【高校受験】歴史問題集のおすすめ10選 公立受験から難関校対策まで
教育・受験指導専門家の西村 創さんに選んでもらったおすすめの参考書、編集部で選んだ参考書を紹介します。

新教科書のテスト対策にこの1冊!
定期テスト対策をしたい人におすすめです。教科書に準拠しているので、教科書の単元順、内容に沿って出題されています。
定期テストは基本的に教科書の内容に沿って出題されるので、教科書準拠のワークで勉強するのがもっとも効率がいいのです。
教科書と教科書ガイドで内容を頭に入れ、教科書準拠のワークで解けるかどうかを試す、解けなかったらまた教科書と教科書ガイドで確認、定期テスト対策はこの流れで進めるといいでしょう。

効率よく勉強したいアナタにおすすめ
公立高校合格をめざす人におすすめします。
公立高校入試では教科書レベルの内容、いわゆる基本問題を着実に解けるようになれば、満点をめざせるよう作られています。したがって、基本問題を確実に正解できるようにするのが公立高校入試合格の王道です。
私の教え子の中学3年生には、12月からこの問題集を2周取り組ませ、基礎固めを行っています。

確実に点数につながる一問一答
入試直前の最終確認をおこないたい人におすすめします。この一冊で、地理・歴史・公民が網羅され、しかも薄くてサイズもコンパクト。何かの待ち時間に立ちながら読むのも苦にならない手軽さ。出題の多くは入試の過去問をもとにしているので実践的です。
赤シートが付属されているのもの便利ですし、巻末の重要事項まとめも役に立ちます。

入試問題のトレンドを集約した問題集
主要3教科の受験勉強がある程度完成し、理科・社会の勉強に時間をかけられる受験生におすすめです。全国の高校の入試問題が掲載されています。
ある程度解き進めると、類似問題が各都道府県で出題されていることに気づくはずです。その類似問題は、過去2年間続けて出題されている都道府県が多く、いわば都道府県の類似問題は、頻出問題と言えます。取り組んだ問題が、入試本番で出題される可能性も高いわけです。
ただし、都道府県によって記述問題の有無などの特徴があるので、自分の住んでいる都道府県の入試問題に近い出題傾向の問題を中心に解くことをおすすめします。
ハイレベルまでの豊富な問題でステップアップ
定期テスト対策から入試対策まで、1冊で済ませたい人向きの問題集です。
ページ数も1ページあたりの文字数も多いですが、カラーで見やすいです。出題レベルは教科書レベルから、発展レベルまで。出題形式もバラエティに富んでいるので、この1冊をくり返し解けば、定期テストはもちろん、入試問題にも対応できるようになります。
同名の参考書版もあり、この問題集と内容が対応しています。合わせて購入し、解けなかった問題は参考書で内容を確認するという流れをおすすめします。
栄光ゼミナール監修、速攻で入試対策を求める方に
首都圏を中心に展開している大手進学塾、栄光ゼミナールが監修している問題集です。塾で教えている「必勝ワザ」を収録し、即効性のある入試対策ができるよう工夫されています。
近年出題数が増えている思考力問題を重視しており、解き方とテクニックを徹底解説。過去の受験生の失敗パターンも紹介しているので、ありがちなミスを事前にチェックできます。単元は重要なものからに掲載されているので、苦手科目を効率的に克服したい方にもおすすめです。
短期間で集中してこなせ、基本をおさらいできる
受験勉強を何から始めたらいいか戸惑っている受験生向けの一冊です。収録内容を基礎に絞り、やさしくわかりやすく解説しています。ページ数が少ないので、短期間で一度にやりきれます。多問一問式で簡単に解ける問題に見えても、高校入試の過去問をもとに出題されています。問題文をていねいに読み込めば、記述問題にも対応できる力が身につくでしょう。
歴史はできごとが起こった順に収録されており、流れに沿ってまとめて覚えられます。
難関私立高校入試対策向けのハイレベルな問題集
本著は公立高校や難関私立高校対策ができるように、複雑な資料や問題文を読み解く力を養うことを目的にしています。受験時に問われることの多いポイントが豊富で、一つひとつ確認しながら取り組めます。入試で自学自習が進むよう、別冊の解答集には詳しい解説も収録。
2段組みの2色刷りで構成しているので、解法のツボがわかりやすくなっています。中学3年生の2学期ごろ、受験勉強の仕上げのために難しめの問題集をお探しの方に向いています。
オールカラーで資料が見やすく、新傾向問題も網羅
学研プラスのロングセラー「パーフェクトコース問題集」の改訂版。新しく、新傾向問題と思考力問題をプラスしています。最新の高校入試の過去問も掲載しており、定期テスト対策も含めて幅広く対応できます。
同社が出版している参考書「パーフェクトコース わかるをつくる 中学社会」と合わせて使うと、より効率的な学習が可能。オールカラーで資料が見やすく、基本の確認からハイレベルまでの3ステップ構成になっているので、中学の3年間じっくりと使えます。
苦手分野をチェックし、効率的に試験対策ができる
実際の試験問題を分析し、高い出題率の単元から順に紹介されています。全国の高校入試での出題率が正答率とともに紹介されているので、効率的な受験対策が可能。「超重要」や「差がつく」マークの問題を意識して攻略すれば、合格ラインを意識しつつ学べます。
どの分野が苦手かわからない方は、単元の最初の2ページのチェック問題を解いてみましょう。楽にクリアできるようであれば、飛ばしてほかの単元に集中すればよいとわかります。
「歴史問題集」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 歴史問題集の売れ筋をチェック
Amazonでの歴史問題集の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【高校受験】歴史問題集の選び方 受験指導専門家に聞く
教育・受験指導専門家の西村 創さんに、高校受験向けの歴史問題集を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
定期テスト対策用か、入試対策用か 中学社会(歴史)の問題集は2つに大別
中学社会(歴史)の問題集は、定期テスト対策用と入試対策用に大別されます。どちらのための問題集を求めるかで、選ぶ問題集の対象が変わってきます。検討している問題集がどちらの対策用なのかは、表紙に書かれていることが多いので見ればすぐにわかるはずです。
定期テスト対策用は、鎌倉時代の前期などのような、ある程度限られた短い期間の知識をつけること、入試対策用は奈良時代から室町時代など、複数の時代にまたがった知識、理解を促すことを中心に作成されています。
入試対策用は公立高校向けか、私立高校向けか
入試対策用として選ぶ場合は、公立高校の入試向けか、私立高校の入試向けかで、選ぶものが変わってきます。
公立高校の入試は、教科書の範囲からしか出題されないので、基本事項の勉強を徹底すれば高得点が見込めます。ただし、都道府県によって、記述問題の扱いが変わるので、自分の都道府県の公立高校の入試問題傾向に近い問題集を選びましょう。
私立高校入試の出題は教科書レベルを超えるので、「難関」や「発展」などと書かれたものを選ぶとよいでしょう。
一問一答問題集は、ほかの問題集と併用で 記述式問題集と組み合わせる
一問一答問題集は手軽な反面、その1冊だけの取り組みでは不安が残ります。一問一答ではない問題集との併用をおすすめします。一問一答問題集はあくまで定期テストや入試直前の最終チェックとして活用するのがよいでしょう。
選び方のポイントは、人物名や事件名などを答えさせる問題だけでなく、事件が起こった背景、理由などを答えさせる記述問題も含まれているものを選ぶことです。記述問題があることで、本質的な理解ができているかも確認できます。
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教科書や参考書で勉強してから問題集を使おう 受験指導専門家からのアドバイス
取り組む目的によって選ぶ問題集が変わるので、まずは目的を明確にしてから選択すると失敗が減らせます。
また、問題集に取り組むより先に、その単元の内容を理解する必要があります。教科書や参考書による学習をしてから、問題集に取り組むという順序で進めるとよいでしょう。
問題集を解き進めることで、さらに参考書の内容が頭に入るはずです。
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