アウトドア用高機能ハットの選び方 素材、形やサイズ、フィット感、機能性、収納性をみる
ここからはアウトドア用高機能ハットの選び方について見てみましょう。山岳写真家の荒井裕介さんからアウトドア用高機能ハット、サファリハットを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
【1】機能素材と撥水や防水性、防寒性で選ぶ
【2】形やサイズ、フィット感で選ぶ
【3】UVカット機能や速乾性の高いものを選ぶ
【4】小さく畳んで収納できるかで選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】機能素材と撥水や防水性、防寒性で選ぶ 夏はメッシュ、冬はアクリル、フリースなど、ゴアテックス素材も
アウトドアハットやサファリハットは機能素材でできていればレインウェアとしても活用できます。雨の吹き込みで顔やメガネを濡らすことを防ぎ、ストレスを軽減してくれます。とくに、撥水や防水機能があると、悪天候でも有効です。
メッシュは通気性がよい
夏にキャンプや海といったアウトドアレジャーに出かける場合、高機能ハットの素材はメッシュを選びましょう。通気性がよいので風を通してくれるので頭のムレなくかぶれるでしょう。
汗をかいたり、水にぬれたりする場合でも通気性のよい素材なので乾燥するのが早いです。レジャーのあとすぐ洗って乾かせるので衛生面でもメリットがあります。
また、価格は少し高めになりますがゴアテックスなどの防水透湿性素材を使った高機能商品もあります。
冬も使うならアクリルやフリースを選ぶ
最近は冬にキャンプする人も多くなってきています。そんなときには防寒機能がある高性能ハットを選びましょう。素材としてはアクリルやフリース、ウールなどで作られているハットがいいです。
アクリルであれば風を通しにくい構造であることやフリースやウールは保温効果があるので寒さ対策に向いています。ぜひ選んでみましょう。
【2】形やサイズ、フィット感で選ぶ ツバの大きさに注意、あごひも付きがおすすめ
ハットを選ぶときは、ツバの大きさに注目することが多いのではないでしょうか。バックパッキングのように大型のザックを使用する機会が多い場合は、実際に大型ザックを背負って選ぶようにしましょう。ハットサイズが大きいと、後部のツバがザックのトップリッド(ふたの部分)と干渉し、視界をさえぎってしまうことがあるので注意が必要です。
登山などで使用する場合、あごひもがあるタイプを選ぶことをおすすめします。稜線(りょうせん:山の峰と峰をつなぐ線)上などで強い風で、ハットが飛ばされ思わぬ事故を招いてしまう場合があるためです。
【3】UVカット機能や速乾性の高いものを選ぶ 日射病や熱中症予防、日焼け対策に
トレッキングや登山以外でもハットはあると便利です。熱射病や熱中症予防、日焼け対策は、アウトドア活動では重要になります。さらに、気温が高い場合は、濡らして被るととても有効です。
日よけとして使う場合は、UVカット機能や速乾性の高いものを選ぶとよいでしょう。速乾機能は、気化熱を利用して頭部を冷やしてくれるのでおすすめです。また、つばが大きいので首筋も強い日差しから守ることができます。
【4】小さく畳んで収納できるかで選ぶ パッカブルタイプや型崩れしないタイプがおすすめ
ハットはサイズがあり、かさばるウェアでもありますので、汗で濡れた場合やにおいが気になる帰宅時に小さく収納可能な「パッカブル」や、畳んで収納しても型崩れしないタイプをおすすめします。
アウトドア用高機能ハットのおすすめ7選 ノースフェイス、モンベルほか、タウンユースのコーデにも
うえで紹介したアウトドア用高機能ハットの選び方のポイントをふまえて、山岳写真家の荒井裕介さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

カラーバリエーションと快適機能が魅力のハット
リサイクルナイロンを使用し、豊富なカラーバリエーションを展開しているおしゃれなハット。頭部をぐるりとメッシュのベンチレーション(通気性を確保する機能)で囲み、通気性と快適さを保つ工夫があります。
UVケア機能もあるので、アウトドアにおすすめ。大型のツバを持ったハットですが、アゴ紐があり風に飛ばされないので、ストレスなく活動をサポートしてくれます。

雨具も兼ねる機能満載のハット
防水透湿性素材「GORE-TEX」を採用したハットで、裏地に起毛トリコットを配して吸水性を向上させ、つねに快適な状態を保つ工夫がされています。また水に浮く素材を使用しているので、万が一落水させてしまっても安心です。
ツバの形状は、強い雨でも顔に水が当たらないようになっているので悪天候でも快適。ハットとしてさまざまな条件に対応するよう、UVカット機能も備えた全天候型の高機能ハットです。
あごひもが取り外し可能なアウトドアハット
アウトドアブランドで有名なLOGOSのハットは、撥水生地を使用していて、汗や急な雨にも耐えてくれます。サイドにはメッシュの通気口があり、蒸れにくいことも特徴。あごひも部分は簡単に取り外しができますので、状況に合わせて使うといいでしょう。また、ツバ部分はカラーによって異なり、アクセントになる色を用いているタイプもあります。
おしゃれに被りたい方は、明るいカラーを選ぶとアクセントになっていいでしょう。サイズは、58cmのワンサイズのみです。
パッカブル仕様で持ち運びも便利
雨の中でも快適に過ごせるよう、独自の加工で防水性をアップさせたハットです。UVカット率も90%以上。夏の強い日差しからも、しっかり守ってくれますよ。裏面は、メッシュ素材なので、頭皮に汗をかいても気になりません。使わない際は、帽子をひっくり返してメッシュの中に収めれば、邪魔になりません。
また、こちらのメーカーからはレインポンチョやレインバックなども発売されていますので、柄を合わせてコーディネートしてもいいかもしれませんね。フリーサイズですので、男女兼用できます。
幅広のツバで紫外線をカット!普段使いも◎
UPF50+、UVカット率99.9%以上。幅広タイプのツバなので、日差しから頭皮や顔を守ってくれます。幅広なツバが視界を遮ってしまう際は、サイド部分のスナップボタンをとめればテンガロンハット風にもなりますので、視界がひらけますよ。また、サイド部分はメッシュ加工になっていますので、頭皮の蒸れを防いでくれます。
シンプルなデザインなのでアウトドアだけではなく、普段使いしても違和感がないでしょう。お散歩やお出かけの際に使ってみてはいかがでしょうか。
型崩れも気にならないシワ加工を施したハット
メイン素材は、撥水性ナイロンを使用。シワや型崩れしても気にならないような加工が施されているハットです。ツバ部分にはワイヤーが入っていますので、自由自在に形を変えることも可能。また、ユーザーの意見を大切にしているメーカーで、裏面のメッシュ部分をユーザーからの要望によって改良しています。以前はサイドのみメッシュでしたが、全体をメッシュにしたので、より快適に過ごせるように。
サイズは、キッズサイズ・レギュラーサイズ・ビックサイズが展開されていますので、家族でお揃いにしてもいいでしょう。
首の日焼けが気になるならネックカバー付きを
帽子を被っていても、夏の日差しは想像以上に強く、気がついたら首元が日焼けした…なんていう方もいるのではないでしょうか。こちらのハットにはネックカバーが付いているので、首元の日焼けがしにくい仕様です。ネックカバーが不要な春先や秋には、中に折りたたんで収納できますよ。
素材は、速乾性の高いポリエステルを使用。涼しい肌触りなので、汗をかいても不快にならないでしょう。サイズは56〜60cmでツバの広さが8cmあるので、紫外線もしっかりガードできます。
「アウトドア用高機能ハット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アウトドアハットの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのアウトドアハットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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撥水機能のあるハットは雨具としても便利 山岳写真家からのアドバイス
アウトドア用高機能ハットに求めるものは、人それぞれ違うと思いますが、ハットはその形状から大きなツバが日差しから守ってくれるだけではなく雨をしのいでくれる雨具として使う方法もあります。
レインコートにフードがあり行動中の視界をさえぎらないのであれば、ハットに雨具としての機能を求めなくてもよいでしょう。しかし、雨具を着るほどでもない雨量の場合、撥水機能があるハットは便利なのでおすすめです。紫外線カットやデザインに加え、撥水性や耐水性にも注目してください。
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ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。 アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。 フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。