間が短くなります。
2.4Aの急速充電に対応したiPhoneなどを利用しているなら、2.4A対応のLightningケーブルを選びましょう。
【4】転送速度をチェックして選ぶ
容量の大きなデータを転送することが多いのであれば、ケーブルの「転送速度」も選ぶときの大切なポイントになります。iPhoneやiPadのデータをパソコンへ送るときは、転送速度の速いケーブルを選びましょう。
ケーブルのなかにはデータ転送に対応していない「充電専用」のものもあるので、「充電・通信ケーブル」と書かれているものを選びましょう。容量の大きい動画やたくさんの写真を転送する方は、転送速度も要チェックです。
【5】ケーブルの長さを確認
Lightningケーブルを選ぶときは長さも重要
目的に合ったケーブルを選ぶことも、快適に充電をおこなうためには大切です。
短かすぎるケーブルはもちろん不便ですが、必要以上に長い場合も充電中に邪魔になりやすいです。余ったケーブルに手などを引っかけて、スマホがテーブルから落ちたりといったトラブルにつながりかねません。
コンセントに挿すタイプの充電器ならコンセントの位置から充電中にスマホを置く場所までの長さ、モバイルバッテリーで充電するなら充電器につないだ状態でもスマホを操作しやすい長さ、という風に利用シーンに合わせて選ぶとよいでしょう。
▼持ち運びで使うなら50cm以下を
Lightningケーブルでスマホとバッテリーをつないだまま使う場合は、50cm以下の長さが適しています。ケーブルが短いので持ちやすく、手軽に扱えて便利です。
短いケーブルなら車の中などの狭いスペースでも、絡まることなくスムーズに使用できます。また、カバンやバッグの中に収納しやすく、持ち運びにも向いています。
▼デスクで使うなら1mを
デスクに置いて使用する方も多いことでしょう。そのような場合は1mほどの長さが、充電しやすく使い勝手もよいです。1mほどあれば自室やオフィスなどさまざまな場所で使えます。
なお、iPhoneに付属しているケーブルも1mのものが多く、同じ長さのものを使いたい方にもうってつけです。
▼リラックスして使うなら3mを
自宅で寝ころび、リラックスした状態で充電したい方には3mの長さが向いています。立ったり座ったり、体勢を変えながら使えますし、長時間使用する方にも適しています。
ただ、長すぎるとコードが絡まりやすくなるので要注意。足に引っかけることがあり、使用場所を考える必要があります。とくにコンセントからの距離はチェックしてください。
【6】保証期間の長さを確認
普通に使用していて故障した場合には、製品保証つきのLightningケーブルを選べば保証期間内であれば無料で新しいものに交換してもらえます。また、保証期間は製品によって1~3年と年単位で異なります。
そのため、製品保証つきというだけでなく、できるだけ保証期間が長いものを選ぶとよいでしょう。
【7】充電器・パソコン接続側の端子の形状を確認
Lightningケーブルを選ぶ際には、充電器やパソコンの接続端子の形状もチェックする必要があります。とくに最近のものはUSB Type-Cの端子が増えているので、要チェックです。
従来のものはUSB Type-Aでの接続だったので、新しい機器に買い換えた場合は気をつけてください。USB Type-Aでも使えないわけではありませんが、急速充電機能がじゅうぶんに発揮できません。
Lightningケーブルおすすめ31選
選び方を参考にしたおすすめ商品をご紹介いたします。どれも使いやすい商品ですので、ぜひ購入の検討をしてみてください。
【Type-A ×Lightning】おすすめケーブル26選
まずは、片方の端子がType-Aになっているタイプのおすすめ品をご紹介します。
安心して使い続けられる公式の純正ケーブル
Appleの公式サイトでも販売されている、Apple純正のLightningケーブルです。純正のため万が一iOSのバージョンがアップデートされても使用可能なため安心してお使いいただけます。
Lightningケーブルを採用しているiPhoneおよびiPadならどの機種でも使用可能で、長さは0.5m、1m、2mの3種類が用意されています。
Apple製品の付属品と同じケーブルがほしい、他社製のケーブルを使うのは少し心配という人におすすめです。
コスパの高いAmazonのプライベートブランド
Amazonのプライベートブランドである「Amazonベーシック」のLightningケーブル。リーズナブルな価格ながらMFi認証に対応しているコストパフォーマンスのよさが魅力です。
耐久性の高いナイロンファイバーでケーブル全体が覆われているため、断線しづらいことも特徴。ケーブルの使用頻度が高く、通常のケーブルだとすぐに断線してしまうという人や、ペットを飼っていてケーブルを噛まれることがある人でも長く使うことができます。
カラーバリエーション豊富なMFi認証ケーブル
MFi認証を受けているLightningケーブルです。ブラック、ホワイト、ピンクなどカラーバリエーション豊富で、長さも10cm、50cm、1m、1.5m、2mの5種類あるため必要なものや用途に合わせて選ぶことができます。
金メッキピンを採用しているため、サビに強く信号劣化を抑えます。
高耐久素材採用で急速充電も可能
高耐久素材を採用したMFi認証のデータ転送&充電ケーブルです。どのUSB充電器で使用しても高速充電が可能で、さらにデータ転送も高速で実行できます。
また、Anker製品は18カ月保証に会員登録でプラス6カ月の保証も受けられます。カラーバリエーションも豊富なので、好みのカラーを選べるのもポイント。
【Type-C ×Lightning】おすすめケーブル5選
つづいて、片方の端子がType-CになっているLightningケーブルのおすすめ品をご紹介します。
「Lightningケーブル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする Lightningケーブルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのLightningケーブルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのスマホ用ケーブル
ふだんから断線対策をして長く使おう
Lightningケーブルを選ぶときは、どこで充電するのか、充電器とパソコンどちらから充電するのかといった具体的な使い方をまずイメージしてみましょう。そして、ケーブルの長さや端子の種類、素材や形状がその使い方に合っている製品を選ぶのがおすすめです。
なお、毎日充電に使用しているとケーブルに負荷がかかり、ケーブルが断線してしまうことがあります。とくにケーブルとコネクタをつなぐ部分は負荷がかかりやすいです。
いくら断線しにくいケーブルを選んでも、きつく巻いたり、バッグの中にそのまま放り込んだりしていると、ケーブルの寿命を縮めてしまいます。また、ベッドやソファーで寝ながら利用していると、ケーブルが引っ張られて根本に負荷がかかることも。
Lightningケーブルの断線を防いで長く使用するためには、こういった行為にも気をつけてください。
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