小学生に英語の通信教育をおすすめする理由は?
2020年より、小学中・高学年を対象に英語教育が必修化されました。小学3・4年生では週1コマ、小学5・6年生では週2コマが割り当てられています。
目的として、小学3・4年生では教科書を使わずに英語を話したり、聞いたりする授業が中心で、簡単な英単語や挨拶などを学んでいきます。小学5・6年生になると聞く・話すといった能力だけでなく、読み書きも追加され、レベルがアップした内容を学んでいくことになります。
学校の成績を上げるためだけでなく、一生ものの語学力を身につけるためにも、英語教育には力を入れておきたいところです。英語は最初からつまずくと、後で挽回するのがなかなか難しくなってしまうので、通信教育を利用して授業にしっかりついていけるようにしましょう。
「小学生向け英語の通信教育・講座」のおすすめ比較一覧表
小学生向け英語の通信教育・講座の選び方
ここからは小学生向け英語の通信教育・講座の選び方をご紹介していきます。ポイントは下記。
【1】目的と学習教材
【2】レベル
【3】興味を持って続けられるか
【4】サポート体制
【5】料金
これらを抑えて、子どもに合った通信教育・講座を選びましょう。一つずつ解説していきます。
【1】目的と学習教材から選ぶ
小学生向けの英語教材は、目的に合わせて利用することが大切。ここでは紙のテキストを使った教材、オンライン回線で学習するタブレット教材をご紹介していきます。それぞれの特徴を抑えておきましょう。
リーディング・ライティング強化なら「紙教材」
学校のテストの点数をアップさせたい、中学受験を考えているというなら、まず読み書きの能力を上げられる紙教材を採用している通信教育がおすすめ。また、机に向かって学習する習慣をつけられるのも、紙テキストのメリットです。
ちなみに、今までの中学受験においては国語・算数・理科・社会の4科目が基本でしたが、2022年に行われた首都圏の中学受験の入試では、146校で英語の試験がありました。小学校で必修化されたことにより、今後も実施する学校は増えていくことでしょう。
リスニングを強化したいなら「デバイス教材」
英語の読み書きだけでなく、英語を聞き取る能力を高めたいなら、タブレットなどのデバイスを使った教材がいいでしょう。視覚だけでなく、聴覚も使って学習するので、理解力も高まりますよ。また、アニメーションによる映像で分かりやすく解説してくれる教材もあるので、飽きずに楽しく学べるはずです。
また、英語を話せるようにしたいなら、オンライン英会話も選択肢に入れてみましょう。英語は語学であり、継続的に学ぶことが必要です。最近では毎日受講しても10,000円未満で抑えることができるサービスも豊富なのでチェックしてみてください。
【2】レベルが合っているか
英語に限らず言えることですが、学年によって学習レベルはかなり異なります。低学年(1・2年生)、中学年(3・4年生)、高学年(5・6年生)で難易度は全く違うので、子どもに適した教材を選ぶようにしましょう。
【3】興味を持って続けられるか
小学生は、自分の興味や関心がある程度絞られてくる時期です。そこで、好きなコンテンツが入っていると、英語学習に積極的に取り組むようになります。
たとえば、スポーツ、アニメ、歌などです。サッカーのルールを英語で説明したり、好きなアニメやキャラクターが登場するストーリー仕立てになっていたり、CDや動画などを使って英語の歌を一緒にうたってみたりと、サービスによってはさまざまな工夫が詰まっています。コンテンツの内容にも注目してみましょう。
【4】サポート体制は十分か
分からない問題に出くわしたとき、いかに解決できるかがポイント。最近の通信教材は、初心者でもわかるように設問に対する解説が非常に丁寧に行われていますが、質問サポートが充実していると理解度もアップするはずです。
また子どもに英語を習わせたい場合、進捗を把握したり、成績の伸びを確認できたりするので、サポート体制は必ずチェックしておくようにしましょう。
【5】料金から選ぶ
基本的には月額いくらといったサブスク形式を採用しているサービスがほとんどです。中には買い切りで、毎月の費用がかからないというサービスもあるので、好みに応じて選んでみてください。学習するレベルや年齢によっても料金は異なってくるので、比較一覧表から相場をチェックしてみるといいでしょう。
また、英語だけを勉強するわけにもいきません。『進研ゼミ』や『スマイルゼミ』、『Z会』などは国語や算数(数学)、理科、社会などにも対応しているので、まとめて受けるとコスパ良く学習できますよ。
英語のおすすめ通信教育サービス10選
ここからは、小学生向け英語の通信教育をご紹介していきます。通信教育と、オンライン英会話に分けてご紹介するので、気になる方からチェックしてみてくださいね。
こちらからチェック!
▼おすすめ6選|気軽に始められる「通信教育」
▼おすすめ4選|英語を話せるようになる「オンライン英会話」
▼おすすめ6選|気軽に始められる「通信教育」
まずは、読み書きやリスニング力を身につけられる通信教育をご紹介していきます。『進研ゼミ』であれば、英語だけでなく、国語・算数・理科・社会も同時に受講できるのでお得です。『スマイルゼミ』は、基本4教科に月額748円プラスすれば、英語をしっかり勉強することができておすすめです!

新学社『ポピー Kids English』

ベネッセコーポレーション『進研ゼミ 小学講座 Challenge English』
対象 | 小学生 |
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料金 | 3,300円/月(12カ月一括払いの場合)※進研ゼミ受講中の方は追加受講費不要 |
レベル | 初級~中級 |
強化スキル | リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング |
受講方法 | パソコン、タブレット |
サポート体制 | WEBお客様サポート |
その他 | 英検対策 |

ジャストシステム『スマイルゼミ小学生コース(英語プレミアム)』

Z会『Z会 英語講座(小学生コース)』

Age of Learning Japan『ABCmouse English』
対象 | 3~11歳くらい |
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料金 | 1,980円~/月 |
レベル | 初心者~英検4級相当 |
強化スキル | リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング |
受講方法 | パソコン、スマホ、タブレット |
サポート体制 | カスタマーサポート |
その他 | 2週間の無料体験あり |
Global Language『七田式英語教材7+BILINGUAL』
対象 | 3~12歳 |
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料金 | 32,780円(買い切り) |
レベル | 初級~ |
強化スキル | リスニング、スピーキング |
受講方法 | CD、テキスト |
サポート体制 | 英語学習・教育・子育て相談サポート |
その他 | 英会話レッスン5回無料 |
七田式の独自メソッドで英語を習得!
楽天ランキングの教材部門、英語部門など4部門で1位を獲得した教材です。英語をたくさん聞いて耳を英語に慣れさせつつ、その音声をシャドーイング(聞きながら真似して発音)することで、英語を理解していくというシステムです。
聞いた内容を口にすることで、スピード感や発音、アクセント、イントネーションなどを身につけることができます。挨拶や、食事シーン、買い物シーンなど、日常のいろんな状況をストーリー仕立てで収録しているので、今すぐ使える英文を覚えられます。
CDだけでなく、テキストやテキストをタッチすることで音声が流れるペンなどを活用すれば、楽しく単語や文章を覚えられるでしょう。
【まとめ】おすすめポイント
・記憶を定着させる独自の学習法
・CDの音源をBGM代わりに流すだけ!
・英語特有の発音やアクセントを覚えられる
▼おすすめ4選|英語を話せるようになる「オンライン英会話」
ここからは、オンライン英会話のおすすめをご紹介していきます。スマホから簡単に利用できるサービスもあるのでチェックしてみてくださいね。

QQEnglish『QQ Kids』

エンビジョン『リップルキッズパーク』

アンフープ『hanaso kids』

Glats『kimini英会話』
【メリット・デメリット】
ここからは英語を通信教育で学ぶメリットとデメリット・注意点などをご紹介していきます。
メリット
メリットからご紹介していきます。効率的に勉強したい方にとって通信教育はぴったりです。意志を固く持ち、モチベーションをキープできればコスパ良く学べますよ。
子どものスケジュールに合わせて受講できる
通信教育の場合、通塾と異なり、子どものスケジュールに合わせて勉強することができます。ほかの習い事があったとしても、通学前や、家に帰ってきて学習することもできます。また、送り迎えをする必要がなかったり、感染症にかかってしまう心配もありませんよ。
リーズナブルな価格設定
塾に通うより安価に利用できるのがいいところ。それに、『進研ゼミ』や『スマイルゼミ』、『Z会』であれば、英語だけでなく国語や算数、理科、社会などの科目も一緒に勉強できちゃいます。
月額数千円で利用できるので、非常にコスパがいいですよ!
デメリット・注意点
塾やスクールに通うことがないので、モチベーションの維持や、困ったときに対応しにくいというデメリットがあります。ここさえクリアしてしまえば、問題なく利用できるはずです。
自ら進んで勉強しなくてはならない
英語力に限らず、学力一般は一朝一夕で身につくものではありません。長期スパンに渡ってちょっとずつ知識を積み重ねていくことで習得できるものです。その点、通信教育は不利にあると言えるでしょう。子どもであれば親が監視することになりますが、大人であれば誰も見ていてくれません。あくまで自主的に学習していく必要があります。
その場で質問できないことも
オンラインで相互のやり取りができるサービスを除いて、基本的には自分との戦いです。多くの通信教育・講座は、丁寧に解説をしてくれますが、どうしてもわからない問題に出くわしたとき、すぐ質問できる人が近くにいません。
ただ、メールやチャット、SNSなどで24時間質問を受け付けているサービスもあるので、気になるサービスがあればぜひチェックしてみてくださいね。
【Q&A】疑問をここで解決!
結局どのサービスを選べばいい?

英語以外の科目もセットになった『進研ゼミ』や『スマイルゼミ』がいいでしょう。プラス料金を払えば、英語に特化した内容も受けられます。英検などの対策も行えるのでおすすめですよ。
小学低学年から丁寧に学習したいなら、『ポピー Kids English』がおすすめ。小学校で習う700語の2倍の単語量を網羅しており、音声ペンなどで楽しく学べるはずですよ。
どのくらい学習すれば身につく?

語学の習得には3,000時間必要と言われています。1日1時間、毎日勉強したとしても8年ほどかかりますが、小学生のうちから始めて着実に英語力をアップさせていけば、大人になるころにはペラペラ話せるようになるでしょう。紙のテキストやオンライン英会話を活用して、常に英語に触れさせることが大切です。
【口コミ】良し悪しをチェック!
ここでは、実際に英語通信教育を実践した方の感想を紹介します。
よい口コミ
体験談
英語教室に通うより高コスパ
近所のキッズ英語教室か、通信教育の英語をとるか迷いましたが、通信教育にして正解でした。子どもは体調を崩すことも多いので、自宅で都合のいい時間に取り組めるのは親にとって心理的負担も軽減されます。
タブレットを使って発音をまねしたり、歌をうたったり楽しくつづけています。受講料は、教室の月謝の3分の1と安く抑えられるのもいいですね。
体験談
コロナ禍の受験生には多くのメリットが
受験生を持つ親としては、子どもの体調管理にとても気を使います。とくにコロナについては敏感になりますが、通信教育は塾とちがって人との接触がないので安心です。
リスニングやスピーキングの練習は、周囲を気にしなくていいので快適だと本人も言っていました。
悪い口コミ
体験談
操作方法について質問する場所がない
パソコンひとつあればゲーム感覚で英語学習ができるのはいいですが、操作方法がわからなくなったときに質問する場所がなくて困りました。調べても、電話で質問できるようなサポートセンターがありませんでした。
公式ホームページのメールフォームで質問するも解決に数日かかったので、やる気も急降下。サポート体制の有無を確認しておくのも大切ですね。
体験談
高いコースを申し込んだけれど
やるならしっかり英語のレベルアップを図ろうと思い、高いコースを申し込みました。しかし、本来の自分の英語力とマッチしておらず、難易度が高くて勉強が長続きしませんでした。
1年契約だったので、途中で辞めるわけにもいかず、手つかずのテキストも。スタート前に自分のレベルはきちんとチェックすべきでした。
【関連記事】ほかの小学生向け教材もチェック!
小学生から英語に慣れさせよう!
日本語も未熟なうちから英語を習わせるのは問題ないのかと思う保護者の方もいらっしゃるかもしれません。ただ、日本語と同じように英語を学習すれば自然と慣れてくるものです。親が英語を話せなくとも、通信教育の教材や、オンライン英会話で代用することで、日本語と同じように話せるようになるはずです。
語学の学習は早いに越したことはありません。小学生のうちから習わせておくことで、英語を身近なものとして捉えるので、嫌悪感なく勉強するようになるでしょう。
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大学卒業後、アメリカ・ロサンゼルスの日系旅行会社にて勤務。帰国後は外国人観光客を日本国内の観光地に誘致するインバウンド業務に携わる。 海外営業担当として東南アジア各国を出張するほか、過去にはまとまった休暇を利用して国内・海外問わず一人旅で見聞を広げる。その後出産、夫の転勤を機にライターとして各地でのライフスタイルや観光情報を発信中。 総合旅行業務取扱管理者、広島県地域通訳案内士(英語)、TOEIC865点、英検準1級を取得。現在は、日本の魅力を多くの外国人に発信すべく、全国通訳案内士の資格取得に向けて勉強中。