アイロンマットとアイロン台の違いは? 置き場所に困らない
アイロンマットとは、アイロンをするために服の下に敷く布製のマットのこと。アイロンがけするときはアイロン台を使用しがちですが、テーブルや床に置いて使う使い方としては、どちらも同じです。
ただしアイロン台はかさばるため、置き場所に困るといった声もあります。その点アイロンマットは薄いので、スリムに収納できるのが大きなメリットです。とくに収納スペースが限られている家にはぴったり。バッグに入れて、出張や旅行先で使ってもいいでしょう。
気をつけたいのはアイロンのスチームを使うとき。耐熱性のある素材だとしても、アイロンマットは薄い生地なので、スチームによってテーブルや床が濡れてしまうことがあります。
また、アイロン台は立体的ですが、アイロンマットはフラットなので、襟や袖口などは苦手分野。このため、しわを伸ばす目的での使用がベターです。
アイロンマットの選び方 家事がもっとらくになる!
まずはアイロンマットの選び方をチェックしていきましょう。洋裁・和裁ライター・sakuranboさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのアイロンマットを選ぶために参考にしてみてくださいね。
ポイントは下記の通り。
【1】サイズをチェック
【2】たためる&丸められるとコンパクトに収納できる
【3】アルミコーティング加工なら熱がとおりやすく時短に
【4】ノンスリップ加工ならアイロンがけがもっとスムーズ
【5】アイロンマットだからこその機能にも注目
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】サイズをチェック
アイロンがけをしたい場所や衣類の種類に合わせてサイズを選びましょう。アイロンマットを使いたいテーブルなどのサイズを把握したうえで、それに収まるサイズを選ぶことが大切です。
また、シャツやパンツなど大き目の衣類をメインにアイロンがけしたい方には、大きいサイズのアイロンマットのほうが手間がかかりません。一方で、ハンカチや靴下、ネクタイなど小物類に使う場合はコンパクトなタイプがぴったりです。
【2】たためる&丸められるとコンパクトに収納できる
アイロンマットの魅力は、折りたたんだり、くるくると丸めたりしてコンパクトに収納できることです。バンドつきならたたんだり丸めたりしたあとに広がる心配もありません。ただし広げたときに折りじわがついて、アイロンがけしにくくなる場合もあります。ハリのある素材かどうかも確かめましょう。
またループ状になった紐がついていれば、フックやハンガー、ラックのバーに引っかけて収納することもできます。家の収納スペースと照らし合わせて、片づけやすいアイロンマットを選びましょう。
【3】アルミコーティング加工なら熱がとおりやすく時短に
アイロンマットの素材にアルミコーティング加工がほどこされていると、熱の伝導率が高まるため、アイロンがけが時短できます。またアルミは耐熱性があるので、焦げにくいというメリットも。アルミだけでなくセラミック加工された素材も、熱が効率的に伝わります。
忙しくて、なるべくアイロンがけは短時間で終わらせたいという人は、熱のとおりがよい素材かどうかを判断基準にしましょう。
【4】ノンスリップ加工ならアイロンがけがもっとスムーズ
アイロンマットの裏側に滑り止めが付いたノンスリップ加工のものなら、アイロンマットがテーブルなどからずれにくくスムーズにアイロンがけできます。
キレイにシワ伸ばししやすいのはもちろん、安全にアイロンがけが出来るのも特徴です。
【5】アイロンマットだからこその機能にも注目
アイロンマットはやわらかく薄い布だという特性を活かした、アイロンマットだからこその機能もあります。収納力を高める、アイロンがけをスムーズにしてくれる機能もあわせてチェックしてください。
バッグタイプならアイロンを収納できる
アイロン台と同様に収納に困るのが、アイロン本体ではないでしょうか。そんなアイロンを丸ごと収納できるバッグ型のアイロンマットがあります。収納バッグとしてアイロンをしまえ、持ち運びもできます。バッグのフタを取り広げれば、そのままアイロンマットになり一石二鳥。
ただし広げたときに折りじわが出て、服の仕上がりに関わる場合もあることを覚えておきましょう。
テカリ防止にはあて布つきが正解
熱に弱い素材の服は、直接アイロンをあてるとテカり、傷んでしまうこともあります。とくに天然繊維などで起こりうるトラブルです。そんなテカリを防いでくれるのがあて布です。服のうえに置いて、アイロンの熱が直接触れないようにします。
最初からあて布がついているタイプのアイロンマットなら、自分で用意しなくていいので便利です。マットもあて布もどちらもやわらかい素材なので、折りたたんだり丸めたりしてコンパクトに収納できるアイロンマットのメリットも損ないません。
▼洋裁・和裁ライターからのアドバイス
アイロンがけするアイテムや場所を考えて選ぼう
アイロンマットを選ぶときに収納方法も見逃せないポイントですが、どんなアイテムにアイロンをかけるのかについても注目してみましょう。
シャツのアイロンがけを頻繁にするなら仕上げ馬がついているもの、デリケートな素材のアイロンがけが多いならあて布つきが便利です。また、作業する場所が決まっているなら、スペースに合わせて選ぶとアイロンマット全体を無駄なく活用できます。
アイロンマットおすすめ12選 収納力と機能で選ぶ!
ここからは、アイロンマットのおすすめ商品をご紹介します。収納のしやすさをチェックするためには、どんな形状なのかをチェック。時短でアイロンがけを済ませたいなら、アルミコーティング加工がほどこされているのかを確認しましょう。
収納バッグになる、あて布がついているなど、機能性にも注目して、希望の使い方ができるアイロンマットを探してみてください。
『アイロン収納マット タワー』はシンプルなモノトーンのデザインが魅力。サイドにポケット収納があるので、あて布用のハンカチなどを一緒に収納しておけば毎回用意する手間もなく便利に使用できます。

収納バッグになってアイロンも片づけられる
アイロン本体を収納するバッグにもなるアイロンマットです。耐荷重は約2kgで、バッグに入れたまま持ち運ぶことも可能。
バッグのフタ部分を取り外すと仕上げ馬になります。仕上げ馬とは、細長い形をしたアイロン用のアイテムです。袖に通せば、アイロンマットが苦手としている、袖や肩など立体的な部分のアイロンがけにも活用できます。
熱効率のよいアルミコーティング加工のおかげで、耐熱約230度と高い温度でアイロンを使えるので、アイロンがけの時短に役立ちます。
適度なクッション性が特徴の『セラミックスアイロンマット あて布付き』。マットの熱伝導性のよさや付属のあて布の滑りのよさで、スムーズなアイロンがけが可能に。収納場所に合わせて巻いたり畳んだりできます。

あて布つきでテカリ知らず&滑りよくアイロンがけ
あて布つきのアイロンマット。アイロンの熱が直接触れないので、テカリを防げます。メッシュ素材なので滑りもよい点もメリットです。あて布は取り外せるので、マットと別々に使えます。裏側に滑り止めがあるのも、アイロンがけしやすいポイントです。
表面は熱伝導性のよいセラミック加工がほどこされており、短時間でアイロンがけが完了します。スチームアイロン、ドライアイロン、どちらも使えるのも便利なところ。
折りたためるので、コンパクトな収納も叶います。また、くるくると丸めてから細長く折りたたみ、袖に通すと、仕上げ馬のようにも活用できます。
くるくる丸めてコンパクトに収納
使わないときはくるくると丸めて、面ファスナーで留めて、スリムに収納できるアイロンマットです。ループつきなのでフックなどに引っかけておけます。
軽量なので、出張や旅行で持ち運ぶこともできます。広げれば、どこでもアイロンがけができます。またしわができにくい素材なので、服の仕上がりにも影響が出にくいでしょう。
見た目もかわいらしくアイロン滑りもなめらか
ピンク色のドット柄がかわいいアイロンマットなら、アイロンがけも楽しい気分でおこなえそうです。多重構造なのでほどよく厚みがありますが、折りたためるのでコンパクトに収納できます。サイズが大きいので、シャツなどもはみ出さずきれいにアイロンがけできるでしょう。
アイロンの滑りが悪くなってきたなと思ったら、濃いピンクの部分にスライドさせてください。滑りがなめらかになり、スムーズにアイロンがけが進みます。
あて布&くるくる丸めて省スペース収納
あて布つきで、テカリ知らずのきれいな仕上がりを叶えるアイロンマットです。コットンなど熱に弱い天然繊維の服をよく着る人は、あて布が付属しているマットがベター。表面はアルミコーティング加工がされているため、今すぐ着たい服でもアイロンがけが時短ですみます。
使い終わったら、くるくる丸めて省スペースに収納。バンドつきで広がらず、ループで引っかけられるため、さまざまな場所に置けます。
袖・襟・肩の立体的な部分のアイロンがけに
アイロンマットが苦手とする、立体的なパーツにも使えるのが、細長いアイロンマット。厚みがあり、袖にはもちろん肩や襟などのアイロンがけにも使えます。先が細くなっているので袖にも入れやすく、こまかなパーツでも扱いやすいといったメリットも。
アルミコーティング加工なので熱がしっかり伝わります。服をすみずみまで美しく仕上げたい人に向いています。コンパクトな収納でループもついているため、フックなどに掛けておけます。
アルミ加工が丈夫で長持ち
使い終わったらくるくると丸めて、10分の1のスリムな幅にできるアイロンマットです。バンドで留めて、紐で引っかけて収納できます。使うときはさっと広げてすぐにアイロンがけできます。
特殊アルミ加工がほどこされているため熱効率がよくなっています。耐熱温度180度と焦げにくく、耐久性もあるため丈夫で長持ちします。長く使えるという意味でコスパがいいアイテムといえるでしょう。
『アイロンブランケット ミントリーブス』は大きめサイズなので、広い面を一気にアイロンしたいときにも役立ちます。マットに弾力性があるので、しっかりと効率的に伸ばしやすいでしょう。

厚みと弾力性で熱&スチームに強い
しっかりとした厚みと弾力性のある6層構造のアイロンマットです。熱反射がいいのでスムーズなアイロンがけを叶えます。マットの下には熱が伝わりにくく、スチームはマットのうえから抜けるので、マットを置いたテーブルや床が、熱や蒸気の影響を受けません。裏側に滑り止めがついているのも、アイロンがけしやすいポイントです。
厚みはありますが、折りたためます。紐で結び、ハンギングループで引っかければ収納完了です。さわやかなリーフ柄がおしゃれで、見える場所に置いてもあまり生活感が出ません。
熱伝導性&耐熱性にすぐれた銀メッキコーティング
銀メッキコーティング加工で熱伝導率がよいアイロンマットです。耐熱性が高いのでスチームアイロンも使えます。木製や大理石、ガラス製のテーブルの上でも使用可能。
ステッチが縫われていますが、反対の面はスムースな素材なので、服にステッチの跡をつけずにアイロンがけできます。使い終わったら折りたたむだけで収納完了です。
コンパクトに折りたたんで隙間に収納
小さく折りたたむアイロンマット。バンドつきなので広がりません。薄くスリムなサイズの四角形になるので隙間などにもすっぽりと入り、省スペースで収納できます。
アルミコーティング加工がほどこされているため、熱のとおりがよく、アイロンがけが素早く仕上がります。ドライアイロンだけでなくスチームアイロンも使用可能。バッグに入れて、出先で使うのも便利です。
アイロン収納にもなるマット
赤色ドットが可愛らしいアイロンマットは、アイロンを包んで持ち運びできる便利なバッグ型です。
普段はバックにして収納し、使う時だけボタンを外してマットとして使えます。使った後もすぐ収納出来て、やけど防止や時短にもなります。
ハンカチやネクタイなど小物のアイロンがけにぴったりです。
サッと使えるミトン型アイロンマット
スカートの裾やジャケットの襟、スーツの袖などお出かけ前に気になるシワをサッと伸ばしたいときに便利なミトン型のアイロンマットです。
ミトンの裏側に手をはめて、衣類を挟むようにアイロンがけができます。手の部分はメッシュ構造になっていて、蒸れにくいのもポイント。
ハンガーなどに吊り下げて収納できるので、場所を取らずに気軽に使えます。
「アイロンマット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アイロンマットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのアイロンマットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ドライアイロン・衣類スチーマーもチェック! 【関連記事】
アイロンマットと合わせて使えるドライアイロンや衣類スチーマーについて、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
自分に合ったアイロンマットを見つけよう いかがでしたか?
アイロンマットはコンパクトに収納でき、効率よくアイロンがけできるなど、使うときも使わないときも便利なアイテムです。まずは手持ちの服を確認し、アイロンマットが合っているのかをチェック。アイテムや素材に合わせて、アイロンマットの機能も確認しましょう。アイロン本体の収納場所にも困っているなら、バッグ型もありです。
さまざまな使い方ができ、それぞれにすぐれた機能を持つアイロンマット。この記事を参考にしていただき、自分に合った商品を見つけてくださいね。
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三年間家政科専門学校にて基礎を学び、家政科被服検定 洋裁、和裁ともに1級を取得。子育てと両立して複数媒体でライター活動しています。 過去には成人式やブライダルのアイテムを受注制作。 初心者にも洋裁・和裁のおもしろさが伝わる記事を心がけています。 世界で一つの自分だけのオリジナルアイテムを作りたい方の参考になれば幸いです。