EDM制作用スピーカーの選び方
それでは、EDM制作用スピーカーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】目的のサウンドにあったスピーカーが重要!
【2】パワード・スピーカー(アクティヴ)かスピーカーのみ(パッシヴ)かを決める
【3】モニター・スピーカーの音色は無色透明がよい!
【4】まずは自分の好きな音楽を鳴らしてみて製品を決める
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】目的のサウンドにあったスピーカーが重要!
EDMとはエレクトロニック・ダンス・ミュージックの略です。広い意味ではDTMのいちジャンル。DTMとはデスクトップ・ミュージックの略です。ここではパソコンやミュージック・ソフトを使って音楽制作するのに適したおすすめのスピーカーをご紹介します。
DTMとEDMに大切なのは、趣味や遊びとして音楽を制作するのか、SNSなどで広く公開しプロ・ミュージシャンになりたいと考え制作するのか、どちらを目的とするのかです。プロをめざすならそれなりのスピーカーや機材が必要になります。趣味の範囲内なら自分好みの音色のスピーカーを選べばよいでしょう。
このように目的にあったスピーカーを選ぶことが重要になります。
【2】パワード・スピーカー(アクティヴ)かスピーカーのみ(パッシヴ)かを決める
DTM(EDM)用スピーカーにはアンプ内蔵のパワード・スピーカー(アクティヴ)とアンプの入っていないスピーカー(パッシヴ)の2タイプがあります。
趣味としてEDMを制作するならアクティヴでじゅうぶんです。しかしプロを目指して自分なりのサウンドを作りたいならスピーカー、およびそれに適したアンプを用意することをおすすめします。プロにとって音色はとても大切で、アンプが内蔵されていてただ鳴ればよいというものではありません。自分好みのサウンドを制作するためには、それなりの環境が必要なのです。
まずEDMを始めたいという方はアクティヴ・スピーカーではじめて、徐々に機材をグレードアップしていけばよいでしょう。
【3】モニター・スピーカーの音色は無色透明がよい!
モニター・スピーカーに要求されるのは無色透明の音質です。
たとえば、有名なJBLのスピーカーにはJBL固有の音色の味付けがされています。その鳴り方はロックやジャズに適していますが、クラシックにはあまり向きません。逆にクラシックで有名なタンノイのスピーカーは、ロックの再生にはあまり適していません。
真っ白な紙ならどんな色を塗っても識別でき映えますが、着色された紙だと色の識別がつきにくくなります。それと同様にスピーカーもできるだけ無色透明のものを選ぶべきなのです。
【4】まずは自分の好きな音楽を鳴らしてみて製品を決める
プロのスタジオには、ほぼ無色透明のモニター・スピーカーが用意されています。しかしDTM(EDM)初心者には、無色透明なモニター・スピーカーは値段的に敷居が高いかもしれません。
まずは、購入予定のモニター・スピーカーで自分の好きな音楽を鳴らしてみることをおすすめします。その音源が自分好みな音色で再生できたならそのスピーカーを選ぶのがいいでしょう。DTM(EDM)で自己制作した音が、自分好みに鳴ってくれるはずです。
それから徐々に学んで、プロを目指すならプロ用のモニター・スピーカーにグレードアップするのが最良の道です。
EDM用スピーカーおすすめ6選
上で紹介したEDM用スピーカーの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。




「EDM用スピーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング スピーカーの売れ筋をチェック
Amazonでのスピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの関連アイテムもチェック!
音色はできるだけ無色透明なものがベター
DTM(EDM)用スピーカーには数千円から何十万円もするものまで数多くあります。初心者であれば、1万円台でアンプ内蔵型(アクティヴ)が設置も簡単なのでおすすめです。一方で、将来プロのミュージシャンをめざすのなら、最低でもオーラトーンなどのクラスを選びましょう。現代のオーディオ機器では、実際に手で持って重量がある方がいいという意見もあります。
趣味としてDTM(EDM)を楽しむなら、PCオーディオ用にも使えるものがいいでしょう。自分の好みの音色を選んでも問題ありませんが、人に聴かせるなら音色は無色透明がよいでしょう。聴いてもらう人のスピーカーと自分のスピーカーの相性が悪いと、良音で鳴ってくれないことがあるためです。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
東京都生まれ。6歳でエルヴィス・プレスリーを聴き音楽ファンになる。 1960年代中期は渋谷、赤坂、六本木などの音楽スポットを遊び歩いて過ごす。 1970年代から文筆活動に入り、平凡パンチ、週刊プレイボーイ、ミュジックライフ、FMレコパル、週刊FMなど数多くの雑誌に執筆。また、FMラジオの制作フや音楽プロデューサーとしても活動を開始した。 1980年代からはラジオDJとしてもFM東京、ラジオ日本、NHK-FM,JFN、dateFM,FM COCOLOで番組を持つ。現在はbayFM「ライフスタイル・レシピ」のDJ。1990年代からオーディオ評論家としてもステレオサウンド、プロサウンド、月刊ステレオに執筆。