CDシュレッダーの必要性とは?
昨今ではUSBメモリやクラウドへの保存が一般的になり、だんだん姿を見かけることが少なくなってきたCD媒体ですが、それでもインストールディスクやビジネス資料など、根強く残っています。
特徴として、パスワードがかけられない、誰でも読み取りができてしまうというセキュリティの脆弱性が高いため、破棄する際は十分気をつけなければいけません。
自身ではさみを入れたりなどで対応することもできなくはありませんが、力が必要になる・怪我や事故の恐れがあるなどさまざまなリスクがあります。このような状況を打破できるのがCDシュレッダー。手動であっても自身ではさみを入れるより簡単にCDを裁断できますし、自動であれば用紙をシュレッダーにかけるのと同じ操作方法で処理することができます。
裁断にかかる手間を格段に減らせるので、普段CD媒体を触る機会がある方には必携とも言えるアイテムです。
CDシュレッダーの選び方
それでは早速CDシュレッダーの選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】タイプ
【2】カット方式
【3】サイズ
【4】安全機能
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】手動式?自動式?タイプは使用頻度に合わせて選ぶ
シュレッダーの方式は手動式と自動式の2種類があります。手動式はハンドルを回して自分で裁断物を送るタイプ、自動式は裁断物を投入口に当てると自動で送られるタイプのものです。
▼手動式
手回しをしなければいけない分大変ですが、その分価格が安く、商品数が多め。あまり頻繁に使用しないけれども持っておきたいという方にはこちらがおすすめです。
▼自動式
全て自動で行われるため、とにかくラク。一度裁断物をセットさえしてしまえば後は別のことに取りかかることもできます。ただし、手動式に比べて大きく重いため、据え置きで使うことになります。
【2】カット方式はセキュリティ面を考えて判断しよう
カット方式には大きく分けてストレートカット・クロスカット・マイクロクロスカットの3種類があります。
▼ストレートカット
その名の通り直線的にカットする方式で、3~5分割にするのが一般的です。専門技術を用いれば修復することもできなくはありませんが、ビジネスの機密情報などがない限りこの程度裁断するだけでもデータを読み取られる確率はぐっと下がるため、簡易的なもので十分ならこちらがぴったり。ただ、ラベルを読み取られるのは容易なため、ラベル部も隠したいのであればもっと細かく裁断できるものを選びましょう。
▼クロスカット
裁断物を3~5×10~50mmほどに細断できます。個人情報など機密情報が記録されたメディアなどを破棄する場合はこれくらいまで裁断できると安心です。ラベルを読み取るのも難しくなるため、ラベルを見られたくない場合にも好都合!
▼マイクロカット
2~3mm×10~15mmにカットでき、クロスカットよりも細かくなります。ゴミがかさばらなくなるため、大量裁断をする際に好適。本体が大型化、価格も高額化するため導入の敷居は上がるのがネックです。
【3】サイズ・容量は使いやすいものを選ぼう
サイズや容量は自分の使いやすさに合わせて選ぶと良いでしょう。普段から大量に裁断を行うのであれば少しでも大きいものがおすすめ。300枚以上の用紙が入るようなモデルであれば、ゴミを捨てる手間も少なく快適に使えます。
ゴミ箱部分が引き出しタイプになっているものだと中身を捨てやすいですが、高価なものが多くなるため、使用頻度が高い人向けといえます。ゴミ箱の上に本体を置いて使用する被せ型は価格が安く手軽なので、頻度が低いにはぴったり。
【4】安全機能は重要!万が一の事故を防ごう
シュレッダーは複雑な形の鋭利な刃物を使用しているため、万が一の事故のリスクは計り知れません。誤って指などを挟み込んでしまうと取り返しの付かないことになる可能性もあります。
そうならないためにも安全機能が備わっているかどうかは、必ず確認しておきましょう。つまり防止機能や、指が触れると動作が止まるセンサー機能、投入口がとにかく狭く設定されている仕様などが挙げられます。
小さいお子さんがいるご家庭で使用する場合、まずお子さんの手の届かない場所に設置したうえで、チャイルドロックで動かないようにしておくのが重要です。
CDシュレッダーのおすすめ7選
それでは前述したCDシュレッダーの選び方のポイントをふまえて、プロのIT家電ライターたろっささんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。
コンパクトで使いやすい入門機
シュレッダーやラミネーターなどで有名な日本の企業、ナカバヤシのCD対応シュレッダーです。卓上タイプなので小さく、色んなデスクや部屋に持っていって使いやすいのが特徴となっています。
ホッチキスの針もそのまま裁断できるため、プレゼンのいらなくなった資料などもラクに裁断できるのが利点です。
サイズ | W300×D144×H201mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 2.9kg |
裁断方式 | 紙/クロスカット CD・カード/ストレートカット |
最大裁断数 | 2枚(A4上質紙64g/m2)、CD・カード/1枚、郵政はがき1枚(約0.2mm) |
サイズ | W300×D144×H201mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 2.9kg |
裁断方式 | 紙/クロスカット CD・カード/ストレートカット |
最大裁断数 | 2枚(A4上質紙64g/m2)、CD・カード/1枚、郵政はがき1枚(約0.2mm) |
稼働音が静かなマイクロカットタイプ
こちらもシュレッダーで大きなシェアを獲得しているナカバヤシのCDシュレッダー。ダストボックスが本体から外れると自動で電源が止まるなど、安全面についても配慮されていて使いやすいです。
マイクロカット対応で、仕事に置ける重要な情報を安全に処理したいという人にぴったり。静音タイプなのも嬉しいポイントですね。
サイズ | W174×D380×H400mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 6.8kg |
裁断方式 | マイクロカット約2×10mm CD/5分割 カード/3~5分割 |
最大裁断数 | 5枚(A4上質紙64g/㎡) CD・カード:1枚 |
サイズ | W174×D380×H400mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 6.8kg |
裁断方式 | マイクロカット約2×10mm CD/5分割 カード/3~5分割 |
最大裁断数 | 5枚(A4上質紙64g/㎡) CD・カード:1枚 |
チャイルドロック搭載でファミリー層も安心
PC周辺機器やサプライ品を主に展開しているメーカー、サンワサプライのCD対応シュレッダーです。ゴミ箱部が引き出しタイプになっているためゴミ捨てがしやすく、利便性が高いのがポイント。
お子さんがいたずらしづらいボタンをロックするチャイルドロック機能も備わっているので、大型ながらも家庭で使いやすいモデルになっています。
サイズ | W235×D354×H471mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 6.9kg |
裁断方式 | 用紙/2×12mmマイクロカット DVD・CD・クレジットカード/ストレートカット |
最大裁断数 | A4コピー用紙/最大6枚 DVD・CD・クレジットカード/各1枚 |
サイズ | W235×D354×H471mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 6.9kg |
裁断方式 | 用紙/2×12mmマイクロカット DVD・CD・クレジットカード/ストレートカット |
最大裁断数 | A4コピー用紙/最大6枚 DVD・CD・クレジットカード/各1枚 |
CDクロスカットでセキュリティも万全
クロスカットに対応したハイクラスのCDシュレッダーです。放熱ファンを内蔵しており、業務用の中でもかなり長時間使用できる60分間の連続裁断に対応。
溜まった書類をしっかり処理できるので、業務用にぴったりです。安全機能も充実しており、少しでもダストボックスがずれていると作動しない、投入口が狭くなっている、警告LED付きと、安心して使用できる機能が満載!
サイズ | W414×D302×H666mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 16.6kg |
裁断方式 | 4×40mmクロスカット |
最大裁断数 | A4コピー用紙20枚 CD1枚 |
サイズ | W414×D302×H666mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 16.6kg |
裁断方式 | 4×40mmクロスカット |
最大裁断数 | A4コピー用紙20枚 CD1枚 |
手動ならではのコスパが魅力
仙台に本拠地を置くジェネリック家電の製造で有名なアイリスオーヤマの手動シュレッダーです。手動なので電源が必要なく、どこでも手軽に使えるのが最大のメリット。
自動タイプに比べて価格も安いので入手しやすいのも注目です。めったに使用しないけれど、ごく稀に、個人情報が載っている郵便物の宛名などを処分したいといった需要に応えてくれます。
サイズ | 幅33.5cm×奥行14.5cm×高さ17.5cm |
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タイプ | 手動式 |
重量 | 約1.75kg |
裁断方式 | 紙(コピー用紙・官製はがき):約216mm(A4サイズ)CD・DVD:約126mmプラスチック製カード:約58mm |
最大裁断数 | 1枚 |
サイズ | 幅33.5cm×奥行14.5cm×高さ17.5cm |
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タイプ | 手動式 |
重量 | 約1.75kg |
裁断方式 | 紙(コピー用紙・官製はがき):約216mm(A4サイズ)CD・DVD:約126mmプラスチック製カード:約58mm |
最大裁断数 | 1枚 |
最大20枚裁断できるパワフルさがウリ
一度に最大で20枚を一気に裁断できるパワーが特徴のCDシュレッダーです。33Lとかなり大型のゴミ箱を有しており、こまめなゴミ捨てが不要というのは大きなメリット。
裁断速度もかなり速く、1枚あたり約5.8秒で裁断できます。約53dBと静音性も高め。業務用にCDシュレッダーを探しているなら要チェックです。
サイズ | W390×D309×H615mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 約14.7㎏ |
裁断方式 | 4×22mm、メディアCD/DVD7分割、カード5分割 |
最大裁断数 | A4コピー紙/18枚、メディア/1枚 |
サイズ | W390×D309×H615mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 約14.7㎏ |
裁断方式 | 4×22mm、メディアCD/DVD7分割、カード5分割 |
最大裁断数 | A4コピー紙/18枚、メディア/1枚 |
容量約70Lのハイエンドシュレッダー
価格もかなり高額なものの、それに見合うだけの性能を持ち合わせたアコ・ブランズ・ジャパンのCDシュレッダーです。一つの投入口から用紙、CDメディアなどを入れることができ、最小2×10mmのマイクロカットを行うことが可能。
メディアに関してはCDだけでなく小型のUSBメモリやSSDなどもそのまま裁断できるので、記憶媒体を処分する手間を省くことができます。視認性が高いタッチパネルを備え、直感的に使用しやすいです。
サイズ | W510 x D525 x H770mm |
---|---|
タイプ | 自動式 |
重量 | 72.9kg |
裁断方式 | マイクロカット 2×10mm |
最大裁断数 | A4コピー⽤紙 22枚[50Hz] 20枚[60Hz] |
サイズ | W510 x D525 x H770mm |
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タイプ | 自動式 |
重量 | 72.9kg |
裁断方式 | マイクロカット 2×10mm |
最大裁断数 | A4コピー⽤紙 22枚[50Hz] 20枚[60Hz] |
おすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | サイズ | タイプ | 重量 | 裁断方式 | 最大裁断数 |
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ナカバヤシ『電動シュレッダー(Z2780)』 |
※各社通販サイトの 2024年9月20日時点 での税込価格 |
コンパクトで使いやすい入門機 | W300×D144×H201mm | 自動式 | 2.9kg | 紙/クロスカット CD・カード/ストレートカット | 2枚(A4上質紙64g/m2)、CD・カード/1枚、郵政はがき1枚(約0.2mm) | |
ナカバヤシ『マイクロカットシュレッダー(Z3029)』 |
※各社通販サイトの 2024年09月17日時点 での税込価格 |
稼働音が静かなマイクロカットタイプ | W174×D380×H400mm | 自動式 | 6.8kg | マイクロカット約2×10mm CD/5分割 カード/3~5分割 | 5枚(A4上質紙64g/㎡) CD・カード:1枚 | |
SANWA SUPPLY(サンワサプライ)『ペーパー&CDシュレッダー(PSD-AA6212)』 |
※各社通販サイトの 2024年09月17日時点 での税込価格 |
チャイルドロック搭載でファミリー層も安心 | W235×D354×H471mm | 自動式 | 6.9kg | 用紙/2×12mmマイクロカット DVD・CD・クレジットカード/ストレートカット | A4コピー用紙/最大6枚 DVD・CD・クレジットカード/各1枚 | |
SANWA SUPPLY(サンワサプライ)『業務用シュレッダー(400-PSD021)』 |
※各社通販サイトの 2024年09月17日時点 での税込価格 |
CDクロスカットでセキュリティも万全 | W414×D302×H666mm | 自動式 | 16.6kg | 4×40mmクロスカット | A4コピー用紙20枚 CD1枚 | |
IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)『ハンドシュレッダー(H1ME)』 |
※各社通販サイトの 2024年09月17日時点 での税込価格 |
手動ならではのコスパが魅力 | 幅33.5cm×奥行14.5cm×高さ17.5cm | 手動式 | 約1.75kg | 紙(コピー用紙・官製はがき):約216mm(A4サイズ)CD・DVD:約126mmプラスチック製カード:約58mm | 1枚 | |
アスカ『電動CDシュレッダー(S90C)』 |
※各社通販サイトの 2024年09月17日時点 での税込価格 |
最大20枚裁断できるパワフルさがウリ | W390×D309×H615mm | 自動式 | 約14.7㎏ | 4×22mm、メディアCD/DVD7分割、カード5分割 | A4コピー紙/18枚、メディア/1枚 | |
アコ・ブランズ・ジャパン『GSHW04M』 |
※各社通販サイトの 2024年09月17日時点 での税込価格 |
容量約70Lのハイエンドシュレッダー | W510 x D525 x H770mm | 自動式 | 72.9kg | マイクロカット 2×10mm | A4コピー⽤紙 22枚[50Hz] 20枚[60Hz] |
CDシュレッダーのお手入れ方法は?
CDシュレッダーは長く使用していると刃の部分に紙くずがだんだんと溜まっていき、つまりの原因になるなどしてしまいます。そう言った際はメンテナンスを行うようにしましょう。
方法はメンテナンスオイルか、メンテナンスシートを使うかが一般的。メンテナンスオイルの場合、普通紙にメンテナンスオイルを塗布し数枚用紙を重ねてシュレッダーにかけます。これにより刃全体にオイルが塗布され、残っていた紙片を落とせます。メンテナンスシートを使用すると、より手軽に同じ効果を得られますが、若干割高と言う点には注意しましょう。
なお、エアダスターやシリコンスプレーを使用するといったメンテナンス方法が広まっていますが、これは実をいうと誤り。中のガスがゴミ箱部に滞留し、刃物のかみ合わせ時に生じる火花などで引火する可能性もあるため絶対に避けましょう。
たとえ電源を外していても刃の部分に直接指を当てるのはとても危険です。どうしても取れない紙片がある場合は正転と逆転を繰り返し、根気強く取るようにしましょう。
関連リンク
情報漏洩を防ぐCDシュレッダー!
用紙をシュレッダーにかけて個人情報を保護するというのはだいぶ浸透してきましたが、CDなどのメディアを破砕して捨てるというのはまだまだ認知されていない部分もあります。傷をつけた程度ではCDメディアを完全に読み取り不可にするというのは難しく、物理的な裁断が一番安全です。今回の記事を参考にCDも完全に裁断し、セキュリティ性の高いゴミ捨てを心がけてみませんか。
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