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それでは、選び方やおすすめ商品を解説していきます。
水平器とは
水平器とは、家を建てる大工さんや建設現場などで、地面に対して水平・垂直になっているか確認するためのアイテム。
目視では一見すると垂直そうでも、実際に水平器を使って計測すると傾いていることがあります。この少しのずれができてしまうだけで、後々致命的なミスにつながる可能性があるため、建築などにおいて重要な役割を担っています。
また、昨今ではDIYで壁に棚を設置するだけでなく、畳からフローリングに変更するなんてことまで自分で行う人が増えていますが、水平器を使わず何となくで設置してしまうと外れてしまったり床が波打つ原因になってしまいます。思わぬケガにつながる危険性もあるので、安全に設置、施工するのであれば水平器をきちんと使いましょう。
■水平器と水準器の違い
水平器と水準器は似たような名称ですが、使用目的は違います。水平器は建築工事や配管工事などで高低差を確認するためのアイテム。水準器は狭い範囲の傾きを簡易的にチェックするもの。
言いかえれば、水平器は高度な水平確認や高低差を求めるときに使用するアイテムということです。精密な高低差を必要としないのであれば、同等のものとしてどちらを使用してもかまいません。
■水平器の精度について
水平器の感度はJIS規格で決まっています。一種(0.02)、二種(0.05)、三種(0.1)となっており、これは気泡を1メモリ移動させるのに必要な傾斜角で、数字が小さいほど精密です。
水平器の精度は、水平器を左右に振り替えたときに気泡の位置が変化する誤差で決まります。底辺1mに対する高さ(単位μm)、または角度(単位秒)という表示です。感度も精度もJIS規格で厳格に決められています。
水平器の選び方
それでは、水平器の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】水平器の種類・タイプ
【2】精度と価格のバランス
【3】機能
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】水平器の種類・タイプをチェック
建物と地面が水平かどうかを確認するための道具として使う「水平器」。土木、建築、測量などの分野から、DIYまで幅広いニーズがあります。水平器のタイプは主に次の3つになります。
▼気泡が入っているお馴染みの「気泡管水平器」
カプセルのなかの液体を利用して水平を出す「気泡管水平器」です。もっともポピュラーかつ安価で、使いやすいのが特徴です。
▼精度が高くみやすい「デジタル水平器」
そのままのとおり機械で数値を計測し表示する「デジタル水平器です」。気泡管水平器と比べると高価にはなりますが、一般的にはデジタル式の方が精度は高い傾向にあります。
▼プロ仕様の「レーザー水平器」
建設現場などでプロが使用するのが「レーザー水平器」です。距離や高低差もはかることができ、床や壁に線や位置を表示させる「墨出し」などもできるのが特徴です。建設現場ではかかせない水平器です。
▼360度の傾きを調べたり、広い場所や機器に取り付けて測る「丸型」
広い場所や大きなターゲットの水平をはかろうとする場合、ひとつの水平器で何度も場所をかえてはかっていては効率も悪くなってしまいます。
そこで、おすすめなのが複数セットになっている小さな丸形のタイプです。デジタルなどと比べると精度はおとってしまいますが、複数個所同時にはかることができたり、水平を維持しながら作業する機器などに取り付ければ、作業効率も向上することでしょう。
【2】精度と価格のバランスをチェック
水平器のタイプを選んだあとに考えたいのが、精度。どれほどの精度が必要なのか、それによって価格に大きく差が出てくるためです。
DIYで棚を設置する程度であればそこまで高い精度は必要ないので、使い勝手を考えて20~30cm程度のサイズの気泡管水平器を選びましょう。デジタルと違って厳密な数値は出ませんが、電池交換などの煩(わずら)わしさがなく、日常使いにはじゅうぶん。逆に高い精度を求める場合には、少々値が張ってもデジタル式のものを選んでおきましょう。精度とサイズ、自分に合った価格帯の3点で比較・検討することが重要になります。
【3】機能をチェック
気泡管が調節できるか、マグネットの有無など、購入前に確認しておきましょう。
(a)使い方に合わせた線の数
水平器の気泡管には線が書いてあります。用途によって線の数を選ぶのがポイント。DIYで使用するなら2本線が適しています。2本線なら、その間に気泡があれば水平です。
配管の設置などには4本線や6本線タイプを選びましょう。1/100勾配や2/100勾配などを測定できます。1/100勾配とは100cmに対して1cm下がることです。配管などの設置では精密さが求められます。
(b)気泡管の調節ができるか
水平器の気泡を調整できるかどうかは大事なポイント。気泡管には独立型と一体型があり、調整が可能なのは一体型です。落としたときに気泡の位置が狂いますが、調整可能ならもとに戻せます。ただし購入時のレベルまで戻すのはむずかしいことも。
独立型は気泡の調整ができませんが、衝撃に強くて狂いにくいという特徴があります。どちらを選ぶかは、自分の使い方によって決めてください。
(c)マグネットがあるか
水平器についていると便利なのがマグネットです。測るものや場所によっては計測しづらいケースが出てきます。そのようなときマグネットつきなら、かんたんに張りつけられるので作業がしやすいです。
また、金属でできた建造物などを計測するときなどもマグネットつきは適しており、便利に作業が行えます。自分が行う作業内容に必要なくても、マグネットつきを選んでおいたほうがなにかと便利でしょう。
人気メーカー・ブランドの特徴
水平器はさまざまなメーカーから販売されていますが、それぞれ特徴が異なります。ここでは、代表的なメーカーをご紹介します。
シンワ:計測機器で評価が高いメーカーの一つ
「シンワ株式会社」ははかりものに特化した製品づくりをしているメーカーで、直尺、曲尺、各種定規、はかり、本土系、コンベックスなど評価の高い製品を生み出しています。
プロが使いたくなるクオリティーの高い道具が多く、水平器もそのひとつです。本社・工場は新潟県三条市にあり、地域産業の振興にも寄与しているメーカーです。
タジマ:精度の高い機器が人気を集める
電動工具のメーカーとして知られているのが「タジマ」。精度の高い製品づくりが多くの方から支持されており、人気のあるメーカーです。インパクトドライバーなどは評価が高く、軽くて丈夫な製品づくりをしています。
タジマの製品はデザイン性にもすぐれており、堅牢なボディーと精度の高さが特徴です。水平器もプロが使う精度の高いものがあります。
アカツキ:水平器一筋で世界中で愛用される
「アカツキ製作所」は水平器ひと筋でやってきた専門メーカーです。大正8年(1919年)に国産水平器の製造に成功して以来、1世紀に渡って日本の水平器分野を引っ張ってきた実績があります。
水平器のパイオニアといっても過言ではなく、今では世界的にも認められたメーカー。ラインナップは豊富で、アルミ水平器をはじめとして鉄レベル、木レベル、機器組込用小型水準器など必要に応じて選べます。
新潟精機:プロの現場からDIYまで幅広いラインナップ
「新潟精器株式会社」は測定工具やDIY製品などの製造と販売を手がけているメーカーです。ユーザーの要求に対応できるような事業体制を組んでいます。
実際に使用している現場の声では、高精度ですぐれた機能と堅牢性の評価が高いです。水平器分野では土木建築などプロの現場で使用するものから、家庭用のDIYで使うスタンダードな製品までバラエティに富んでいます。
水平器のおすすめ商品
それでは、のおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ8選|気泡管
▼おすすめ2選|デジタル
▼おすすめ1選|レーザー
▼おすすめ2選|丸形
▼おすすめ商品の比較一覧表
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▼おすすめ8選|気泡管
ここまで説明してきた選び方を踏まえた上で、初心者にも使える気泡管タイプのおすすめ水平器をご紹介します。
暗い場所でも作業がしやすい
精度の高さで評価の高いタジマの水平器です。アルミ製のボックス型で、表面にキズがつきにくい特殊ハードアルマイト処理が施されています。手の平に乗るコンパクトサイズなので持ち運びに便利です。
蓄光シートを採用しているので光の当たらない暗い場所でも作業がしやすく、アクリル製の気泡管による水平・垂直の測定ができます。
現場によって両面の使い分けが可能
W測定面仕様になっているアルミ製のデジタル水平器。マグネットがついている測定面と、V溝つきの測定面の両方が使えるようになっています。作業現場の状況によって使い分けができるので便利です。
モード表示がデジタルなので読み取りやすく、機械設置、ブロック積み、配管工事など幅広く使えます。本体裏面には便利な換算表がついているのも◎。

リーズナブルでほどよいサイズがDIY向き
DIYで使う水平器としておすすめの商品です。円柱物に対しても平行に置けるように溝がついていたり、マグネットを使って金属に貼りつけることが可能なのが特徴。
30cmと使い勝手のいいサイズに加えて価格もリーズナブルで、水平、垂直、45度を一度に測ることもでき、とてもコストパフォーマンスにすぐれた水平器といえるでしょう。
狭い場所の測定に便利
コンパクトサイズで持ち運びに便利な製品です。測定するのにマグネットが使えず、通常の大きさの水平器が使えない狭い場所などに便利。重さが30gと非常に軽いので、ポケットに入れて持ち歩けます。
サイズは小さくても水平・垂直のラインが引けます。家庭用のDIYだけではなく、カメラ用の三脚の水平を測ったりなど、いろいろなシーンで使える水平器です。

軽量で取りまわしのいい目盛りつき水平器
アルミ製の軽量水平器です。15~180cmまでのサイズがシリーズ化されており、本商品は60cmサイズのもの。水平、垂直、45度を一度に計測でき、円柱物に対しても平行に置くための溝やマグネットも完備。さらに水平器本体に目盛りがついていることから、ターゲットの長さなども計測もできます。
サイズのバリエーションが豊富ながらいずれも軽量のため、取りまわしを重視する方におすすめの商品です。

コンパクトで小さいターゲットの計測に最適
こちらの水平器は、とにかくコンパクトで軽量なのが最大の特徴。持ち運びや収納に困りません。ストラップもついていて、リングに吊るしたり開閉できる金属リングのカラビナで、腰ベルトループにつけておくこともできます。
水平と垂直の同時計測が可能で、持ち運びが容易なことも含めて小さなターゲットの計測に適した商品といえるでしょう。

シンワ測定『ブルーレベル デジタル 600mm マグネット付き(76327)』
高い精度のデジタル水平器
より精度の高い計測をするのであれば、こちらのデジタル水平器をおすすめします。価格は上がりますが、傾きの数値をデジタル表示で示してくれるので正確です。デジタル表示のため、作業中の数値確認が素早く、作業効率がいいでしょう。
気泡管水平器では測りきれない少しの誤差を計測したい、といった高い精度が必要な方にはこちらのデジタル水平器がおすすめです。本体のカラーも、きれいなブルーなのもポイントです。
強力磁石付で便利
縦・横どちらでも使用可能。強力な磁石によって、測定物にしっかりと貼り付けて水平を確認できます。両端がラバー加工されているため、衝撃性にも優れているのが特徴です。
ポケットサイズで非常にコンパクトなので、持ち運びしやすい点もポイントです。
▼おすすめ2選|デジタル
表示が見やすく作業が捗るデジタル式水平器をご紹介します。
手のひらサイズのコンパクトモデル
測定面には、測定対象の表面に取り付けられるディスクマグネット磁石が付き、テーブルのこぎり、丸のこ、三角のこぎりなどで安全に使用できます。製品を逆さまにすると、数値は自動的に逆さまになるすぐれもの。
大型LCDディスプレイで明確・簡単に読み取ることができ、角度測定も行えます。

お手ごろ価格な気泡管つきデジタル小型水平器
低価格なデジタル水平器がほしいという方におすすめの商品です。コンパクトサイズなので大きなターゲットに使用するには不向きですが、持ち運びがラクで小回りがきくのがメリット。
比較的小さなターゲットへの使用を想定しており、デジタル表示で素早く確認を済ませて作業効率を上げたい方や、DIYをされる方に向いています。
▼おすすめ1選|レーザー
さまざまな現場で作業能率が上がるレーザー式の水平器をご紹介します。
強力マグネットで作業がやりやすい
強力なL型マグネットブラケットがついているので、ほとんどの金属や鉄板に吸着できるレーザー式水平器。ブラケットをネジで壁に固定できるので、現場での作業がやりやすくなります。
測定も水平垂直、垂直、水平と3段階の切り替えができ、高輝度自動補正モードも備わっておりさまざまなシーンで使える便利な製品です。耐衝撃、防滴防塵仕様になっています。
▼おすすめ2選|丸形
360度全方位の傾きをチェックできる丸形水平器をご紹介します。
メモリが見やすくあらゆるシーンで使える
直径6cmの大型タイプの丸形水平器。サイズが大きいので視認性が高く、現場でのチェックがしやすいです。傾きを調べるには気泡が真ん中にあるかどうか確認しますが、この製品は文字盤のメモリがアナログで見やすいのが特徴。
広い場所での水平を取りたいときに便利です。また家庭用DIYをはじめ、傾斜を補正したいさまざまなシーンで使えます。
工夫次第で応用でき重宝する
小型でポケットにも入るサイズの丸形の水平器です。正確な傾きをチェックするにはあらゆる方角のバランスを測定する必要がありますが、丸形気泡管は置くだけで確認できます。
この製品は小さいので機械の部品やカメラの三脚の水平確認にも使え、工夫次第でいろいろなシーンに応用が可能。ひとつ持っていると重宝する水平器でしょう。
▼おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 水平器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの水平器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
水平器の使い方
ここまでご紹介してきた水平器の使い方をご紹介します。
■水平の確認方法
水平を確認するためには、測りたいものの上に水平器を置きます。水平器には気泡管が備わっているので、そのなかの気泡の位置でチェックしてください。
気泡が気泡管の中央にあれば水平がとれています。左側に寄っていれば測定している床の左側が高く、右側にあれば右が高いです。
水平器によっては、どの程度の傾きかがわかるようになっている製品もあります。
■もし水平器が狂ったらどう直せばいい?
水平器の気泡の位置が狂うと正確な測定ができません。もしも狂ったときは、まず水平な場所に置きます。ガラス管の気泡の位置に印をつけて、180度反転(左右入れ替え)させてください。
反転させると先ほどと違う位置に気泡がきますので印をつけます。2つの印の中間点が正しい位置です。左右のネジを回して気泡が中間点にくるように調整すれば、狂いは修正できます。
■身の回りのもので水平器の代用はできる?
水平器を持っていなくても身の回りにあるもので代用することが可能です。
iPhoneを使う
事前に準備していなくて、急に水平を測りたい場合があります。そのようなときに便利なのがスマートフォンのiPhoneです。iPhoneにデフォルトで入っている「コンパスアプリ」を水平器代わりに使えます。
コンパスアプリを立ち上げて表示させてください。次に画面を左にスワイプすると水平器に切り替わります。それを水平を取りたい場所に置くだけです。
コップに入れた水を使う
水にはどんな場所でも水平になるという特製があります。斜めに傾いた器に入れても、水の表面は水平をたもちます。これを利用すれば水平器の代わりとして使えるでしょう。
コップの上部縁から少し少なめに水を入れてください。それを測定したい場所に置いて、コップの上部と水が水平になっているかどうかチェックします。メモリなどがないので正確な測定は無理ですが、おおよその水平をとるのは可能です。
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まとめ
工事などでは基礎が傾いていると工事全体に影響が出てしまいます。建築現場では水平をしっかりチェックすることが非常に重要です。家庭内の修理や趣味のDIYでも同じで、ひとつは水平器を用意しておく必要があります。
誰でもかんたんに使えるものから、プロ仕様の水平器までご紹介しました。プロ仕様でも使い方さえ慣れれば誰でも使えるようになります。また水平器がなくても測れる方法も役立つでしょう。
身近な作業でも役立つのが水平器ですから、選び方を参考にしてひとつ用意してみてはいかがですか。
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「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。