大学受験用化学参考書おすすめランキングTOP3 高校化学基礎問題集や、共通テスト、薬学部対策も!
それでは、SRP教育研究所所長の伊丹龍義さんにおすすめ順にランキング付けしてもらったので、参考にしつつ、自身の受ける試験や大学偏差値に合わせて選んでくださいね。

教科書レベルの確認から、大学入試で必要とされるイメージづけまでができる参考書です。レイアウトも見やすく、わかりやすい言葉で書かれているので、化学基礎の「単元のイメージをしっかりつける」ために多くの方におすすめできる一冊です。
苦手から得意に! 高校化学基礎参考書
読みやすいよう工夫された構成とわかりやすい図や表つきで、とにかく化学が苦手というかた向けです。教科書の説明よりもやわらかい表現でていねいに解説しています。化学の基礎をしっかり理解し、身につけることを目的とした参考書です。
比喩的な表現や直感的な理解を促してくれて、覚え方なども記載されています。ほかの問題集と併用して学習しながら、生まれた疑問点をこの一冊で調べる、という使い方も。赤字部分は入試頻出の重要事項なので、赤シートで隠しながら確実に覚えることができます。

学校で配布される問題集とほぼ同等のレベルで「定番」で「流れを身につけておきたい」問題のみをまとめた問題集です。より短時間で、より安定して問題が解けるようになるので、模試などの結果につながりやすいのもおすすめポイントです。
10分以内で! 時間を意識して問題を解く
10分以内に解ける問題ばかりで構成された問題集です。化学基礎・化学の範囲を網羅。ついつい悩んで問題を解くのに時間がかかってしまうという人は、入試本番を見据えて時間内に問題を解くクセを身につけることもできます。
出題頻度の高い知識問題、計算問題、記述問題など、多様な形式の問題が掲載されているので、大学入試に必要な科学の分野をバランスよく学習できます。

こちらはいわゆる「大学入試の難問」を集めた問題集。過去問演習に入る前の総仕上げに、一問ずつ丁寧に解いて、分からないところは調べて、ポイントをまとめることで、難問に対応できる力をつけていけます。ただし、難しい問題も多いので、自分がめざすレベルを超える問題は飛ばしていくことがおすすめです。
基礎マスターと難問対策に最適な問題集
これまで実施されていたセンター試験向けだった「化学の新標準演習」が改訂され、「大学入試共通テスト」向けになりました。化学基礎から解説しているので、授業のサポートとしてもぴったりです。
理論化学の典型的な問題もあるので、基礎力も培われます。また編の最後にテストがあり、苦手分野を克服することも可能。解答に対する解説も詳しいので、分野ごとの理解をより深めたい方におすすめです。
大学受験用化学参考書おすすめ4選 編集部が厳選!
編集部が厳選した、大学受験用化学参考書のおすすめを紹介します。
3段階の難易度別で学習がスムーズに
受験勉強の後半期、少し難しい問題に触れたいと感じる受験生に役立つ、ハイグレードな化学おすすめ問題集。過去の大学入試から良問を厳選し、各問題どうしの重複を避けるために一部を削除したり、欠落している内容を加筆するなど完成度の高い問題に仕上げられています。
問題の難易度も★〜★★★印を目印に3階に設定されているので、自分のレベルに合わせながら学習を進めることができます。
難関大学合格を目指し実践力アップ
実践力を鍛えるために、まずはポイントを絞った講義で学習し、問題を解くという流れが実践力と得点力に繋がります。難関大学入試でも出題される良問が多く、解説は親切。未学習範囲も解くことができるように詳細に解説してくれているのもポイントです。
「効率的に学習したい」「難関大学に合格したい」「思考の過程をみたい」「暗記する化学は無理」と思っている方にもぴったり。問題を解きながらスムーズにステップアップし、合格に近づけるでしょう。
日常の学習から難関大学受験まで対応
教科書レベルの内容から難関大学の受験勉強にも対応した参考書。教科書では説明されていないところも解説されているため理解を深めるための日常の学習にもぴったり。しっかりと化学の本質を理解し、学力の底上げになります。理解しにくい有機化合物の構造決定などは、本文とは別に解説されています。
難易度が高い問題には「発展」という印がついているので、自分のレベルに合わせて学習もできます。
高1から始める! 化学の苦手意識を克服
とにかく化学が苦手、基礎をいまいち理解していないという方向きの入門書。高校1年生から取り組むと、授業でも解説されていないところや理解しきれていないところも、しっかりと学べます。
分厚い本ですが、左ページに説明が掲載されており、右ページがすべて図解という構成。ゆるいイラストと、ハカセの「~なのじゃ」などの口調が優しく、化学に対して苦手意識があった方もすんなり読み進められそうです。
「大学受験用化学参考書」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 大学受験化学参考書の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの大学受験化学参考書の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
大学受験用|化学参考書の選び方 受験勉強に! 独学でもわかりやすい!
続いて、大学受験用|化学参考書の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】受験する試験や科目に合った参考書を選ぶ
【2】学習目的やレベルに合った参考書を選ぶ
【3】改訂版や最新版など、発売年もチェックして選ぶ
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】受験する試験や科目に合った参考書を選ぶ
ひと口に大学受験といっても、大学入試センターが実施する大学入学共通テスト(旧センター試験)や私立大学の独自試験、それから国公立の二次試験など、臨む入試によってそれぞれの対策が必要です。
大学入学共通テストの場合は、さらに基礎科目の「化学基礎」、発展科目の「化学」を選ぶのかによっても必要な参考書は異なります。自分がどの試験でどの科目を受験するのか、無機化学、有機化学などその学習内容や目的に合わせて参考書を選びましょう。
【2】学習目的やレベルに合った参考書を選ぶ
やみくもに参考書を選ぶのではなく、化学の基礎をしっかり理解するためのサポート的な参考書なのか、実践的に問題を解いて学力アップを目指すのかなど、学習の目的に合わせて選びましょう。
化学は暗記ではなく、本質を理解すると問題もスムーズに解くことができるので、自分が理解しやすい参考書、勉強方法に合った参考書を選んでくださいね。
▼解説中心の参考書|図解や表で理解度を高める
化学の基礎がいまいちわかっていないと、いくら問題を解いても身につきません。大学入試のためとはいえ、基礎をしっかり理解するためには図解や表を用いた参考書で理解を深め、知識の土台を作りましょう。
教科書にあわせたレベルの参考書が多いですが、重要な語句の解説がこまかく書かれているので、化学の基礎がしっかりと身につきます。
▼問題集タイプの参考書|より多くの問題に触れる
基礎をしっかりと理解できている場合は、さまざまな演習問題を集めた問題集タイプの参考書を選びましょう。自己採点することで自分の現在の理解度がわかり、目指すべき到達点も見えてきます。
そのため、解答の解説がよりていねいなもののほうが理解も深まり、実践的な問題を解く際の考え方も身につきやすくなります。
▼一問一答・語呂合わせタイプ|知識定着の補助教材として使う
化学の基礎は理解していても、語句が覚えきれていないといったあやふやな点がある場合は、一問一答タイプや語呂合わせで学べる参考書を選びましょう。
自分の苦手なところを繰り返し学習する勉強法は、知識の定着に役立ちます。このタイプの参考書は、ほかの参考書の補助教材として取り入れるのがいいでしょう。
▼受験大学の過去問や予測問題|実践問題の対策を
大学入学共通テストや二次試験対策としても実践問題への取り組みは必須です。受験大学のレベルに合わせた参考書を使用するほうがいいですが、最初は基本的な参考書から始めていき、徐々にレベルを上げていきましょう。
効率的に学習できるのは入試問題集や過去問集。過去の問題を読み解くことで傾向も見えてきます。そして予想問題や例題を解くことも大切。実際の試験を想定して時間を計測して取り組むことができます。何度も繰り返し問題を解くことで、どこに時間を割きたいのかも見えてくるので、結果的に試験時間を効率的に使えるようになりますよ。
【3】改訂版や最新版など、発売年もチェックして選ぶ
参考書は毎年新しく出版されているので、「改訂版」や「最新版」なのか確認しましょう。発行年も重要なポイントです。より実践的に学習するためにもできるだけ最新の参考書を選ぶようにしましょう。
基礎を固めたい場合は、発行年は気にする必要はありませんが、教科書の内容も変更になっていることがあるので注意が必要です。
エキスパートのアドバイス
自分がどのレベルの段階にあるかを意識して
「単元のイメージをしっかりつける」→「定番の問題の流れを理解する」→受験校によってさらに上をめざす場合、そのうえで「応用問題で考え方を身につける」という流れが効率的。
自分が今、どの段階にいるかを意識しながら、冊数を絞って参考書を選んでいくことが重要です。
定番の問題が解けないという場合には、わかっているつもりでもその前の段階の「単元のイメージ」に不安がある場合が多いです。ご注意を。
そのほかの理系参考書・問題集はこちら
参考書同士もベストな組み合わせを見つけて対策を
大学受験用に理解しやすい化学参考書のおすすめ商品を紹介しました。参考書は授業のサポートから受験に向けて使用するものまでたくさんあるので、一冊ではなく数冊を併用しながら学習を進めていくのがいいでしょう。
問題集ばかりではなく、解説と問題集、語呂合わせテキストと参考書などベストな組み合わせをみつけてあなたにピッタリの参考書を選んでみてくださいね。
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SRP教育研究所所長、教育図鑑相談役、「学びエイド」鉄人講師、「家庭教師のトライ」Try IT中学理科担当。 中受ラジオ・教育ラジオ プロデューサー。小学館「観てわかる中学理科」映像担当。「頭脳王」「東大王」(特番)監修 、「KIDSdo」問題原案、マイナビ中学受験執筆者、自然科学教育&中学受験・高校受験理科&算数。 珈琲&パピコ好き、勝どき在住 。