理論化学参考書おすすめ11選 基礎固めの勉強に!
ここからは、理論化学の参考書をいくつかご紹介していきます。講義タイプやフルカラータイプ、イラストが多いものなど内容はさまざま。自分にあった使いやすい参考書を見つけてください。
化学の勉強は「化学基礎」がはじまり。ここでつまずくと後々がたいへんなことになるものです。そのためまずは、ノート形式で書き込める、この旺文社『高校とってもやさしい化学基礎』で基礎固めするのをおすすめします。定期テストの直前もこの一冊があれば安心です。
理論化学は原理を理解するところからはじまります。技術評論社『坂田薫のスタンダード化学 理論化学編』は原理がとてもわかりやすく、講義形式で流れもいいのがおすすめのポイントです。
この一冊の内容を理解すれば、さらなる応用力をつけるための演習もスムーズに進むことでしょう。
自主学習にぴったり! 過去問収録で力試しもできる
予備校講師の坂田先生による、講義形式の参考書。基礎をある程度学んだあとのステップアップや、実践的な学習をしたい方におすすめ。重要事項が読みやすく、わかりやすく凝縮されています。
理論化学全体を網羅しているため、大学受験対策としても効果的。過去問も収録されています。まとまった解説で、限られた時間でも効率よく学習が進められるでしょう。
三省堂『化学の新研究』は最難関の国立の理系大学・医学部志望の生徒の多くが使用している参考書のひとつです。
理論化学に関しては、例題で典型的な計算問題とその解法も掲載。原理からくわしく書かれているため、多くの疑問点もすっきり解決できる参考書です。
難関理系の入試にも対応できる一冊
難関理系入試に対策するため、長年受験生に親しまれてきた参考書のひとつ。理論化学に特化したものではありませんが、その分「化学」をしっかりと学習することが可能です。実験や現象についても、原理からていねいに解説されています。内容重視のため、まとめや覚え方の項目は少なめ。ですがその分非常に充実した解説が特徴です。
理系受験生の二次試験や、論述に向けた力を身につけられる一冊。理論化学を含め、化学全体の知識を深めることができるでしょう。
豊富なフルカラーの図版でわかりやすさ倍増
フルカラーのイラストが多く掲載された参考書。ひとつひとつの現象について「なぜそうなるのか」が解説されているため、化学現象のイメージがあいまいな方に向いています。つまずきやすい分野には復習コーナーも設けられており、基礎からていねいに理解をすすめられる構成です。
難解な現象や計算問題も、カラーの図やイラストがあることでイメージしやすくなっています。仕組みをすっきりさせたい人や、文字よりも視覚でインプットするのが得意な人におすすめです。
計算過程や解法をくわしく解説した一冊
重要用語、化学法則、化学現象など、重要ポイントをわかりやすく解説する坂田化学シリーズ。理論化学編では、計算過程や解法に特化し、しっかり説明してくれているのが特徴です。全体が講義タイプの本で、読みやすく設計されているのもポイント。
理論化学の計算分野が苦手な場合や、時間がかかる人にはうってつけの一冊。考え方や計算に慣れることで、効率的に問題を解くことにもつながります。
「理論化学参考書」のおすすめ商品の比較一覧表
プロ厳選おすすめランキング 理論化学参考書TOP3を選出!
今回ご紹介した商品の中から、スタディサプリ中学理科全学年担当の佐川大三さんがおすすめするランキングを発表します。理論化学参考書を選ぶ参考にしてみてくださいね。
3位 旺文社『高校とってもやさしい化学基礎』
高校とってもやさしい化学基礎
2位 技術評論社『坂田薫のスタンダード化学 理論化学編』
坂田薫の スタンダード化学 - 理論化学編
1位 三省堂『化学の新研究』
理系大学受験 化学の新研究 改訂版
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 理論化学参考書の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの理論化学参考書の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
理論化学参考書を選ぶ際のポイント
自分の状況を把握し、苦手分野が明確になっている場合は、重点的に対策ができる参考書を選びましょう。計算分野も多い理論化学は、問題演習も必須項目。原理を理解して知識をインプットしたあとは問題演習に取り組んで、理解できているか、正しく知識が整理できているかを確認しましょう。
まずは段階にあった内容を選ぶ
学校での授業を難しく感じている場合は、自分のなかでイメージを持つことが必要。そのため、図表が多く書かれており、原理が詳しく、わかりやすく書かれている参考書を選ぶのがおすすめです。
基礎はある程度理解できている方は、次は応用力を身につけましょう。演習問題や入試の過去問題など、実践的な演習が多くできる参考書であれば、効率よく学習が進みます。
自分の苦手項目を知ってそれに特化したものを選ぶ
物質構造・状態・変化について原理を理解して、正しい知識の整理が必要な理論化学。これらの単元のなかで、自分が苦手意識の強いものをいち早く把握することが大切です。自身の弱い部分がわかれば、その単元を重点的に扱った参考書を選ぶことができます。苦手分野は後回しにせず、積極的に対策をしていきましょう。
基礎知識を定着させるための参考書
基礎知識の段階で難しいと感じる場合には、基礎的な用語の考え方や化学現象のしくみが解説されている参考書を選んでみましょう。
好みにもよりますが、講義タイプの参考書は流れがよく、理解が早まると評判のものも多くあります。どれがいいか悩む場合には、まずは講義タイプの参考書を試してみるのもおすすめです。
解法や解説が充実している参考書
計算問題が思うように進まない場合は、例題と解説が充実した練習問題が多く収録されたものが向いています。とくに、例題→例題の解説→例題と同じ単元からの練習問題、と構成されているタイプの問題集を選ぶのがいいです。
自分のつまずきやすい部分を確認することができ、その後再度練習ができるため、効率的に弱点を強化することができます。くりかえし練習することで、公式の使い方や、問題の考え方など解く力も身についていくでしょう。
視覚的に理解しやすい参考書
全体がぼんやりしてしまったり、途中でひっかかったりしたときには、視覚面からのアプローチも役立つものです。文字情報だけではなく、図やイラストによって視覚から覚えることで全体のイメージもしやすく、理解も早まります。文字が多めの解説文ではどうにも理解できない方も、いつもと違った見方につながるかもしれません。
原理を理解するにあたって、図表や式がていねいに書かれている参考書ならば、イメージも膨らみやすいもの。記憶にも残りやすくなりますよ。
さらに実力をつけるなら演習問題つきの参考書を!
知識や用語を覚えるだけでなく、化学ではそれを実践的に応用する力が求められます。学校の定期試験では点数がとれても、模試では思うように成績が伸びない…というときの原因に、応用力の弱さがあげられることもしばしば。
そのため、実力をしっかり伸ばすのであれば、実践的な演習問題がおすすめです。教科書や問題集の例題を丸暗記するのではなく、参考書の演習問題を多く解くことで、自分で考えて解く力が身につきますよ。
その他の参考書をお探しの方はこちら
丸暗記ではなく演習で実力をつけよう スタディサプリ中学理科全学年担当からのアドバイス
理論化学は大学入試においても有機化学とともに配点が大きく点数の差がつきやすい分野。
丸暗記ではなく、原理から理解を深めて日々問題演習を行うことで実力をつけていくことが大切です。
自分の学習状況や目的に合わせて選ぼう
今回は理論化学参考書の11選をごのおすすめをご紹介しました。参考書を選ぶときは、自分の学習状況や目的に合わせて、頭に入りやすいタイプのものを選ぶと効果的です。ぜひこの記事も参考に、あなたに合った参考書を選んでみてください。
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現在関西で中学受験理科・高校受験理科・大学受験数学・物理・化学の講師をしており、これまでに、多数の難関校合格者を出している。 生徒たちの苦手意識の克服に日々全力を費やしており、「嫌い」→「苦手」→「手をつけたくない」分野・単元を「できる」→「好きになる」→「さらにレベルアップ問題に取り組む」に変えることを目標としている。 京都大学卒業後、約15年間理系科目の指導に専念している。スタディサプリの中学理科全学年担当、監修書籍には「カゲロウデイズで中学理科が面白いほどわかる本」などがある。