ヘッドホンアンプってなに?どうやって使うの?
自宅や屋外で音楽などを聴くアイテムとしてヘッドホンがあります。スマートフォンやポータブルオーディオプレイヤーなどで使用する場合、そのヘッドホンの音を仕様に合った音にしてくれるのがヘッドホンアンプです。
ヘッドホンアンプはヘッドホンに合わせた音声信号を増幅してくれるため、ヘッドホンで再生できる音圧や音域なども変化できる機能がそなわっています。
ヘッドホンアンプを使うメリット
ヘッドホンアンプのメリットについてお話ししましょう。1点目はスマートフォンやポータブルオーディオなどの機器では出力のパワーや音の出方が小さいことがあります。そこでヘッドホンアンプをつなげると再生機器の出力を増幅することが可能です。
2点目ははヘッドホンの出力端子のない機器などでヘッドホン端子で使用することができます。ヘッドホン端子が複数になっている製品もあるので、複数人で同じ音源を同時に聴くことができるでしょう。
ほかにもCDよりもこまかい音を収録しているハイレゾ音源に対応している機器もあるので、ハイレゾ非対応の機器ではカットされている音も再現されます。
ヘッドホンアンプの選ぶポイント
ここからは使っているヘッドホンの音をアップデートしたい人に、ヘッドホンアンプを選ぶポイントを説明していきましょう。主なポイントは下記の7点になります。
【1】ヘッドホンアンプのタイプで選ぶ
【2】接続方式や端子から考える
【3】入力方式で選ぶ
【4】USB入力で音質の違いを見る
【5】出力端子は多さで選ぶ
【6】Bluetooth対応は場所を選ばず使える
【7】楽器専用のヘッドホンアンプもある
自分に合ったヘッドホンアンプを見つけるために是非参考にしてください。
【1】ヘッドホンアンプのタイプで選ぶ
ヘッドホンアンプの最初の選び方としてご紹介するのはタイプです。ヘッドホンアンプのタイプとしては、部屋などに置いて使う据え置きタイプとポータブルタイプと大きく2種類に分けられます。
自宅やスタジオ、屋外などヘッドホンアンプを使う場所とそれぞれに持っている機能などについても説明していきましょう。
据え置き型(スタジオ・自宅向け)
自宅やオーディオルーム、音楽スタジオなどで使いやすいのが、据え置きタイプのヘッドホンアンプになります。本体サイズは大きい製品が多く、こだわりの回路を組み込まれています。そのため、ヘッドホンの音の状態がよりこまかく設定が可能です。
入出力の種類も多く設定されているので携帯機器だけでなく、パソコンや大型のオーディオプレイヤーなどにも接続して使用することができます。
携帯型(ポータブル)
通勤や旅行先などで、よい音で音楽ライフを楽しみたい人はポータブルタイプを選んでみましょう。サイズもコンパクトで、バッテリー駆動に対応することで携帯が気軽にできます。
製品がコンパクトであるからと機能に制限がつくことはなく、ハイレゾ音源などに対応した製品もあります。スマートフォンなどで聴ける音をかんたんに増幅できます。
【2】接続方式や端子から考える
次はヘッドホンアンプに装備されている接続方法についてご紹介していきましょう。入力や出力でそれぞれに種類があり、さまざまな方法でヘッドホンサウンドを楽しむことができます。
使用する入力方式はデジタルとアナログがあったり、出力端子もピンのサイズやジャックの種類で使用できるヘッドホンが変わってくることもあるので、内容を確認してみましょう。
【3】入力方式で選ぶ
入力方式では、デジタルとアナログの2種類が存在します。デジタルではUSBや光デジタル、同軸デジタルといったものがあります。アナログは、RCA、フォーンプラグを使用するのが一般的です。
ヘッドホンアンプの中にはDAC(Digital to Analog Converter)がデジタルからアナログへ信号を変換する機能があります。DACの性能によって、音の再現性が変化するので、注意しておきましょう。
【4】USB入力で音質の違いを見る
USB入力はデジタル信号での対応がしやすい方式になっています。主な方式としては、PCM(Pulse Code Modulation)とDSD(Direct Stream Digital)です。PCMは、時間(Hz)と出力レベル(bit)をこまかく分割して数値化して対応します。
44.1kHz/16bitだとCD音源のレベルといわれており、ハイレゾは一般社団法人日本オーディオ協会が求める96kHz/24bit以上の仕様のことを言います。2.8MHzや5.6MHzなどより上の対応ができ、こまかい音の波を記録しているのがDSDです。
【5】出力端子は多さで選ぶ
ヘッドホンアンプの出力端子は、ピンジャックを使用するのが通常です。種類としては3.5mmステレオミニや6.3mmステレオ標準が主なタイプとなります。また、バランス接続という出力端子があり、ノイズを抑えたはっきりとした音を聴くことができます。
バランス仕様の端子のサイズは4.4mm端子と2.5mm端子、6.3㎜端子があります。通常のスピーカーや外部アンプへも出力できる端子を装備している製品もあるので、さまざまな仕様で利用したい人は使用する前に確認しておきましょう。
【6】Bluetooth対応は場所を選ばず使える
ヘッドホンはケーブルの長さによって移動できる範囲に制限が生まれます。しかしそんなときにBluetooth対応のヘッドホンアンプを利用するとケーブルでの制限はないので、設置する場所や使い方が変化していきます。
コードによっての制限はありませんが、Bluetoothのクラスによって通信ができる距離は限りがあります。3つのクラスで分類されていて、Class3が短い距離で1mになります。Class2は10m圏内はつながる仕様です。購入のときに注意してみてください。
使用するときは、コーデックを確認しましょう。コーデックとはデータを圧縮する方式になります。再生機材とヘッドホンアンプどちらも同じコーデックに対応していないと使えないので注意です。
【7】楽器専用のヘッドホンアンプもある
自宅でギターなどの楽器演奏を楽しむ人やスタジオで合奏するときなどに使えるヘッドホンアンプもあります。音源を入力するだけでなく、ギターもつなげて一緒に演奏することができる製品もあります。
ヘッドホンアンプとスマートフォンをBluetoothでペアリングすると、専用のアプリが使えます。音の聴こえ方を変えることや音色を変化させることが可能です。
ギターへ直接接続するタイプや複数人で使用できるタイプなどさまざまな形態があり、使う内容にあわせて製品を選べます。
機能や価格を比較しよう 家電製品総合アドバイザーがアドバイス
家電製品総合アドバイザー
オーディオの世界は奥深く、「沼」と呼ばれることがあります。その入口がヘッドホンアンプ。本格的な「ピュアオーディオ」と比較して、安価に済む傾向があるのでとっつきやすいといえます。
そして低予算でオーディオを楽しむには、多機能な商品のセレクトも悪くありません。また、Bluetooth接続でハイレゾ音源を楽しむには制限があることは知っておいて損はありません。
ヘッドホンアンプのおすすめ商品
それではここから家電製品総合アドバイザー福田満雄さんと編集部が選んだヘッドホンアンプをご紹介していきましょう。音楽を楽しむ環境に合わせた据え置きからポータブル、Bluetoothをメインに対応したモデル、楽器も一緒に使えるモデルなどタイプ別にご紹介をしているので是非参考にしてみてください。
すぐに商品を確認したい方は下記よりクリックしてくださいね。
▼【据え置きタイプ】ヘッドホンアンプおすすめ10選
▼【ポータブルタイプ】ヘッドホンアンプおすすめ10選
▼【Bluetooth対応タイプ】ヘッドホンアンプおすすめ6選
▼【楽器用】ヘッドホンアンプおすすめ5選
▼【据え置きタイプ】ヘッドホンアンプおすすめ10選
最初に紹介するのが、据え置き型のヘッドホンアンプになります。自宅などで利用するために、大きめなタイプです。ヘッドホンだけでなく、今持っているオーディオシステムに組み込んで通常のスピーカーアンプで使える製品もあります。
据え置く場合の工夫やこだわりなどもメーカーそれぞれにあるので、こまかい部分まで確認してみましょう。
コストパフォーマンスもよい入門機
シンプルな入出力端子のデザインで、使いやすさが考えられています。製品前面には、ボリューム調節のツマミと2台のヘッドホンが接続できる出力が装備されています。ふたりまで同じ音質で音楽を楽しむことができます。
メタルボディでコンパクトサイズなのも設置などでの省スペースに貢献します。コストパフォーマンスもよく、購入しやすい価格帯で、はじめてヘッドホンアンプを買う人におすすめです。
縦置き、横置きにも対応する本体デザイン
OLEDディスプレイが装備されており、設定や使用状態などをかんたんに確認できます。使用しないときにはスイッチが切れるので、オーディオ信号に干渉してノイズを発生させることはありません。
ハイレゾに対応しており、Bluetoothにも対応しているので、自宅内で自由な場所で音楽が楽しめます。
設置する際には水平もしくは垂直に置くことが可能です。ディスプレイ表示も方向によって変わります。省スペースでオーディオシステムを構築したい場合には検討してみてください。
シンプル構成でヘッドホンと再生機材にかんたん接続
ゲインの調整ができるスイッチノブとボリューム調整のノブが設置されています。大きめに設定されているため、握りやすく調節がしやすいでしょう。ゲインはハイゲインの2種類と、ローゲインの2種類に切り替え可能です。
前面に4種類のヘッドホンの出力端子をセット、入力端子はUSBだけという構成になっています。シンプルな作りのため、かんたんに再生機器に接続し、お気に入りのヘッドホンで音を楽しめるでしょう。
ゲインが切り替えられるレバースイッチ付き
アルミ筐体を採用しており、重厚感あるデザインと裏腹に480gと軽量の製品になっています。本体を移動させるときなどにも取り回しがしやすいのがポイントです。同軸デジタルや光デジタルなどを含め、4つの入力タイプに対応しています。
ヘッドホンの聴こえるパワーを変更するためにゲイン調整が低、中、高の3段階で行なえます。ゲインを変えることで、聴きやすい設定に自分で変更できます。
ボタンひとつで入力とフィルター設定ができる
大きなボリュームノブが印象に残るデザインです。よりよい音を求める人のために外部クロックジェネレーターとの接続端子があり、対応できます。前面にボタンがついており、通常は4つの入力状態を変更することができます。
ボタンをダブルクリックすると出力にかけるフィルターを選択できるモードに変化します。スタンダード、ピュアと呼ばれる設定が2つずつ設定されており、好みの音へ変更することが可能です。
リモコンでかんたん切り替えができる。
音域の聴こえ方を変化させたれる5バンド・パラメトリックイコライザーの機能を搭載しています。ほかにもヘッドホンのLRで別々の音域調整ができるDual EQでに左右の音の聴こえ方も変化させられます。
マルチ・リモート・コントローラー(MRC)が付属されており、本体を触らずとも電源のオンオフから入力選択(光デジタル、同軸、USB)やミュートができます。
ほかにもラウドネスのオン/オフ、イコライザーの調整などをかんたんに操作することができます。
メーカー製品と相性のよい製品
ウォークマンをヒットさせたメーカーが手がけているヘッドホンアンプになります。ハイレゾ音源を信号の再現性にこだわったD.A.ハイブリッドアンプを搭載しています。
ハイレゾ対応のプレイヤーのウォークマンでは、専用のデジタルケーブルを使用してつなげることで音源の損失が少なく再生することができます。メーカー製品であるオーディオプレイヤーやスマートフォンとの相性がよく、使いやすく設定されています。
入力と出力をセレクターでかんたん切り替え
電源がパソコンなどからのUSBで給電するUSBバスパワーに対応しています。そのため、電源アダプターがいらないので、据え置きタイプではありながら、USBがある環境であればどこでも配置できます。
内部製品は、こだわりのアナログ部品を採用しており、音楽スタジオなどで使用される高インピーダンスヘッドホンもじゅうぶんにドライブ可能なアンプです。
USB/デジタル(OPTICAL)のインプットセレクターとヘッドホン/RCA(アナログ)のアウトプット・セレクターを搭載しており、かんたんに入出力を切り替えできます。
ノイズキャンセリングの電源でノイズ知らず
スペースブルーと曲線美をいかしたデザインが特徴になっています。
出力設定として「variable 可変」と「fixed 固定」に切り替えることが可能です。「variable」を選択した場合は、ボリュームをコントロールでき、通常のオーディオシステムでも使うことができます。
USBバスパワーで電源が確保できるのですが、音にこだわるのであれば外部電源を行うのがよいです。外部電源を使用するときに気になるノイズに関しては、ノイズキャンセリング技術ANC IIが搭載されたiPower II 5Vで対応でき、ノイズも気になりません。
1.9インチのディスプレイで操作も見やすい
ボリューム設定機能やデジタルPLL調整機能「DPLL」、フィルター・モード、出力モード選択などを専用のリモコン操作でかんたんに対応することができます。
Bluetooth5.0に対応しているのでLDAC・APTX・APTX-HD・AAC・SBCといった多くのコーデックにも対応済みです。
1.9インチのディスプレイもついているので、操作している内容の確認がしやすくなっています。ボタンだけの操作では、操作状況がわからないと思う人は検討してみてください。
▼【ポータブルタイプ】ヘッドホンアンプおすすめ10選
次にご紹介するヘッドホンアンプは、ポータブルタイプの製品になります。電車での通勤や屋外に遊びに行く人には検討してほしい製品です。いつでもどこでもこだわりの音の設定で音楽を楽しめるのは、ぜいたくなことでしょう。
持ち運びできるタイプでもハイレゾなどにも対応している製品が多くあります。さまざまな製品を見てみましょう。
家電製品総合アドバイザー
KORG『Nu:Tekt HA-S Headphone Amplifier Kit』は、INとOUTの接続端子とボリュームのみ、と最小構成の真空管アンプです。回路を自身で入替可能なので長く楽しめます。
iPhoneの音源をハイレゾで楽しめる製品
接続部分がiPhoneなどに使用されているLighting端子になっており、Apple製品との相性がよい製品になっています。iPhoneにはヘッドホン用のジャックがないため、お気に入りの音楽をヘッドホンで聴きたい人は確認してみてください。
2021年6月よりiOSでもハイレゾ音源の配信が開始されました。この製品はハイレゾ音源にも対応しているので、iPhoneでハイレゾ音源が楽しむことができます。

自分で組み立てる乾電池式タイプ
メーカーとノリタケ電子で作った専用の真空管によって温かみのある音が特徴の製品です。真空管の光が本体から見えて、真空管から始まったアンプのノスタルジックな雰囲気を感じることができます。
ハンダを使用しないで自分で組み立てができるので、愛着が湧く製品になるでしょう。乾電池を利用するので電源のノイズ影響も受けず、バッテリー切れではなく、乾電池を常備するだけでいつでも継続して使うことが可能です。
小さなボディなのにハイレゾ再生が可能
スロープという言葉をもとに形作られた製品で、握りやすさなどを考慮しています。PCMで384KHz/32bit、DSD256形式に対応して、小さな筐体ながらハイレゾ音源へ対応が可能です。そのためクリアな音を楽しむことができます。
Androidのスマートフォンなどで使用したとき、音量が製品によって違うことがあります。その対策として「AK HC」という専用のAndroidアプリがあり、音量設定を変更できます。
専用のコードで通常のオーディオシステムで対応も可
Turbo、Normal、Ecoと3つのゲイン調整機能があり、ヘッドホンの聴こえ方に合わせてヘッドホンのパワーを変更することができます。
バッテリーを内蔵してはいますが、家庭用電源での給電も可能です。電源によるノイズを拾わない電源が一緒になっています。
4.4mmからXLRバランスに変換するケーブルが同梱されています。変換できることによって音響用のスピーカーにつなげることができるので、屋外でのイベントでいい音で再生したい場合に使うことが可能です。
収納しやすい磁気クラスプでケーブル管理が楽
一般的になってきたUSBtypeCのジャックによって、スマートフォンやWin、MacなどのPCへの接続も楽にできます。別売りであればLightning アダプターもあるのでiPhoneへの対応もできます。
内蔵の磁気クラスプでケーブルが本体とくっつき、垂れ下がってケーブルが邪魔になるようなことがありません。
64段階のこまかいボリュームコントロールが可能
50×23mmと小さな筐体で、持ち運びしやすい製品です。
Androidスマートフォンやタブレット用に「UAC 2.0 ボリュームコントローラー」というアプリを用意しており、インストールするとアプリから64段階のハードウェア・ボリュームコントロールができます。こまかなボリューム設定ができるでしょう。
製品を取り扱う商社では、レンタルサービスを実施しているので、購入する前に製品の機能を確認することができます。
金属合金を使ったボディで本体の熱をうまく放熱
7種類のフィルターの選択、ゲインのHigh/Low切替え、チャンネルバランス調整などができる製品でこまかくヘッドホンから聴こえる音を調整できます。
筐体はアルミニウム合金・マグネシウム合金の金属を採用しています。金属筐体を採用することで放熱性がよくなり、回路などへのダメージが少なくなります。長時間の再生も問題ありません。
Androidアプリである”FiiO Control”を使うとスマートフォンでかんたんにデバイス設定が可能です。
有機ELディスプレイで状態管理ができる
NOS(ノン・オーバーサンプリング)またはOS(オーバーサンプリング)のデュアルDAモードがそなわっています。NOSモードは再生した音源のそのままの情報を利用し、歪みなどを補正したタイプになります。
OSモードでは機器が考えるよりより音に変換してくれる機能です。音の設定はできない人でもよい音で音楽が楽しめます。1インチの有機ELディスプレイがついており、いつでも再生情報をかんたんに確認できます。
再生している音源の情報を確認できるLED
スマートなデザインでありながら、重厚感を感じる色合いが特徴です。バランスケーブルと3.5mmステレオジャックを使用することを選択できるスイッチがあります。それぞれのヘッドホンにあった音を提供できるように設定がされています。
本体には縦に並んだLEDが配置されています。入力されている音源のフォーマットとサンプルレート、製品のフィルターであるXBass+とXSpaceのどちらかが動作していることを確認可能です。
給電方式が2種類から選択できる
ゲイン設定が2段階 (High, Low)と7つの音響フィルターを選択することができます。音源やジャンルなどでフィルターを選択し、聴きやすい音に設定することが可能です。
使うヘッドホンによって動作時間が違い、ステレオジャックでは6時間になります。
バランスタイプのジャックでは3時間の連続動作可能です。電源はパススルーモードとハイブリッドモードの2種類から給電方式を選択可能です。
パススルーは接続デバイスから給電しますが、ハイブリッドモードはデジタル部のみ接続したデバイスからの給電し、DACやアンプなどのとアナログ部を内蔵バッテリーでまかなう方式になります。
▼【Bluetooth対応タイプ】ヘッドホンアンプおすすめ6選
ヘッドホンアンプの中でもBluetooth機能が充実している製品を紹介していきます。今、製品に組み込まれているおもなBluetoothコーデックには対応しているので問題なく使用できる製品ばかりです。
ケーブルのわずらわしさから解放されたい人、場所を限定せずに使用したい人などにおすすめの製品ばかりです。ぜひ参考にしてみてください。
家電製品総合アドバイザー
フィーオ(FiiO)『BTR3K』は、ハイレゾこそ非対応なものの、Bluetoothレシーバー+ポータブルアンプとして基本的な機能は押さえています。ハイレゾ必須なら上級機のBTR5を。

11時間の長時間動作に対応している製品
音楽を聴く以外にもスマートフォンでの使用を考えた仕様がたくさん搭載されています。専用アプリFiiO Controlを使うとデバイスのイコライジングや待機時間などの変更がかんたんにできます。
ほかにもSiriなどのスマートフォンで使えるデジタルアシスタントを起動させることが可能です。
本体には330mAhの内蔵バッテリーを搭載しており、90分で充電できます。一度充電するとBluetooth接続とステレオジャックでの使用で、連続再生時間は11時間まで対応します。
3点支持方式で振動による音への影響がでない
メタル感のある洗練されたデザインが目を引きます。本体を据え置くとき、3点支持方式の脚部は先端がスパイク形状とすり鉢状の受け皿を持つフットベースが一体となっています。
スパイクの先端1点で支えることで無駄な振動を減少させ、中低域への悪い影響が少なくなります。ヘッドホンアンプではありますが、通常のオーディオスピーカーやCDプレイヤーなどと接続も可能で、自宅のオーディオシステムの設計の一部に取り込めます。
NFCペアリング機能やワイヤレス充電に対応
スマートフォンなどからBluetoothで受信した音源の信号を、独立した音源再生用のシステムに送ってアナログに変換しています。音の劣化を防ぎ、よりよい状態でヘッドホンで再生することが可能です。
NFCペアリング機能やワイヤレス充電機能も搭載されており、スマートフォンなどの機器や充電対応がかんたんなので使いやすいです。
さまざまなBluetoothコーデックに対応
Bluetooth機能だけでなく、有線でのコード入力にも多く対応しています。ポータブルではありますが、ヘッドホンでもバランス、ステレオジャック関係なく使いたいヘッドホンにかんたんに合わせられます。
aptX Adaptive、aptX HD、LDAC、HWA/LHDC、aptX、aptX Low Latency、AAC、SBC (一般的なコーデック)とさまざまなBluetoothコーデックに対応しているので、スマートフォンからパソコン、その他機器でも対応できます。
アプリでつねに使いやすいBluetoothレシー
ヘッドホンアンプですが、Bluetoothレシーバーとして使えます。スマートフォンやパソコンからの音源をかんたんなペアリングですぐに再生できます。
有線の場合には光デジタル入力に対応しているのでCDプレーヤーやTV出力からの音声を劣化なく再生することが可能です。Device Managerアプリを利用することで、つねに使いやすいように対応してくれます。
バッテリーの状態による音への影響を調整する
SBC/AAC/aptX/aptXHD/LDACのコーデックに対応したBluetoothであれば、すべて対応できます。
バッテリー稼働環境での電圧の変化に対応するネガティブ+ポジティブ・ポンプ回路を搭載しており、バッテリーの影響によって音の質が変わることはありません。レンタルして音を確かめることもできるので、購入前に体感してみるものよいでしょう。
▼【楽器用】ヘッドホンアンプおすすめ5選
ここからはギターなどの楽器や音楽スタジオなどで使える製品を紹介していきます。バンドなどの場合、人数が多くなるので複数の人で使用できる製品や、楽器と音源を一緒に聴くことができる製品などを選んでいます。
音楽を聴くだけでなく、プレイする人であれば使いやすいヘッドホンアンプばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
家電製品総合アドバイザー
フェンダー(FENDER) 『Mustang Micro』は、ギターのプラグに刺せば、Bluetooth接続の機器へ音を飛ばせます。アンプシミュレーターやエフェクトも装備し、動画配信などに重宝しそう。

ギタープレイヤーなら知っているメーカーの製品
この製品だけで普通はギターアンプを通さないとできない音作りがかんたんにできてしまいます。このヘッドホンアンプはギターといえばというフェンダー社が手がけています。実際にあるMustangというアンプをベースに作っています。
アンプのトーンだけなく、エフェクターの設定もできます。Bluetooth接続でスマートフォンやパソコンから音源も流せるので、練習するときにはかかせないツールになるでしょう。
シンプルで頑丈な4wayヘッドホンアンプ
自宅などで楽器の練習を仲間と一緒にしたいけど大きな音は出せないという場合には、この製品を検討してみましょう。4chは別々にボリューム設定ができるので、ひとりずつにあった音量で音源等を聴くことができます。
音楽ミキサーなどの製品を製造しているメーカーが手がけているので仕様や作りは確かな製品です。製品本体は厚みのあるスチール筐体を採用しており、強度があるので壊れにくいでしょう。
視認性がよい取り扱いやすいヘッドホンアップ
ミニサイズで手のひらサイズの4chステレオ・ヘッドホンアンプとなります。野外などの現場でも使いやすいコンパクトさがよいポイントです。
製品の前面にすべての表示が書かれているので、横をのぞかないと確認できない内容などがないので使いやすいでしょう。録音し、イコライジングした音を4人まで同時に聴くことができるので情報の共有などがしやすいでしょう。
ケーブルは使わないオールワイヤレスのシステム
ヘッドホン自体にアンプが設定されており、ギターにトランスミッターをtuけることでかんたんに使用が開始できます。BOSS TONE STUDIOというアプリを使うと、音が聴こえる方向やアンプとエフェクトなどの音の設定などもこまかくできます。
Bluetooth接続のみで対応しており、ギターとアンプの間にはまったく配線がありません。動きも制限されないので、どこでも練習ができ、配線のわずらわしさから解放されます。
ベースギタープレイヤーなら使いたい一品
ギターはギターでもベースギター専用のヘッドホンアンプになります。鳴らす音の音域が違うため、ベースギターにあった音の作りができるように設定されています。
USB出力でハイレゾ規格に対応したオーディオインターフェースとしてパソコンに音を取り込むことも可能です。ライン・アウト端子があり、より出力のあるアンプにつなげると音色を変換する機器として使用することができます。
「ヘッドホンアンプ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ヘッドホンアンプの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのヘッドホンアンプの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
電源部分もこだわってみよう
ヘッドホンアンプを使用しているときに、ノイズが発生する可能性があります。身近な原因としては電源による影響が考えられるでしょう。ACアダプターを使うとスイッチングノイズが発生すことがあります。
入力側のコードと電源コードがクロスしている場合などで発生してしまうことがあるので、配線の状態を確認しましょう。あとは本体でノイズ対策されている製品があるので確認してみてくdさい。バッテリー駆動の場合には発生しにくいです。
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ヘッドホンアンプで新たな音と出会う
ヘッドホンアンプの選び方とおすすめ商品についてご紹介してきました。家でじっくりヘッドホンで音楽を楽しみたい、外でもいい音で音楽を聴きたいといった要望に応える製品をそろえてみました。
ヘッドホンアンプはヘッドホンの仕様にあわせた音に変換してくれるので、今までとは違う新しい音楽体験ができることでしょう。これまで気づかなかった音なども感じることができるかもしれません。
紹介した製品を試してみて、これまでとは違う新しい音に出会ってみましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。 複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。 冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。 最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。