メジャー・巻尺の選び方
メジャー(巻尺)は、長さを測る道具ですが、その素材や形状で種類はいろいろ。柔らかい布や樹脂製、グラスファイバー製、金属製などがあります。
カーブした面に沿って測定できる柔らかいもの、インチ表記のものや、両面にメモリがついているものなどで、用途もそれぞれです。
そこで、DIYクリエイター・網田真希さんに、メジャー(巻尺)を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
用途にあった形状を選ぶ メジャーや巻尺、コンベックス
メジャー(巻尺)には大きく分けて「メジャー」「巻尺」「コンベックス」の3つの形状があります。
古くから利用されているテープ状の「メジャー」
日本でも古くから利用されている布製、樹脂製のテープ状の「メジャー」です。裁縫用ならこうした柔らかい素材のメジャーがおすすめです。低コストで購入できるもの魅力ですが、巻尺と違い、収納する際はからまったり折り目がつかないよう注意が必要です。
収納を重視するなら「巻尺」
一方、あらかじめ巻かれている状態のメジャーを「巻尺」といいます。コンパクトなため持ち運び用途に適しています。希望の長さで出し入れできるため、計測するのに便利です。
DIYやひとりでの計測に向いている「コンベックス」
DIYで使用するなら、0起点に爪がついていて、引っ掛けて計測できる、金属製、ステンレス製のコンベックスがおすすめです。部屋のサイズなど、大きいスペースやものをひとりで計測する際にも固定されるので安心です。
適切な長さのものを選ぶ
空間デザイン・DIYクリエイター
大は小を兼ねるといいますが、メジャーに関しては大きければいいというわけでもありません。
確かに長いメジャーは、いろいろな長さに対応します。しかし、計測したい対象物によっては、長いメジャーでは計測しずらかったり、作業効率が悪くなることがあります。
工作や裁縫なら3m
工作や裁縫なら3mほどのコンパクトなものが扱いやすく便利です。布製、樹脂製テープのメジャーや、収納に便利な巻尺を選ぶとよいでしょう。
DIYなら3~6m
DIYの用途でメジャーを購入するのであれば、3~6mほどあればじゅうぶんです。短かすぎるのは問題外、大きすぎ重すぎも作業効率が悪くなるので、DIYに適した適切な長さのものを選択しましょう。
自宅の庭などなら10m以上
自宅の庭などの距離を測るようでしたら、10m以上の長さが必要でしょう。また、家具やインテリアを配置する際の家の中を計測するのにも最適です。とくにコンベックスタイプのものであれば、ひとりでも計測しやすく作業効率もよくなるでしょう。
メジャー・巻き尺の「幅」にも注意
メジャーや巻き尺を選ぶ際は、どうしても種類や長さに注目がいきがちです。意外と見落としがちなのがテープの「幅」で、一般的には6~30mm程度の幅がでまわっています。
はかる長さが短い場合は、幅が細いものでも問題ありませんが、長い場合は計測中に折れたりしないように太めのものを選ぶとよいでしょう。
ストッパー機能は重宝
メジャーや巻き尺、特にコンベックスタイプに多く搭載されているのが、ストッパー機能です。文字どおり、はかった長さを収納することなく、そのまま固定しておくことができる機能です。
天井など空間のサイズをひとりで計測するときなどに重宝するでしょう。またDIYでは、はかった長さを固定しながら作業したり、好きな場所で止めたいいった場面にでくわします。
そのため、ストッパー機能がついているものを選ぶと、作業効率が格段にアップすることでしょう。
使い勝手を左右する素材選びも重要
空間デザイン・DIYクリエイター
メジャーにもその材質はさまざま。柔らかい布や樹脂製のメジャーでは、曲線などを正確に計測することできます。グラスファイバー製なら耐久性があり、なんども曲げ伸ばししても耐えられる素材です。
DIYで使用するのであれば、金属製のコンベックスと呼ばれるメジャーがおすすめです。屋外で使用するなら、サビにも強いステンレス製が便利です。
メジャー・巻尺のおすすめ8選 裁縫時に重宝、折り曲げOKなど
上で紹介したメジャー・巻尺の選び方のポイントをふまえて、DIYクリエイター・網田真希さんに選んでもらったおすすめ商品と編集部が厳選した商品を紹介します。

Jimjis『メジャー 150cm/60inch 両面目盛 スナップ付き』














出典:Amazon
長さ | 1.5m |
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材質 | - |

uxcell『巻き尺』






出典:Amazon
長さ | 1.5m |
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材質 | プラスチック、ガラス繊維 |

TJM Design(TJMデザイン)『カラビナ付(KC3-K) 』










出典:Amazon
長さ | 3m |
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材質 | テープ:SK85(旧SK5)、バネ:SK85(旧SK5)、ケース:ABS樹脂 |

MHara Doki(原度器)『プロマート オートロック(AUL1955)』

出典:楽天市場
長さ | 5.5m |
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材質 | テープ:スチール |
TJM Design(TJMデザイン)『剛厚セフGロックマグ爪25(GASFGLM2550)』














出典:Amazon
長さ | 5m |
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材質 | テープ:SK85(旧SK5)、バネ:SK85(旧SK5)、ケース:ABS樹脂、カバー:エラストマー樹脂 |
Firecore『メジャー 巻尺 5m(FC25-50)』












出典:Amazon
長さ | 5m |
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材質 | プラスチック、鋼 |
タジマ『コンベックス 10m×25mm Gロック25(GL25100BL)』








出典:Amazon
長さ | 10m |
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材質 | スチール |
Symbol『レーザー距離計』














出典:Amazon
長さ | 5~40m |
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材質 | マンガン鋼、レーザー |
「メジャー・巻尺」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする メジャー・巻尺の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのメジャー・巻尺の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ メジャー・巻尺選びのアドバイス
空間デザイン・DIYクリエイター
材質、最大距離、大きさや重さの観点で選ぶ
メジャーのテープの材質、計測できる最大距離、扱いやすい大きさや重さなど、さまざまな面から自身に合うメジャーを選択することが、作業効率アップに繋がります。
DIY作業で使用するのであれば、室内スペースの計測、制作に使用する材料などの計測がメインになると思いますので、6m前後まで計測できるメジャーを用意しておくと便利です。
ひとりで室内スペースを計測するなどの用途が多いのでしたら、テープが途中で折れない、厚みのあるテープメジャーを選択しましょう。
メジャー・巻尺に関するQ&A
メジャーと巻尺の違いはなんですか?

メジャーは目盛りがついた帯(テープ)で長さを測るもので、巻尺はコンベックスなどあらかじめ巻かれた状態のものをさします。そのため巻尺もメジャーの一種です。
100均で10mのメジャーは売っていますか?

店舗にもよりますが売っています。ただサイズが大型になりがちなのでコンパクトなメジャーを探している方は注意が必要です。なお、100均では1.5~5mのメジャーが一般的です。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/01/19 コンテンツ修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 大熊武士)
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。