「4Kチューナー内蔵テレビ」のおすすめ商品の比較一覧表
4Kチューナーについて フルハイビジョンの4倍の解像度
4K衛星放送を見るときに欠かせないのが4Kチューナーです。本記事では4Kチューナーを内蔵しているテレビをご紹介しますが、まず4Kチューナーについて説明しましょう。
テレビで4K放送が見たいときは?
4K放送は従来のフルハイビジョンの約4倍のきめこまかな映像が見られます。「地デジ放送」を見るだけなら4K解像度対応のテレビでも可能ですが、BS放送などの4K衛星放送を見るには4Kチューナーと対応アンテナが必要です。
4K衛星放送を視聴するには、4Kテレビ、4Kチューナー、4K対応アンテナを用意してください。とくに気をつけたいポイントは、4Kチューナーが内蔵されているのか、それともチューナーが外付けなのかです。
4Kテレビと4K対応テレビは何が違う?
選ぶときに迷いやすいのが「4Kテレビ」と「4K対応テレビ」です。間違えて購入しないように、両者の違いについて説明します。
4Kテレビはチューナー内蔵
「4Kテレビ」というのは4Kチューナーを内蔵したテレビのことです。テレビ本体のほかにチューナーを用意する必要がなく、4K対応アンテナがあれば4K放送を視聴できます。
チューナーを後付けする必要がないので配線もなく、テレビまわりがすっきりします。スペースがない場合にはチューナーが内蔵されているテレビのほうがセッティングしやすいです。
4K対応テレビはチューナーを別途用意
「4K対応テレビ」は4Kチューナーを内蔵していないテレビです。チューナーを別に用意して設置する必要があります。4K衛星放送がスタートした2018年12月以前に発売されたテレビの多くがこのタイプです。
地デジ放送だけなら4Kチューナーは必要ありませんが、衛星放送を見るなら4Kチューナーを導入してください。テレビとは別にチューナーを設置する場所が必要ですし、配線なども行うことになります。
4Kチューナー内蔵テレビの選び方 臨場感のある映像を楽しもう
ここからは4Kチューナー内蔵テレビを選ぶポイントについて説明します。購入時に迷ったときの参考にしてください。ポイントは以下の5つです。
【1】液晶か有機ELか
【2】画面のサイズ
【3】スピーカーの性能
【4】録画機能
【5】インターネットに接続できるか
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】液晶と有機ELの違い
4Kチューナー内蔵テレビを選ぶときに迷いやすいのが、「液晶」と「有機EL」です。それぞれの特徴について説明します。
液晶テレビ:奥行きが厚め、黒が潰れがち、安い
「液晶テレビ」の特徴は、バックライトが内蔵されているので本体の奥行が厚めになっていること。設置スペースをじゅうぶんに取れない場合はやや不便です。
バックライトの構造上、影や暗めの表現がうまくいかず黒がつぶれてしまう傾向があります。ただし、値段がリーズナブルな製品が多いのでコスト重視の方に向いています。
有機ELテレビ:奥行が薄い、黒が鮮明、値段が高い
「有機ELテレビ」の特徴は、バックライトがないので奥行が薄く、設置スペースが狭くても使いやすいです。カラーフィルターで発光させる構造なので黒色が鮮明に表現できます。
薄型で高画質なのがメリットですが、国内メーカーのラインナップが少ないのが残念なところ。また値段も液晶テレビより高めなので、予算に余裕があるかたに向いています。
【2】画面のサイズで選ぶ
4Kの高解像度の映像を楽しむには大型の画面がほしいところです。しかし、正しい視点距離を考えた場合、設置する部屋の広さに適したサイズを選ぶ必要があります。
サイズを選ぶときは適切な視点距離を知っておくべきです。一般的には「画面の高さ×1.5倍」の距離がよいとされています。49型サイズなら約90cmが適切な視点距離です。
部屋の広さを基準にするなら、広めのリビングは50型以上が向いています。
【3】スピーカーの性能で選ぶ
4Kチューナー内蔵テレビの売りは迫力ある映像を高画質で楽しめることです。より迫力があって臨場感を体験したい場合は、スピーカー性能がポイントになります。
チェックするのはスピーカーの個数や出力数です。一般的な出力は40~50Wですが、音質にこだわりたいのなら80W以上を。アクションものなど迫力ある映画を楽しむなら、スピーカーの数が多いモデルを選んでください。
【4】録画機能で選ぶ
見たいテレビ番組を見逃さないためには、録画機能も大事なポイントです。録画機能には「HDD内蔵タイプ」と「外付けHDDタイプ」がありますが、配線が気になる方はHDD内蔵タイプが向いています。ただし録画容量をチェックしてください。
テレビ番組や映画などをたくさん録画したい型は外付けHDDタイプがぴったり。録画容量の多いHDDを自分で選べます。
【5】インターネットに接続できるかで選ぶ
4Kチューナー内蔵テレビを購入するなら、「Netflix」や「Hulu」などの動画配信サービスも利用したいもの。テレビ番組とは違った楽しみ方が広がります。
動画配信サービスを利用するにはインターネット接続ができるテレビが必要です。「有線」と「無線」の2つのパターンがありますが、配線の必要がない無線のほうがすっきり設置できます。安定した回線で楽しみたいのなら有線接続でしょう。
4Kテレビはネット動画視聴サービスと相性よし 家電製品総合アドバイザーがアドバイス
家電製品総合アドバイザー
テレビはこれまで、地上波やBS放送を見るためのものでしたが、近年はネット動画サービスの視聴にも使われるようになってきました。ネット動画視聴サービスでは4Kで視聴できるものもあり、4Kテレビの本領が発揮できます。また、予算が許せば有機ELパネルを採用しているモデルを選んで、より高品質な映像を楽しんでみてはいかがでしょう。
4Kチューナー内蔵テレビのおすすめ12選 家電製品総合アドバイザーの福田満雄さんと編集部が選んだ
購入時の目安になるように、厳選した4Kチューナー内蔵テレビをご紹介しましょう。
家電製品総合アドバイザー
SONY(ソニー)『BRAVIA XRJ-55A90J』は、ソニーの有機ELテレビのフラッグシップ機です。画質や機能はいわゆる「全部入り」で、予算に余裕があれば選んでおきたい商品です

家電製品総合アドバイザー
SHARP(シャープ)『4T-C55DQ2』は、有機ELテレビのなかでは価格が抑えられた商品です。画面への映り込みが少ないので、画面への没入感が増します。もちろん、ひと通りの機能は揃っています。

家電製品総合アドバイザー
ハイセンス(HISENSE)『50v型4K液晶テレビ 50U7F』は、画像エンジンを東芝と共同開発。また、ネット動画視聴サービス対応などひと通りの機能が揃っています。部屋の広さがOKなら65インチも。

4Kチューナーもチェックしよう!
4Kチューナーを内蔵していないテレビの場合は、別途4Kチューナーを用意する必要があります。4Kチューナーについてもチェックしてみてください。
4Kチューナー内蔵テレビなら多彩に楽しめる!
4Kチューナー内蔵テレビの高精細画像は、実際に目にすると従来のテレビとの差がはっきりとわかります。一度高解像度のテレビを見たら、もう元には戻れません。
しかも多彩な機能が搭載されており、テレビ番組だけでなくネット配信動画やゲームなどいろいろな楽しみ方ができます。
本記事では4Kチューナー内蔵テレビをご紹介してきましたが、実際に映像の迫力と臨場感を体験したいと思われたことでしょう。厳選したモデルを参考に、ぜひリビングに4Kチューナー内蔵テレビを導入してみてください。
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iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。 複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。 冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。 最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。