高校生が英語の成績をアップさせるには?
高校生が定期テキストや模試などで成績を上げるには、基本中の基本ですが、英単語や熟語を暗記して、文法を理解して、長文を読み解く力を高めるのが最も重要です。
英単語や熟語を暗記するには、繰り返し読んだり書いたりして脳内に刻み込むことが大切。英単語帳にCDが付属していることもあるので、聞いて覚えるのもいいですね。
文法は、語学を理解するうえで土台となる部分です。「SVO」や「SVOC」などの文型や関係代名詞、分詞構文などを構造的に把握する力が求められます。
長文読解はこれらの応用編です。文章がどういう構造になっているかを把握し、接続詞などを手掛かりに筆者の主張を読み解けるようになりましょう。
「高校生向け英語の通信教育・講座」のおすすめ比較一覧表
高校生向け英語の通信教育・講座の選び方
ここからは高校生向け英語の通信教育・講座の選び方をご紹介していきます。ポイントは下記。
【1】目的と学習教材
【2】レベル
【3】大学受験やテスト対策があるか
【4】サポート体制
【5】料金
これらを抑えて、自分に合った通信教育・講座を選びましょう。一つずつ解説していきます。
【1】目的と学習教材から選ぶ
目的に合った学習法を選ぶようにすることが大切。紙教材や、タブレット学習、勉強アプリ、オンライン英会話などがありますが、それぞれの利点をしっかり理解して選ぶようにしましょう。
紙教材やタブレット学習は中学生が勉強するうえで王道のやり方で、通信教育でも人気を集めています。タブレットであれば、読み書きはもちろんリスニング力をアップさせたり、発音の練習ができたりするのでおすすめですよ。
勉強アプリは、スマホからいつでもどこでも利用できるのがメリット。通学中や休憩中などのスキマ時間に勉強できますよ。英語を学ぶうえで大切になってくるのは、どれだけ英語に触れる時間を作れるか。英語に触れる時間を多くしたい、そんな方におすすめ!
リスニング、スピーキングの能力を上げたいという方には、オンライン英会話がいいでしょう。英語をあまり聞いたり話したりしたことがない方でも、講師がゆっくり丁寧に話してくれるので、心配することはないですよ。経験が浅い場合、日本語もできるバイリンガル講師がおすすめです。
英検・TOEIC・TOEFL対策なら、特化した授業がおすすめ
推薦入試や総合型選抜(旧AO入試)を考えている人がチェックしておきたいのが、英検やTOEICといった英語能力テストです。総合型選抜であれば、英検準1級以上を持っていると出願できる、TOEICで850点以上獲得していると出願できるといった具合に大学側が設定しているケースがあります。
こういった能力テストに向けた勉強をすると、文法や長文読解、リスニングなど、試験に求められる英語能力を総合的に高められます。英語の理解度をアップさせつつ、入試にも役立ちますよ。
英検やTOEIC対策は、サービス内に料金が含まれているケースと、別途請求されるケースがあります。どういった料金体系化をあらかじめ確認しておくといいでしょう。
【2】レベルが合っているか
学力レベルに合った内容をコツコツと勉強し続けることが、成績をアップさせるための一番の近道です。難易度が高すぎても低すぎても身につくことはなく、成績が伸び悩み、フラストレーションがたまっていってしまうでしょう。
英語が苦手でイチから勉強し直したい方には『すらら』がおすすめ。学年で学習範囲を固定しない「無学年学習」という方式を採用しているのが特徴です。高校1年生の英語が難しかったら、中学生の範囲から学習できるので、基礎から学べ直せますよ。
英語の成績は平均くらいで、基礎を抑えながら応用問題も解いていきたいという方には、『進研ゼミ 高校講座』や『スマイルゼミ高校生コース(英語プレミアム)』がおすすめ! 英語力を高める専門のコースも用意しており、英検対策もできます。
英語が得意で、難易度の高い勉強をしたいなら、『Z会の通信教育(高校生)』がいいでしょう。長文読解を中心に解いたり、大学入試の過去問をひたすら解いたりすることもできます。
【3】大学受験の対策ができるか
大学受験のために英語を勉強している高校生も多いことでしょう。私大の一般入試や、国公立大の二次試験は、同じ大学でも学部ごとに出題傾向がさまざまです。志望する大学・学部の対策をすることで、合格率がグッと高まっていきます。
『進研ゼミ 高校講座』や『Z会の通信教育(高校生)』では、志望する大学の入試に特化した講座もあるのでチェックしてみてくださいね。
また、英語を使った面接試験がある、リスニング問題の比率が高いという場合には、オンライン英会話を利用してみましょう。
【4】サポート体制は十分か
分からない問題に出くわしたとき、いかに解決できるかがポイント。最近の通信教材は、初心者でもわかるように設問に対する解説が非常に丁寧に行われていますが、質問サポートが充実していると理解度もアップするはずです。
また子どもに英語を習わせたい場合、進捗を把握したり、成績の伸びを確認できたりするので、サポート体制は必ずチェックしておくようにしましょう。
【5】料金から選ぶ
学習するレベルや内容によって、料金は異なります。目安の料金は比較一覧表からチェックしてみてください。大学受験を考えている高校生にとって、英語だけを勉強するわけにはいきません。英語以外も学べる通信教育であれば、国語や数学、理科、社会などの科目にも対応しているので、まとめて受けるとコスパ良く学習できるはずです!
高校生向け英語の通信教育・講座おすすめ10選
では、おすすめサービスをご紹介していきます。3ジャンルに分けてラインナップしています。
こちらからすぐチェック!
▼おすすめ4選|英語以外も学べる「通信教育」
▼おすすめ3選|英語面接、リスニング対策なら「オンライン英会話」
▼おすすめ3選|いつでも勉強できる「英語アプリ」
▼おすすめ4選|英語以外も学べる「通信教育」
まずは、英語に加え、国語や社会、数学、理科などを一緒に学べる通信教育です。それぞれの特徴を抑えて選ぶようにしましょう。
高校生向け通信教育の定番!:『進研ゼミ 高校講座』
英語特訓コースも用意!:『スマイルゼミ高校生コース(英語プレミアム)』
難関校にしっかり対応:『Z会の通信教育(高校生)』
英語が苦手な方に:『すらら』

株式会社ベネッセコーポレーション『進研ゼミ 高校講座』
対象 | 高校生 |
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料金 | 高1:4,980円/月(8教科/12カ月一括払い)、高2・高3:6,380円/月(受験準備、大学受験/15カ月一括払い) |
レベル | 中級~上級 |
強化スキル | リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング |
受講方法 | スマホ、テキスト |
サポート体制 | 会員専用WEBページ |
その他 | 無料体験教材、紹介制度 |
受験英語や定期テストの強い味方
英語だけでなく総合的な学習を目的とした通信教育です。英語が苦手な場合でも、基礎から学べるテキストで個別対策ができます。
テキストでの学習に加えて、スマホアプリも活用。すきま時間を使って定期テストの得点アップが狙えます。
アプリは「日本e-Learning大賞 経済産業大臣賞」を受賞した「AI StLike」や、予習復習アプリ、暗記アプリなど内容が充実。オプション(2,580円/月)でオンラインスピーキングも受講可能です。
外国人講師によるマンツーマン英会話レッスンと、英文法が詳しくわかる日本人講師のライブ授業も追加できます。

ジャストシステム『スマイルゼミ高校生コース(英語プレミアム)』
対象 | 高校生 |
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料金 | 高1・高2:17,380円~/月、高3:19,580円/月(6教科、季節講習、入試対策含む)+英語プレミアム3,278円~/月 |
レベル | 中級 |
強化スキル | リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング |
受講方法 | タブレット |
サポート体制 | タブレットあんしんサポート(3,960円/年) |
その他 | 初回のみタブレット代10,978円、資料請求、2週間お試し入会、体験会あり、英検対策 |

Z会『Z会の通信教育(高校生)』
すららネット『すらら』
▼おすすめ3選|英語面接、リスニング対策なら「オンライン英会話」
次はオンライン英会話のおすすめをご紹介していきます。リスニング問題が多い入試や、英語での面接試験がある場合はオンライン英会話で学んでおくと安心ですね。
16部門で業界No.1を獲得した実力派!:『DMM英会話』
ネイティブやバイリンガルなど優秀な講師が在籍:『eigox(エイゴックス)』
会員数110万人で最も利用されている英会話サービス:『ネイティブキャンプ』

DMM.com『DMM英会話』

シンプソ『eigox(エイゴックス)』

ネイティブキャンプ『ネイティブキャンプ』
▼おすすめ3選|いつでも勉強できる「英語アプリ」
最後に英語を学べるアプリをご紹介していきます。
一流講師の映像授業を受け放題!:『スタディサプリ』
英会話のいろはを学べる:『スタディサプリEnglish 新日常英会話コース』
TOEIC対策に特化!:『スタディサプリ English TOEIC L&R TEST対策コース』

リクルート『スタディサプリ』
一流講師による映像授業で理解度アップ!
受験生から圧倒的な支持を集める一流のプロ講師による映像授業をいつでも、どこでも無制限に受けることができます。要点をギュッと凝縮した1回約15分の授業なので、スキマ時間を利用して学習することもできますね。
レベルもさまざまで、英語が苦手でもしっかり理解できる超入門編から、最難関の国公立・私立大学に対応した文法講座や長文読解講座までを展開。通常、月額2,178円ですが合格特訓コース(月額10,780円)に申し込むと担当コーチがつき、志望校向け学習や個別指導も行ってくれますよ。
【まとめ】おすすめポイント
・一流講師の映像授業4万本以上を見放題
・1回約15分で勉強しやすい
・英語入門から最難関大まで対応

リクルート『スタディサプリEnglish 新日常英会話コース』

リクルート『スタディサプリ English TOEIC L&R TEST対策コース』
高校生向け英語の通信教育に関するQ&A
結局どのサービスを選べばいい?

英語以外の主要科目も一緒にコスパ良く学びたいなら、圧倒的な支持を受ける『進研ゼミ 高校講座』や、英語プレミアムコースを設ける『スマイルゼミ高校生コース(英語プレミアム)』がおすすめです。
リスニング力やスピーキング力を高めたいなら、TOEICや英検にも対応する『DMM英会話』がいいでしょう。英会話をしっかり学習したことないという学生でも、日本語が話せるバイリンガル講師も豊富なので安心して利用できますよ。
通学中などのスキマ時間も勉強したいという方には、『スタディサプリ』がおすすめです。1回の授業が15分程度にまとめられており、スマホでサクッと勉強できるはずです。
英語の成績を上げるにはどうすればいい?

単語、文法、長文の順で丁寧に学習していくことです。英語が苦手という方は、まず英単語を覚えられていないということが多々あります。日本語と同じで語彙数が少なければ、文章を読んだり、話したりしても何を伝えようとしているのか理解できないでしょう。また、英語の文法は日本語と大きく異なります。文法を構造的に理解できるようになると長文も読解しやすくなるはずです。
ほかの高校生向けサービスもチェック!
英語の通信教育を利用する目的を明確にしよう!
英語を学ぶ目的として、「大学入試で必要だから」「定期テスト対策をしたいから」と考えている高校生は多いでしょう。基本は読み書きの問題が多いと思うので、英単語や文法、長文読解を学習できる通信教育を選ぶのがおすすめです。
また、「英語の面接がある」「リスニング問題の特典比率が高い」というケースは、リスニング力・スピーキング力を磨く必要があるので、オンライン英会話サービスを利用して耳を慣らしていくことが重要です。
ここでご紹介した選び方を参考に、ぴったりのサービスを選んでみてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
大学卒業後、アメリカ・ロサンゼルスの日系旅行会社にて勤務。帰国後は外国人観光客を日本国内の観光地に誘致するインバウンド業務に携わる。 海外営業担当として東南アジア各国を出張するほか、過去にはまとまった休暇を利用して国内・海外問わず一人旅で見聞を広げる。その後出産、夫の転勤を機にライターとして各地でのライフスタイルや観光情報を発信中。 総合旅行業務取扱管理者、広島県地域通訳案内士(英語)、TOEIC865点、英検準1級を取得。現在は、日本の魅力を多くの外国人に発信すべく、全国通訳案内士の資格取得に向けて勉強中。