残量表示機能付きモバイルバッテリーの魅力とは?
残量表示機能付きモバイルバッテリーは通常のモバイルバッテリーと違い、詳細なバッテリーの残量を逐一確認できます。普通のものにもある程度ランプの点灯個数や色などで把握は出来るものはありますが、バッテリー残が10%なのか1%なのかということまではどうしても分かりづらくなっています。
しかし、残り容量を詳細に表示できる残量表示機能付きモバイルバッテリーであれば一目ですぐに確認することが可能。これにより、出先などで急にスマホやタブレットの充電が切れてしまった場合などでも冷静に給電対応をすることが出来ます。ついうっかりモバイルバッテリーに充電をしておくのを忘れてしまう人も、残量が可視化されることで充電忘れを防ぐ手段になりますよ。
残量表示機能付きモバイルバッテリーの仕組みは?
残量表示機能付きモバイルバッテリーの仕組みですが、これはモバイルバッテリーに液晶画面が表示されており、そこに%表示をされるのが一般的です。例えば10,000mAhのモバイルバッテリーの残量が30%と表示されていればおよそ3,000mAh前後の電力が残っているため、普通のサイズのスマホやiPhoneなどに約1回満充電を行うことが可能。
ポータブル扇風機などのバッテリーとしてもまだまだ使用することが出来ます。残量が残り5%と表示されていればおよそ500mAh前後の充電しか残されていないため、スマホなどにも充分な充電を行うことは難しいということになります。
このように、残っている容量を逐次把握し使用に役立てやすいのが残量表示機能付きモバイルバッテリーの仕組みと特徴になっています。
残量表示機能付きモバイルバッテリーの選び方 規格や種類にも注目!
それでは早速残量表示機能付きモバイルバッテリーの選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】容量
【2】サイズ、重量
【3】ポート数、種類
【4】ワイヤレス充電
【5】PSEマーク
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
容量で選ぶ

出典:マイナビおすすめナビ

出典:マイナビおすすめナビ
まずは容量についてですが、モバイルバッテリーの容量は10,000mAhを基準に選ぶようにしましょう。10,000mAhあれば現行の主なスマホやタブレットを2回以上満充電することができ、持ち運びとしても大きすぎないため取り回しが良い場合が多くなっています。
ノートパソコンやその他の小型家電の電源として使用する場合は、20,000mAh以上を選ぶのがポイント。本体は大きくなってしまうものの、AC電源を取ることが出来るモデルもあるため、汎用性が高くなりますよ。
サイズや重量で選ぶ
携行して外出先で使用するのが主になるため、モバイルバッテリーの持ち運びやすさは重要です。容量が大きくなればなるほど中に入っている充電池ももちろん大きくなるので、反比例して重量とサイズ感がどうしても大型になってしまいます。
しかし、中には10,000mAhを超えるモデルでもポケットサイズのものがあったり300gを下回っているのにも関わらず大容量のモデルがあったりと、携行性を重視したモバイルバッテリーは多数あります。気になる人は購入前に実際に触る、レビューの購入者写真を参考にするなどしておくと良いでしょう。
ポート数や種類で選ぶ
スマホ二台持ちやタブレット、その他モバイル機器など複数のデバイスを同時に充電したいということであればポート数もしっかりと確認しましょう。1~2口のものが主流ですが、中には3口以上のポートを搭載しているモデルもあります。ただし、口の数が増えて同時充電をすればするほどそれぞれの端子の出力は低くなる傾向にありますので、たくさん繋げられるけど充電に時間がかかる可能性もある点は押さえておきましょう。
また、ポートの端子の種類を確認することも重要です。入力はUSB-A、出力はUSB-microBかUSB-Cのどちらかというのがほとんどですが、出力がUSB-microBの場合、最近の急速充電の規格に対応していない場合が多くあります。最新の急速充電規格を使用したいのであれば出力はUSB-Cのものがおすすめです。
Qi・MagSafeのワイヤレス充電で選ぶ
一部のAndroidスマホやiPhoneなどに搭載されているワイヤレス充電ですが、こちらに対応している製品であればわざわざケーブルを繋ぐ必要もなくすぐに充電を開始することが出来ます。Magsafeは最大出力15WでAppleが制定した規格、Qiは最大7.5W出力で主にAndroidでの使用が想定された規格です。相互に互換性はあるものの、Magsafeの充電器にQiの対応機器を充電しようとすると充電速度は遅くなります。
モバイルバッテリーの中にもこういったワイヤレス充電に対応している製品があります。利用したい人はこちらもチェックすると良いでしょう。
安全面は「PSEマーク」を確認


PSEマークとは電気製品が原因の火災や感電などから消費者を守るために施工された法律である電気用品安全法に基づき「その電気製品が電気用品安全法で定められた安全規格を満たしていると証明するマーク」です。モバイルバッテリーもこのPSEマークの表示が義務付けられた品目になっており、2019/02以降に発売された製品はPSEマークが必ず入っていなければいけません。
もしこちらのマークが付いていない場合は違法製品や技術規格を満たしていない製品という可能性が高いため、絶対に使用してはいけません。パッケージに記載されているため、こちらの確認もしっかり行いましょう。
モバイルバッテリーの人気メーカー
ANKER(アンカー)|モバイルバッテリーの最大手
googleの技術者達が独立して2011年に立ち上げた新興メーカーで、モバイルバッテリーや小型スピーカー、イヤホンなどを手掛けています。主にECサイトでの販売が多かったのですが、近年ではリアル店舗を持って直接対面販売も行っています。
ANKERの製品は何と言ってもコストパフォーマンスが抜群であるという点。価格はお手頃ながらも高品質なので、世界中のユーザーから支持を集めています。
ELECOM(エレコム)|国内の老舗PC周辺機器メーカー
大阪に本拠地を置く純日本メーカーで、1986年に設立されました。主にPCサプライ品を販売しており、国内でもオフィス用のキーボードやマウス、USBメモリやルーターなどが有名です。
ELECOM製品は価格も安価ながら豊富なバリエーションの製品展開が特徴で、一つの製品でも5色以上のカラー展開があったり同じ形でも予算に合わせたスペックの製品がそれぞれ用意されていたりと、自分の個性や好みを大事にしたい人にとくにおすすめできるメーカーと言えます。
GREEN HOUSE(グリーンハウス)|とにかくコスパを重視したい人向け
GREEN HOUSEは1991年に設立された日本のブランドで、パソコン周辺機器やオーディオ製品、OEM製品などを中心に展開しています。MP3プレイヤーやスマホのケースやカバーなどが有名です。
GREEN HOUSEの製品はコスト重視が徹底されており、かなり安価な製品を展開しています。とにかく予算を抑えたい、低予算で大容量のバッテリーが欲しいという人に好適なメーカーと言えるでしょう。
残量表示機能付きモバイルバッテリーのおすすめ10選
それでは前述した残量表示機能付きモバイルバッテリーの選び方のポイントをふまえて、プロのIT家電ライターたろっささんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。
コスパ抜群!コンパクトなモバイルバッテリー
ELECOMのベストセラーモバイルバッテリーです。コストパフォーマンスもさることながら、厚さおよそ12.7mmとコンパクトなのが特徴で、バッグに入れるだけでなくポケットに入れても持ち歩ける携帯性が大きなポイント。また、USBポートに搭載した高性能ICにより、接続機器を自動で見分けて最適な出力での充電を行えるおまかせ充電も大きなメリットです。
コンパクトなモデルをお探しならまずこちらを検討してみてください。
クレジットカードサイズでもたっぷり充電できる
ANKERのセラー商品の一つで、クレジットカードとほぼ同等のサイズ、180gとかなり小型でありながらも10,000mAhの大容量が特徴の製品です。ANKER独自の技術であるPowerIQとVoltageBoostを搭載しており、最大2.4Aの高速充電が可能。ついうっかりの充電忘れにも迅速に対応することができます。
サージ保護やショート防止の機能も備わっているため、安全性が高いのも特徴と言えるでしょう。
スタイリッシュな見た目の充電器一体型
クラウドファンディングで5,000人超の支援を得たITベンチャー企業、CIOの充電器一体型モバイルバッテリーです。PD30Wに対応しているため、スマホやタブレットだけでなくノートPCや小型のラップトップPCなどにも給電することが可能。ポートもUSB-AとUSB-Cそれぞれを搭載しているので、接続できる機器が豊富なのも利点と言えます。
日本メーカーなので動作不良等にもしっかりと対応してもらうことが出来ます。何か不具合があったときでも安心です。
デジタル表示が見やすいおしゃれなモデル
台湾に籍を置く大手メモリメーカー、ADATAの残量表示機能付きモバイルバッテリーです。表面はデジタル表示の液晶と最低限の接続端子のみと、近未来を想像させるような独特のフォルムが特徴で、3ポート同時に充電可能、Qualcomm QC 3.0、USB PD 3.0、MTK PE1.1、Samsung AFC、HUAWEI SCP & FCPなどの多数の急速充電に対応可能ととにかく利便性が高いのがポイントです。
携行するアイテムのデザイン性を求めたい人にも好適と言えます。
シンプルさが特徴の使いやすいモデル
日本のメディアメーカーであるmaxellが販売しているコンパクトサイズのモバイルバッテリーです。入力にUSB-CとmicroB、出力にUSB-CとUSB-Aのそれぞれをサポートしているため、手持ちのケーブルが合わせやすいのが特徴。本体とスマホを同時に充電できるパススルー機能も搭載しており、就寝時などに同時充電できるのも利便性が高いと言えるでしょう。
国産モデルで汎用性が高いものを探している人にとくにおすすめです。
コスパに優れた大容量モデル
20,000mAhという大容量でありながらも小型な筐体が特徴のGREEN HOUSEの製品です。出力はUSB-Aのみで急速充電にもあまり対応はしていないものの、この価格帯で20,000mAhのモバイルバッテリーを購入できるというのが最大のポイント。普通のスマホであれば4-5回分、iPhoneなどでも3-4回程度は問題なく満充電できます。
NintendoSwitchなどの携帯ゲーム機にも使用できるため、家族での旅行にも活用しやすいと言えるでしょう。
高級感漂う小型バッテリー
中国の新興メディアメーカー、INIUのモバイルバッテリーです。つや消しの筐体に大きな液晶表示があり、一見するとモバイルバッテリーに見えない見た目が特徴。トラベルポーチも付属してくるため、本体に傷をつけたくないという人にも好適です。最大22.5Wの大容量出力に対応しており、急速充電も問題なく行うことが出来ます。
ガジェット好きの人にも広くおすすめできる製品です。
コスパ重視の大容量モデル
こちらもINIUの売れ筋モバイルバッテリーです。B61に比べて若干価格は高くなっているものの、この価格帯で20,000mAhというのは目を見張るものがあります。独自のプロテクトシステムを採用しており、スマホのバッテリー状態を長く維持、6ヶ月後も定格容量の98%を謳っています。また、大光量のLEDライトが付いているため懐中電灯として使用することも可能。災害などの停電でも活躍するでしょう。
とにかくコスト重視で大きな容量が欲しい人にうってつけの製品です。
MFi認証済Lightning端子専用バッテリー
本体にLightning端子の出力がついている珍しいモデルです。7種類という豊富なカラーバリエーションから製品を選ぶことが出来るため、自分の好みに合わせやすいのがポイント。本体に直付けするタイプになっているので、ケーブルでゴチャゴチャになるのを防ぐことが出来ます。
MFi認証もされているため、Apple製品との互換性がしっかり保証されているのもポイントです。
豊富な入出力で一気に充電できる
中国の新興メーカー、VRURCの20,000mAhモバイルバッテリーです。同時に4台までの充電を行うことが出来るため、スマホ2台+タブレットやワイヤレスイヤホンなどを一度に充電できるのが最大のメリット。家族で同時使用やカップルでの使用など、複数人でもしっかり使えるのがポイントです。
「残量表示機能付きモバイルバッテリー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする モバイルバッテリーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのモバイルバッテリーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
モバイルバッテリーに関連する記事のご紹介
まとめ:残量表示機能付きモバイルバッテリーを便利に活用しよう
残量表示機能付きモバイルバッテリーは残りの容量が一目で把握できるため、通常のモバイルバッテリーに比べて出先や旅行先などでの使用時にうっかり充電忘れや使えなくて慌ててしまうといったリスクを最小限に抑えてくれます。また、見た目もおしゃれなので持ち運び時に人前に出すのが恥ずかしいということも少ないのがメリットです。
みなさんもこの記事を読んで是非とも残量表示機能付きモバイルバッテリーを生活に役立ててみてくださいね。
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