ロジクール『MXKeys』を実際に購入して使ってみた
タイピング機能に特化し、キーを打つことに徹底的にこだわったキーボードがロジクール『MXKeys』。ふだん仕事や作業などでキーボードを多用する人にとっては、とても魅力的な商品なのではないでしょうか。
キーの打ちやすさや打鍵音、キーボードの安定性、打ち心地や疲れにくさなど、本当に使いやすいのか知りたい人も多いでしょう。またロジクールならではの機能性やカスタマイズのしやすさも気になるところです。
そこで『MXKeys』を使ってみて、実際にタイピングに使いやすいキーボードなのか、また機能性やカスタマイズはすぐれているのかなどを調べてみました。
ロジクール『MXKeys』とは?
ロジクール『MXKeys』は、クリエイターやプログラマー向けに設計されたタイピング特化のキーボードです。もちろんそれ以外の職業の人にも向いており、作業効率を向上させることができるでしょう。
まずはロジクールが数十年分もの専門技術を集めて作った「Perfect Strokeキー」。すべてのキーが球状にくぼんでいて、キーのどこをたたいても滑らかで精確なストロークを得ることができます。
またノイズの少ない打鍵音、メタルプレートに覆われているので安定性が高くしかも頑丈。センサーによって点灯・消灯するバッテリーに優しいバックライトなど、便利な機能が満載された非常に高性能なキーボードです。
ロジクール『MXKeys』のセット内容は?
セット内容はキーボード本体、USBレシーバー、充電用USBケーブル、保証書。紙の説明書はついていません。
ペアリングの仕方などの基本操作はパッケージの裏に記載されているので、これを見ながら行ないましょう。
ロジクール『MXKeys』の評判や口コミをまとめてみた
タイピング性能の高さを誇るロジクール『MXKeys』ですが、実際に使っている人はどのように感じているのでしょうか。ここでは『MXKeys』のポジティブな口コミや、ネガティブな口コミをまとめてみました。
『MXKeys』のポジティブな評判や口コミ
タイピングに特化しているキーボードだけあって、「打ちやすい」「キータイプ感がいい」という声が多かったです。「安定感がある」という感想も。
また機能的には「ボタンひとつで複数の接続先をかんたんに変えられる」という声もありました。
『MXKeys』のネガティブな評判や口コミ
一方で「強く押さないと押した気がしない」「薄すぎて角度が低い」など、打ち心地がよくないという意見もありました。「バックライトが白色だけで寂しい」「ファンクションキーの絵文字がわかりづらい」という声も。
またハイエンド機なだけあって「価格が高すぎる」というのも本音のようですね。
『MXKeys』を購入し実際に試してわかったこと
ロジクール『MXKeys』を実際に購入して使ってみました。「デザイン」「打ちやすさ」「付加機能」「管理ツールによるカスタマイズのしやすさ」の4つの観点から、それぞれ検証します。
ロジクール『MXKeys』のデザインは?
まずは、ロジクール『MXKeys』の外観から見ていきましょう。
上から見たところ
メタリックでムダのないフォルム。いまどきのキーボードという感じがしますね。
それぞれのキーの情報量が多いです。macOSで使う人のために、「opt」「cmd」キーもありますよ。
ファンクションキーは絵文字で表示。バックライトの明るさや「戻る」・「進む」などが割り当てられています。
ただ、筆者はいつもの「カタカナに変換」「半角アルファベットに変換」といった機能のほうが使いやすいので、設定を変えようと思いました。
『MXKeys』は最大3台のパソコンやタブレットなどにペアリングできますが、このキーひとつで瞬時に使いたい機器を切り替えることができます。
横から見たところ
底面の厚さは、わずか5mm。上のほうにあるキーにも、自然に手が届きますよ。
タイピングがしやすいよう、底面から上部に向かって、5.5度の傾斜がついています。スタンドがないので、角度をフラットにすることはできません。
上側の側面には電源ボタンと、充電ケーブルの差込口があります。バッテリーの持ちを気にする人は、こまめに充電や電源のオン・オフを心がけましょう。
裏から見たところ
底面に2つ、上部に3つの滑り止めがついています。後述するキーボードの重量とあいまって、ひじょうに安定感のある構造といえるでしょう。
ロジクール『MXKeys』の打ちやすさは?
各キーは中央がくぼんだ形状になっており、タッチタイピングがしやすい構造。さらに指がキーの芯を多少外れても、きちんと打鍵できるようになっています。
キーピッチは19mm
キーピッチは一般的なパソコンのキーボードに用いられている19mm。違和感なく使うことができるでしょう。
キーボードの重量は810g
重量はズシリと重い810g。この重量と滑り止めの効果で、多少のことではキーボードが動いてしまうなんてことはありません。持ち運ぶのはちょっとたいへんそうです。
手を置いた感触は?
ホームポジションから自然に各キーに指を伸ばせる、とても使い心地のいいキーボードというのが率直な感想。キーの中央がくぼんでいる構造で、多少キーを押す位置がズレても力を入れることなく打鍵できます。
キーを押すときのカチカチッという音が、打ってて気持ちいいですね。静かな空間では気になるかもしれませんが、プライベートルームならむしろ快感です。
薄くて高さがないのが気になるという声がありましたが、高さ自体はそこまで気になりませんでした。ただ机についた手首に力がかかってしまうため、少し疲れやすいかも。パームレストを併用したほうがいいかもしれません。
試しにいろいろ打ちこんでみた
実際に文字を打ちこんで、キーボードの使いやすさを試してみました。筆者がいつも使っているキーボードとロジクール『MXKeys』の両方で上の画像の文字をタイピングし、かかった時間を比べてみました。
こちらはいつも使っているキーボードでかかった時間。これを基準とします。
初打ちにもかかわらず、1秒ちょっと記録を更新。使いこんでいけば、さらに速くなるかもしれません。打ち心地がいいので、打っていて楽しくなってきました。
ロジクール『MXKeys』の付加機能は?
ロジクール『MXKeys』に搭載されている、タイピング以外の機能についても検証してみました。
ライト機能
ロジクール『MXKeys』は白色のバックライトを搭載。キーの表示部分が明るく光り、暗い場所でも目的のキーの位置を見失うことがありません。
すごいのは、手を感知するセンサーによって、ライトが自動で点灯・消灯すること。キーボードを使っていないときは勝手に消灯して、バッテリーの無駄使いを防いでくれます。
後述する管理ツールで常時消灯させることもできます。バッテリーの持ちが飛躍的にアップするメリットはありますが、消灯時は明るい場所でも視認性が落ちるのが難点。使うときだけ点灯するデフォルト状態が、いちばん使いやすいと思いました。
ロジクールのマウス『MX Master 3』 一緒に使うとさらに便利
『MXKeys』は、同じロジクールのマウス『MX Master 3』とリンクさせることで、さらに便利な機能を使うことができます。
ジェスチャーボタンと組み合わせて、ボタンやダイヤルの機能を拡張させる「ジェスチャー機能」を持つ『MX Master 3』。『MXKeys』をリンクさせると、「fn」キーを第2のジェスチャーボタンとして使うことができます。
もちろん、それぞれに別の機能を設定できるので、ジェスチャー機能の幅が2倍に広がるというわけですね。
2台のパソコン間で『MXKeys』を使いまわしたり、ファイルなどをパソコンから別のパソコンへコピペできるなど、とても便利な機能が「Flow」。
『MX Master 3』に付随する機能なので、『MXKeys』だけでは使うことができません。さらに残念なことに、筆者はパソコンを1台しか持っていませんでした……。
家のデスクトップパソコンから外出用のノートパソコンにデータを移行したいときなど、とても重宝する機能ではないでしょうか。
管理ツールでカスタマイズしやすい?
ロジクール『MXKeys』の管理ツール「Logicool Options」は、下記からダウンロードすることができます。
「Logicool Options」は『MX Master 3』の設定も一緒に行うことができて便利ですよ。
設定画面では、バックライトの通知機能の設定、「Num Lock(ナムロック)」や「Caps Lock(キャプスロック)」の無効化などを行なうことができます。
キーボード
まずは左下の「標準のファンクションキーとしてF1~F12を使用」にチェックを入れて、カタカナ変換や半角英語変換をできるようにしました。
またファンクションキーやテンキー上部のボタンは、個別にキーのカスタマイズが可能です。アプリを直接呼び出すものもありますね。
「キーストロークの割当」では「ctrl+c(コピー)」のようなショートカット機能を、ファンクションキーなどに割り当てることもできます。
Easy-Switch
「Easy-Switch」では、ペアリング状況をチェックできます。最大3台のデバイスでペアリングが可能。WindowsだけでなくmacOSやLinuxなどでも使えるので、いろいろなパソコンで使えるようにしておくのもいいですね。
サイズ | 高さ:131.63、 横:430.2、奥行き: 20.5mm |
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重量 | 810g |
接続 | USBレシーバー、Bluetooth |
サイズ | 高さ:131.63、 横:430.2、奥行き: 20.5mm |
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重量 | 810g |
接続 | USBレシーバー、Bluetooth |
タイピング効率を上げたいなら『MX Keys』 総合評価:4.0点
『MXKeys』を試した感想をチャートにしてみました。
打ちやすさ:5
付加機能:3
カスタマイズのしやすさ:4
デザイン:4
※執筆者の主観を数値化したものです。
ロジクール『MXKeys』を実際に購入し、商品の特徴や打ちやすさ、機能性などを検証してきました。
タイピング機能に特化しているだけあって、とても打ちやすいキーボード。ロジクールの数十年もの技術を結集したという「Perfect Strokeキー」の打ち心地は、伊達ではありませんでした。カチカチッという打鍵音も、テンションを上げてくれますね。
「Logicool Options」でキー操作をカスタマイズすることもできますし、マウス『MX Master 3』をあわせて使えば、「fn」キーを使ったジェスチャー機能や「Flow」など、『MXKeys』のポテンシャルを最大限に引き出すことができますよ。
また『MXKeys』に対応したパームレストを使えば、長時間のタイピングによる疲れを軽減できるでしょう。
使いやすいキーボードで仕事や作業の効率を高めたい人は、ロジクール『MXKeys』を試してみてはいかがでしょうか。
サイズ | 高さ:124.9、幅::84.3、奥行き::51mm |
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重量 | ― |
接続 | USB レシーバー、Bluetooth |
サイズ | 高さ:124.9、幅::84.3、奥行き::51mm |
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重量 | ― |
接続 | USB レシーバー、Bluetooth |
サイズ | 高さ::64、横::420、奥行き::8mm |
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重量 | 180g |
接続 | ー |
サイズ | 高さ::64、横::420、奥行き::8mm |
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重量 | 180g |
接続 | ー |
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