着物収納ケースの人気おすすめ15選！プラスチック・桐箱・不織布など【浴衣にも】

着物収納ケースを選ぶとき、参考にしたいポイントは次のとおり。

【1】着物の使用頻度に合わせてタイプを選ぶ
【2】迷ったら桐がおすすめ！ 素材で選ぶ
【3】着物よりもひとまわり大きいサイズを選ぶ
【4】キャスターつきなら移動がラクラク！

これらのポイントをおさえることで、あなたにぴったりの商品がみつかります！ ひとつひとつ解説していきます。

あなたは日常的に着物を着ますか？ それとも冠婚葬祭や式典といった特別な日に着ますか？

着物の収納ケースは、着物の使用頻度に合わせて選びましょう。ここでは、おすすめの着物収納ケースのタイプを紹介します。

子どもの七五三や結婚式などの冠婚葬祭のように特別なときだけに着物を着る方は、フタつきのボックスタイプがおすすめです。

フタをすればホコリや虫を寄せつけにくく、積み重ねてお部屋のデッドスペースなどに置くこともできます。ふだん着物をしまっておく方は、ぜひボックスタイプを使ってみてくださいね。

ふだんから着物を着る機会がある方は、引き出しタイプがおすすめ。出し入れしやすく、着物や帯ごとに引き出しを分けられるので便利です。引き出しを引くだけで着物をすばやく取り出せます。

昔ながらのたんすタイプや、一段ごとの引き出しタイプも販売されているので、お手持ちの着物の量や利便性で選んでみてくださいね。

着物収納ケースは素材にもこだわりたい品です。防虫効果や通気性のよさ、コストなどを考え、ご自分に合ったタイプを選んでみてくださいね。

着物の収納といえば、昔から桐たんすが一般的に使われています。桐には防腐効果のあるタンニンや、虫が嫌うパウロニンといった成分が含まれているので、抗菌、防腐、防虫効果があります。

また、湿度を調整してくれるのでカビの発生を防ぎ、着物の劣化を防いでくれます。さらに、桐には燃えにくいという特性もあります。

桐の収納ケースはプラスチック製などと比べると高価ですが、大切な着物を守るには最適な素材といえるでしょう。

プラスチックケースは安価で大容量のものが多く、ホームセンターなどで気軽に購入できるところが魅力です。フタつきや引き出し、キャスタータイプなど種類も豊富なので、用途に合わせて選ぶことができます。

ただし、プラスチックケースそのものに調湿機能や防虫効果はないため、調湿剤や防虫剤を使用し、定期的に取り替える必要があります。また、1年間に3回程度は着物を取り出して虫干しし、カビの発生を防ぐようにしましょう。

不織布でできたファスナーつきの衣装ケースも、着物収納に便利です。着物や帯、小物などをまとめて入れられるものも多く、軽くて通気性がいい点がメリット。

ケース自体がやわらかいものが多いため、積み重ねて使いたい場合はしっかりしたものを選び、着物や小物がつぶれないように配慮する必要があります。

着物の収納ケースの内寸は、着物よりも数cm余裕のあるサイズを選びましょう。無理に詰めて保管すると、気づかないうちに型崩れを起こし、シワやヨレの原因になります。

着物は、生地や柄、刺繍に至るまで繊細な職人技で作られています。ていねいに扱い、取り出すときにも引っかかりのないように保管するといいですね。

着物収納ケースはキャスターつきがおすすめ！さっと動かせるので、らくにケース下のそうじができます。また、床とケースの間にキャスターの分だけ隙間ができて通気性もよくなり、着物にとっていい環境をたもつことができるのです。

着物の劣化を防ぐために、着物収納ケースを選んでみてはいかがでしょうか。ここでは、素材やタイプもさまざまなおすすめ商品を厳選！ あなたにぴったりな着物収納ケースがきっと見つかります。

プラスチック製の収納ケースは軽量で安価なところが魅力です。ここでは着物の収納に便利な薄型タイプを紹介します。

軽量、安価でカビなどが生えにくい不織布製のケースをご紹介します。

Amazon、楽天市場での収納ケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

せっかく着物用の収納ケースを準備できても、正しい方法で収納できなければ着物を傷めてしまいます。ここでは、着物の正しい収納方法をお伝えしましょう。

着物を収納する前に、汚れや汗のお手入れをしましょう。

まず着物をかけ、全体を見て汚れやシミがないかチェックします。汚れを見つけた場合は着物をクリーニングへ出しましょう。着物はとてもデリケートなので、着物を多く取り扱っているクリーニング店に出すと安心です。

また、着物は着用するたびに半日ほどハンガーに掛け、陰干しをして汗を飛ばします。このひと手間で着物のにおいやカビを防ぐことができるので、忘れずに行いましょう。

着物の状態をチェックしたら、本だたみ（ほんだたみ）というたたみ方で正しくたたみましょう。

着物のたたみ方（本だたみ）
1. 脇の縫い目で折る
2. おくみを手前に折り返し、衿を内側に折る
3. 左右のおくみを重ね衿も中央で内側に折る
4. 背ぬいでおり、身頃と袖を重ねる
5. 左袖を折り返し、身頃の衿下から半分に折る
6. 裏返して右袖を身頃に重ねる

なお、5～6の手順を逆にして、右袖を身頃の下に折ったあとに身頃の衿下から半分に折るという方法も正しいたたみ方です。ご紹介したたたみ方では、着物が型崩れしないよう先に着物を半分に折ってから袖を折り返しています。

畳んだ着物は不織布でできた「たとう紙」で丁寧に包みます。

たとう紙で包んだ着物は、着物収納ケースに入れて保管します。湿気が少なく通気性のいい場所に置くようにしましょう。湿気の多い場所ではカビが発生しやすく、カビくさいにおいもつきやすくなってしまいます。

プラスチックケースに収納する場合は、キャスターつきを選んだりすのこを敷いたりして、床とケースの間にスペースを空けるのがおすすめです。また、湿気は下にたまるので、押し入れやクローゼットなどの上段を保管場所とするのもいいですよ。

着物を収納する際に、気をつけなければならないことがいくつかあります。大切な着物を守るために、ぜひ読んでみてください。

着物は定期的に湿気を逃がしてあげると、劣化を防ぐことができます。数カ月に1度でもいいので、乾燥してよく晴れている日に着物を収納しているケースのふたを開けたままにしたり、引き出しを開け放したりしてみてください。

また、着物を包むたとう紙には湿気を吸収してくれる効果があり、ホコリからも守ってくれます。たとう紙ごと入れられるケースや、調湿機能があるケースを選んで保管することがおすすめです。

たとう紙を使えない場合や、プラスチックケースなどで通気性が気になる場合は、市販の除湿剤や調湿剤を使うのもいいでしょう。

着物が虫食いの被害に遭ってしまうと、穴が開いてしまいます。小さな穴で済む場合もあれば、ところどころに虫食い穴がぽつぽつと散らばる、大きな穴が開いてしまうといった被害も起こります。

虫食いの被害にあいやすいのは、動物性繊維であるウールの着物です。ウールの着物の扱いにはとくに気をつけ、防虫剤などを欠かさないようにしましょう。

また、ウールと絹の着物を同じケースに入れることは避け、分けて収納してください。通常、虫は絹を好んで食べることはしませんが、ウールのにおいに引き寄せられた虫が絹の着物を食べることがあります。

着物を虫食い被害から守るために有効な防虫剤ですが、その使用には注意が必要です。

防虫剤にはおもに樟脳（しょうのう）、パラジクロロベンゼン、ナフタリン、ピレスロイド系の4つがあります。このうち、ピレスロイド系の防虫剤以外は併用ができないので、防虫剤は混ぜず1種類だけを使うようにしましょう。

確認せず2種類の防虫剤を入れてしまうと危険です。薬品同士が化学反応を起こし、溶けてシミを作ったり変色させたりと、着物を傷める恐れがあります。なお、乾燥材のシリカゲルと防虫剤の併用は問題ありません。

着物や衣類の収納ケースに使いたい防虫剤や除湿剤について知りたい方は、こちらも読んでみてくださいね。

大切な着物を守る着物収納ケースは、桐、プラスチック、布製のものから、コストや用途に合わせて選びましょう。昔ながらの桐たんすには防虫効果や調湿効果があり、とくにおすすめです。ときどき湿気を逃がし、虫干しなどのお手入れをしながら、長く着物を楽しみましょう！

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