フィッシングスーツとは

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フィッシングスーツとは防水加工などが施された釣り用ウェアのこと。
釣りを行っている際中は、釣り中の急な雨や魚が暴れた際の水しぶき、水中に入る場合など、水を被ってしまう機会が多く、私服などの格好の場合、とても不安です。それらの不安をカバーできるスーツを着ることで、釣りに集中できるだけでなく、帰り道、車内の汚れなどを気にすることもなくなります。
フィッシングスーツは、ダイワやシマノといった有名メーカーからも多数販売されており、デザインや機能性も幅広いです。さらに、釣り中の動きやすさを考えた軽量なモデルもあるため、自分の釣りスタイルや好みに合わせて選ぶことができます。
フィッシングスーツの選び方
それでは、フィッシングスーツの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】フィッシングスーツの素材
【2】性能
【3】こまかな仕様
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】フィッシングスーツの素材をチェック
フィッシングスーツの素材は、性能面と価格に大きく影響します。おおむね価格と素材の性能面は比例している商品が多い傾向にあります。求める機能や使用頻度、購入予算なども考慮しながら選んでみましょう。
▼快適な着心地のゴアテックス素材
高機能素材として注目を集めるゴアテックス。アウトドアが好きな方は、ご存じの方も多いのではないでしょうか。魅力は高い透湿防水性能で、悪天候でも快適な素材です。。
価格もそれだけ高くなりますが、悪天候でも水が侵入する心配が低く、スーツ内の不快な蒸れも防いでくれます。
▼コスト重視のナイロンやEVA素材
価格を抑えたいなら、ナイロンやEVA素材のものを検討してみてください。ゴアテックスに比べると透湿性がゼロに近いため長時間着用すると蒸れが気になりますが、コスパのよい素材です。
悪天候時のフィッシングは避けているけど、万が一の急な雨に備えたい場合なら充分ですね。
▼価格と性能のバランスがいいメーカー独自の機能性素材
各メーカーは機能性素材を独自に開発しており、透湿防水性能をしっかり備えた商品もたくさん販売されています。ゴアテックスより安価な場合が多く、性能面と価格のバランスがいいのがポイント。価格を抑えつつも性能のよいスーツがほしい方は、ぜひチェックしてみてください。
【2】性能をチェック
使い心地に直結する性能面。まずは、以下の3つのポイントに注目して選ぶことで、着心地や使い勝手のよい商品が見つかりますよ。重視したい性能を見極め、悪天候でも釣りに集中できるアイテムを見つけましょう。
▼防水性は必須! 耐水圧の数値をチェック
防水はフィッシングスーツを選ぶのに必須の機能です。低価格のナイロン素材なども防水性はありますが、クオリティを重視したいなら防水性のより高いアイテムをチェックしましょう。
チェックポイントは耐水圧の数値。10,000mm以上あれば、大雨でも比較的安心して使えるでしょう。
▼通気性のあるスーツは快適
とくに長時間の着用や暑い季節などに重視したい通気性。通気性がよくないと、汗が乾かずインナーが濡れてしまい不快です。さらに体温調節がうまくできず、体調を崩してしまうこともあるでしょう。
透湿性の目安としては、5,000g以上のものをチェックしてみてください。
▼寒い季節には保温性も重視
おもに寒い季節や風の強いポイントで釣りをする場合に重視したい保湿性。生地に中綿を含んでいる素材なら、保湿能力も高く防寒にも効果的です。中綿があることで空気の層を作り、保温性を高めてくれます。同時に透湿性のある素材であれば、暖かいのに蒸れにくい快適な着心地を実現してくれるでしょう。
(★)ポイント:レインウェアやウィンドジャケットとしても活用できる
予期せぬ天候不良や冷えの対策に欠かせないアウターがフィッシングスーツですね。透湿防水素材や独自の機能素材などが多くラインアップされ、レインウェアやウィンドジャケットとして活用できるものもあります。コストパフォーマンスがいい商品とはいえないのも事実ですが、波をかぶったり湿気の多い風、雨などにも影響を受けたりするアウトドアスポーツには、ぜひ用意してもらいたいアイテムです。
【3】こまかな仕様をチェック
フードや袖口の形、重さなど、こまかな機能や仕様によっても使い勝手が変わってきます。小さなことですが、意外と気になるポイントが多くあります。以下の点も考慮して、より長く愛用できるお気に入りのアイテムを探しましょう。
▼止水ファスナーで水の侵入をブロック
悪天候時はフロントファスナーや足元のファスナーから水が浸入してしまうケースも考えられます。そんなトラブルを予防できる機能として注目したいのが、止水ファスナー。ファスナー部分にコーティングなどの止水加工を施すことで防水性を高めてくれます。ポケットに止水ファスナーが使われていれば、スマホなどの小物も安心して持ち歩けます。
▼フードつきやハイネックで防寒性アップ
フードつきやハイネックのフィッシングスーツなら防水はもちろん、防風防寒効果もバッチリ。突然の雨や強風にも、フードをかぶることである程度身を守ることができますよ。寒さの厳しい季節に使うなら、防寒力の高いあごまですっぽりと覆えるタイプがよいでしょう。
▼袖口から水が入らないものを選ぼう
防水効果をより高めるために袖口の作りも確認しておきましょう。生地が二重構造になっているものは、比較的防水効果が高く安心です。
さらに、面ファスナーや専用ベルトなどで袖口の締めつけ具合を調整できると、フィット感を高められますよ。
▼軽量設計で動きやすいものを
長時間の着用や動きやすさなどを考慮すると、フィッシングスーツの重さも気にかけておきましょう。
多くは総重量が1kg前後ですが、500g程度の軽いものも販売されています。機能面に加えて、着心地に直結する重さも要チェックです。
フィッシングスーツおすすめ10選 ゴアテックスや防寒素材も!
選び方のチェックポイントをふまえて、おすすめのフィッシングスーツをご紹介します。バリエーション豊かにピックアップしましたので、お気に入りの一着をぜひ選んでください。
独自開発のドライシールド素材を採用
フィッシングスーツとしては珍しい、ジャケットのデザインが豊富なアイテム。7種類のバリエーションがあり、好みのものを選べます。細身のシルエットでスタイリッシュに着こなせるのも魅力です。
透湿防水素材や着脱可能なフードなど、釣り以外にキャンプやトレッキングにも応用できます。シマノのなかでは、ミドルレンジゾーンに位置する価格と性能のバランスがよい商品です。
レディースやジュニアサイズもあり
レインマックスシリーズのなかでも、リーズナブルな価格が魅力のアイテム。軽いうえに防湿防水素材なので、動きやすく着心地も良好です。面ファスナーで袖口の調節ができるので、ウェア内に水が入るのを防ぐことができます。
サイズやカラー展開も豊富で、男性のみならず女性や子どもが選べるデザイン展開も魅力。家族でおそろいのウェアを使うこともできますよ。
着心地抜群のゴアテックス素材
ゴアテックス素材により、高い耐久防水性と防風性、さらに透湿性を発揮。内側のメッシュ素材は、湿度の高い環境でもベタつきを感じにくく、体をドライに保ってくれます。
また、ポケットは水分の侵入を軽減するコーティング加工済みファスナーになっているのもポイント。小物を濡らさず持ち歩けます。予算に余裕のある人はぜひ検討してほしい、機能性と着心地のよいアイテムです。
Tsurimusha(釣武者)『ウェルディッドウォームアップスーツ(5057)』
MIZUNO(ミズノ)『ベルグテックEXストームセイバーVレインスーツ(A2JG4A01)』
「フィッシングスーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フィッシングスーツの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフィッシングスーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フィッシングスーツに関連する記事をご紹介 【関連記事】
素材や機能を考えて選ぼう まとめ
フィッシングスーツのおすすめ10選をご紹介しました。最後に選び方のポイントをおさらいしましょう。
まず、予算や着用感を考慮してスーツに使われる素材を選びましょう。防水性や通気性、保温性についても要チェック。さらに、ファスナーカバーや首まわり、袖口の仕様、軽さなど、使う場面をイメージしながら、あなたがほしいフィッシングスーツを選んでみてくださいね。
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ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。 アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。 フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。