大学入学共通テストはセンター試験からどう変わる?
2021年度入学者から、これまで行われていた大学入試センター試験に代わり「大学入学共通テスト」が導入されます。実施時期については、例年のセンター試験と同様に1月中旬の土日。2021年は、1月16日(土)と1月17日(日)に行われます。
物理の問題の傾向としては、これまでのセンター試験とは大きく変わらないといわれます。ただし、イラストや図が多く使われ、日常の現象を物理学的に捉える問題が複数出される可能性が高いともいわれているので、基礎固めが大切。どの分野も満遍なく苦手を克服しておくようにしましょう。
大学入学共通テスト用の物理参考書おすすめ11選 問題集&解説書
あなたにぴったりな参考書を探していきましょう。充実した解説や問題多め、分野別など、バリエーション豊かにそろっていますよ。
イメージで理解! ゼロからわかるやさしい参考書
物理が苦手で困っている受験生も、無駄なく進められる講義タイプの参考書です。図やイラストをふんだんに使って、ひとつひとつ根底から理解をサポート。読み進めながら、インプットとアウトプットの両方ができるバランスのよい一冊といえます。
文系志望で理科系科目はさっぱりという人や、中学の理科や数学ができたのに高校の物理で苦戦中という人にも、ぜひ手に取ってほしい参考書です。
わかりやすい図解で視覚的に理解
イメージのつかみにくい波動の分野では、図解を用いた解説で、波のいろいろな現象を視覚的に理解できる工夫がされています。理解を深めるための演習問題つきです。
「熱・電磁気・原子版」と合わせて学習することで、物理の基礎がひと通り習得できます。とくに国公立大学や理系学部へ進みたい受験生は、すみずみまでていねいに読み込んで本質を理解しましょう。
アウトプットしながら学べる詳しい解説と練習問題
超基礎レベルから高校物理を学べます。「学校の授業についていけなくて困っている」、「もう一度基礎から学習したい」という方に向いています。
苦手な人でもスモールステップで無理なく進めていけるように、イラストや図が充実しているのも魅力。答え合わせしやすい別冊解答つきで、練習問題を繰り返し解いて理解を深め、少しずつ苦手を克服していける一冊です。
なお、こちらの商品は2021年度以前にご入学された方が対象の商品です。
解説と図解の見開き構成で理解が進む
左ページにたとえ話を多用したわかりやすい解説、右ページにイラストを使った図解で、わかりやすさが魅力の参考書。文章よりもイメージから入った方がわかりやすいというあなたは、右側のイラストからながめるのもいいでしょう。
「学校の授業についていけない」、「物理の受験勉強が思うように進まない」と悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。
わかるから解ける! 解法ルールでさらに得点アップ
基本的な問題は解けるけれど、苦手分野や難問になると歯が立たないという方に向いています。基礎がある程度理解できていて、実践的な解答力を鍛えたい時期にぴったり。さらなる得点アップにつながりますよ。
共通テストはもちろん、難関私大レベルにも応用できるのが魅力。覚えておくべき解法ルール満載で、理系学部志望者にもぴったりな一冊です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 大学入学共通テスト用物理参考書の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの大学入学共通テスト用物理参考書の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
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大学入学共通テスト用物理参考書の選び方
それでは、大学入学共通テスト用物理参考書の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】参考書の内容は勉強スタイルに合わせて
【2】勉強したい分野を考えよう
【3】物理の勉強をより効率的に行なうためには
【4】目標点数を決めておくと参考書選びがスムーズに
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】参考書の内容は勉強スタイルに合わせて
学習段階や理解度を見極め、自分に合った勉強スタイルを選んでいきましょう。
大きく分けると、「解説書」と「問題集」のふたつのタイプにわかれます。自分好みの構成や解説がされている参考書を見つけて、無理なくコツコツを進めていける一冊を見つけてください。
▼基礎からしっかり理解したい人は「解説書タイプ」
どこから手をつけていいかわからない方や、基礎部分に不安をかかえている方はまず解説書タイプで基礎固めしていきましょう。
物理の全体像がやさしく解説されているものから、分野別でよりこまかな内容が収録されているものまでさまざま。とくに文章だけではわかりにくい分野については、イラストや図が豊富なもので、イメージから理解することが大切です。
▼演習重視なら「問題集タイプ」
「学校の授業はある程度理解できる」、「物理は比較的得意科目で本番をイメージした学習がしたい」という方は問題集タイプを選びましょう。
注意するポイントは、問題の豊富さと充実した解説です。より多くの問題で解答力を鍛え、誤解やミスはわかりやすい解説で理解を深めていきましょう。
【2】勉強したい分野を考えよう
受験勉強を進めていくと、得意分野や不得意分野が見えてきます。
プレテストで平均的に得点が取れている場合や、ある分野だけどうしても得点が取れないなど、自己分析して自分に合った勉強方法を取り入れていきましょう。
▼物理の内容を網羅的に勉強したいなら「全分野タイプ」
これといって得意不得意が明確ではなく、学力を全体的に底上げしたい場合は、全分野が一冊にまとめられている参考書で理解を深めましょう。物理は全分野まんべんなく出題されることが多いので、全体強化は得点アップに効果的といえます。
▼特定の分野を勉強したいなら「特化タイプ」
波動が苦手、電磁気で得点が取れないなど、特定分野の強化に力を入れたい人は、分野別参考書で対策しましょう。文章での解説に加え、イラストや図解が対になっているタイプなら、イメージで理解しやすく、苦手克服にもつながりますよ。
【3】物理の勉強をより効率的に行なうためには
受験勉強は努力だけでなく学習効率も重要な必勝ポイント。試験当日までの大切な時間を有意義に使うことも、目標達成への近道ですよ。
参考書選びの段階で、詳しい解説や正しいボリュームのものを選び、無理なく無駄なくしっかりと対策しましょう。
▼解答や解説ページが多い参考書が分かりやすい!
学習するうえで、とくに時間がかかる知識のインプット。解答や解説ページが多い参考書は、ボリュームが多く敬遠しがちですが、やさしくかみ砕かれた説明が多いため、わかりやすく、学習を進めやすい点が魅力です。
また、理解したつもりでいても、誤解やミスがあることも。そんなときにわかりやすい解説があることで軌道修正にも役立ちます。
▼図が大きくたくさんあるほうが理解につながる
文字ばかりの解説ではなかなかイメージしづらい物理現象を、わかりやすい図解で解説してくれる参考書も多数販売されています。
大きなイラストや見やすい配色で視覚からアプローチすることで、時間がかかりがちな分野も克服しやすくなりますよ。
▼勉強できる残り日数と参考書のボリュームは適切か
どの科目にもいえることですが、共通テスト対策は必要範囲と目標点を見極めて学習することが大切。時間が限られているなかで、分厚い参考書をやみくもに使うのはもったいないです。
短期集中で共通テスト範囲をマスターできるような参考書もあるので、ほかの科目との勉強時間のバランスも考えながら選びましょう。
【4】目標点数を決めておくと参考書選びがスムーズに
自分の得意不得意や理系か文系かによって、目標点数は異なります。
目標点数を6~7割とする場合は標準的な問題は極力落とさない、9割を目標とする場合は難問も解けるように対策しておかなければなりません。合格ラインを見極めて、過不足なくカバーできる参考書を選びましょう。
大学入学共通テスト向け物理参考書選びの重要ポイント 受験対策のプロからのアドバイス
物理は、理論もイメージも必要とされるため、学習が難しい科目です。そのため最初のうちは、学習を進めても、なかなか問題が解けるようにならないことも多々あります。自分にとって、理論・イメージ・問題演習のどれが必要なのかをしっかり意識して、参考書を選ぶとよいでしょう。
参考書を使って物理の苦手をつぶそう!
大学入学共通テスト用の物理参考書のおすすめ11選をご紹介しました。
まず、解説書タイプか問題集タイプかをしぼりましょう。さらに、学習したい分野を考慮しながら、図解や詳しい解法の有無などもチェックすることがポイントです。
全体網羅型や分野別など使う場面をイメージしながら、あなたの勉強法にぴったりの大学入学共通テスト用物理参考書を選んでみてくださいね。
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SRP教育研究所所長、教育図鑑相談役、「学びエイド」鉄人講師、「家庭教師のトライ」Try IT中学理科担当。 中受ラジオ・教育ラジオ プロデューサー。小学館「観てわかる中学理科」映像担当。「頭脳王」「東大王」(特番)監修 、「KIDSdo」問題原案、マイナビ中学受験執筆者、自然科学教育&中学受験・高校受験理科&算数。 珈琲&パピコ好き、勝どき在住 。