犬にケージは必要? かわいそう?本当の犬の気持ちは?
一見窮屈そうに感じるので、ケージに入れるとかわいそうだと感じる方もいるかもしれませんが、犬にとってケージは安心できる場所。犬は縄張り意識が強い動物なので、室内で飼っていると、部屋全体が縄張りになってしまいます。すると、室内の少しの変化や来客に過剰に反応してしまい、犬にとってストレスになってしまうこともあるのです。
とくに子犬の時期は、ケージがさまざまなシーンで役立ちます。子犬はいたずらをしやすいですが、いたずらは繰り返すとしつけにくくなったり、問題行動が定着してしまったりするだけでなく、留守中の誤飲といった事故にもつながりかねません。
犬用ケージの選び方 愛犬がすごしやすいケージを選ぼう!
犬用ケージは、素材やサイズなどによってさまざまなタイプがあります。愛犬に合ったものを選ぶためには、以下のような視点に着目してみてください。
【1】素材選びは丈夫さや利用する場所で決める
【2】サイズはスムーズに方向転換できるかがポイント
その他にも、お手入れがしやすくなる構造や、緊急時・旅行時に役立つ折りたたみ式も要チェックです。
上記のような選び方をおさえることで、より愛犬にあうケージが見つけられるはず!一つひとつ解説していくので、ケージの購入を考えている方はぜひ参考にしてください。
【1】素材選びは丈夫さや利用する場所で決めよう
犬用のケージの素材は、布製や金属製、プラスチック製、木製などがあります。選ぶ際は、利用するシーンを考慮するといいでしょう。
布製|持ち運びラクちん!緊急時や旅行に
ケージを持ち運ぶ頻度が高い場合は、コンパクトに折りたためる布製がおすすめです。布製のケージはほかの素材と比較して軽量で、持ち運ぶ際に場所を取らないため、外出先などで使用するのにぴったりです。
しかし、耐久性が低いため、長期的に使用する場合や噛み癖が強い犬の場合は、ほかの素材のケージを選ぶといいでしょう。また、においが移りやすいため、撥水加工が施されているものや洗えるものがおすすめです。
金属製|丈夫で長持ち! 力の強い大型犬に
ケージを頻繁に使用し、耐久性の高いものを選びたい場合は、頑丈な金属製のケージがおすすめです。力が強い中型犬や大型犬のほか、噛み癖のある犬が使用しても壊れにくく、長期間使用できます。
屋外で使用する場合は、ステンレス製や防水加工されたケージがサビにくく長持ちします。持ち運びを考えている場合は、やや値段は高いですが軽いアルミ製を選ぶのもいいでしょう。
プラスチック製|お手入れしやすい! はじめての室内飼いにも
プラスチック製のケージは、水で濡らしてもサビにくいので、手軽に丸洗いできるのがポイント。少しの汚れなら、除菌シートなどでさっと拭く程度でもすぐにキレイになります。また、金属製や木製タイプと比較して軽量なのもメリット。
しかし、耐久性の面ではやや金属製に劣り、とくにやわらかいプラスチックの場合は壊れやすい場合もあります。噛んだときに、破片を誤って飲み込んでしまうととても危険なので気をつけましょう。
木製|デザイン性が高い! インテリアにこだわる飼い主さんに
「デザイン性も重視したい」「部屋に置いても圧迫感を感じにくいケージがほしい」という方には、木製のケージから選ぶのもいいでしょう。自然な風合いの木製ケージは、室内に置いてもインテリアの邪魔をしない点が魅力です。
ただし、木製ケージも布製やプラスチック製と同様、噛み癖がある犬の場合は壊されてしまう可能性があります。とくに子犬の場合は噛みやすいため、破片を誤飲しないよう注意が必要。小さい時期は、ほかの素材のケージを選んだほうが安心でしょう。
【2】サイズはスムーズに方向転換できるかがポイント
ケージのサイズは、犬がスムーズに体の向きを変えられるかどうかで選びしょう。また、高さは立ち上がった際に頭がぶつからない程度のものがベスト。
【ケージの横幅の目安】
小型犬:約100~130cm
中型犬:約140~180cm
大型犬:約200~240cm
留守番の際に使用するなど、ケージのなかで長時間すごすシーンが多い場合は、目安より多少広めのほうがおすすめです。おもちゃで遊んだりケージ内を歩いたりする場合でも、ストレスなくすごせるでしょう。
【3】ケージ下のトレーが引き出せるとお手入れがラク
犬用ケージは、よだれや排泄物などでどうしても汚れてしまいます。そのため、お手入れしやすいかどうかもチェックしておきましょう。
扉を開かなくてもケージの下にあるトレーだけを引き出せるタイプは、トイレシートの交換やそうじをしやすいのがポイント。また、ケージの天井部分が完全に取り外せるものや開閉できるタイプなら、ケージの隅々まで手が届きやすくそうじしやすいでしょう。キャスターつきのケージを選べば、ケージ周辺のそうじをする際にも移動がらくで便利です。
【4】トイレトレーニングをするなら仕切りつきを選ぶ
トイレトレーニング中の犬に使用する場合は、居住スペースとトイレが分かれたタイプを選ぶのもおすすめです。居住スペースとトイレを分ける習慣が身につきやすく、トイレトレーニングがスムーズに進みます。
さらに、留守にするときのようにすぐにトイレシートの片づけができない場合は、居住スペースとトイレでトレーが分かれているケージを選ぶと、より衛生的に使用できるでしょう。
【5】緊急時の避難用・旅行用には折りたたみ式が便利
ケージは、緊急時や旅行などのさまざまなシーンで利用できるアイテムです。ふだんは使用しないという方でも、折りたたみ式のケージを準備しておくといいでしょう。
折りたたみ式は薄くコンパクトになるため、使用しないときはクローゼットのなかや家具の隙間など、ちょっとしたスペースに保管しておけます。できるだけ軽量なタイプを選べば、より手軽に持ち運べますね。
犬用ケージおすすめ15選 すべて天井・屋根つき!
ここからは、天井や屋根のある、おすすめのケージを紹介していきます。プラスチック製や金属製といった素材のちがいや機能面などもしっかり紹介するので、愛犬に合ったものを見つけてください!
▼お世話・しつけがしやすい機能つき
▼ケージが苦手な子には布カバーつき
▼持ち運びできる布製
▼おしゃれな木製・木目調
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▼お世話・しつけがしやすい機能つき プラスチック・金属製
トイレを終えた後、犬がトイレに近づかないよう部屋と分離できるのが嬉しいポイント!
犬が糞や尿を踏んで汚れるのを防ぐのはもちろん、食糞がある子に特にいいなと思いました。(1歳未満の小型犬/30代女性)
トイレトレーニング中の犬にもおすすめ!
◆居住スペースはスライドドアなので、開閉がスムーズでストレスフリー
◆レギュラー・ワイドサイズは高さが70cmあり、愛犬が脱走しにくい
◆トイレスペースはドアが大きく開くからトイレを出し入れしやすい
居住スペースをつねに清潔にしたい方におすすめ!
◆居住スペースとトイレを別々の空間に仕切れる! 扉もふたつあるのでそうじもラクラク
◆高さがあるので圧迫感を感じにくく、背が高い子にもおすすめ
◆屋根は空間ごとに開閉・着脱可能! 飛び出し防止のロック機能つきで脱走も防止できる
引き出せるトレーでおそうじラクラク!
◆フルオープンできる扉なので、そうじの際に奥まで手が届きやすい! トレーも丸洗い可能
◆床そうじもキャスターつきで移動もカンタン!
◆上からも愛犬のお世話ができる取り外し可能な屋根つき
持ち運びしたい方におすすめ!
◆平らに折りたためるので、使用しないときはコンパクトに収納できる
◆金属ワイヤーで作られており屋根もあるため、愛犬の飛び出しの心配が少ない
◆屋根にはハンドルがついているので、持ち運びも便利
◆プラスチック製のトレーは、取り外し可能でお手入れもしやすい
お手入れのしやすさ重視ならコレ!
◆前面パネルはスイングアップして収納でき、広く開口できる
◆フチが5cmのトレーは、排泄物など汚れの飛び散りを防げる
◆キャスターもついているので移動もカンタンにできる
◆ベッドとトイレを入れられるゆったりサイズ
▼ケージが苦手な子には布カバーつき プラスチック・金属製
布製カバーで愛犬が落ち着ける空間を作れる
◆布で覆えば犬が気になる音や視線、においをシャットダウンできる
◆専用の布カバーは消臭・抗菌機能つき! 丸洗い可能で清潔感もアップ
◆プラスチック製で軽い! サビにくいのでお手入れもラク
◆屋根は反面・全面オープン可能! ロックつきで跳びだし防止も
▼持ち運びできる布製
室内でもアウトドアにも使える!
◆軽くコンパクトになるので、女性や年配の方でも軽々持ち運べる
◆屋根も側面もメッシュ素材で通気性抜群! 愛犬の様子も見えやすい
◆屋根を取り外せば、サークルとしても使用できる
◆ポケットや水飲み用のホルダーがついているなど、機能性にもすぐれている
お出かけ先でも愛犬がくつろげる空間を作れる!
◆巻き上げ式の扉は、上げて固定可能
◆扉はファスナーとフックでロックすれば内側から開けられず、脱走予防に
◆シーツや小物を収納できるサイドポケットつき
◆収納バックがあるので、持ち運びも便利
安定感のある六角形タイプだから倒されにくい
◆ボタンを押すだけでカンタンにたためて収納もラクラク
◆フレームはアルミ製! 片手で持てるほど軽く持ち運びしやすいのに頑丈
◆ひっかきに強いメッシュ素材なのでボロボロになりにくい
◆やわらかい素材だからシニア犬でも安心して使用できる
かわいいデザインを選びたい方におすすめ
◆長方形なので部屋の角にフィット! リビングに置いても邪魔になりにくい
◆カラー展開はS・M・Lそれぞれ3パターンあるから、愛犬の体長や飼い主の好みでサイズや色を選べる
◆扉は巻き上げて固定できるので、犬も出入りがカンタンにできる
◆フレームはスチールを使用しているので変形しにくい
屋外でも気軽に使用できるペットサークル
◆防水機能つきでだから雨にぬれても汚れにくい
◆耐久性の高い、600Dオクスフォード生地を使用! 愛犬が噛んでもボロボロになりにくい
◆専用収納バッグつきなので屋外への持ち運びも便利
◆愛犬の脱出防止に役立つ屋根カバーつき
▼おしゃれな木製・木目調
インテリアになじみやすい3色展開のケージ
◆スライド扉なので、省スペースで使用できる
◆3つのウッディ調カラー展開で、リビングにあったものを選択できる
◆天板は取り外しできるので、上からものを出し入れすることも可能
◆背面パネルがあるから部屋の壁を汚しにくい
3方向を囲まれた愛犬が安心できる空間
◆屋根と背面板があるので、明るい場所でも愛犬が安心できるスペースになる
◆耐荷重10kgの天板には愛犬のおもちゃやお世話道具などを置ける
◆両開きドアなので、しっかり開いて奥までそうじしやすい
◆側面パネルや床トレー、扉は汚れやキズに強い素材で耐久性もある
耐久性が高いケージを探している方におすすめ
◆天板は取り外せるのでお手入れしやすく、サークルとしての使用も可能
◆スチールと合板で作られていて頑丈なので、動きが激しい犬にもおすすめ
◆引き出し式のトレーは丸ごと水洗いできて、清潔も保てる
ケージ、サークル、ハウス3つの使い道が可能!
◆天板は角を丸く削り、小さな子どもや愛犬にもやさしい設計
◆扉はロックをつまんでスライドするだけでスムーズに使用できる
◆プラスチック製のトレーは引き出して丸洗いできる
◆天然木製で自然な温かみのあるインテリアにぴったり
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの最新人気ランキング 犬用ケージの売れ筋をチェック
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犬用ケージを使用するときの注意点
犬用のケージを安全に使うためには、以下の点に注意してください。
ケージ置き場に注意! 窓や玄関の近くは犬も落ち着かない
ケージは、犬がゆっくりできる場所を確保するために使うアイテムです。そのため、設置する場所は犬が落ち着けるところを選ぶようにしましょう。
おすすめなのは、人があまり通らない部屋のすみなどです。扉の近くや、人の生活動線として使われやすい玄関周辺などは、犬が気になってしまうので、できるだけ避けるようにしてください。
また、窓の近くも外からの刺激が強いため、犬は気になってしまいます。このほか、夏は直射日光により熱中症になる危険性があるので、日光が直接当たる場所にケージを置くのはやめましょう。
犬は人の気配に敏感
玄関から近い部屋の隅にケージを置いていたときは、誰かが車で帰ってきた音や人の気配を察知して、人間が玄関にたどり着く前から鳴いていました。
かなり遠くからの来客を察知するため、インターホン代わりになりましたが、その分鳴いている時間が長いのが難点。夫が遅い時間に帰ってくると犬の鳴き声で子ども起きてしまうこともあり、少し困っていました。(大型犬/6歳)
子犬はお迎えした時が肝心!ケージの使い方をチェック
子犬のころは、さまざまなものを噛んでしまったり、あちこちでトイレをしてしまったりします。しつけやトイレトレーニングをするためには、子犬の行動を多少制限する必要があります。
たとえば、ケージ内にトイレを設置することで、トイレの場所を覚えられるので失敗が減るでしょう。また、いろいろなものを噛んでしまう犬は、ケージに入れることで誤飲を予防できます。とくに飼い主が一緒にいられないときや留守番中などは、ケージを利用して子犬を危険から守ることができるでしょう。
いたずら防止に最適!
愛犬が赤ちゃんのときは、家のなかのいろいろなものを壊したり勝手に食べたりするので、ケージを使用していました。ケージに入っていればいたずらをしないですごせましたが、徐々にいたずらをしなくなったので使わなくなりました。(大型犬/6歳)
犬のケージに関する疑問を解決! 【Q&A】
ここからは、犬のケージに関する疑問を解説していきます。ケージとサークルの違いや、ケージの使い道・用途が気になる方はぜひチェックしてみてください。
ケージとサークルのちがいは?
ケージもサークルも、犬と一緒に生活するのであれば必要なアイテムのひとつです。犬が寝るときやお留守番の際にケージやサークルがあると、犬は安心できます。似たようなアイテムですが、おもなちがいは天井や床があるかないかという点です。
ケージ :天井や床、側面すべてが囲まれており、扉がついています。
サークル:側面のみ、または側面と床だけが囲まれています。
犬用ケージの使い道とは
犬は一度決めたら同じ場所で排泄する習性があるため、排泄したいようなそぶりを見せた際にケージに入れてあげれば、トイレトレーニングがスムーズに進みます。そのほか、ケージの使い道として以下のようなシーンが挙げられます。
・避難・防災・緊急時
・いたずら防止
・寝床
・トイレトレーニング
また、ケージを落ち着ける場所だと覚えさせれば、寝る際や来客時にも安心してすごせる場所になるでしょう。
いつ使う?ケージの使い道を体験談でチェック! 実際使ってどうだった?
万が一に備えて準備
災害時はペットと同行避難をするのが原則。避難所では人と生活スペースを分ける必要があるため、災害時に備えて購入しました。使用する機会は少ないですが、災害時にいきなりケージに入れると犬も怖がってしまうので、ときどき組み立てて慣らしています。
また、ペットを連れて旅行するときも、宿泊先で落ち着ける場所を作れるので便利です。(小型犬/17歳)
赤ちゃん時期のいたずら防止に
大型犬がまだ赤ちゃんのときに家のなかで使っていました。赤ちゃん犬は好奇心がとても旺盛で、飼い主の目がないと家にある色んなものを壊してしまいます。
思いもよらないところから食べものを見つけてきて食べてしまうこともあったので、短時間のお出かけの際はケージのなかで待っていてもらいました。(大型犬/6歳)
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愛犬が安心できるスペースを 使いやすいケージを選んで
ケージは、犬にとって安心できるスペースになるアイテムです。子犬の時期から使用すれば、しつけやトイレトレーニングにも活用できるだけでなく、危険から守ってあげることもできます。
ケージには、室内だけでなく屋外で使えるものや持ち運びができるものなどいろいろなタイプがあるので、愛犬に合ったものを探して使ってみてください。
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「ペット」「食品」「ドリンク・お酒」カテゴリーを担当。犬とネットショッピングをこよなく愛する主婦編集者。主婦仲間から情報収集をし、家族が喜ぶおいしい食べ物や調味料を探すのが日課となっている。