PS5対応スピーカーの特徴は?
PS5は映像だけではなく、音声に関しても3Dオーディオに対応、イコライザーの設定が可能など、高音質が持ち味です。しかし、そのスペックを充分に発揮するためにはそれに見合ったスピーカーへの出力を行うのが必要不可欠。とくにゲームの臨場感を演出するのに欠かせない重低音は普通の薄型テレビに接続しただけではじゅうぶんに味わうことは難しくなっています。
そういったゲーム内での臨場感や迫力を体感するために、PS5対応のスピーカーは重要な役割を担っています。重低音を重視したサブウーファー付きモデルや臨場感を高めるサラウンド対応モデルなど製品によってそれぞれ異なりますので、後の項にてそれぞれ選び方を解説していきます。
PS5対応スピーカーの種類
ひとくちにPS5対応スピーカーと言っても多数の形状や種類がありますので、こちらではそれをご紹介します。
サウンドバータイプ
サウンドバータイプは文字通り、一本の棒状になっているタイプのスピーカーです。主にテレビの下や上に配置して使用します。サブウーファーがセットになっているものも中にはありますが、基本的に接続がケーブル一本で出来る、スピーカーの中では価格がお求めやすい部類ということもあり、導入の敷居が低いと言うのが大きなメリット。反面、バーなので配置の仕方が限定される、サラウンドには非対応、テレビの下や上にじゅうぶんにスペースが無いと設置できないなどのデメリットがあります。
ステレオスピーカー
ステレオスピーカーは2基のスピーカーからなり、両側から音を出せるのが特徴です。テレビにそのまま接続できるものも多く、接続に困りづらいというのがメリット。主に中音~高音の音声を得意としていることが多いです。そのため、これだけだと低音域の振動がじゅうぶんでない場合があります。
2.1chサラウンドスピーカー
2.1chサラウンドスピーカーは2基のステレオスピーカーにサブウーファーを付属させたタイプのスピーカーです。ステレオスピーカーには無い重低音専用のスピーカーを備えているため、臨場感や迫力が出るのが特徴。ウーファーは指向性がなく、近くのどこに置いておいても問題ないため、0.1chと数えられます。ただし、背面などにスピーカーを配置するタイプではないので、サラウンドと言っても四方八方から音が聞こえる体験はしづらいと言えます。
5.1chサラウンドスピーカー
2.1chスピーカーの構成に前方中央に配置するセンタースピーカー、背面左右にそれぞれ設置するサラウンドスピーカーを更に加えた方式です。それぞれのスピーカーの鳴り分けによって本格的なサラウンドが可能になっており、自分の背後から足音が聞こえたり右側で爆発が起こったりといったまるでその場にいるような臨場感や迫力が体感できるのが特徴。より本格的にシアターセットを構築したいという方にとくに好適です。しかし、接続が難しい・価格が高めといった導入の敷居の高さがデメリットとなっています。
ネックスピーカー
ネックスピーカーはその名の通り、首にかけるスピーカーです。ウェアラブルスピーカーとも呼ばれます。首元から音が聞こえるため、深夜や早朝など音声を出しづらい時に好適。また、面倒な接続もほとんどなくワイヤレスのものが多いため、設定が楽というのもメリットです。ただし、PS5にBluetooth機能はついているものの、そのままでは音声をBluetoothで通信することは出来ません。Bluetoothの受信機が同梱されているものを選びましょう。
PS5対応スピーカーの選び方
それでは、PS5対応スピーカーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】有線接続かどうか
【2】使用環境
【3】ch数
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
以下の記事で詳しく解説していますのでこちらをご覧ください。
PS5対応スピーカーおすすめ10選
それでは前述したPS5対応スピーカーの選び方のポイントをふまえておすすめ商品をご紹介します。
ウーファー内蔵で重低音もカバー
ソニーの取り付けが簡単なサウンドバータイプのスピーカーです。他のスピーカーを置かずに3Dオーディオを再現できる「Vertical Surround Engine」を搭載しているため、疑似サラウンドを体感することが可能。また、デュアルサブウーファーをバースピーカーに内蔵しているので、これ1本で迫力のあるサウンドを実現しています。
種類 | サウンドバー |
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接続端子 | HDMI, Bluetooth |
チャンネル数 | 2.1ch |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | 890 mm × 64 mm × 96 mm |
重量 | 3.1kg |
種類 | サウンドバー |
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接続端子 | HDMI, Bluetooth |
チャンネル数 | 2.1ch |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | 890 mm × 64 mm × 96 mm |
重量 | 3.1kg |
センタースピーカー内蔵でより音が広がる
こちらもソニーのサウンドバータイプのスピーカーで、サブウーファーが追加されたモデルです。ステレオタイプが多いサウンドバーですが、この製品はセンタースピーカーを配置しており、3.1chの音声になっているのが特徴。ステレオのものに比べて音に厚みと立体感を増してくれます。また、サブウーファーと本体がワイヤレス接続なため、サブウーファーの置き場所に困らないというのもメリットです。
種類 | サウンドバー+サブウーファー |
---|---|
接続端子 | Bluetooth, HDMI |
チャンネル数 | 3.1ch |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | 10.8 x 98 x 6.4 cm |
重量 | 11kg |
種類 | サウンドバー+サブウーファー |
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接続端子 | Bluetooth, HDMI |
チャンネル数 | 3.1ch |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | 10.8 x 98 x 6.4 cm |
重量 | 11kg |
DTS Virtual:Xに対応
1910年に発足された老舗の音響機器メーカー、デノンの手掛けるサウンドバーです。DTS Virtual:Xという規格に対応しており、部屋内の壁や天井にそれぞれの音を反響させてサラウンドを表現。これにより他のスピーカーを介さずに音に包まれる感覚を体感できます。Bluetoothにも対応しており、スマホやPCなどの音声も簡単に再生することが可能です。
種類 | サウンドバー |
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接続端子 | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth |
チャンネル数 | 2.2ch |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | 890 x 66 x 120 mm |
重量 | 3.5kg |
種類 | サウンドバー |
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接続端子 | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth |
チャンネル数 | 2.2ch |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | 890 x 66 x 120 mm |
重量 | 3.5kg |
お手軽にテレビの音をアップグレード
創設者であるアマー・G・ボーズの名から付けられた世界的に有名な音響機器、BOSEのサウンドバーです。トークやセリフをクリアに再生して際立たせることに重点を置いたコンパクトサウンドバーで、大きさも小さく置き場所に困りづらいのが特徴。視聴番組を分析してトークやセリフを一層際立たせるダイアログモードを搭載しており、音声をはっきりと聞き取りやすくしてくれます。
種類 | サウンドバー |
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接続端子 | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth |
チャンネル数 | 2ch |
サブウーファー | - |
サイズ | 59.4(W) x 5.6 (H) x 10.2(D)cm |
重量 | 2.0kg |
種類 | サウンドバー |
---|---|
接続端子 | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth |
チャンネル数 | 2ch |
サブウーファー | - |
サイズ | 59.4(W) x 5.6 (H) x 10.2(D)cm |
重量 | 2.0kg |
独自のゲーミング用音響技術を採用
アメリカの大手音響メーカー、JBLのゲーミングスピーカーです。「JBL Quantum SOUND シグネチャ」という独自のゲーミング用音響技術が使われており、ゲーム内のかすかな足音から爆発による轟音まで細部にわたって音声をリアルに再現します。また、構成自体はステレオスピーカーではあるものの、Dolby Audioに対応しているので5.1chのマルチチャンネルソースにも対応。2基それぞれのスピーカーにバランスよく割り振られるため、音声情報も失われることなく正確に出力できます。
種類 | ステレオスピーカー |
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接続端子 | ブルートゥース, USB |
チャンネル数 | 2.0 |
サブウーファー | - |
サイズ | 17.6 x 8.9 x 21 cm |
重量 | 2.8kg |
種類 | ステレオスピーカー |
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接続端子 | ブルートゥース, USB |
チャンネル数 | 2.0 |
サブウーファー | - |
サイズ | 17.6 x 8.9 x 21 cm |
重量 | 2.8kg |
シーンに合わせてLEDが点灯
アメリカのゲーミングデバイスメーカー、ロジクールの2.1chゲーミングスピーカーです。最大240Wの大容量サウンドに加え、大型のサブウーファーから繰り出される迫力の重低音ととにかく臨場感が桁違いなのが特徴。スピーカーの背面部はLEDになっており、コンテンツに合わせて様々な色に明滅させることができ、ゲームへの没入感を高めてくれます。
種類 | 2.1ch |
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接続端子 | USB/Bluetooth |
チャンネル数 | 2.1 |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | 44.29 x 38.5 x 30.9 cm |
重量 | 5.5kg |
種類 | 2.1ch |
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接続端子 | USB/Bluetooth |
チャンネル数 | 2.1 |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | 44.29 x 38.5 x 30.9 cm |
重量 | 5.5kg |
着脱可能なサラウンドスピーカー
音響、ディスクメーカーとして名高い老舗メーカー、パイオニアのサラウンドシステムです。一見するとウーファー+サウンドバーの構成に見えますが、部屋の状況に合わせてサウンドバー部分を分離することが可能。背面へのサラウンドスピーカーとして使用することが出来ます。これによりサラウンド機能が強化され、コンパクトな5.1chサラウンドスピーカーとして使用出来るのが最大のメリットと言えます。
種類 | 5.1chサラウンド |
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接続端子 | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth |
チャンネル数 | 5.1 |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | - |
重量 | - |
種類 | 5.1chサラウンド |
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接続端子 | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth |
チャンネル数 | 5.1 |
サブウーファー | ◯ |
サイズ | - |
重量 | - |
コンパクトで置き場所に困らない
USBで電源供給ができ、置き場所に困りづらいのが特徴のCreativeのステレオスピーカーです。本体は3.5mmのピンジャック接続になっています。小さいながらも最大で16Wの出力が確保できているため、お手軽に音声をアップグレードすることが可能。また、Bluetooth接続も行えるので、小型のノートPCなどにも使いやすいのがポイントです。
種類 | ステレオスピーカー |
---|---|
接続端子 | Bluetooth, USB |
チャンネル数 | 2.0 |
サブウーファー | - |
サイズ | 25.4 x 13.6 x 13.2 cm |
重量 | 920g |
種類 | ステレオスピーカー |
---|---|
接続端子 | Bluetooth, USB |
チャンネル数 | 2.0 |
サブウーファー | - |
サイズ | 25.4 x 13.6 x 13.2 cm |
重量 | 920g |
3つのサウンドモードでどんなシーンも安心
日本のほこる総合家電メーカー、パナソニックの肩掛けタイプのサウンドスピーカーです。「ファイナルファンタジーXIV」のサウンドチームと共同開発を行っており、とにかくゲームに特化しているのが特徴。4つのスピーカーでゲームへの没入感を高め、サラウンド機能を余す所なく発揮してくれます。また、高性能な「エコーキャンセルマイク」搭載により、ゲームサウンドに干渉されることなくボイスチャットで会話を可能としています。
種類 | ネックスピーカー |
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接続端子 | USB |
チャンネル数 | 2.0 |
サブウーファー | - |
サイズ | - |
重量 | 531g |
種類 | ネックスピーカー |
---|---|
接続端子 | USB |
チャンネル数 | 2.0 |
サブウーファー | - |
サイズ | - |
重量 | 531g |
低遅延で違和感が少ない
PCサプライ品の製造、販売を行っている日本メーカー、サンワサプライのネックスピーカーです。どんな姿勢でも装着しやすい柔らかいシリコン性を採用しており、重量わずか175gで長時間の使用でも疲れづらいのが特徴。apt-X Low Latencyに対応した高性能チップを採用し、低遅延と接続速度の高速化を実現しているため、映像と音声のずれを感じづらくなっているのもメリットです。
種類 | ネックスピーカー |
---|---|
接続端子 | Bluetooth |
チャンネル数 | 2.0 |
サブウーファー | - |
サイズ | 18 x 23.35 x 1.8 cm |
重量 | 175g |
種類 | ネックスピーカー |
---|---|
接続端子 | Bluetooth |
チャンネル数 | 2.0 |
サブウーファー | - |
サイズ | 18 x 23.35 x 1.8 cm |
重量 | 175g |
「PS5対応スピーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 種類 | 接続端子 | チャンネル数 | サブウーファー | サイズ | 重量 |
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SONY(ソニー)『HT-X8500』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
ウーファー内蔵で重低音もカバー | サウンドバー | HDMI, Bluetooth | 2.1ch | ◯ | 890 mm × 64 mm × 96 mm | 3.1kg | |
SONY(ソニー)『HT-G700』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
センタースピーカー内蔵でより音が広がる | サウンドバー+サブウーファー | Bluetooth, HDMI | 3.1ch | ◯ | 10.8 x 98 x 6.4 cm | 11kg | |
DENON(デノン)『DHT-S216』 |
※各社通販サイトの 2024年10月3日時点 での税込価格 |
DTS Virtual:Xに対応 | サウンドバー | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth | 2.2ch | ◯ | 890 x 66 x 120 mm | 3.5kg | |
BOSE(ボーズ)『Bose TV Speaker』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
お手軽にテレビの音をアップグレード | サウンドバー | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth | 2ch | - | 59.4(W) x 5.6 (H) x 10.2(D)cm | 2.0kg | |
JBL(ジェービーエル)『JBLQUANTUMDUOBLKJN』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
独自のゲーミング用音響技術を採用 | ステレオスピーカー | ブルートゥース, USB | 2.0 | - | 17.6 x 8.9 x 21 cm | 2.8kg | |
Logicool(ロジクール)『G560』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
シーンに合わせてLEDが点灯 | 2.1ch | USB/Bluetooth | 2.1 | ◯ | 44.29 x 38.5 x 30.9 cm | 5.5kg | |
Pioneer(パイオニア)『HTP-SB760』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
着脱可能なサラウンドスピーカー | 5.1chサラウンド | HDMI/光デジタル/アナログAUX/Bluetooth | 5.1 | ◯ | - | - | |
CREATIVE(クリエイティブ)『SP-PBLV3-WH』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
コンパクトで置き場所に困らない | ステレオスピーカー | Bluetooth, USB | 2.0 | - | 25.4 x 13.6 x 13.2 cm | 920g | |
Panasonic(パナソニック)『SCーGN01』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
3つのサウンドモードでどんなシーンも安心 | ネックスピーカー | USB | 2.0 | - | - | 531g | |
SANWA SUPPLY(サンワサプライ)『400-SP090』 |
※各社通販サイトの 2024年10月01日時点 での税込価格 |
低遅延で違和感が少ない | ネックスピーカー | Bluetooth | 2.0 | - | 18 x 23.35 x 1.8 cm | 175g |
PS5対応スピーカーに関連する記事のご紹介
まとめ:PS5対応スピーカーを用いて音声もアップグレードを!
現在は流通量も落ち着き、PS5は普通に購入できるようになりました。そうした中で次世代機と呼ばれるPS5の性能に引き込まれ、そのグラフィックの美麗さの虜になる人が続出しています。しかし、そういった時にあまり音声に関して論じられることは少なく、せっかくの次世代機の音声性能をじゅうぶんに発揮せずに使用しているのはとてももったいないことです。皆さんも今回の記事を参考にPS5用の音声機器を揃え、その3Dオーディオの綺麗さを是非体感してみてください。
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