C270n HDウェブカメラを使ってみました

人々の生活様式が大きく変わり、「オンライン会議」「オンライン授業」という言葉にも馴染みがでてきました。SkypeTMやZoomで使える『C270n HDウェブカメラ』は比較的安価な価格で購入できるコストパフォーマンスの高いウェブカメラです。
今回はC270n HDウェブカメラの使いやすさや性能を実際に検証。リアルな使用感をまとめていきます。「ウェブカメラは一台あれば長く使えるものなので、吟味して選びたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
C270n HDウェブカメラの基本仕様
C270nは、固定用のクリップが本体にくっついたタイプのウェブカメラです。長さ約1.5mのUSBケーブルでPCなどの機器と接続することができます。ワイドスクリーンHD、最大解像度720p/30fpsとベーシックな性能のほか、自動光補正、モノラルマイク内蔵などのオンライン通話に便利な機能が付いているのも特徴です。
互換性
Windows(7以降)、macOS(10.10以降)、Chrome OSなど一般的なOSに対応しています。SkypeTMやZoom、Discordといった主流の通話プラットフォームで使用でき、オンラインの会議や授業、飲み会などに便利です。
ロジクールといえば、マウスやヘッドセットなどゲーミング機器のイメージもありますが、C270nではプレイステーションのウェブカメラとしての使用はできませんでした。ブロードキャストや配信用としては不向きなので注意してください。
購入者の口コミは? SNSやECサイトの評判

続いては、実際にC270nを購入した方の口コミの情報をまとめます。調べたところ、全体的に高評価の方が多く見受けられました。以下では具体的なポジティブな意見とネガティブな意見を取り上げるので参考にしてみてください。
ポジティブな意見
ポジティブな口コミとして多かったのが、「コスパが良い」「ビデオ通話用には十分」といった意見です。「簡単に取り付けやすい」「手軽に使える」という使いやすさについての声もありました。
ネガティブな意見
使用しているデバイスによっては、さしただけでは起動しないため、「使い方がわからなかった」という口コミも。「マイクの感度が悪い」とマイクの性能についてネガティブな意見が寄せられていました。
実際の性能を体感! C270nの本当の実力は?

開封すると説明書と本体のみが入っていました
それでは実際に購入して届いたC270n HDウェブカメラを使用してみて実際の性能を検証をしていきましょう。専用のソフトは付属しておらず、内容は保証書・説明書と本体のみ。本体は、てのひらに収まるくらいのサイズ感です。
まずは専用のソフトをインストール

アプリケーションをパソコンにDL
検証に使用したMacBookAirのパソコン(バージョン10.15.7)では、USBをさしてもカメラは起動しませんでした。検索したところ、ドライバーが見つかったのでこちらから専用アプリケーション「Camera Settings」をインストール。パソコン機器の設定などに慣れていない方にとっては少し説明がほしいと感じるかもしれません。
取り付け簡単!モニターや薄いノートパソコンにも

取り付けはかんたん
固定クリップは少ない力で開閉する簡易的なつくりで不安だったのですが、モニターはもちろん、薄いMacBook Airの画面にもピタッとおさまりました。設置がしやすいだけでなく、安定感があったのが個人的に良かったと思うポイントです。
設定について

ホーム設定画面
アプリケーションソフトを開くとホームと高度な2画面から設定の変更が可能。ホームでは写る範囲の広さと、アンチフリッカー(光源によるチラつきを抑える機能)が選択できます。自宅で撮影した限りではチラつきが見えることはなかったです。

「高度な設定」画面
高度な設定では、鮮度や色味のバランスを調整できます。部屋の明るさや化粧のトーンに合わせて顔映りを変えられるのが便利です。
画質は?

彩度の調整などが可能
画質は極端に良くもなく、悪くもない印象です。小さい文字やスクリーンの資料などは読み取るのが難しいと感じます。どうしても文字を映したい際は彩度などをいじってバランスを調整すると少しだけ視認性が上がりそうです。
顔の表情や動きは固まったりすることなく映っていました。顔を合わせるだけのビデオ通話程度なら問題ない性能だと思います。
画角は?

画角設定
←標準 ワイドスクリーン→
画角は、人1人の顔がしっかりおさまるくらいです。写真はカメラから腕一本分のばした程度(約53cm)離れています。デスクや座卓、膝の上にクッションを置いても試してみましたがカメラ自体の動きに自由度はないので画面の傾きや位置関係の調整で好きな画角に収める必要があります。
同位置でワイドスクリーンの表示に切り替えてみると肩位置くらいまで映りました。ワイドといっても会議で数人並んで映すのは難しそうです。あくまで個人用としての使用をおすすめします。
音質は?

音量の入力確認
マイクの感度も問題なく動いていました。ノイズキャンセリング機能付きということで雑音を交えてしゃべってみましたが、声もクリアに届いたようで良かったです。通話での会話自体は問題なく行えましたが、たまに音声が途切れ聞き取りづらいということがありました。感じたのは40分の通話中に1回程度です。
どうしてもマイクの音質がきになる方はZoom®などのプラットフォームや設定によってマイクは別の機器や内蔵のものを別途選ぶこともできるので駆使してみてください。
Logicool(ロジクール)『C270n HDウェブカメラ』
HDウェブカメラC270nの検証まとめ

logicool(ロジクール)のHDウェブカメラC270nの検証結果は、口コミの通り「コストパフォーマンスの高さ」が光るものでした。ウェブカメラの中では安価ながらも、画質やマイクの音質は小規模のビデオ通話を行う限りでは十分な性能です。オンラインのビデオ通話で使う安い価格のウェブカメラを探しているという方には特におすすめします。
また、画角はあまり広くないので個人用のウェブカメラにちょうど良いです。マイクは高性能ではないため、面接や重要な会議などで不安な方は別途のマイクやヘッドセットを併用してみてください。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ウェブカメラの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのウェブカメラの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。