ハムスター用ヒーターの選び方 寒さ対策グッズ

Photo by Björn Antonissen on Unsplash
あまりにも寒いと、ハムスターは動きが鈍くなり、やがて冬眠してしまいます。
ハムスターヒーターにはパネル・フィルム、保温球、ドーム型、カイロケースなどとさまざまな種類があります。選ぶポイントと一緒にご紹介していきます。
自動温度管理してくれる「フィルム・パネルヒーター」
パネル型およびフィルム型のヒーターには、ハムスターがじかに上に乗って暖まるタイプ、ケージや巣箱の下に設置して暖めるタイプなどがあります。多くの商品が、設定温度になると自動でオフになる自動温度管理がついているのが特徴なのでハムスター飼育を始めたばかりの初心者にもおすすめ。
空気全体を温めてくれる「保温球タイプ」
熱源となる保温級で、1ヵ所ではなく空気全体を温められるという特徴があります。ケージの上部に設置するとケージ内に温かい空気を満たしてくれるので、パネルヒーターやフィルムヒーターよりも保温力がすぐれているのが特徴です。しかし直接触れてしまうと火傷を起こしてしまう可能性もあるので、ハムスターが直接触れられない位置に設置し、温度が上がり過ぎないように温度計などで温度管理を行う必要もあります。そのため飼育上級者におすすめな商品です。
熱が逃げにくい「ドーム型ヒータータイプ」
ドーム型ヒーターは、熱が逃げにくく、巣箱タイプになっているのでハムスターの性質にぴったりのヒーターになっています。
ヒト用の市販カイロがそのまま使える「カイロケース」
市販の人間用カイロを、ケースに入れて使う商品です。即席でパネルヒーターになるカイロケースは、万が一の停電時に活躍します。
電気のコードをかじって火事になる心配もなく、飼い主さんが留守の間に電気を使うことがないので安心して使用することが可能です。ただし、カイロは半日くらいしか温かさがもたないので、ほかのヒーターの補助として使ってください。もちろん温度調節もできません。
ハムスター用ヒーターおすすめ12選
ここからは、上記のポイントを踏まえてハムスターヒーターを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!








安全で耐久性に優れたリバーシブルタイプのヒーター
国産ヒーターなので安心して使えるアイテムで、ケージの下に敷くだけで簡単に設置できるのもポイントです。熱を直接当てずに保温してくれるので、ハムスターの低音火傷も心配いりません。また、自動で表面温度を一定に保ってくれるため、細かい調整が必要なく、手間もかかりません。コードの向きを気にしなくていいリバーシブルタイプなのもうれしいポイントです。
じんわりハムスターの体をあたためる優しいヒーター
赤外線を放射して、ハムスターの体をじんわりとあたためる電球型のヒーターです。光はわずかなものなので、ペットの睡眠を妨げることなく、快適な暮らしを整えます。保温級の表面は特殊なコーティングがされているので、耐久性にも優れており、破損時も飛散しません。ハムスターがコードをかじってしまわないように、保護コイルを取り付けているので安心して使用できます。
温度を完全自動制御できる遠赤外線マット
この商品は、ハムスターのような小動物はもちろん、爬虫類や両生類にも使えるパネルヒーターです。
遠赤外線温熱マットには、低温時には温度を上げ、高温時には温度を下げて一定温度を保つ「温度完全自動制御機能」が備わっており、熱くなりすぎることはありません。そのため、初心者でも扱いやすいヒーターです。
天井に取り付けるタイプのパネルヒーター
この商品は天井に取り付けるタイプのパネルヒーターで、上からケージ全体を暖めてくれます。保温球を使用していないため、耐久性と経済性に優れています。
ただ、自動温度調節機能はないため、ハムスターのヤケドが心配な場合は温度調整装置を併用するのがおすすめです。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ハムスター用ヒーターの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのハムスター用ヒーターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ハムスターヒーター使い方【Q&A】
ここからハムスターヒーターを使用する際の疑問をQ&A形式でお答えしていきたいと思います!
Q:ハムスター用ヒーターの設置時期はいつから?
A:ハムスターに適している温度はだいたい20℃~26℃といわれていて、夜間20℃を下回りそうならヒーターを準備してあげるのがいいでしょう。時期で言えば10月から5月。
Q:ハムスター用ヒーターはどうやって設置するのが一番?
A:使うヒーターによっても設置方法は変わってきますが、保温球の場合は温度が上がり過ぎないようにケージの上部に。
パネルやフィルムヒーターの場合はケージの全面ではなく、半分までに敷くようにしてください。
全面に敷いてしまうと暑すぎた場合にハムスターに逃げ場がなくなってしまうので、涼しい部分と温かい部分を行き来できるように設置しましょう。
Q:ヒーターを使用すると月の電気代はいくらくらい?
A:ハムスターのヒーターの電気代は1時間あたりで0.15円ほどになります。1日で12時間ほど作動しているので、つけっぱなしでも月の電気代は50円前後に収まります。
とても安価なので、電気代は気にせずに早めに準備をしてあげましょう。
そのほかの関連アイテムもチェック 【関連記事】
まずは暖めて最適な温度を見つけて!
ヒーターは、ハムスターにとって寒い冬場には欠かせないものです。ハムスターは寒くなると、動かなくなり、冬眠をしてしまいます。また年齢、体調や体形により、快適な温度も変わってきますので、いろいろな商品を試してみないとわからないかもしれません。
活発な性格のハムスターの場合、ヒーターやコードを噛む事故にじゅうぶん注意してください。ヒーターで暖めてみて、どれくらい動くかを確認し、一番よい温度を見つけてあげましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
皆さんはじめまして、私はエキゾチックアニマル専門獣医師の霍野(つるの)と言います。 えっ、エキゾチックアニマルって言葉知りませんか?ウサギやハムスター、インコやカメなどの犬猫以外のペットを指します。 23年前に日本初の専門病院である『エキゾチックペットクリニック』を開業しました。症例数は月に400件を超えているベテラン獣医師です。他にもエキゾチックアニマルのセミナーも企画し、沢山の医療や飼育の書籍を執筆しています。 もっとエキゾチックアニマルの情報を知りたい方は、【Dr.ツルのエキゾチックアニマル情報室】をご覧になってください。専門獣医師によるサイトですので、他にはない病気の記事も多く、とても役にたつこと間違いなしです。 ウサギの専門家による【一般社団法人日本コンパニオンラビット協会】の理事長としても、2020年10月から活動をします。こちらも、ウサギ好きな方は必見ですよ。ウサギの検定を受けてみませんか? エキゾチックアニマルに関することは勿論のこと、ご縁を感じた方がいましたら、いつでもお声かけてください。