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子ども用学習椅子の選び方 失敗しないためのポイントは
小学校の入学準備で用意することの多い学習椅子。ここでは、インテリアコーディネーターの秡川寿美礼さんに取材のもと、学習椅子の選び方を紹介します!ポイントは下記5点
【1】椅子のタイプで選ぶ
【2】座面の形状や素材で選ぶ
【3】高さ調整ができかチェック
【4】キャスターの有無をチェック
【5】長く愛用できる学習椅子を選ぶ
最近は、学習机を設けずリビングのダイニングテーブルで勉強させる家庭もあるようですが、できれば専用の学習椅子を用意してあげるといいでしょう。詳しく解説しているのでぜひ、チェックしてみてください。
【1】椅子のタイプで選ぶ
学習椅子は、タイプごとに特徴がありメリットやデメリットもそれぞれ異なりますので、確認しておきましょう。
回転椅子|機能性抜群
座面が回転するので椅子への乗り降りがしやすく使いやすさは抜群。高さ調整ができるものが多く、子供の成長にあわせて使っていきやすい椅子と言えます。土台にも安定感があり椅子が倒れることもなく安心して使うことができる一方、座面が固定されていない分、姿勢を安定させづらく集中力を持続しにくい面もあります。
木製椅子|安定感がある
椅子自体にとても安定感があるので、正しい姿勢を保ちやすく集中力を持続させやすい椅子と言えます。デザインもおしゃれなものがいっぱい、高さ調整できるものを選べば、子どものころから大人になるまで使えるのも魅力のひとつです。
バランスチェア|座るだけで最適な姿勢に
椅子に座った時に正しい姿勢がとれれば、自然と学習への集中力は高まります。そんなときに便利なのがバランスチェアです。バランスチェアは、座るだけで最適な姿勢になるよう座面や足を置く位置などが考慮された椅子です。おしゃれなデザインであることも人気を高めています。ただし、長時間の使用には向いていませんので、用途により使い分けが必要でしょう。
【2】座面の形状や素材で選ぶ
座面の形状と素材は、座り心地や学習への集中力を高める大切なポイントなので、必ずチェックしてくださいね。
クッション性をチェック
座面にクッション性があれば、長い時間座る場合でも疲れにくくなります。ポイントは、クッションの硬さ。クッションが柔らかすぎるのは避けましょう。柔らかすぎるとかえって姿勢を安定させづらくなり、学習に集中できないばかりか、体が痛くなったっり疲れやすくなってしまいます。また座面の素材は、ファブリックと合成皮革が主流。通気性がよく快適な座り心地が長続きするファブリックがおすすめです。
板座の形状をチェック
座面が硬く姿勢を安定させやすいですが、長時間座るとおしりが痛くなりやすいのが難点。フラットな座面のものではなく、おしりのカーブにフィットさせた形状の板座がおすすめです。疲れにくく長い時間使っても痛くなりません。
インテリアコーディネーター
椅子の座面と背もたれに布張りのクッションがついているものがあります。このクッションには、汚れが落ちにくい布や劣化しやすい合成皮革が使われている場合も。カバーをかけて交換できるタイプを選ぶか、クッションなしの椅子に洗える専用クッションなどを置いて使うのもおすすめです。
【3】高さ調整ができかチェック
インテリアコーディネーター
よい姿勢を保つために重要なのは、学習椅子とデスクの高さとの関係性です。椅子の座面の高さと、デスク面の高さの差を差尺(さじゃく)といい、座高の1/3から1cmマイナスした値が理想的な差尺とされています。差尺が小さすぎれば猫背になり、大きすぎれば腕の位置が上がって、首や肩に負担がかかって疲れやすくなり、近視の原因にもなります。
成長期にはこの差尺が変化しますが、一般的なデスクの高さは70cm前後なので、フレキシブルに高さ調節のできる学習椅子を選ぶことが重要なポイントになります。
【4】キャスターの有無をチェック
インテリアコーディネーター
学習椅子は、キャスターつきで上下昇降機能がついた回転椅子と木製椅子が主流です。キャスター付きの回転椅子は座ったまま方向を変えることができるので、椅子を後ろに引いて立ち上がるためのじゅうぶんなスペースがない場合に便利です。
【5】長く愛用できる学習椅子を選ぶ
学習椅子の中にも、最近では見た目が美しいデザインものがたくさんあります。デザイン性の高いものや成長に合わせて、高さを調整できる製品を選べば、小学生ときのだけの勉強椅子としての役割だけでなく、中学受験、高校受験、社会人になってからも利用できます。
長く利用できる学習椅子を選ぶポイントは、耐久性とデザインです。耐久性については、安易に安いものを購入するのではなく、優れた素材や設計で作られているものを選びましょう、それであれば、修理をしながら長く利用することができます。
デザインについては、大人になっても使うことを考えると、仕事やダイニングで利用できるような、シンプルなデザインがよいでしょう。子供の代わりに親がデスクワークできるように、想定して、デザインを選ぶのでもよいかもしれません。
長時間座っていても疲れない椅子の選び方は? インテリアコーディネーターが解説!
インテリアコーディネーター
長時間座っていても疲れない椅子は、いいかえれば「安定した姿勢が保てる椅子」です。座った状態で安定した姿勢を保てる条件は、足が宙に浮かず、体が前傾したり後傾したり、左右に揺れたりしないことです。
そのためには、
・座面のクッションがやわらかすぎないこと
・座面の奥行きが深すぎないこと
・腰のアーチに沿って背中を支えてくれる構造になっていること
・座面の高さが身長に合っていること
これらの条件に叶っているかどうかが、学習椅子選びのポイントになります。
子ども用学習椅子おすすめ15選 【評判の人気ブランド・メーカー】コイズミ、カリモク、LOWYA、宮武製作所ほか
ここからは、インテリアコーディネーターの秡川寿美礼さんと編集部で選んだおすすめの学習椅子を紹介します。




ダイニングテーブルにも合うデザイン
「子ども部屋が狭くてデスクを置くことができない」「子どもが自分の部屋で勉強したがらない」という事情から、ダイニングテーブルで勉強するお子さんが増えています。ただ、ダイニングチェアでは勉強しづらく、キャスターつきの学習椅子では色やデザインが合わないので、どんな椅子を選んだらいいのか悩まれる方も多いようです。
こちらの商品はダイニングチェアのようなデザインでありながら、座面と足置きの高さが調節できるのが特徴です。別売りのチェアカバーもあるので、大人になるまで使うことができます。
また同シリーズで大人用もあるので、リビング学習ができるダイニングセットを新調したいという方にもおすすめです。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 子ども用学習椅子の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの子ども用学習椅子の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
インテリアコーディネーターからのアドバイス 成長期こそいい学習椅子を!
インテリアコーディネーター
安定した姿勢を保ちづらい椅子に長時間座っていると、筋肉を働かせて姿勢を安定させようとするため、疲れて集中力がなくなってしまいます。また、無意識のうちに足を組んだり、貧乏ゆすりをしてしまうことも。
12〜14歳ごろまでに骨格が決まるといいますから、大事な成長期こそいい椅子を選んであげたいですね。
学習机・バランスチェアのおすすめはこちら 【関連記事】
アウトレットを利用するのもおすすめ
学習椅子を一時的に使うものと想定するのであれば、店舗での購入ではなく、アウトレットを活用するのも手です。
有名なブランドメーカーの製品であれば値段が張ることもあります。そのような製品でも、アウトレットで安く手に入ることも。展示品や生産終了モデルなど新品同様の商品もたくさんありますので、ぜひ定期的に開催している、アウトレットバザールを探して足を運んでみてはいかがでしょうか。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
設計事務所(株)木型屋のむすめの仕事部屋を経て、1998年に(有)エル・エル・プランニングを設立。 「ライフスタイルからインテリアをデザインする」という独自の発想と設計手法で、家具、カーテンなどのセ レクトから、造作家具やリフォームの設計まで、トータルなインテリア空間デザインを得意としている。インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャーの資格を持つ。