購入前におさえておきたいポイント
まずは、前提知識として、安い洗濯機を購入する前におさえておきたいポイントに付いて解説いたします。
▼安価になるほど、洗濯容量・機能性がダウンするため注意
近年では、各メーカーがさまざまな洗濯機を販売していますが、前提として覚えておきたいのが「安価になるほど、洗濯容量や機能性が落ちてしまう」という点です。
例えば、シャープの高性能ドラム式洗濯機『ES-X11A(洗濯11kg/乾燥6kg)』は、2023年4月13日時点のAmazon価格は約25万円。一方、高コスパモデルのドラム式洗濯機『ES-H10G(洗濯10kg/乾燥5kg)』は2023年4月13日時点のAmazon価格で約13万円です。
一見すると値段が下がることで、洗濯/乾燥容量がダウンしているように見えますが、公式サイトのスペックを見てみると、高コスパモデルの『ES-H10G』には「乾燥フィルター自動お掃除」「エコセンサー」「スマホ連動」「タッチパネル」などの付加機能は搭載されていませんでした。
価格 | 容量 | 洗浄機能 | 乾燥 | 清潔 | 節水・省エネ(エコセンサー) | AIoT | やさしさ設計 | |
『ES-X11A』(高性能モデル) |
約25万円 |
洗濯11kg/乾燥6kg |
▼液体洗剤・柔軟剤自動投入 |
▼ハイブリッド乾燥NEXT |
▼洗濯槽自動お掃除 |
7センサー |
▼無線LAN対応 |
▼メガマウス投入口 |
『ES-H10G』(高コスパモデル) |
約13万円 |
洗濯10kg/乾燥5kg |
▼マイクロ高圧洗浄 |
▼ヒーターセンサー乾燥(水冷除湿) |
▼洗濯槽自動お掃除 |
4センサー |
なし |
▼2〜24時間後設定タイマー |
これについては、ドラム式洗濯機だけでなく、縦型洗濯機についても同じことが言えます。
そのため、基本的に低価格な商品を購入する際は、「自分の洗濯容量に合うかどうか」を確認したり、「あると便利な機能」が搭載されていないことを十分にチェックしておきましょう。
▼価格が安いのは縦型洗濯機
洗濯機には「縦型洗濯機」と「ドラム式洗濯機」がありますが、圧倒的に価格が安いのは縦型洗濯機です。
上記と同じくシャープの製品を例に解説いたしますが、縦型・ドラム式の高性能モデル同士、最低価格同士を、洗濯容量を度外視して比べてみると下記のようになります。
▼高性能モデル同士の価格比較
タイプ | 容量 | 価格 | |
『ES-X11A』 |
ドラム式 |
洗濯11kg/乾燥6kg |
約25万円 |
『ES-PW11G』 |
縦型 |
洗濯11kg/乾燥6kg |
約16万円 |
▼最低価格モデル同士の価格比較
タイプ | 容量 | 価格 | |
『ES-S7G』 |
ドラム式 |
洗濯7kg/乾燥3.5kg |
約13万円 |
『ES-GE5G』 |
縦型 |
洗濯容量5.5kg/乾燥機能なし |
約5万円 |
また、ドラム式洗濯機は基本的に乾燥機能も搭載されているため、価格が高くなる傾向にありますが、縦型洗濯機の場合、乾燥機能が付いていないモデル、一人暮らし用の5万円台の商品まで幅広いラインナップがあります。
とにかく安い商品が欲しいという人は、縦型洗濯機にすると、低価格な商品を選ぶことができるはずです。
安い洗濯機おすすめ11選
それでは、安い洗濯機おすすめ商品をご紹介します。
▼5万円以下のモデル
▼5万円〜10万円のモデル
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼5万円以下のモデル
コンパクトに洗濯できる一人暮らし用
洗濯容量5kgのコンパクトな一人暮らし用洗濯機。
洗濯物を2段階で洗い上げる「2ステップウォッシュ」機能を搭載。少ない水と高濃度洗剤液で汚れを落とし、その後、水位を上げてしっかり洗い流す構造になっています。
また、つい洗濯し忘れてしまったときのための「おいそぎ」コースや、洋服をやさしく洗い上げる「おしゃれ着」コースなど、便利機能も充実しています。
一人暮らしで、少し洗濯機にこだわりたいという人におすすめです。
コンパクトでコスパに優れた洗濯機
本体サイズは54×53.5×83.5mmとコンパクトで、一人暮らしの方や、毎日こまめに洗濯をする方におすすめのモデル。水位は47L・34L・22L・13Lの4段階設定が可能なので、まとめ洗いはもちろん、ちょっとした洗濯にも対応できます。
標準コースのほか、つけおき・お急ぎ・念入り・毛布・ドライ・槽洗浄・槽乾燥などコースが充実。しっかり脱水することで乾燥時間を短縮し、部屋干しのニオイを防ぐ「部屋干しモード」も搭載されています。
「チャイルドロックモード」搭載で小さなお子さんがいても安心。黒カビが発生しにくいステンレス槽を採用している点もうれしいポイントです。
汚れに合わせて洗い方を変えられる!
気になるニオイ・乾燥時間を短縮させた「部屋干しモード」と、洗濯の終わり時間を予約できる「待ち時間ゼロ機能」の特徴的なふたつの機能を兼ね備えた縦型洗濯機です。
6種類の洗濯コースで、その日の汚れに合わせて洗い方を変えられます。また、「チャイルドロック」機能つきなので小さなお子さんがいる家庭にも安心です。
衣服にやさしいのに強力洗浄!
独自のパルセーター(洗濯槽の底にある回転翼)とシャワー水流が立体的で強力な水流を生み出し、衣類の絡みを抑えつつ、強力に汚れを落とします。凹凸設計の洗濯板式ステンレス槽が洗浄力をアシスト!
ステンレス素材なので清潔に使えるのもうれしいポイントです。大容量の糸くずフィルターや予約機能、最短10分で洗濯が終了する「おいそぎコース」など便利な機能が満載です。容量は5.5kgなので、二人暮らしのご家庭などにおすすめ。
風乾燥つき! 予約機能も魅力
洗濯物の種類によって洗濯のコースが選べるだけでなく、自分の好みに合わせた洗濯設定を保存できる「自分流コース」がついています。洗濯物を入れてから最大24時間後まで設定できる予約機能があるのもうれしいですね。
風乾燥機能が搭載されているところが大きなポイントのひとつ。ヒーターではなく風の力で洗濯物の水分を飛ばすので、衣類が熱で傷むことがなく、干してからの乾燥時間短縮に繋がります。
置き場所に困らないコンパクトな洗濯機
洗濯容量3.8kgと非常にコンパクトな洗濯機なので、一人暮らしで洗濯機の置き場所に困る方、少しの洗濯物をこまめに洗いたい人におすすめです。コンパクト設計なので機能面で不安を感じるかもしれませんが、容量が小さいので強力な水流を作り出せて、しっかりと洗浄できます。
また、節水にも役立ちます。衣類の汚れが比較的少ないときは「13分お急ぎコース」を選べば、コース名の通り13分で洗濯ができます。ただし、水道水圧・排水条件により所要時間は変わりますので、注意してください。
▼5万円〜10万円のモデル
ステンレス穴なし槽で黒カビの侵入を防ぐ!
ヒーターによる温風で衣類を乾かす「ヒーターセンサー乾燥」を搭載。また、ハンガーにかけて衣類を乾かすことができる「ハンガー除菌・乾燥コース」を搭載し、シワを抑えてスピーディに乾燥させます。
通常の洗濯のときにも、ほぐし運転が搭載されていて、洗濯物をスルッと取り出せます。清潔な穴なし槽も魅力の洗濯機です。
穴なし洗濯槽は節水と黒カビを防ぐ!
多くの洗濯機は洗濯槽に穴がありますが、この商品の洗濯槽には穴がありません。穴がないので無駄な水をカットでき、1回の洗濯につき2Lペットボトルを17本分も節水できます。
また、洗濯槽が丸ごと抗菌加工されており、嫌な黒カビも防いでくれるので常にきれいな水で洗濯できます。さらに、「香りプラスコース」といった便利機能も追加。エコセンサーもパワーアップしたのでより低コストで使用できるようになったのも嬉しいポイント。
大容量10kgが洗濯できるシンプルな洗濯機
10kgの衣類が洗濯できる、大容量の洗濯機。
基本機能はシンプル。パワフル洗浄でたくさんの衣類をパワフル洗浄によって、しっかり汚れを落とせる一方で、洗剤の自動投入やスマホ連動といった機能はありません。
「とにかく大容量が欲しい」「機能はシンプルでいいから、低価格な商品が欲しい」といった人におすすめです。
「部屋干しモード」搭載のコスパ最強モデル
「部屋干しモード」搭載のコスパ最強モデル
リーズナブルな価格でひとり暮らし向けのドラム式洗濯機を探している方にぴったりなのがこちら。乾燥機能はついていませんが、約40~50℃の温水で最終すすぎをおこなうことで部屋干しの乾燥時間を約2/3へ短縮する「部屋干しモード」を搭載しています。
幅は60cmに満たないコンパクトな設計に加えて、7.5kgとひとり暮らしにぴったりの洗濯容量。シンプルな機能ではじめてドラム式洗濯機を使う方もかんたんに操作できます。どんなインテリアにも合うデザインのため、ひとり暮らしのワンルームのお部屋にもぴったりです。
乾燥機能なし・お湯で洗う高機能ドラム
ムダをそぎ落としたシンプルなデザインが魅力的なアクアのドラム式洗濯機。コインランドリーなどでも導入されている、本格的なドラム式洗濯機を販売しているメーカーの商品です。
目的に合わせて40℃・60℃の水温設定が可能だから、黄ばみ落としや除菌まで対応可能。衣服に合わせた泥んこ予洗いコースでは洗濯物の泥汚れを洗い落とし、排水後の本洗いで洗剤を投入することで泥移りを防止します。乾燥機能こそ付いていませんが、プロ仕様の洗浄能力を感じられる一品です。
▼その他の洗濯機はこちら
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 洗濯機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での洗濯機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ:低価格の目安は「5万円」「10万円以下」の2つのラインを基準に
本記事では、低価格な洗濯機をご紹介しましたが、いかがでしたか。
基本的な価格は10万円以下の商品になり、一人暮らしであれば不自由がない商品を選べるはずです。一方で、アイリスオーヤマやハイセンスといった安価なメーカーを選べば、「洗濯するだけ」になるものの5万円以下で購入できる商品もあります。
近年では、低価格な洗濯機も増えているため、機能を選ばなければ予算を減らすことができるはず。ぜひ本記事を参考に、低価格でお買い得な商品を見つけてくださいね。
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「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。