スマートウォッチのタイプ別の選び方
スマートウォッチのタイプ別の選び方をご紹介します。デザイン面やOSでタイプ別に分けられます。
スマホのような四角い画面のタイプ
Apple Watchのように四角い画面のスマートウォッチは、定番でイメージされやすいタイプです。視認性が高いので、通知を確認したり、メッセージを確認するのに適しています。
フォーマルというよりカジュアルな雰囲気が強く、ビジネスシーンでは不向きととらえる人もいます。バンドを交換できるタイプなら、状況に合わせて雰囲気を変えられるので、1台でも使い勝手がよいです。
従来の腕時計のような丸い画面のタイプ
従来の腕時計のような丸い画面のスマートウォッチだと、相手に失礼な印象を与えることなく装着することができます。
アナログ表示とデジタル表示の両方に対応しているモデルでは、時計の針が付いていながら、スマホ機能への通知機能も搭載されており、まさにハイブリッドといえます。
スポーティーなリストバンドのタイプ
アウトドアやスポーツ向けのスマートウォッチを選ぶなら、リストバンドのタイプが適しています。軽くて細いので装着時の負荷が軽く、肌に密着するため正確な体内データを算出することが可能です。
フォーマルやビジネス用のスマートウォッチとは別に、リストバンドのタイプを1本持っておくのもよいでしょう。
日常生活やビジネスで便利なスマートウォッチの活用方法
スマートウォッチは日常のあらゆるシーンで活躍します。
定番の活用方法やあまり知られていない活用方法まで、まとめてご紹介します。
スマホの通知をスマートウォッチでも確認できる
スマホを使うときに毎回ポケットから取り出して通知を確認するのは面倒です。
スマートウォッチを使えば、LINE・メールなどの情報をすぐに確認することができます。バイブ機能が搭載されており、振動によって体感的に知ることができる仕組みです。
音だけでは通知に気付かないこともあるので、振動があれば大事な通知を逃す心配はありません。スマホを使用するのが失礼にあたる状況でも、さりげなく目線を落として通知を確認できるので便利です。
相手からの着信を逃すことなく電話に出られる
スマートウォッチでは単に通知を届けてくれるだけでなく、そのまま電話をすることができます。
スマートウォッチにマイクとスピーカーが搭載されていれば、スマホを耳に当てて通話する必要はありません。ただしスピーカーだと周りにも声が聞こえてしまう点には注意が必要です。
上司や取引先からの電話は即対応することが基本です。スマホの着信に気付かず電話に出られなかった経験がある人なら、通話機能を試してみるとよいでしょう。
電車やバスに乗ったり買いものができる
スマホではNFC決済(非接触式決済)やQRコード決済が活用可能ですが、スマートウォッチでも活用可能です。
電車やバスに乗って移動するとき、コンビニやスーパーで買いものをするときなど、日常生活がさらに便利になります。手首をかざすだけで支払いは完了です。
Apple WatchであればSuicaやPASMO、iDやQUICPayなど10種類以上の決済サービスに対応しています。一度使ってしまったら、便利すぎて元の生活には戻れないでしょう。
スムーズに音楽を選曲してリラックスした時間を過ごせる
スマホにワイヤレスイヤホンを接続しているときは、音量調節や曲の選択、一時停止、曲送り・曲戻しの操作を、スマートウォッチからおこなうことができます。
ワイヤレスイヤホンからは直接操作できないものも多いですが、スマホを使わなくてもスマートウォッチでかんたんに操作ができます。
対応している音楽アプリだと、スマートウォッチから選曲を行い、音楽をダウンロードすることも可能です。気分転換に散歩したいときには、さらにリラックスした時間を過ごせることでしょう。
スマホを失くしたときでも居場所を探せる
スマホをつねに持ち歩いていると、どこに置いたかを毎回意識しなくなりますよね。気が付かないうちにスマホをどこかに置いてしまった経験は誰しもあることでしょう。自宅に固定電話を設置していない場合は、手探りで探すしかありません。
スマートウォッチを操作してスマホを着信させると、スマホをかんたんに見つけられます。地味ではありますが、ここぞというときに便利な機能です。
からだの状態をキープするスマートウォッチの活用方法
スマートウォッチは従来の腕時計とは違い、デジタルデバイスとしての機能が充実していて、体の状態を測定し、確認することが可能です。
各機能をご紹介しながら、具体的な活用方法についてご紹介します。
心拍数や血中酸素濃度を計測できる
多くのスマートウォッチは光学式心拍センサーを搭載しているため、リアルタイムで心拍数を測定することができます。
日々の体調管理だけでなく、運動やワークアウトしたときにも活用できる機能です。激しい運動をすれば心拍数も上がるので、無理しない範囲で負荷をかけるトレーニングを科学的に行えるようになります。
とくにダイエットのためにジョギングで脂肪燃焼をしたいなら、スマートウォッチで正しく負荷をかけられるか、つねに確認しておきましょう。
睡眠時間の計測や睡眠の質につなげることができる
スマートウォッチには心拍センサーや加速度センサーが内蔵されており、睡眠状態に入ったタイミングを適切に計測してくれます。
自動的に睡眠時間を計測してくれるので、ふだんどのくらい睡眠が取れているのかを確認・分析が可能です。手書きで睡眠時間を測るのは面倒なうえに不正確であり、手首に着用するので違和感はありません。
またスコア計測の機能もあるので、単に睡眠時間が長いという測定だけではなく、「レム睡眠」や「ノンレム睡眠」といった状態面からも分析が可能です。
転倒検知機能で不測の事態に対処する
転倒検知機能を活用すると、もしスマートウォッチの着用者が転倒してしまった場合、事前に登録しておいた連絡先に通知が届きます。すぐに救助要請ができるので、命を守ることにもつながります。
体の状態に不安がある高齢者にとっては、たいへん心強い機能です。
スマートウォッチは若年層や中年層が好んで使うアイテムという印象がありますが、高齢者にも使用するメリットがあります。記念日の候補として検討してみるのもよいかもしれません。
趣味をもっと楽しむための具体的な活用方法
日常生活や状態の確認だけでなく、スマートウォッチは趣味に活用することもできます。とくにアウトドア系の趣味と相性がよく、あなたの趣味をさらに充実させてくれることでしょう。
夜の暗い場所でも釣りやキャンプを楽しめる
スマートウォッチにはライト機能が搭載されており、夜の暗い場所でも活動がしやすくなります。スクロールとタップだけで操作できるのもメリットでしょう。
たとえば、キャンプ中に資材を組み立てる、釣りで糸や餌の準備をするときに利用できます。またスマートウォッチは耐久性にも優れているので、壊れないかを気にすることなく、趣味に集中できるのもうれしい点です。
登山やサイクリングで自らの居場所を知らせる
一般的なGPSの精度では正確さが損なわれるため、登山やサイクリングをするなら高精度なGPSが搭載されるスマートウォッチがおすすめ。山の深いエリアで万が一遭難したとしても、正確な位置情報が伝わります。
また登山地図アプリを活用すると、オフラインの環境でも現在地や予定ルートの確認ができるのでとても便利です。
大人の嗜みであるゴルフシーンでも活用可能
趣味だけでなくビジネスシーンでも取り組む機会があるゴルフですが、スマートウォッチとの相性はとてもよいです。
ゴルフ専用アプリを使えば、GPSを活用して打点を記録したり、距離やスコアの管理などができます。
もしゴルフが好きな人はクラブだけではなく、スマートウォッチの質にこだわってみるのもよいかもしれません。
バンドの交換や文字盤のカスタマイズで個性を発揮できる
スマートウォッチは機能性が重視される傾向にありますが、自らの服装に合わせてファッションとしても楽しめます。
バンドの交換をするだけでもフォーマルからエレガントまで印象を変えることができ、文字盤をカスタマイズすることで、画面点灯の瞬間も演出することが可能です。
スマートウォッチだからこそ個性をアピールし、服装や気分に合わせて着用方法を変えてみると、もっと明るい気分で1日を過ごせることでしょう。
スマートウォッチの価格の差によってどんな違いがあるのか
一口にスマートウォッチといっても、たくさんの機種が発売されており、値段も各々で大きく異なります。
大切なのは使用用途や予算に合わせて、自分がどんなスマートウォッチがほしいのかを、具体的にイメージしてみることです。
スマートウォッチの値段の差によって、どんな違いがあるのかをご紹介します。
価格が低いスマートウォッチは最低限の機能だけ備えている
最近では価格が低いモデルが普及し、2,000円前後でもスマートウォッチの購入が可能です。
価格が低いモデルにも従来の時計のような基本的な機能はもちろん、管理機能やSNSの通知機能も搭載されています。
一方で電子決済や通話機能はついておらず、バッテリーの持続時間や耐久性は高価格帯のスマートウォッチとくらべると見劣りしてしまいます。
まだスマートウォッチを購入したことがないのであれば、価格が低いモデルを着用して実感してみるのがよいでしょう。
高価格帯のスマートウォッチはブランド性や機能性に優れている
高価格帯のスマートウォッチは、ブランド性や機能性に優れており、単に値段が高いという品ではありません。
たとえば人気機種の「Apple Watch」は4万円から10万円以上と、上位機種はなかなか手が届かない値段となります。
その分iPhoneとの連携のスムーズさ、充実したウェルネス機能、革新的なデザインなど、価格が低いモデルを上回るメリットや魅力があります。
またインストールできるアプリの種類も豊富なので、使用用途に合わせて、スマートウォッチが持つ魅力をさらに引き出すことができます。
スマートウォッチに関するよくある質問
スマートウォッチに関するよくある質問をまとめています。はじめてスマートウォッチを買う方でも疑問が解消されるはずです。
スマートウォッチは単体でも利用できる?
スマートウォッチは単体でも利用できますが、一部の機能のみに限られます。時刻の表示やコンパス、ストップウォッチは利用可能です。
Wi-fi接続機能ややSIMカードを搭載したモデルであれば、スマートフォンに接続することで、メールやSNSの通知やカレンダーの予定を表示させることができます。音楽のストリーミングを流すのも可能となります。
スマートウォッチとスマートフォンはどのように接続する?
Bluetoothで接続します。スマートウォッチもスマートフォンもBluetoothに対応していれば、わずか数秒で接続可能です。ただしバッテリーの消費が早くなるというデメリットもあります。
スマートウォッチを活用して日々をもっと充実させよう
スマートウォッチはあらゆるシーンで活用できる手段があり、目的に応じてあなたの日常をさらに充実させてくれます。スマートフォンと連携できるの強みなので、自分に合った機能やアプリを使いこなしてこそ、利用する価値が増します。どんな目的で使用したいのか、対応する機能は搭載されているか、デザイン性が優れているかなどを確認して、ライフスタイルにマッチするスマートウォッチを選んでみましょう。
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「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。