一人暮らしの男性がふるさと納税を行うメリット
一般的に何かモノがもらえるというイメージのふるさと納税。ふるさと納税という制度を耳にしたことはあるけれど、どのように始めるのか、実際にどのくらいお得なのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。
ふるさと納税を行う大きなメリットは生活コストを削減できることです。一度使い方を知れば、暮らしの必需品を補ってくれるため、節約になること間違いなしです。
ここでは、一人暮らしの男性におすすめのふるさと納税活用法とおすすめの返礼品をご紹介します。家族もちの人が得する制度が多い中、独身の年収が高い人におすすめの数少ない制度。本記事を参考に、ぜひ検討してみてください。
食費を節約できる
ふるさと納税の返礼品でもっとも種類豊富なのが食料品。カレーやラーメンなどのレトルト食品から、モツ煮や冷凍のハンバーグ、缶詰めなど、ご当地の名産で日持ちするものが盛りだくさんです。一人暮らしで忙しい、料理が苦手という方に特におすすめだといえます。
また食に興味がある人は、日頃奮発して購入している食材をふるさと納税の返礼品から選んでみてはいかがでしょうか。食費を節約しつつ、全国各地の名産を味わえるでしょう。
控除上限額が大きい
前述のように、実はふるさと納税の制度は一人暮らしで独身の人が得する数少ない制度。というのも、ふるさと納税の控除額は年収と家族構成によって決まっているのです。
既婚で専業主婦のパートナーがいたり子供がいる場合、税金の控除があるため、独身の方が納税額が高い分、控除額も高く設定されています。独身の方が節約するためにもってこいの制度だといえますね。
一人暮らしの男性がふるさと納税を選ぶときのポイント
ふるさと納税で寄付をすると届くお礼の品。この返礼品を選ぶときのポイントを考えてみましょう。特に一人暮らしの男性の場合、損得を考えるよりも、本当に必要なものか、自分が欲しいと思うものかという観点で選ぶのが良いようです。
ここでは、「使いきれそうな返礼品を選ぶ」「生活必需品から選ぶ」「還元率は気にしない」「調理しなくて済むものを選ぶ」「応援したい自治体を選ぶ」という観点から、無理や無駄なく、満足できる返礼品を選ぶコツをご紹介します。
使いきれそうな返礼品を選ぶ
いくらコスパがよくても、一人暮らしであることを考慮して、使いきれそうな返礼品を選びましょう。基本的には一人で消費できるものを選び、無駄に食品や小物が増えることは避けたいものです。
使いきれないものを選んでも、廃棄しなくてはいけなくなることを念頭に置いて選んでいきましょう。少量で確実に使いきれる、そして自分の生活や消費に馴染んだものを選ぶことをおすすめします。
生活必需品の中から選ぶ
返礼品の中には、普段の使い勝手はよくないけれど、魅力的に思えるものが数多くでてくるでしょう。しかし、節約をしたい場合はなおさら、日頃消費している生活必需品を選ぶことで、生活費を浮かせやすくなります。
日常に取り入れやすいよう、本当に自分に必要なものを選び、生活費のプラスになるものを選択しましょう。毎日使うものの種類を変えたり、クオリティを上げたりすることも楽しみ方の1つですね。
還元率は気にしない
自分に必要な返礼品を必要な量だけ選ぶためにも、還元率を気にするのは控えた方が良さそうです。つい原価の高い、得する商品を選びたくなるかもしれませんが、還元率で選んだ結果、不要なものを手にしても結局使わない可能性が高いでしょう。
還元率ではなく、欲しいと思う返礼品を選ぶようにすると、無駄な在庫が部屋に増えることもありません。ただし、自分では手の届きにくい人への贈り物を選ぶ場合は、思い切って還元率に目を向けるのも良いかもしれませんね。
調理をしなくても済むものを選ぶ
生活必需品から選ぼうとすると食料品がほぼ確実に候補に入るでしょう。このとき、普段あまり自炊をしないようなら、調理のいらない商品を選ぶ方が安心です。あくまで今の生活の中で、無理なく使える品物を選ぶことがおすすめ。
高級な食材を選んだけれど、調理の仕方がわからない、料理している暇がないなどで、結局無駄になってしまうパターンもありえます。最近はレトルトの質も高いので、奮発した食材調達の手助けにもなってくれるはずです。
応援したい自治体で選ぶ
返礼品は各自治体ごとに寄付し、お礼の品を選ぶことができるので、自分と関わりのある応援したい自治体で返礼品を選ぶのもよいでしょう。
特に、旅行で訪れたことのある地域や地元の町など、寄付したいと思える自治体から検索すると、意外と馴染みのある欲しい商品が見つかるかもしれません。ふるさと納税で好きなものを注文して、地域に貢献するという楽しみ方もありますね。
一人暮らしの男性におすすめなふるさと納税の返礼品
ここからは具体的に一人暮らしの男性におすすめの返礼品をみていきましょう。前述のコツやふるさと納税の楽しみ方を意識して、選んでいくとよいですね。
もっともおすすめは食料品。米、冷凍食品、アイスクリーム、ビール、カップ麺、レトルト食品、フルーツなど、各自治体で豊富にとり揃えているようです。
節約目的に加えて生活必需品という意味では、トイレットペーパーや家電もピックアップしてご紹介していきます。今の生活を見直しながら、日常に取り入れやすいものが見つかるといいですね。
米
生活必需品で第一と言っても過言ではない「お米」。毎日主食として消費でき、少量のおかずでもお米さえあれば、食費を安く済ませることができるでしょう。夏は1ヶ月、冬は2ヶ月と日持ちしやすいのも、他の食材と比較すると持っておいて損がない食材です。
またいざお米を入手しようと買い物に行っても、持ち運びが大変ですよね。ふるさと納税の返礼品で頼めば、家まで届けてもらえるのも魅力のひとつ。一度注文をすると、しばらく主食に困らないというメリットとコスパ最大の食料品だといえます。
冷凍の精肉
冷凍品、なかでも「冷凍の精肉」も一人暮らし男性におすすめ。保存期限に悩む精肉も、冷凍してある場合は3ヶ月以上保存が可能です。冷凍であれば、家族パックのような大容量のものだけでなく、小分けになっているものも選べるので、使い勝手も良いでしょう。
外食しようとすると食費が高くなりがちな肉料理を冷凍で届けてもらえるのは嬉しいですね。調理方法や説明が載っている返礼品もありますので、料理慣れしていなければ、事前に調べて自分でも調理できそうなことを確認してから注文することをおすすめします。
アイスクリーム
老若男女問わず、おすすめできる食品「アイスクリーム」。スイーツの中でももっとも人気が高いようです。自分へのご褒美としてもおすすめ。普段ならコンビニスイーツなど買いに行くところをふるさと納税の返礼品で届くアイスクリームに置き換えてみてはいかがでしょうか。
トイレットペーパー
食品にあまり興味がない、食料以外のものを候補にしたい場合、「トイレットペーパー」もおすすめ。毎日使うものなので、まとめて頼んでも損することはありません。
普段購入するときは値段を見て決めることも少なくないでしょう。しかし、返礼品のトイレットペーパーは色付き、香り付きなどバリエーションも豊富。日常に必須で、節約にも役立つ、そして非日常を味わえるちょっと得した気分になれる品物ですね。
ビール
お酒好きや毎日晩酌する習慣がある人におすすめしたいのが「ビール」。酒税も払い、節税効果も抜群です。お米同様、買い物に行って運ぶ必要がない点も嬉しいですね。
返礼品には有名な銘柄が揃っているので、自分のお気に入りのビールを頼むことが可能でしょう。最近はクラフトビールの流行などで、珍しいビールを選べるケースもあります。ぜひ節約のためだけでなく、趣味を楽しむためにも、候補に入れてみてくださいね。
カップラーメン
一人暮らし男性にとって意外と重宝される食料品「カップラーメン」。賞味期限が長いため保存に悩むこともありません。また何かトラブルがあったときの非常食として保存しておくことができるのも嬉しいですね。
ちょっとした小腹を満たすことができるアイテムで、仕事や勉強に忙しい時期でも調理が簡単。種類が豊富に揃っており、飽きることなく楽しめる点もおすすめの理由です。
レトルト食品
カップ麺同様、一人暮らしに欠かせないのが「レトルト食品」。忙しくて料理している時間がない、料理が苦手な人でも、手間をかけずに美味しい食事を味わうことができます。レパートリーが豊富で飽きずに使えるだけでなく、非常食としても便利。
また一人分の食事を一から料理しようとすると意外と食費が高く、残った野菜や肉の消費に困ることはないでしょうか。出来合いのレトルトなら、食材の保存やロスを気にする必要がないので、節約や節制にも役立つ品物だといえるでしょう。
フルーツ
生の食材で唯一おすすめしたいのが「フルーツ」。傷むのは早いですが、普段は手が届かない高級フルーツであれば、1人でも食べ切れる量が届きます。フルーツ好きには特におすすめの一品です。
フルーツは体にもいいので、ビタミンなどの成分を補充するのに役立てても良いかもしれませんね。自分でなかなか買えない高価なものに挑戦してみるチャンスかもしれません。
家電
一人暮らしの生活を豊かにするため、一度検討してほしいおすすめ返礼品が「家電」。寄付金額によってもらえる返礼品は異なりますが、毎年数万円する家電を増やすことができる絶好の機会です。
多くの人は月の収入の中で家電を買おうとすると、他の何かを犠牲にしなくてはならないはず。手が届きにくく感じる家電をふるさと納税の返礼品で補えたら嬉しいですよね。
炊飯器や電子レンジなどよく使う家電だけでなく、グリルオーブンやコーヒーメーカー、マッサージグッズなど、趣味を充実させることができるアイテムも一度検討してみるとよいでしょう。
ふるさと納税に関するFAQ
ふるさと納税で注文したい返礼品の候補が絞れてきても、慣れない制度の活用に不安を覚えることもあるかもしれません。ここでは、支払い方法、申し込み期限、手順や注意点など、多くの人が気になるポイントをFAQ形式でご紹介します。
支払い方法は?
返礼品を注文するときは、銀行振り込みまたはクレジットカードで支払いが可能です。ただし、購入金額が同じでもクレジットカードの方がポイントが付く、節税ができるなどの点でお得。
特に、「さとふる」というアプリと三越伊勢丹カードを提携させ、返礼品の購入をすると三越伊勢丹ポイントが5倍以上でつくこともあります。クレジットカードは、二重にお得で、簡単にふるさと納税の仕組みを活用できる支払い方法だといえますね。
申し込み期限は?
翌年の所得税、住民税の控除を受けるための期限としては、12月31日までに寄付を完了させる必要があります。年内であればいつでも活用できる制度ですが、多くの人が12月の源泉徴収を受けて控除金額を見てからふるさと納税を活用しようとするため、欠品になることも多くあるようです。
また12月に高額の出費をすることで生活が厳しくなっては元も子もありません。月ごと、季節ごとに分けてこまめに返礼品の注文をすることがもっともおすすめです。
申し込みの手順は?
1.寄附金控除金額を調べる
控除金額は、年収や家族構成によって変わります。かんたん控除額シミュレーターを使って、上限いくらまで注文可能かを調べてみましょう。
2.寄付先を決める
お礼の品をもらいたい、応援したい自治体を決めましょう。「ふるさとチョイス」から申込み可能です。
3.お礼の品と「寄附金受領証明書」を受け取る
自治体から寄付のお礼の品と「寄附金受領証明書」が届きます。証明書は大切に保管しておきましょう。お礼の品は自治体によってはすぐに届かない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
4.寄附金控除の手続きを行う
税金控除を受けるためには「確定申告」もしくは「ワンストップ納税(特例制度)」の申請手続きが必要です。
ワンストップ納税とは?
ワンストップ納税(特例制度)はある条件下で確定申告をしなくとも寄附金控除が受けられる便利な納税方法です。条件が3つあり、「もともと確定申告が不要な給与所得者であること」「1年に寄付する自治体が5か所以内であること」「申し込みの度に申請書に記入して書類を送っていること」です。
生活費を節約できる返礼品を見つけよう
ここまで、ふるさと納税に興味を持つ人向けに、特に一人暮らしの男性が活用する方法やおすすめの返礼品、注意点などをご紹介しました。何気なく生活費を意識して安いものを買っていたり、仕事に忙しくこだわりを持っていなかったりする日常必需品。生活費を節約できるものが多くとり揃っている制度として、上手に活用したいものです。
本記事を通して、ふるさと納税の魅力と簡単に活用する方法を知っていただけたでしょうか。生活費を節約でき、日常生活の充実に繋がる返礼品が見つかれば幸いです。
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※掲載の情報は2021年12月時点のものになります。
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