サーフィンデッキパッドとは
サーフィンデッキパットとは、サーフボードに乗るときのグリップ力を高めるためのもの。
そのほかにもサーフボードを保護したり、ワックスの使用量を減らす効果も期待できます。
ほとんどの場合、デッキパッドがないからといってサーフィンを楽しむことができないということはありません。ただし技術が向上したら、パフォーマンスを最大化するために、必要となってくるでしょう。
初心者にも使いやすいタイプがありますので、ぜひ選び方をみていただき、購入を検討してみてください。
サーフィンデッキパッドの選び方
自分に合ったサーフィンデッキパッドを見つけるために、まずは選び方をしっかりと把握しておきましょう。自分のサーフィンレベルやボードとの相性など、選ぶ際におさえておきたいポイントがいくつかあります
【1】自分のレベルに合わせる
【2】サイズがボードと合っているか
【3】デザイン
【4】キックテールの高さ
【5】グリットパターン
【6】粘着性
【7】軽量で水分を吸収しにくい商品
【8】ショップに行って確認
ここでは、レベルに合った選び方もご紹介しますので、ぜひ非参考にしてください。
【1】自分のレベルに合わせてタイプを選ぶ
まず大事なのは自分のレベルに合わせて、選ぶことです。サーフィンにまだ慣れていないのに高度な技術が必要なものを選んでしまっては、コントロールできない可能性があります。
サーフィンデッキパッドは形状によっておもにタイプがふたつに分かれており「安定感」や「操作性」に違いがあります。自分のレベルだとなにを重視するべきなのかをイメージしながら選びましょう。
初心者は安定感がある「一体型」
サーフィンを始めたばかりの初心者でも扱いやすいのが、一体型のサーフィンデッキパッド。別名1ピース型とも呼ばれていて、四角く野球のベースのような形をしています。
安定感にすぐれているので、これから本格的にサーフィンを始める方にも向いています。ただし、あまり商品数は多くありません。また、サイズ次第ではサーフボードとの相性がよくないこともありますので注意が必要です。
上級者はカスタムができる「分割型」
カスタムが可能で上級者向きなのが、分割型のサーフィンデッキパッド。好みでそれぞれ貼る位置を変えられるもので、3ピースや5ピースなどパーツがそれぞれ複数枚に分かれています。
自分が所有している、サーフボードに合わせて自由に貼りつけることが可能です。商品によっては自分の好きな形にカットできるものもあり、汎用性にすぐれています。
【2】サイズがボードと合っているか確認しよう!
サイズも大切です。貼りつけるサーフボードに対して、サイズが合っているものかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
サーフィンデッキパッドは意外と使い方は自由。ファンボードやロングボードのほか、さまざまな種類のボードに貼りつけることが可能です。ただし、一体型のサーフボードの場合は難しいので、対象の種類が明記されているかを確認する必要があります。
【3】デザインで選ぶ
フロントに貼るのでデザインも重要です。自分が所有しているサーフボードと見た目が合うデザインのものかどうかを確認しましょう。カラフルなサーフィンデッキパッドは人目を引き、目立つため足の位置なども確認できます。
どんなデザインにしようか悩むときは黒系のシックなものがベストです。どんなサーフボードにもなじみやすいので違和感がありませんよ。
【4】キックテールの高さで選ぶ
キックテールの高さによっても扱いやすさが異なります。サーフィンデッキパッドは商品によって厚みや貼りつける位置など異なりますが、キックテールの高さがかなり重要。ターンがしやすいものから足を乗せやすいものなどさまざまです。
それぞれ解説しますので、自分にはどんなものが向いているのかを確かめてみてください。
ターンやドルフィンがしやすいのは「25~30mm」程度
25〜30mmほどの高さがあるものだと、足の引っ掛かりがよくターンやドルフィンがしやすくなります。アクティブなサーフィンが楽しめるので、より自分の技術を磨きたい方に向いているでしょう。
また、しっかりと足を支えてくれる高さでもあり、激しい動きにも対応しているので上級者でも満足して使えます。
足を乗せやすいのはフラットなパッド
フラットなサーフィンデッキパッドは足を乗せやすいという特徴があります。凸凹など違和感をあまり感じることなく、なめらかな動きをサポートしてくれるでしょう。激しい動きになれていない方やサーフィンにそろそろ慣れてきたかな、という方向きです。
もちろん、キックテールの高さは自身の楽しみ方や好みによって選ぶのも好ましいでしょう。どちらのタイプが自分に合っているのかを把握しておいてください。
【5】グリットパターンで選ぶ
グリットパターンによって使用感や使いやすさもかなり異なります。グリップ力が変わってきますからどういった形のものがベストなのかを考えてきましょう。
おもに「ダイヤモンド型」と「クロス型」「ブロック型」についてまとめました。
「ダイヤモンド型」縦・横に自由度が高い
まずご紹介するのが「ダイヤモンド型」です。こちらはおもに縦や横などに自由度が高いのが特徴です。デッキ表面の凹凸部分がダイヤモンド型で、商品やメーカーによっても多少異なりますがスタンダードな形状です。
旋回が鮮やかに決まりますから、慣れてくれば自由自在な動きが実現できるでしょう。
「クロス型」「ブロック型」安定感がほしい方に!
ダイヤモンド型と比べて安定感があるのは「クロス型」と「ブロック型」です。自由度はダイヤモンド型と比べて、あまりありませんがしっかりと安定感を与えてくれます。
これからいろいろな技に挑戦していきたい方は練習用としてクロス型やブロック型を使うのがベストです。
【6】粘着性を確認
サーフィンデッキパッドを選ぶ際には粘着性も確認しておかなければなりません。デッキパッドは基本的に2〜3年ほど使えるといわれていますが、もちろんそれは商品やメーカーによって異なります。
粘着性の高いものを選ぶとよりよいでしょう。しっかりと貼りついているものを選べば安定性がよく長く愛用することができます。
【7】軽量で水分を吸収しにくい商品を選ぶ
サーフィンデッキパッドの素材も確認しておきましょう。水を吸収しにくい作りになっているものであれば剥がれる心配も少ないですよ。
一般的にはクッション性などを重視した結果、気泡が海水を含んでしまうことがあります。これにより重さを感じ、操作性が悪くなることがあるのです。なるべく水をはじくタイプや軽量のものを選ぶと操作性も安定しますよ。
【8】かたさや感触はショップに行って確認する
サーフィンデッキパッドのかたさや感触というのは、どうしてもネット通販などではわかりません。ショップへ行って確認をしておいたほうが、より自分の求めるアイテムが見つかりますよ。
かたすぎても肌が擦れてケガにつながりますし、肌触りが好みではないと使いにくさを感じます。そんな失敗をしないようにも実際に店頭で確認するのも大切です。
サーフィンデッキパッドおすすめ10選 キックテールやグリッドパターンも
ここからは、サーフィンデッキパッドのおすすめ商品をご紹介します。
それぞれの注目ポイントや特徴を解説しますので、ぜひ自分にぴったりなものを見つけてサーフィンを楽しんでください。

NO LOGO SURF『スリーピース』は、個性派にはおすすめの豊富なデザインで遊び心をくすぐるデッキパッド。グラフィックに合わせたりお気に入りのカラーで統一したりはもちろん、ツインフィンユーザーにもおすすめのサイドに拡張できるのも魅力ですね。
デザインが15種類あるので選びやすい!
デザインが15種類あるので、選びやすくほかの人とかぶらない自分好みのサーフィンデッキパッドを見つけられます。防水粘着シールなので剥がれにくいのも特徴的でしょう。
カスタムグリップカットパターンを採用することで、横に広げて着用することもできるので、自分の使い勝手に合わせてカスタマイズできるでしょう。あらゆるサーフボードに合わせることができますね。
シンプルなデザインでボードを邪魔しない
シンプルなデザインでボードを邪魔しないのが注目ポイントです。さらに、特殊な粘着シートで剥がれにくいので長く愛用することができるでしょう。
キューブの突起に加えてベース面の凹凸によって強力なグリップ力を発揮します。「デザインを邪魔したくない」「安定感がほしい」という方はこちらの商品がぴったりですよ。
個性的なデザインでまわりと差をつけよう!
個性的なデザインのサーフィンデッキパッド。「今のデザインに飽きてしまった」「まわりとかぶりたくない」という方にぴったりです。まわりとかぶりにくいタイプで差をつけられますよ。
さらに、注目のポイントはデザイン性だけではありません。A級軽量EVAを使用していて軽いので、ボードの持ち運びの負担になりにくいのもうれしいですね。

必ずと言っていいほど選択肢に入るのがGORILLA GRIP(ゴリラグリップ)『THE JANE デッキパット』ですが、上級者やプロにも愛用者がいるほどメジャーです。ショップでもすすめられることが多いので評価が高いものですね。サーフブーツでも相性がいいのでオールシーズン使えて初心者からでも使えるのでおすすめです。
耐久性とグリップ力が高い!
鉄板のグリップとして親しまれているデッキパッド。カラーが豊富でボードに合わせやすいのも特徴のひとつです。
どんなシチュエーションにも対応し、すぐれたグリップ力を発揮してくれるので、難しい技に挑戦するときでも安定感がありますよ。カラーも定番のブラックからブルー系や淡いピンク系など、自分が所有しているサーフボードに合わせて選べますね。

FCSはフィンカップやフィンでメジャーなブランドですが、関連グッズも積極的に開発を行なうブランドとしてメジャーですね。また、多くのプロサーファーをバックアップしていることからフィードバックも豊富に持っている信頼のブランドです。迷ったらFCS(エフシーエス)『フィリペ・トレド シグネイチャーモデル トラクション』から始めるのもありです!
プロサーファーとのコラボ商品!
プロのサーファーとのコラボアイテムで信頼性があり、世界中から注目されているサーフィンデッキパッドです。
注目されているのには理由があります。それは快適性だけではなく、サポート性やグリップ力もあるからです。強く押してターンをしたり、ボードをコントロールしたりとアクティブなサーフィンが楽しめること間違いなしです。
難しいボードコントロールを可能に
複雑なボードコントロールをしやすいデッキパッド。とくにキックをしやすい構造でグリップ力がすぐれているのが魅力的です。
高さのあるエアーの手助けをしてくれるだけではなく、キックのエンド部分にトップレイヤーがラップオーバーしているのも特徴的でしょう。また、グリップ力を極限まで高めたオリジナルの構造もポイントです。
安定感がほしい! そんな方にはこれ!
ブロックタイプで安定感があるので、初心者や技の練習をしたいという中級者まで対応している万能タイプです。
そして、アンダーグラウンドスターたちがブランドをプロデュースしているので、デザインセンスがステキなのも魅力的ですね。「シンプルだけどこだわりたい」「安定感もほしい」というサーファーにはぴったりです。
パフォーマンスを向上させたいならこれ!
オーストラリア発祥のサーフアクセブランド商品。特殊な粘着シートを使用していて剥がれにくいのが愛されている要因です。ハイパフォーマンスのために設計されており、心ゆくまでアクティブなサーフィンが楽しめるでしょう。
より技術を高めたい方にはぴったりですよ。シンプルでシックなデザインも見逃せないポイントです。
グリップ力を重視したい方はこれ!
グリップ力の向上を高めているサーフィンデッキパッドです。キックの限界を超えられる構造で、高いパフォーマンスを発揮させてくれるでしょう。ふだんからグリップ力がいまひとつと悩んでいる方にはぴったりです。
キックはなだらかな角度と垂直に切り立った2段階の角度が合わさっており、よりアクティブなサーフィンを実現させてくれますよ。
FREAK(フリーク)『QUATRO』
シンプルデザインのフロントパッド
シンプルなデザインのサーフィンデッキパッド。ノーアーチでキックテールがないフラットタイプの4ピース構成です。
モールド素材のボードやスキムボードのフロントにと、需要が多くなってきているフロントパッドとして使えます。3ピースで使えば狭いボードに、4ピースで使えば大きめのボードにと好みのボードに合わせて使うことができます。
「サーフィンデッキパッド」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サーフィンデッキパッドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのサーフィンデッキパッドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
サーフィンデッキパッドに関するQ&A よくある質問
ステッカーの上に貼るとはがれやすいですか?

ステッカーの上から貼ってもはがれることなく使用できます。
ワックスと比べてグリップ力はどうですか?

熟練者ほどワックスよりも格段にグリップ力が高いと感じるようです。
サーフィン関連のそのほかのおすすめ記事 【関連記事】
しっかりとしたライディングポジションが得られるもの! ワイルドライフクリエーターからのアドバイス
初心者がデッキパッドを選択する際に重要なことは足置きのよさとグリップのバランスです。デザインはその次として、まずしっかりとしたライディングポジションが得られることを優先に選びましょう。
上級者の多くが使用しているパッドには分割式などがありますが、まずはしっかりとしたポジションで立てるようにワンピースを選択するのがいいと思います。もちろんレッスンやレンタルボードなどを使用した経験がある場合はそれらを参考に選ぶのもいいでしょう。
シーンや技術力に応じて自分に合ったものを選ぼう
サーフィンを楽しむ方にとって、サーフィンデッキパッドは欠かせないアイテムです。種類も豊富でシーンや技術力に応じて自分に合ったものを見つけることがとても重要です。
ぜひ、ご紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、最高のサーフィンを楽しんでくださいね。
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ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。 アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。 フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。