サーフィンワックスの魅力! グリップ力を高める

Photo by Alex Victor on Unsplash

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サーフィンワックスを塗ることで、サーフボードのグリップ力を高めてくれる効果が得られます。サーファーにとっては、パフォーマンスに影響する上達のために重要なアイテム。ワックスを塗っていないサーフボードはすべりやすく、初心者はとくに扱いづらさを感じるかもしれません。
また、ボードからすべり落ちるのを防ぎ、体とボードとの衝突を防ぐなど安全面でも大切な存在です。
サーフィンワックスの選び方 便利なセットも!
サーフィンワックスは、使う場面などによって選ぶべきアイテムが異なります。素材や水温などきちんと選ぶことによって上達の手助けとなり、よりよいパフォーマンスを出せるようになるでしょう。
どういった点を重視して選ぶべきなのか、それぞれ特徴を解説します。しっかりとサーフィンワックスの選び方を把握しておいてくださいね。
季節や水温に合わせて種類を選ぶ
サーフィンワックスは、水温によって適したタイプが異なります。水温に合ったタイプを選ばないと、かえって滑りやすくなる可能性があるため注意が必要です。
水温の目安と一緒に適したタイプをご紹介いたします。
水温目安25℃以上は「TROPICALタイプ」
真夏や暖かい気候の場所でサーフィンを楽しむ場合は「TROPICALタイプ」が適切です。水温の目安は25℃以上で、日本では7~8月くらいの気候に該当するでしょう。ワックスは熱によって溶けやすくできているため、かたく作られています。
夏が長く続くことも考えて、少なくとも7~9月ごろまで使えるように準備しておくといいですね。夏になる前に用意しておきましょう。
水温目安17〜25℃は「WARMタイプ」
暖かくなりはじめた初夏や夏が終わった秋ごろには「WARMタイプ」が適切。目安としては17~25℃くらいの時期に使用します。ある程度かために作られているのが「WARMタイプ」です。
初夏や9月10月ごろが適した季節で、そのほか肌寒くなりはじめた時期でもワックスがやわらかいと感じたらこちらを使用しましょう。調節用に持っておいてもいいですね。
水温目安12〜20℃は「COOLタイプ」
水温が低めになってきた秋~冬のはじまりや、水温が上がる前の春~梅雨ごろには「COOLタイプ」が適切です。12~20℃ほどで、3~6月や冬のはじまりの10月くらいからが適しています。
使用期間が長めで、ほかのタイプと重なる時期には一緒に持ち歩くといいですね。水温やその場の状況でCOOLタイプかほかの季節に合ったワックスかを選びましょう。
水温目安14℃以下は「COLDタイプ」
ワックスは冷たくなるとかたくなるので、水温が冷たい場合はやわらかめのワックスが適切ということになります。
水温が14℃以下の季節ではサーフィンワックスのなかでもやわらかい「COLDタイプ」が向いています。水温が冷たくワックスがかたくなってしまうとグリップ力が低下しますから、やわらかいものを選びましょう。
石油系か天然成分かで選ぶ!
使用されている素材の面からもサーフィンワックスを選びましょう。おもな素材は「石油系」と「天然成分」です。
それぞれどんなメリットがあるのかを解説していきますので、特徴を把握して自分に合っているほうを選びましょう。
コスパ重視の方は「石油系」
コスパを重視している方は「石油系」を選びましょう。原料に石油から抽出されたパラフィンが使われています。
比較的手ごろな価格で購入できコストパフォーマンスが高いため、頻繁にサーフィンに出かけるならば石油系のほうがいいでしょう。
環境や体への影響が少ない「天然成分」
コスパではなく環境や体への影響を考えたい方は「天然成分」が向いています。天然成分のものは石油系に比べて価格が高くなる傾向があります。しかしながら、ワックスの成分によって海を汚すことを最低限に抑えられるのです。
天然成分で作られているサーフィンワックスは、おもに大豆などで作られています。環境にやさしいだけではなく体への悪影響も最低限に抑えられていますのでお子さんなどと一緒でも安心です。
ベースコートも確認しよう!
サーフィンワックスを上手に塗るためにはベースコートもチェックしておいてください。ベースコートはサーフィンワックスを塗る前に塗るものですが、メーカーによってはベースコートとサーフィンワックスがシリーズ化されているものがあります。
それぞれ商品やメーカーによって相性が異なるので、ベースコートに自分がなにを使っているのかはしっかりと把握しておく必要があるでしょう。
セットになっている商品もおすすめ
手っ取り早いのはベースコートとサーフィンワックスがセットになっている商品です。同じブランドやメーカーでそろえておくのが無難ですが、それぞれ個別で購入するのは面倒だと感じるかもしれません。
なにを選べばいいのかわからなくなってしまうかもしれませんから、ベースコートとサーフィンワックスがセットになっている商品を選ぶのがお手軽です。
サーフィンワックスおすすめ14選 ベースコート不要タイプなどの特徴も!
サーフィンワックスの選び方について把握したら、実際に販売されているアイテムから自分にぴったりなもの見つけましょう。
それぞれの特徴や見逃せないポイントを解説しますので、ぜひ購入の際には参考にしてみてくださいね。
ボードにぬるだけでハンプスが作れる!
1970年代に発売されて以来、今でも使い続けられている老舗ブランドのサーフィンワックスです。粘り気があり、名前のとおりボードに塗るだけでクイックにハンプス(コブなどの意味)を作れるのがポイントです。
また、グリップ力がすぐれているだけではなく、塗りやすさもよいスタンダード品。初心者でも扱いやすいでしょう。
季節ごとに違うラメを楽しめる!
季節ごとに違う色のラメが入っています。見た目が楽しいサーフィンワックス。見た目だけでなく、しっかりしたグリップ力もあるので安定した波乗りを実現してくれるでしょう。
また、素材にもこだわっており、大豆や豆のほか木の樹脂を含んでいます。サーファーのために、サーファーによって作られたワックス。ボードに乗せる足をしっかりと固定してくれますよ。
まるで吸盤のように吸い付くグリップ力!
吸盤のように吸い付くグリップ力が特徴のサーフィンワックスです。ハンドメイド商品でとてもていねいに作られているのも見逃せません。多くのサーフィン選手が使用しています。
今まで使っていたワックスから乗り換えてしまうほどの、パフォーマンス向上が感じられることも。厚塗りをしたりごしごしと強く塗ったりする必要もありません。
使用する季節に合わせてタイプが選べる!
6種類のタイプから選べるサーフィンワックス。通常のベースコートを含めた5種類に、真冬用としてスーパータックタイプが加わっています。使用する季節に合わせてセットの内容を変えれば、足のすべり止めやグリップ力をアップさせてよりテクニックの向上が見込めるでしょう。
パドル時の姿勢も安定させてくれるので安心です。温度によってぴったりなワックスを選んでください。
大豆が主原料! 環境を気にする方はこれ
オーストラリアシドニーのワックスブランドのアイテムです。大豆を主原料にしており、環境にやさしく作られています。お子さんとのサーフィンも安心ですね。売り上げの1%は環境団体に寄付されているので、購入と同時に募金活動もできますよ。
せっかくサーフィンを楽しむために購入するなら、環境保全に繋がるものを選ぶのもよいでしょう。
高めのパンプを作りたいならこれ!
バナナの匂いがするサーフィンワックス。ワックスの独特な匂いが苦手な方でも快適に使用できます。また、高めのパンプを作りたい方には見逃せないサーフィンワックスです。
ベースコートの上に薄く塗ってあげることで、高い耐久性と理想的なバランス力を与えてくれます。天然素材が使われていることや100%リサイクルパッケージが使われているのも見逃せません。
季節ごとに探す必要なし!
春夏秋冬に合わせた商品が揃っており、一年中使うことが可能です。夏用はベースコートとしても使用できるので、いろいろと買いそろえる必要がないのも注目したいポイントでしょう。
100%ニュージーランド産でしっかりとしたグリップ力を実現。サーフィンのパフォーマンスを向上させてくれます。ボックス型のパッケージに入っていますから保管にも便利ですね。
ワックスコームがついているのですぐに使用可能
薄く塗っても長もちするサーフィンワックス。ワックスコームがついているのですぐに使えるのもうれしいポイントですね。新感覚のハイグリップワックスでこれまでとの違いが感じられるかも。
どんな季節にも対応できるよう、サーフィンワックスが3種類セットになっているので、ひとつひとつ買いそろえる必要がないのも◎
ベースコート不要ですぐ使える!
春夏用と秋冬から選べるサーフィンワックスです。自分がよくサーフィンに出かける季節と合わせて選ぶといいですね。ベースコートを使用しなくてもいいタイプですので使い勝手がよく便利です。
サーフボードに塗ったあとに白くなりにくいのが特徴。見た目やウェアの汚れが気になる人に向いています。サーフィンをしながらウエットスーツが白くなってしまう心配もありません。
ボードにも合わせやすい7色のカラー展開!
カラーバリエーションが多く、ボードに合わせやすいサーフィンワックス。カラーが目立つので塗った場所がわかりやすいのもポイントですよ。サーフボードに絵を描くことができて、面白みもありますね。
クレヨンのような感覚で自由に文字やイラストを描くことが可能です。別売りのベースコートを塗ったあとに、絵を描くようにこのワックスを塗ってあげましょう。
6個に小分けされているので使用しやすい!
まるでお菓子のようなパッケージと香りがたのしめるサーフィンワックス。6ピースに切り分けられているので、使用する量をコントロールしやすいのがとても便利ですね。また、サーフィン仲間と一緒に分けて使用することもできるでしょう。
小さな粒を作りやすく、快適なワックス使いを実現させました。気になる香りは甘いチョコレートフレーバーです。
TERRA WAX(テラワックス)『サーフワックス』
自然素材を使用! 環境に気をつかうサーファーに
すべての原料は自然素材を使って作られたサーフィンワックス。土に返すことができるほど、環境に配慮されています。100%ナチュラルワックスで安心なだけでなく、塗り心地もいいのがうれしいポイント。
人にもやさしく、お子さんとのサーフィンも安心して楽しめますね。安全性や環境保護を重視したい方にぴったりのアイテムです。
粘りがあるのでグリップ力がある!
粘りがあるタイプでグリップ力が高く、さらにボードの形状を問わず使用できるサーフィンワックスです。世界水準のクオリティを誇っており、よりサーフィンのテクニックを向上させてくれるでしょう。
石油を一切使用していないのも見逃せないポイントのひとつです。自然を大切にしながら、品質や性能面も重視したい方に◎
太陽光熱にも耐える耐久性
太陽光熱に強く、溶けにくいように作られているワックスです。石油が未使用で、松脂が主成分として配合されています。コーム型だからムラができにくく扱いやすいのも注目したいポイントです。
また、新開発の技術によって最高70℃まで溶けることがありません。やさしくてエコなうえに溶けにくい、まさに一石二鳥のアイテムです。
「サーフィンワックス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サーフィンワックスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのサーフィンワックスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ワイルドライフクリエーターのおすすめランキング サーフィンワックスTOP5を選出!
ご紹介した商品のなかから、ワイルドライフクリエーターの荒井 裕介さんがおすすめする商品ランキングを発表します。グリップ力のあるものや香りのいいものなど、特徴のある商品がランクインしていますよ。サーフィンワックス選びの参考にしてみてください。
5位 FU・WAX(フーワックス)『ワックス』
4位 MAGNET(マグネット)『Super Glue MAGNET WAX』
3位 SEX WAX(セックスワックス)『Quick Humps』
2位 OCEAN&EARTH『SNAP WAX』
1位 STICKY JOHNSON(スティッキージョンソン)『サーフワックス』
サーフィンワックスの塗り方と剥がし方
ここでは、サーフィンワックスの塗り方と剥がし方についてご紹介します。
サーフィンワックスの塗り方
1)格子を描くようにデッキの肌が触れる範囲にワックスを塗っていきます。
2)格子の間を埋めるように円を描きながらワックスを塗っていき、ダマを作ります。
3)ダマが均一になったところで、前足をつく部分に重ね塗りして完了です。
サーフィンワックスの剥がし方
1)既に塗られているワックスをスクレーパーである程度剥がしておきます。
2)剥がし終わったら、リムーバーを塗った布で拭きとります。
3)30秒くらいするとワックスが溶け出しますので、ティッシュなどで拭き取ります。
サーフィンワックスに関するQ&A よくある質問
ワックスの保管方法は?

ワックスは大変熱に弱く、夏場の車中に放置すると溶けてしまいます。そのため、涼しい場所で保管するようにしましょう。
サーフィンワックスを落とす剥がすときに必要なものは?

ワックスリムーバーとワックススクレーパーです。デッキパットを剥がした後のこびり付いた粘着テープもきれいに剥がせますよ。
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エキスパートからのアドバイス 海流を知ることがいちばんのポイント
水温によって使い分けるワックスですが近年では温暖な海流がより長く流れ込むようになってきました。もちろんエリアによってそれは大きく変わるのですが関東以西の太平洋側や九州エリアでは水温が高くなってきています。
しかし北の海流や厳冬期、春先も考えると種類が豊富なものからシーズンやエリアごとに選びわけたいですね。海流を知ることがワックス選択の1番のポイントになります。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。